もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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買い物

 

 

 

夢を見てるのはわかってる。俺はシャアの反乱を止めようと、アムロと出撃した。俺が乗ってるのはνガンダム。アムロはHI-νに乗っている。

 

「行くぞアムロ」

 

「懐かしいな。一年戦争時代はよく一緒に戦ったもんだ」

 

「あぁ。前も、相手はシャアだったな…」

 

「俺もお前によく助けられた」

 

「それはお互い様だろ」

 

で、ふっと笑う俺とアムロ。

 

「…今度も、帰ってくるぞ」

 

「分かってる」

 

そして、呼吸を整え、言った。

 

「νガンダム!」

 

「HI-νガンダム!」

 

「「出撃するっ!」」

 

ゴオォォ…と、音を立ててアクシズを止めに向かった。

 

「先に行ってるぞアムロ」

 

「あぁ。俺は後方支援か?」

 

「よろしく」

 

しばらく進むと、前に出てくる巨大モビルスーツとヤクトドーガ。この感覚…ニュータイプ、それもクェスか!?

 

「大佐の邪魔はさせない!」

 

「なぁアムロ、なんでシャアって総帥なのに大佐なの?」

 

「テイトク黙れ」

 

くっ…ここでニュータイプに強化人間か…上等だ。

 

「アムロ、先に行け」

 

「なに?」

 

「このガキは、俺がやる」

 

「お前…無茶だ!」

 

「おいおい、俺が負けると思ってんのか」

 

「……思わない」

 

「ならいけ」

 

すると、アムロは先へ進む。

 

「追わせない!」

 

後を追おうとしたクェスを後ろから撃つが、かわされた。

 

「クェス!まずはこいつからやるぞ!」

 

ギュネイの声が響き、クェスがこっちを向く。さて、俺も覚悟を決めなきゃな。

 

「お前らは俺がや」

 

「提督、起きてください」

 

今回は大分穏やかだったな…それと引き換えにタイミング最悪だけど。で、俺を夢の世界から解放しやがったのは誰だ?

 

「あの、起きてます?」

 

「古鷹さんですか…」

 

「だからさん付けと敬語やめてくださいってば!」

 

「あの…必殺技取らないで下さいよ…」

 

「だから写輪眼じゃないですって!あんまりからかうと怒りますよ!?」

 

「はいはい…じゃ、おやすみー…」

 

「あ、はい。おやすみなさい…ってだからなんで寝るんですか!?起きてくださいよー!」

 

古鷹からかうの楽しいなー。

 

「………」

 

「って!ホントに寝るんですか!?起きてー!じゃないと私が榛名さんに怒られ…そ、そうだ!提督も怒られるんですよ!?」

 

「おはよ」

 

「早ぁっ!」

 

で、執務室。今日も元気に仕事仕事!なんてこの俺がするはずもなく、パズドラやってます。

 

「ほら提督仕事してくださいよ」

 

「してるよ。俺の仕事はパズドラだから。異論は認めない」

 

「そうですか、それは楽しそうな仕事ですね♪」

 

「………榛名、いつからそこに」

 

「たった今です。さて、榛名がなにを言いたいかわかりますね?」

 

「すいませんでした」

 

やっぱ榛名も怖いなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、そのまま三人でお仕事。俺はといえば携帯をこっそり取り出すと、榛名が睨みつけて来て全然サボれなかった。なんで分かるんだよこいつ…ニュータイプ?悪意に敏感なの?

 

「ふぅ…そろそろ休憩にしましょう」

 

榛名のその声で全員、表情が緩む。その瞬間、コンマ数秒の早業でソファーにダイブした。ゲーム、やるか。

 

「古鷹さん、提督と一緒に今日の食材買って来てもらえますか?間宮さんがうっかり買い忘れていたみたいで」

 

「了解しました!」

 

おい、俺にきちんと聞こえる声で言うのはなぜだ。これだから社会人は嫌なんだよ。

 

「榛名さんは?」

 

「榛名も行きたいんですが…お姉様とティータイムの約束してしまって…」

 

「分かりました!さ、行きますよ提督!」

 

「やーだー!働きたくないー!」

 

「声は無邪気なのに台詞には邪気がある!?」

 

「提督?勝手は榛名が許しませんよ?」

 

ヤダナー働キタクナイナー。そんな俺の気も知らずに首根っこを掴まれて引きずられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーパー。

 

「てかなに買うとか分かる?」

 

「えっとぉ…確か買い物のメモがあった気が…」

 

ふーん、そんなんもらってたのね。19か俺は。「これだ!」と古鷹が取り出したメモはピンクのメモ用紙。ピンクなのにシンプルな辺り、多分榛名のなんだろうなぁ…。

 

「さて提督!行きますよ!」

 

「元気ですね…」

 

「はい。買い物初めてですから!」

 

「……今度、みんなで一度どっか出掛けような…」

 

「あっ、いえそんなつもりで言ったわけではないので…」

 

なんか今までごめんな…。心の中で割と本気で謝ってしまった。帰ったら榛名に相談してみるか…。なんて悩んでると、目にあるものがチラッと入る。

 

「ガチャポンコーナー、だと?」

 

「へ?」

 

ダッシュ。それも島風より早いレベル。多分、残像見えてた。で、ガチャポンコーナーを左から順にチェック。

 

「白眼!」

 

「あの、提督?」

 

「お前も写輪眼で手伝え!」

 

ポカスカッ☆

 

「…ごめんなさい」

 

「まったくもうっ!」

 

真面目に選ぶか…ガチャポンを。えーっと、ガシャポン戦士はっと…あった!しかも今回はAGE!誰得だこれ!

 

「行こう古鷹…」

 

「なにがあったんですか…」

 

君に言ってもわからんよ…。

 

「あの、なにがあったか分かりませんけど…お金ないなら出しましょうか?」

 

「おう、優しいな古鷹…」

 

「うぇっ!?い、いや全然そういうんじゃ…」

 

「でもな、そうじゃないんだ。さんきゅ」

 

さて、真面目に買い物するか。と、籠に色んなものを入れる(古鷹が)こと数分、ようやく買い物終了。

 

「なんか長かったな」

 

「提督が色んなもの籠にいれるからですよ!ポテチとかカップ麺とか!」

 

「人のせいかよ」

 

「間違いなく提督のせいです!」

 

怒ってふいっと顔を背ける古鷹。まぁ、なんだ?ごめんね?とりあえず帰宅中。その途中、津波が来た。ん?津波?

 

「えっ!?ちょっ…これって!」

 

「古鷹…」

 

「ど、どうします提督!?」

 

「人生って、分からないことだらけなんだな…」

 

「ダメだこの人!パニクって悟って…」

 

ざっぱぁーん。

 

 

 

 

 

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