もし、俺が提督だったら   作:単品っすね

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分からなくなるかもしれないので、提督の子供時代の解説します。
・メンタルが豆腐
・負けず嫌い
・好きな子にちょっかい出す
・かくれんぼ無敵




小さくなりました

 

 

 

 

早い話が子供になっていた。

 

「………」

 

おいふざけんなマジで。シロッコてめぇ覚えてろよ。俺が死んだらお前を500回は殺す。で、今は金剛型の部屋。歯止めが聞かなくなった金剛を全力で比叡と霧島が抑える中、俺は榛名と事情説明。

 

「つまり、また榛名や加賀さんに内緒で変なものを建てた挙句、それのなにかしらの霊能力的ななにかで縮んだと?」

 

「うん……」

 

肩を落としてしょんぼりする。なんだよなんでこんなことに…あれから少し子供口調になることもあったしよ…。

 

「着れる服がないから暁型の服を着てます…てかスカートヤバイな、超スースーすんだけど」

 

「まぁ、今回は一概に提督が悪いとは言えませんが…とりあえず今日はお休みになってください」

 

「お休みとお野菜って似てね?」

 

「榛名は安心しました。中身はまったく変わってませんね」

 

おい、なんだそのまったく嬉しくない安心。

 

「じゃ、そろそろ仕事してくださいね。頭が変わってないなら出来ますよね?榛名もついて行きますから」

 

しかも鬼過ぎる。なにこの鬼畜おばさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

執務室。結論、仕事が出来ない。大人用の椅子相手に子供姿じゃ厳しいな。

 

「届かないからパスで…」

 

「ちゃぶ台がありますから」

 

どうやら是が非でも仕事をさせるつもりらしい。榛名ってこんな子だったっけ。もっと優しくて甘いイメージがあったんだが…。

なんて考えながら字を書く。だが、

 

「あれ?」

 

か、書けない…。字がある程度しか書けない。そういや俺、小学生の時は字汚かったな。

 

「あの、榛名…」

 

「あら…仕方ないですね」

 

やっば…怒られる。普段の俺ならこんなことでビクつかないハズなのによ…どうやら全体的に子供になってるらしい。

 

「あの、提督?」

 

「な、なんだよぅ……」

 

「そんな風に怖がられると榛名、少し残念です…」

 

いやそんなこと言われてもな…。

 

「と、とにかく姿が戻るまでは仕事は榛名達がやりますから」

 

やった!とは素直に喜べない。おそらく頭の中以外は全部ガキになってるからなぁ…フルブのテクニックとか出来んのかなぁ…。ま、いーや。子供だから許されることもある。多分、丸々子供の時の俺が今の俺になってるし。さて、榛名に悪戯しよう。椅子に座って仕事してる榛名に近づき、椅子の真後ろに立った。で、脇腹を人差し指でドスッと突つく。

 

「きゃっ!て、提督!なにするんですか!?」

 

言われても無視して机の上の消しゴムを取った。そのまま執務室を出て逃亡。あー…なにやってんだ俺…小学生か。あ、小学生か。

 

「ま、待ちなさい!コラ提督!」

 

後ろから榛名が追い掛けてくる。来やがったな。走って曲がり角で誰かとぶつかった。が、当然俺のが小さいので俺が吹っ飛ぶだけ。

 

「きゃっ…って誰?」

 

「げっ、大井……」

 

「あら?どうしたのボク。迷子?」

 

なんだ?俺が小さくなったこと知らないのか?なら利用するに限る。大井の後ろに回り込むと、ドンッと後ろから迫ってくる榛名に向かって押し込んだ。当然二人はぶつかる。

 

「よしっ」

 

「きゃっ!ごめんなさい榛名さん…」

 

「いえ、こちらこそ…って提督がいない!?」

 

そんな声を聞きながら俺は近くの女子トイレに隠れた。まさか提督である俺が女子トイレにいるとは思うまい。そのまま窓から逃亡、室内にいたからスリッパだが、すぐに室内に入ればいいだろう。てなわけで、俺は今いる所の正反対の場所からわざわざ回って侵入。そして、榛名を探した。

俺はかくれんぼが得意だ。それは、隠れながら鬼を後ろから尾行するからである。つまり、隠れてない。でもこの遊びの目的は見つからなければいい。だからいくら鬼に「お前絶対動いてただろ」と言われても見つかってないんだから証拠がない。勝利は確実だ。ただし、今回は割とリスキーでもある。鬼が二人に増えたことと、鬼の居場所が分からないことだ。先に見つかってしまう可能性もある。だからこそ慎重にならないとな。すると、山城を見つけた。あ、使えるわこれ。足音を潜めて山城の艤装の下へ。デカイから誰にも見つからずに移動出来る。

 

「扶桑姉様…どこにいるのかしら…」

 

また扶桑探してんのかこいつは。まぁいいや。俺には関係ない。おっと、前にぶつからないようにしないとな…って、ヤバイなこれ…こいつミニスカだったのか。さっきからスカートが目に入る(物理)わ、パンツも目に入る(視界)わで色々と忙しい。しかもバレたら殺されるレベル。これさっさと退避した方がよくないか?

 

「きゃっ!ごめんなさい」

 

「やっ!榛名…ごめんなさい」

 

「むふっ」

 

山城が誰かと前でぶつかったそうだ。さっきから衝突し過ぎたろ色んなやつと。で、急に立ち止まるもんだから俺も山城のケツに顔面衝突した。

 

「きゃっ!」

 

慌ててお尻を抑える山城。そりゃそうだよね、急にお尻になにかぶつかるんだもん。結果、俺は山城に抱き上げられた。

 

「まったくなにこれ…あら、ボクどうしたの?迷子?」

 

「や、山し…あ、いや。違うよ。俺はここの提督の弟…」

 

「提督?」

 

山城とぶつかった奴に声を掛けられる。誰だ?って思ったら榛名だった。あぁ…終わったな。

 

 

 

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