夏休み。俺は剣道部に顔を出した。
「よう」
「こんにちはー」
部員が挨拶して来る。なんやかんやで関東大会を控えている。えーっと、伊勢、日向、天龍、木曾とこの前の勧誘で来た一年生、夕立、朝潮、酒匂。本編だと誰一人剣持ってなかった気がするんだが……。ちなみに朝潮は経験者らしい。
「あ、練習始めてていいよ。俺はほら、一年生よ面倒見るから」
いつも通りテキトーなこと言って練習を始めさせる。
「先生、君は防具着けないのか?」
「え?あー…あれ夏場着けると暑いからやなんだよね」
「いやそれは私達も同じだと思うんだが…」
「ぶっちゃけ面倒だし。えーっと朝潮は練習に混ざって。夕立と酒匂は別メニューな。防具がまだ届いてないんだよね」
てなわけで、レギュラー勢が練習する中、俺は片手に竹刀を持ち、一年生に竹刀を打たせる。そのまま時間が過ぎて練習終了。
「はいお疲れー。じゃ、大会最後だと思うから頑張ってねー」
それだけ言って下に降りる。すると、ちょうど弓道部も終わったようで赤城先生と出会した。
「あ、こんちは」
「あら、剣道部も終わりですか?」
「うっす」
「そうですか。この後、ご用事はありますか?」
「いえ、帰るだけですけど」
「ならご一緒に帰りませんか?」
「は、はぁ…分かりました」
うおぉ…マジか。ビビったぁ…。
「では行きましょう?」
「は、はい…」
(あれは赤城さんと…提督先生、かしら……?)
帰り道。
「提督先生はどこに住んでるんですか?」
「あー…オリンピックの近くのセブンの前の一軒家です。あそこで毎日ジャンプ買ってますね」
「あら、私もその近くのマンションに住んでるんですよ」
「へぇー…」
やっべ…なんて返せばいいか分からん。
「今度から一緒に帰りませんか?」
「………へ?」
「ダメ、ですか?」
「いや別に構いませんけど…」
おいそういうのやめろよ勘違いすんだろうが。
「あ、そうだ。この近くに私が大好きな神社があるんですよ。よかったら寄って行きませんか?」
その言葉が出た瞬間、俺はひどく焦った。それと共に後ろからガタッと音がしたが気の所為か?
「え?うんはい」
やばいやばいやばい!なんかメチャクチャ誘って来る!これ以上は勘違いする!でも一度OKしたのに断るのは気が引けるぞ……。
「着きましたよ?」
早ぇぇよっ!
「あら赤城さん!久し振りネ!」
なんかエセ外国人みたいな声がすんぞ。
「お久しぶりです金剛さん」
「んー?その子は彼氏デスかー?」
「違いますよ。まだね」
その言葉と共にまた後ろからガタッて音。んだよ、誰か付けてんの?
「提督先生、こちら巫女さんの金剛さんです」
「ゴッドイーター?」
「違います」
「よろしくネー!」
で、其の後に軽く話した後、赤城さんと神社の裏へ。そこからそこそこ綺麗な夕焼けが見えた。
「おぉ……」
「綺麗でしょう?」
「いえ頭の中に裏切りの夕焼けの歌詞が流れただけです」
「なんですかそれ?」
「いえ、なんでもないです……」
通じないか…そりゃそうだ。俺も意味わかんないし。
「それで、提督さん…」
へ?さん?
「私、提督さんのことが…」
上目遣いで潤んだ瞳。顔を赤らめまるで甘えて来るかのような顔と声。その時だった。
「ま、待ちなさい!」
後ろから声が響く。加賀先生がいた。
「あら加賀さん。やっと出て来ました?」
「「へ?」」
俺と加賀先生の声が重なる。
「いえ、後ろから付けてくるものだから少しからかっちゃいました」
えっと…話が見えない。なに、どういうこと?どういうオチ?
「あ、赤城さん……!」
悔しそうに顔を真っ赤にして睨み付ける加賀先生だが、不思議と全く怖くない。
「ごめんなさいね提督先生。後ろから加賀さんが心配そうについて来てるのがとても可愛くて…」
「は、はぁ……」
「頭に来ました!」
「では提督先生、さようならー!」
FIN
なんだこれ。グダグダ過ぎだろ。もうちょいなにしたいのかハッキリさせろよ作者。