もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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沈黙

 

 

 

 

 

 

朝。俺はいつものように仕事してる。その時だった。

 

「失礼するわよ〜」

 

足柄が入ってきた。

 

「今思ったけど『失礼します』って言葉ほど失礼なものはないよな。だって、これから自分は失礼な事をするって宣言してるんだぜ?目上の人の部屋に入る時はもっとこう…入りますよー?とかでもいいんじゃね?」

 

「何言ってんの?」

 

「なんでもないです」

 

真顔で返されてしまった…………まぁ本当に何言ってたんだ俺。

 

「で、なんか用か38歳」

 

「そんな歳じゃないわよ!ちょっと用があっただけよ」

 

「ふぅーん。いやだから何の用だよ48歳」

 

「なんでワンランク上げたのよ。まぁいいわ。ほら羽黒ちゃん」

 

足柄の後ろからこそっと出て来たのは羽黒だった。

 

「今日はこの子が秘書艦なんだけど、恥ずかしがっちゃってね」

 

「し、司令官さん……ご、ごめんなさい!」

 

「やだ」

 

「ひうっ!」

 

「提督!」

 

「ごめんなさい」

 

そんなわけで、足柄は戻って俺と羽黒で仕事。

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「………」

 

「…………………」

 

「…………………」

 

「…………………」

 

かれこれ三時間は何も話してない。俺は1人で仕事し、羽黒はただオロオロしながらも立ち尽くしていた。ていうかなんでだろうね、羽黒のおかげで三時間もぶっ通しで俺、仕事してるよ。なんだろうこの謎の沈黙と集中力。

しかも、俺が終わった書類をファイリングして、棚にしまおうとする度にビクッとするし、やりずらい。俺は携帯を出して、机の下でLINEを開いた。

 

もがみん型+提督

 

オモチャの銃『誰か助けて。空気が重い気まずい終わることのない沈黙と静寂』

 

僕『どうかしたの?ていうかどういうこと?』

 

オモチャの銃『秘書艦羽黒』

 

僕『あー……なるほどね』

 

くまりんこ『私はマッサージチェアで忙しいので』

 

オモチャの銃『ある意味大忙しだな。目の下のクマ』

 

くまりんこ『だから!その長くて不名誉なあだ名はやめてください!』

 

神戸生まれのオシャレな重巡『。・゜・(ノД`)・゜・。』

 

オモチャの銃『どうした』

 

僕『どうした』

 

くまりんこ『どうした』

 

神戸生まれのオシャレな重巡『まだ、この線ときうに不慣れなだけでせてよ。お気になさらず』

 

☆鈴谷☆『熊野誤字多過ぎ(^ω^)』

 

神戸生まれのオシャレな重巡『何がおかしいんですの鈴谷⁉︎』

 

オモチャの銃『おい待てお前らなんでLINEで表情わかんだよ』

 

☆鈴谷☆『一緒にいるからだけど?』

 

神戸生まれのオシャレな重巡『何か文句でもおありで?』

 

オモチャの銃『ねぇよ。つーかお前らは引っ込んでろ』

 

オモチャの銃『で、俺はどうすればいいのこの空気。誰か助けて』

 

僕『うーん、待ってて。今から行くから。場所はどこ?』

 

オモチャの銃『助かる。場所は執務室だ』

 

僕『今行くね』

 

ふぅ、助かるぞこれで。

 

 

 

 

 

 

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