構われたくない一般通過男子生徒VS全力で構いたい生徒達……れでぃ、ふぁい!!! 作:究極進化さむらい(2歳)
ゴリラとデートする趣味は僕には無い。
何を言ってるのかって?……言葉の通りだよ。
普通の男子高校生なら、馬鹿力なゴリラより可憐な女の子と出かけたいでしょ。
僕も皆とおんなじ。
そんだけ。
「だ☆れ☆が☆ゴリラだってぇ~~~???」
「………ナチュラルに心読むのやめてよ……それにゴリラなのは事実だろ」
「あはっ☆女の子を傷つける冗談はいけないじゃんね☆」
「女の子……?」
「折るよ?」
僕の横でピキピキしているのは「聖園ミカ」。
トリニティの一匹ゴリラと呼ばれているゴリラだ。
本人は人間か弱い女の子を名乗っているがそんなはずはない。
何か魔女…?とも呼ばれてるらしい………どう考えてもフィジカル派だし、拳で語り合うタイプだろ。
ここまで見て分かると思うが、僕はミカの事があまり好きじゃない。
何故かって言うと、少しダサいが。
とある事件で、僕はこのメスゴリラにボコボコにされた。
そりゃもう……誰が見ても僕の負けでミカの勝ち、圧倒的敗北によってトラウマを植え付けられてしまった。
それ以来、僕は聖園ミカとは関わらないことを決めたのだ……が。
「ねぇ何で着いてくんの!!!!」
「!?びっくりしたぁ…」
「びっくりすんな!!」
「何で!?」
僕はミカから距離を取ろうと足を進めていたのだが、何故かこいつはグチグチと先ほどの発言に文句を言いながら僕の後を着けてくる。
何でついてくんねん。
「んでいつまで着いてくるの!」
「え…えっとぉ……それは…ねっ?」
「ねっ、じゃ分かんないよ。僕の事好きなの?」
「はぁ!?そそそそそそんな訳ないじゃんね!?!?!?ユウスケ君なんかき……嫌…好きじゃないし!!」
「じゃあ何で着いてくるの!」
「うぇ!?……いやぁ…」
「んぅ!!!」
「えっと、ユウスケ君暇そうだったから、私が遊んであげようと思って!」
「僕忙しいから、期間限定パフェ食べに行くから」
「じゃあ私も一緒に食べてあげようか?………なんて」
「一人で食べる」
何だこの女版ク〇スレッ〇フィールド。
さっきから言ってる事が可笑しい。
何で態々好きでもない相手にちょっかいかけてくるんだよ。
面倒……とまでは言わないけど、何しようとしてるか分からないから怖い!!!
「取り敢えず、用がないなら僕行くからね。ついてこないで」
「………あっ」
「……どうかした?」
「な、何でもないよ!!……ごめんね、邪魔しちゃって……」
僕が強く言ったからか、ミカは寂しそうだ。
僕に背を向けて歩く姿は、凄く悲しそうで落ち込んでいるように見える。
ちょっと言い過ぎちゃったかもな。
ムゥゥ…………仕方ない
「ミカ」
「………」
「ミカ」
「………どうしたの……私なんかに構ってたら、パフェ売り切れちゃうよ?」
「ミカ」
「早く行かないと……それに私ユウスケ君と食べたくなんかなかったし!!!」
「ミカ」
「ひ、一人で寂しそうだから一緒に食べてあげようと思っただけだし!!あーあ!!私って優しい!」
「うん。やっぱりちょっと寂しいから、一緒に食べに行こう」
「…………ふぇっ?」
「一人じゃ寂しいから、ミカも一緒に食べに行こう。」
ミカは目を丸くさせ、心底驚いた様子で佇んでいる。
ちょっと気が変わっただけだ。
ミカが寂しそうだったから。
寂しい生徒同士でパフェを食べるのも必然だよ、多分。
「えっ…いいの?さっきまで嫌がってたのに……」
「ミカが居なくなった途端、寂しくなった」
「え?それって……えへへ…」
「ミカも一緒に来たかったんでしょ」
「……………はぁ!?ベベベ別にそんな事を思ってないけどぉ!!」
「……ま、まぁユウスケ君がどうしてもって言うなら、仕方ないじゃんね☆」
いつもの笑顔が戻って来た。
「ミカって、笑ってたら可愛いよね」
「そ、そう?えへへ………ん?それって笑ってない私は可愛くないってこと?」
「……………」
「何で目逸らすのかなぁ?ちゃんと答えてくれないと分かんないじゃんね?」
「エガオイガイモカワイイデスヨ」
「んー?感情が籠もってないよぉ?」
「ハヤクタベニイキマショ」
「ユウスケ君?????」
やっぱりゴリラとデートなんてするもんじゃないね。
なんかしっとりしてんな。
これで良いのか分からんが、ミカは書いてて楽しい。
誰にも聞かれてないけど、僕の推しはクロコです。
本当は今日書くのクロコにしようとおもたんですが、シロコ書いたばっかだし早いかなとおもいました。
後、オリ主君はちょいツンデレです。