大姪と私   作:クライングフリーマン

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大姪は、手際良く、「ウニウニ」退治に勤しんだ。
もう半分以上は済んでいる。
慣れると、スピードは上がる。
朝食時は、その話題になった。



23.時間

時間

==== この物語はあくまでもフィクションです =========

私の名前は野本由起夫。姪の名前は如月来夢(らむ)。

私は、脊柱管狭窄症が進み、車椅子生活になった。私と大姪との同居生活が始まったのだ。

母が亡くなった後、私は徹底して『終活片づけ』をしていたので、大姪(妹の孫)は2階に居住した。

私が母と同居していた時の名残の『ナースコール』を復活して、私は必要時に大姪を呼ぶことになった。

 

月曜日。朝。

前回の一週間後だ。

大姪は、手際良く、「ウニウニ」退治に勤しんだ。

もう半分以上は済んでいる。

慣れると、スピードは上がる。

朝食時は、その話題になった。

「いつの間にか、お向かいの木、綺麗になってるね。」

「今は不動産屋の物件だからね。誰か不動産屋に連絡したんだろう。お客が内見に来た時にマイナスポイントだからね。」

「ないけん?」

「ああ、見学。特に住宅の見学のことを言うね。左隣の家も、塀も壊して塀の内側にあった木も伐採した。剪定じゃなくてね。今、クルマ3台入ってることがあるだろ?前の状態じゃ考えられないよ。ひいおばあちゃんがね、いつか庭潰して1階も2階も延長出来れば、って言ってたけど、余裕が無くなって行った。時間は残酷だ。どんどんお金が減って行った。何が『モチノキは金持ちになる』だよ。単なる駄洒落だね。何度も言うが、オッッチャンが死んだら、この家は家長も家人もいない、空き家だ。お前はいずれ嫁に行く。お前の婆さんは、この家に住もうとするだろう。売っても二束三文だしな。その頃、家のメンテナンスは、お前から教えてやってくれ。アイツの大きな弱点2つ。素直じゃないから、初めてのことなのに『前から知っている』と虚勢を張る。大分損したと思うよ。知っていると言われるのが嫌で教えない人もいただろう。もう一つ。自分中心だから、他人に合せて行動しない、会う約束を忘れる。こっちの方が致命的だな。2回目の旦那はよく辛抱しているよ。どうした?」

「もう、『死んだら』話、止めて。今だけでも、家人は2人だよ。」

大姪は、号泣した。

「あ、遅刻する。」

朝食もそこそこに、大姪は支度して出て行った。

「今だけでも・・・か。」

夕食時。いつもの通り、学校の話を適当にして、2階に・・・ん?

大姪は、私にハグした。

「お前がいるから、生きている。そう思ってるよ。」

「私が号泣した時、反応した?」「した。」「やっぱり変態!!」

笑いながら、二階に消えた。

実は、反応は、しょっちゅうだが、怖くて言えない。

 

―完―

 




「もう、『死んだら』話、止めて。今だけでも、家人は2人だよ。」
大姪は、号泣した。
「あ、遅刻する。」
朝食もそこそこに、大姪は支度して出て行った。
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