社畜銀行員としてビデオを借りに来た。   作:白骨

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え、まって評価高くない?

読者様の期待に応えられるか不安なんですが、コレ。一応言っとくけど妄想の書きなぐりだから不定期更新だし記憶朧気な所あるからなんか違くねってなっても責任取れないよ???

マジでなんの保証もないからね?担保ないよ俺。

お気に入りと高評価、ありがとうございます。

今回はちょっと癖な話入れました。


業務だよ!社畜集合!!(1人)

やぁ、僕だよ、ザンニーさんだよ。

 

 

え?キャラ崩壊だって?知らんわそんなもん。

 

リンとラーメン食べ終わって家に着いた後即座に睡眠、そんで朝は治安局に向かったよ。

 

その理由は昨日の件の事情聴取、あとは書類やら現場での検証等に付き合わされるらしい。

 

その後銀行に戻って警備と書類整理…地獄かな?

 

 

局内へと入り周囲を見渡していると、こちらに気付いた黒髪のロングに赤毛のメッシュが入ったポニーテールの女性、朱鳶が手を振っていた。

 

 

 

「ザンニー、コッチよ」

 

 

私は彼女と合流した後、手元の書類が詰まったクリアファイルを手渡した。

 

 

「コレが現場の詳細と犯人の行動記録、それと触れた物品の指紋情報…まだ説明する事は山程あるが一旦だな」

 

 

「相変わらずの繊細な仕事詰めね…休めてるの貴方?」

 

 

「5時間は睡眠を取れている、問題無い」

 

 

私転生者!こっちは今日で25連勤+‪残業になったザンニー!ほぼ強制的に働かせられるのでいつの間にか順応性上がったよ。

 

あと嘘吐きました、3時間睡眠です。生きれるギリギリの睡眠時間です。

 

前より社畜してる気持ち。

 

 

 

 

 

「……貴方の会社突発に訴えても勝てるんじゃない?」

 

 

「その分給料は貰っているからね…有給消化もしたい所ではあるが」

 

 

「今すぐ消化しなさい、その内あなたの勤めてる銀行に直談判してあげる」

 

 

 

朱鳶がものすごく怖い顔で私を見つめているが心配しているのも伝わってくる。でも裁判だけはやめちくり…わいのお仕事無くなっちゃう…

 

 

「その気持ちは有難いが、此方も銀行に仕事で助けて貰っている身だ。裁判されると困る」

 

 

「なら当局に就職すれば良いじゃない」

 

 

ものすごい真顔のジト目と低い声で言うもんだから凄くヤンデレ感増してますよ御友人…素敵だァ……

 

 

「少し都合が悪い、その件についてはまた今度にしよう。丁度彼女達が来たからね」

 

 

今の銀行ってある意味そっちの上層部との息掛かってるグレーに近い仕事形態だからそっちにも迷惑掛かると思うんよねぇ〜。

 

私は苦笑いしながら超可愛いツインテールの女の子と若い猫のシリオンである捜査官を指差す。

 

 

 

「む、ザンニー殿か。」

 

「あ、ザンニーさん!本日はどのようなご要件で!」

 

 

 

「青衣、セス、お疲れ様。昨日の盗難事件の事情聴取についての話を聞きに来たんだ」

 

 

 

見るからに幼女って感じの女性はベテランの捜査官である青衣。

 

もう色々な件に絡んでいて付き合う仲だ。

 

もう1人は猫のシリオンであるセス君。前はある一件で犯人として間違えられていたんだけれど今では喫茶店で珈琲を一緒に飲む仲になった。

 

懐いた犬みたいで可愛い。猫だけど。

 

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

「ほう、しっかりと纏められている。コレならそこまで時間が掛からず捜査が完了するな、感謝するザンニー殿」

 

 

「凄い…犯罪時刻から相手の位置取り、対応手段まで丁寧に書いてある…流石ですっ!」

 

 

やだぁ、そんなに褒められることしてないのにぃ〜!!!…いやホントコレがデフォルトだからウチの銀行。

 

 

「そんなに褒めても何も出ないよ、さてと…朱鳶、私はコレから業務に戻るからまた今度食事でもしよう」

 

 

「ええ、楽しみにしてるわ」

 

 

 

後ろへ振り向き出口へ向かいながら、彼女の返答として軽く手を挙げ銀行へと歩いて行った。

 

