もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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今更ですが、季節は私の都合のいいように変わります。今回は夏です。






 

 

 

 

加賀さんに何故かボコボコにされ、俺は仕事をしている。あ、もちろん仕事のフリだかんね?加賀さんも今日はずほに弓の指導だとかなんとかでここには来ない。まぁ、あの人との付き合いも長いし、俺が仕事しないことくらい分かってるでしょ。

そんなわけで、俺は漫画本を広げた。ケロロ軍曹。一巻から。読んでる途中、俺に稲妻が走った。海、か……うん、いつも見てるけど、こう……いいよね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は艦娘全員を集合させた。思い立ったが吉日!トリコも言ってた!

 

「そんなわけで、俺は一人で三浦半島行くから。妹、その間指揮よろしく」

 

『えぇ〜!』

 

巻き起こる不満。なんだこいつら……。

 

「なんだよ」

 

「ズルイよ提督!」

 

「そーだそーだ!」

 

「ていうか仕事はどうする気ですか!?」

 

「なのです!」

 

などとブーイングが上がった。

 

「なんだてめーら。いつも海見てんだろ?なんなら浮いてんだろうが。俺はほら、見てるだけだから」

 

だが、聞く耳持たない。

 

「あー!うるせーうるせーうるせー!分かったよ!今からクジ引いて、その中から六人だけ連れてってやる!」

 

クジ引き大会開始!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、鎮守府の前。集まったのは鈴谷、秋月、熊野、蒼龍、曙、木曾の六人だ。

 

「またカオスな面子だなオイ」

 

「ふん。どーせ私達の水着目当てなんでしょクソ提督!」

 

「オーイ、一人行きたくないそうだからクジのやり直しを……」

 

「わ、わー!嘘嘘!」

 

「ふーん、じゃ、行きたいんだ?」

 

曙に鈴谷がバカにしたように聞いた。

 

「んなっ…そ、そんなんじゃないわよ!」

 

「じゃあ、行かなくていいよ。お前は帰って鼻くそほじくってろ」

 

「な、なんでそうなるのよクソ提督!」

 

「連れて行ってもらう人に対してクソ呼ばわりはないよなぁ?いいんだぜ?お前だけ自腹にしてやっても」

 

「うぅっ……」

 

「連れてって欲しけりゃ頭をそこの砂浜に減り込ませて『もう二度とクソ呼ばわりしません提督様』と500万回詠唱しろ。それが出来ないんなら綾波お姉ちゃんに泣きつけ」

 

「うぅぅっ………」

 

「どうした?出来ないのか曙ちゃ……」

 

「ばかーっ!」

 

頭をガンッと後ろから殴られた。蒼龍に。

 

「痛ぇな。いや、あんま痛くねぇや。悲しいな蒼龍」

 

「私の攻撃力はほっといて!あんた本当に大人!?子供の女の子泣かせちゃダメです!」

 

「泣いてねーだろ。な?曙……」

 

「うえぇぇ……くそ、てい、とくぅ〜……」

 

「大丈夫ですよ曙さん。泣かないで」

 

超泣いてた。秋月が超フォローしてる。

 

「…………………」

 

「どうするんですか?」

 

「うわあ…提督最低……」

 

「男性のすることとは思えませんわね」

 

「タチ悪ぃな……」

 

鈴谷、熊野、木曾にも怒られた。

 

「や、その…なんだ。悪かった」

 

「ふんっ……」

 

だよねぇ……知ってました。

 

「ほ、ほら。あれだ。途中でイルカの浮き輪とか買ってやるから。な?」

 

「グスッ…約束だからねクソ提督……」

 

なんとか機嫌を直してくれた。前途多難なスタートになったなぁ…だから一人で行きたかったのに。

 

「で、どうやって行くんですか?確か免許取り消しでしたよね提督」

 

蒼龍に聞かれる。

 

「あーじゃ、そろそろ行くか。全員あの車乗って」

 

『へ?』

 

「いいから」

 

納得しないながらも乗り込む六人。俺はその車を持ち上げた。

 

「さて、スカイウォーク」

 

出発だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三浦半島。とりあえず女子達が車の中で着替えてる中、俺は1人テントを作る。女子達の分も合わせてテント三つ(三人一組、俺だけ一人部屋)。俺はさっさとテントを完成させると、テントの中で着替えて海に出向いた。

 

「おーやっぱ海だわー……」

 

軽く伸びをすると、俺は携帯を取り出して写メ。それを鎮守府のLINEに流す。しばらくして、既読が付き、返信が着た。

 

『なのです!:海綺麗なのです!』

 

『世界水準を超えた一匹狼:ふん、その程度うらやましくなんかねぇからな!』

 

『五月雨を集めてはやし:僕も行きたかったなぁ〜。鈴谷と熊野をよろしくね提督』

 

うん。なんかみんなそれぞれって感じ。そのまま携帯を閉じて、とりあえずビーチパラソルにシートを設置。さて、後は女子達に荷物番をさせるか。

 

「おーい、提督ー!」

 

元気な声と共に抱き付いて来たのは鈴谷だった。が、水着で抱き着かれると色々とマズイ気がするので、海に向かって巴投げ。どっボーン☆と水飛沫を上げる鈴谷。

 

「けほっけほっ!何すんのさ提督ー!」

 

「うるせーよ」

 

鈴谷の水着は普通にビキニ。赤っぽくて明るい色なので鈴谷っぽい水着だ。

 

「どう?提督!」

 

「? 何が?」

 

「なんでもない」

 

と、思ったら後ろから声を掛けられた。

 

「お待たせ致しましたわ。提督」

 

今度は熊野だ。

 

「待ってねーよ。いや待ってた。荷物番よろ」

 

「その前に、サンオイルを塗ってくださる?」

 

「はぁ?なんで俺?」

 

「いいから、お願いしますわ」

 

言いながらビキニを外して寝転がる熊野。俺はその背中にボトルのキャップを外して逆さにし、ドボドボと垂れ流した。

 

「ひやぁっ!な、なんて塗り方をしますの!?」

 

「え、何ダメなのこれじゃ」

 

「そうではなく…もっと、こう…すうぃーっと……」

 

「じゃあ鈴谷がやったげるね熊野!」

 

「ふえっ!?ひゃっ!へ、変な所に手を……」

 

目の前が百合百合ワールドとなったため、俺は一人海へ向かった。が、後頭部に命中する何か。振り返ると、曙がイルカを小脇に抱えて、ビーチボールを俺に投げつけていた。隣にいる秋月はスクール水着でニコニコしている。

 

「おぉ、アゲポヨと秋月か」

 

「曙よ!ほらクソ提督!いいからこっちに来なさいよ!」

 

「はぁ?俺今から潜水したいんだけど」

 

「そんなの後にしなさい!わ、私と……!」

 

そこで顔を赤くして俯く曙。なんだ?と、思ったらその曙の肩に手を置く秋月。

 

「ほら曙さん、素直に言わないとあの提督には通じませんよ」

 

「わ、分かってるわよ!」

 

で、顔を赤くして手をもじもじさせながら上目遣いでこっちを見る曙。

 

「そ、その……一緒に遊びなさいよ……」

 

「悪ぃ無理。じゃ、潜水してるから」

 

そのまま海に向かう俺。その瞬間、後ろから「このクソ提督ゥーッ!」と砲撃が飛んで来た。

 

 

 

 

 

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