もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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手錠

 

 

 

 

 

俺手錠摩耶。しばらくこのまま固まった。おいおいおいなんでこうなるの?なんでこんな改二帽子野郎とこんな状況にならなきゃならねんだよ。何?どゆこと?誰の陰謀?あ、鳥海さんか。とにかく、このままじゃ加賀さんと榛名に見つかっちまう!

 

(なんであたしこんなことになってんの?こんな歩くストレス製造機みたいな奴と一緒にされてんの?せっかく改二になってキラキラ付いてやる気に満ち溢れて来たってのに……このままじゃキラキラも何もかも台無しになっちまう!)

 

すると、鎮守府内でアナウンスが響いた。

 

『えー、飛龍、翔鶴、摩耶、大和、夕立、那珂の6名は出撃なので、海に来てください』

 

「この声…加賀さんか。段々俺のテキトーさが移ってきたみたいだな……」

 

と、思ったら摩耶が急に走り出す。当然、俺は足に力を入れる。

 

「んなっ!」

 

ガクッとひっくり返りそうになる摩耶。

 

「てめっ!何してんだコラ!」

 

「お前だよ。急に走ろうとすんな。あぶねぇだろ」

 

「さっきのアナウンス聞いてなかったのか!?あたしは出撃なんだよ!」

 

「出撃ってお前このまんまするつもりか?無理だよ。一発で赤疲労付くだろ俺に」

 

「ふざけんな!ようやく改二になってやる気出てるってのに出撃しない手があるか!」

 

「あるよ手なんていくらでも。この世に一通りしか答えがないと思ったら大間違えだぞコラ」

 

「そんなん知らねーよ!いいから早くしろ!遅刻したら周りに示しがつかねぇだろうが!」

 

「そんなもんこの鎮守府にはもうねぇよ!」

 

で、お互いに引っ張り合う。

 

「わかった‼︎後でお前がやってる……なんだっけ?トライエイジ?あれ5回やらせてやる!」

 

「行こうか出撃だ」

 

「早っ!」

 

この日の出撃は、全戦完全勝利だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく手錠が外れた。というか引きちぎった。で、今は部屋でゴロゴロしてる。することないもん。

 

「提督!」

 

バタンッ!と開くドア。何かと思ったら大和だった。

 

「何」

 

ジト目で聞くと、向こうは俺の肩をガッと掴んだ。

 

「最近、なんか仕事しないのが当たり前みたいになってませんか?」

 

「げっ」

 

バレタ。

 

「仕事しましょうねぇ〜」

 

「ま、待って!引き摺るな!お前の力そこらの艦娘より遥かに強いんだから!」

 

「提督の方が強いくせに何言ってるんですか」

 

「まぁね。微動だにしないでしょ?」

 

「そうですね。ですからこうやって物を人質にします」

 

「待って待って3DS壊されると俺もう狩に行けない」

 

「行かなくていいんです。ほら仕事しますよ」

 

はぁ……やだなぁ……。

 

 

 

 

 

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