 

あぁ〜こっから10時間勤務じゃぁあ〜〜〜っ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朱鳶side

 

 

彼女とは学生の頃からの付き合いだ。

 

よくクラスで会話した記憶が多い気がする。

 

彼女は優秀で、私と同率でテストの順位を取りあっていたライバルとしても切磋琢磨し合う仲と言っても良いだろう。

 

 

 

ある日、彼女は星見雅と初めて対面し自己紹介をし雅は相変わらずマイペースで、ザンニーは冷静さを保っていた。

 

 

 

「ザンニーだ、宜しく頼む」

 

 

「ああ、宜しく頼む。貴女は人々の為に身を粉にし犠牲をものともしない防人だな」

 

 

互いに握手をし、1人はむふんと鼻息を荒くし、もう1人は真顔であるが少し眉間に皺が寄っている…あまり見ない顔ね……

 

きっと彼女が想像した雅に対して発言と見た目があっていないのだ、その滅多に見ないザンニーの顔を見て私は少し吹き出した。

 

 

「…すまない朱鳶、雅は何て言っているのか分かるだろうか?何となくは理解出来ているのだが…」

 

 

ザンニーは理解しようと頑張っているが自分の解釈だと間違う可能性があると思って私に問いかける。

 

確かに星見雅とは付き合いが長いけど、そこまで意味を理解出来るかと言われたら…大体7、8割程だろうか…

 

 

「えっと、自己犠牲で皆を守る優しい人…かしら」

 

 

その時に、守ると言う言葉に対して少しだけ顔に影が出来たような気がした。

 

 

「…私はそんな大層な人間じゃない、勘違いだ」

 

 

いつもと違う空気を纏ったザンニーに対して雅は引かない、むしろ攻めに行く。

 

ザンニーは自己評価が低いのだ、何時も私と成績張り合ってるのにこれくらいは普通とか言うから自信なくしそうなんですけど私。

 

 

「私はそうは思わない。才色兼備でありながら自らの研鑽を怠っていない人間だとそう思っている」

 

 

グイグイ行く雅に少し引いたが、真正面から受け取り頭を下げる。

 

雅とザンニーって一応同級生の筈なんだけどべた褒めする上司と優秀な部下みたいな立ち位置よね…とその頃の私は思った。

 

 

「……恐縮です、星見家の三代目次期当主にそう褒められるとは…」

 

「……雅と呼んでくれ、ザンニー。その名前は今の生活で不必要な物だ」

 

 

雅のストレートな言葉と表情に諦めたのか、少し微笑みながら彼女は応えた。

 

 

「分かったよ、雅。これからもよろしく」

 

 

 

 

学校内でこの会話を見せられて噂にならない訳もなく、このザンニーと雅の会合は『灰色の初百合』なんて噂になったとか……

 

 

それから月日は経って、今に至る。

 

私は治安官に。

 

彼女は銀行員に。

 

雅はH.A.N.Dに。

 

 

それぞれ別の人生を今歩んでいる。

 

 

 

え?学校での話はまだ無いかですって?…それはまた後日話しますよ、先輩。

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

 

 

 

お仕事しんどいガールですねコレは。

 

カシュッとプルタブを開けて飲むエナジードリンクが染みる染みるぅ!!!あぁ〜カフェインの音ぉ〜〜!!!

 

 

なーんで定時で終わった後に追加の業務が来るんですかねぇ?教えてクレメンス!

 

 

 

「…帰って眠りたいな」

 

 

口ではそう呟くけど身体はキーボードにタイピングしてんのよ、もう仕事人間なり〜!!!

 

 

 

かたかたかたかたと身体が震えてるのかタイピングの音なのか区別がつきませぬぜ旦那ァ!

 

 

目の前の資料のミスチェックや明日の勤務スケジュールの見直し、連携先銀行店の詳細まとめ、あ、朱鳶との食事の場所予約しとかないと…そういえばビデオの返却日って明日だっけ?

 

 

 

脳内でごっちゃごちゃのマルチタスクをしていると一通の電話コールが鳴り響く。

 

 

 

「はい、アヴェラルド銀行防衛課担当のザンニーですが如何されましたか?」

 

 

いつも通りの銀行マニュアル対応に嫌気が指すけどプライベートの携帯からじゃないからね、業務用から着信来ちゃったし…

 

 

 

『久しぶりだねナイトウォーカー』

 

 

 

…ん?会社の電話から何故その名前が出て来る?その名前やめちくり〜!恥ずかしいったらありゃしないのよ…前は結構カッコイイって思ってたけどさぁ〜

 

 

 

「…ご要件はなんでしょうか?」

 

 

『あれ?私だよ?…あぁ、そっか「組織」抜けたんだっけ、ナイトウォーカー』

 

 

 

 

その「組織」の言葉にぴくりと指が反応してしまった。いやまぁ…その諸事情はあんまり深掘りされたくないし知ってる人は1部に限られてるから確実に未だに引き摺る厄ネタなんよねぇ〜

 

 

こういう情報沢山持ってる知り合いでうちの職場把握してる奴何人かに限られるんよなぁ…

 

で、この可愛い声だからあの子だろう。

 

 

「君、現在は在学していた記憶があるんだけど…今はもうこんな時間だから寝た方が良い」

 

 

『相変わらず私に対して固いなぁ…明日は学校の行事で振替休日になってお休み、問題ないよ。後この通話は盗聴も履歴も残らないよう細工してあるから気にしないでね?』

 

 

かぁー!なんぞそれ!!羨ましかぁ!!!普通の社会人は振替休日でも仕事なんだぞ!しかも客は平日見たいにぞろぞろ来るし仕事量倍になるんだよクソがァッ!!!!

 

 

そしてもうあの子で確定だよ。

 

前少しだけ所属にされてた「組織」の1人だよこの子。若いのになんで社畜の所に電話を掛けてくるんだ訳わかめ…

 

 

 

『因みに今の私の名前はレインだよ、よろしくねザンニー』

 

 

「…そうか、宜しく頼むよレイン」

 

 

 

 

うん、レインね、メモっておこう…で?うちの銀行でのご要件はなんぞや???

 

 

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

 

レインside

 

 

 

『…そうか、頑張ってるんだなレインは』

 

 

 

 

彼女の声を聞いたのは久し振りだ。

 

いつも冷静で無表情で仕事を卒なくこなす彼女は、私の憧れでもあった。

 

 

──君には君に会った仕事がある、私には真似出来ないそのハッカーの能力はとても素晴らしいと思う

 

 

 

彼女が褒めてくれた時、私はとても嬉しかったのだ。誰も褒めてくれない環境の中、彼女だけが私の行動を理解し認めてくれたのだ。

 

 

その時からだろうか、彼女を目で追うようになったのは。

 

 

身体を、息遣いを、視線を、動きを、全て。まるで脳が蕩けるかのように、恋焦がれたかのように目に焼きつける。

 

 

そんな執着は良くないのは分かっているが、辞められない、止められない。

 

彼女が私の視界の中に入った時、背筋が震える。崇拝している彼女の目に、私が入り込んでいる。それだけで私は幸せになれた。

 

 

 

 

だから、彼女を追った。

 

彼女が組織を抜けた時、私は絶望したのだ。

 

崇める対象が居なくなれば生活に色が無くなり、食事も味がしなくなった。

 

 

彼女の足跡を必死になって追った。

 

 

 

彼女が銀行に務めている情報は入ったが、プロテクトが厚すぎて情報が一切漏れなかったので自らの足で情報を探った。

 

 

 

彼女の気配があった。

 

 

 

たまたまビデオ屋へ足を運んだ時、彼女がパエトーンと笑いながら話していた。

 

 

 

そんな顔、私には見せなかったのに。

 

 

 

 

 

 

「…今度さ、食事でもどうかな?」

 

 

 

 

今まで彼女をどこかへ誘うなんてした事がなかったから、声が少し上擦った。

 

そんな彼女は少し微笑んだような声で肯定の返事をしてくれた。

 

 

『構わないよ、連絡先を交換しておこうか』

 

 

私にとって彼女は私の世界を変えてくれた人なんだから。

 

 

感謝致します、ザンニー様。




同級生設定と外面では軽い感じだけど中身がめちゃくちゃ崇拝してる女の子でした。


本編絡ませる話はどうしようか悩んでおります。なんか矛盾産まれそうなんだよねぇ…時系列的な問題で…

ま、ええやろ!


閲覧、感謝の極み。
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