昴くんはなにもしない 作:あまも
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小休止……?
喋ってる時は英語らしいです。
閲覧ありがとうございます!
はいどうも〜
フランスに来てま〜す。
………………シンガポールを出国して、我が祖国、日本に帰国。
羽田空港で荷物を受け取り、さて車へ、と思ったら
スターターはあるから別に開くんだけどなと思ったら、電池が抜き取られてて詰みましたとさ。
「埋め合わせはしてもらうって、言ったでしょう?」
そう言って笑うキレイな笑顔は、透くんというかバーボンだったな……
それでまぁ、クリスさんが本来やる予定だった事を、代わりにやってきて欲しいとのことでね。
用意されていたチケットで、そのままの荷物だけで単身、フランスのパリ直行便の飛行機に押し込まれた。
ファーストクラスってやつ初めてで、凄く……すごかったんだけど……アレに慣れたらおしまいやなと思ったので今後とも自分で予約とる時はエコノミーでやっていきたいと思います。
それ以降、ずっと景光くんや零くんからの連絡が、とんでもない量来続けている。
最初、焦って『すいません、帰れなくなりました』とメッセージ送ってしまったのがね、まずかったね。
空港であれよあれよと搭乗口に向かわされ、その間ロクに連絡を見れなかったせいで、クリスさんに何かされてしまったと勘違いした2人が大慌てになってしまって。
帰国してから帰ってきてくれたノアズ・アークに返事をお願いしたのに、ノアズ・アークの方も状況がよくわからないから、私らしい、曖昧な返事しか出来なくて……
無理やり輸送されてると勘違いしてしまった2人の誤解を解くのに必死で、爆弾犯についてこっちから聞く隙がない。
ことの次第は知ってるし、後でもいいっちゃいいんだが。
今、現実逃避ついでにおフランスのオシャレな街並みの雑踏の音と、ストリートミュージシャンの奏でるシャレオツなサックスの音色聴きつつ、カッフェのテラス席でコーヒーとチョコを嗜んでいる。
通知音が凄すぎたのでマナーモードにして画面は閉じた。
ノアズ・アークにも、控えめに「無事です」の連絡だけ続けてもらっている。
あー……
すげ〜美人でオシャレな人ばっかり歩いてて、そも外人ってだけで純日本人の私から見たら「うおっ」て思うのに、老若男女みんなカッチョイイ。
自分というものに自信を持って活動しているのがよくわかる。
うーん、……国民性?堂々としてるよな。
シンガポールのどちゃ甘ドリンクコピ、めっちゃ美味しかったけど、おフランスの正統派コーヒーもこれはこれで美味しい。
ほろ苦のショコラに合う〜!
『お兄ちゃん、画面見てあげて』
ノアズ・アークから、困ったような声で現実を見るよう促されてしまった。
だって……2人ともクリスさんのこと悪い人だって決めつけてるんだもん。
別に今回だって、本当にちらっとフランスに寄っただけなんだよ。
ふらっと寄る距離じゃないのは間違いないんだけど、だからこそ私のわがままを聞いてくれた埋め合わせに、この遥々片道だけで約14時間という長旅の苦労を請け負っただけなのに。
それに、こちらでの滞在時間もほとんどない。
フライト時間だけで往復で1日かかるからな。
事が済めばさっさととんぼがえりで帰るんだから。
本当に、「ついでに行ってきて。ちょっと遠いけど」程度の話でね。
画面をつけると、ノアズ・アークが促してくれただけあって、景光くんの様子もかなり落ち着いていた。
サンキュー、ノアズ・アーク。
『本当に明日帰ってくるのか?(´•ω•`)』
『帰りますって。時差の関係で、明日と言えるかわかりませんが日本時間の明日には帰ってます』
『酷いことされてないか?大丈夫か?(´・ω・`;)』
『高木刑事より酷い目にはあってないですって』
『ちゃんとあの後謝ったし許してくれたし、仲良くなれたから』
『でもいきなり蹴り飛ばしたのでしょう?』
『。゚(゚´ω`゚)゚。』
『ハル。ヒロをいじめるんじゃない』
いじめてないよぉ。
……ってか、零くんじゃん。
あんまりにも私(ノアズ・アーク)が事情を詳しく知らないからって、帰国してるはずのクリスさんに直接聞いてくると一時離席していたらしいが、戻ってきていたようだ。
『クリスさんから聞けました?』
『ああ。詳細の確認はできた。ヒロとも共有済みだ』
『ハル、くれぐれも他の人に気を付けてね!(`ω´) 日本と違って危ないんだから!』
『そうだぞ。日本で過ごしてるみたいにもへもへ歩いてたら、お前なんかすぐ襲われるからな。そういう意味でも気を付けろよハル』
『いや、東都の方が危なくないですか?爆弾テロされたの昨日ですよ?』
…………
ぽこぽこと軽快に続いていたやり取りが止まった。
おい、即座に否定しろよ愛国者。
ちょっと“確かに”って思ってんだろ。
『観光客目当てのスリとかぼったくりが多いのは確かだから。本当に気を付けて( ˘・ω・˘ )』
『それは…はい。気を付けます』
なんか、それはそうらしいと聞いている。
パリに到着して早々、クリスさんに紹介されたこぢんまりしたシャレたお店で「私に似合う服を一式」と、これまたクリスさんに言われた通りに注文。
そのお店の奥から出てきた方が中々の熱量でカッコよく仕上げてくれた。
後の見た目だけならこの“沖矢 昴”。
ちょっと異国風な顔と現地の服で、自撮り送ったクリスさんから「Good boy」評価も貰っているので、たぶん現地民っぽいフリは出来てるんじゃないかなと自負している。
見た目だけはね。
おフランス言語はそもそものまずまずで、九州の方言レベルで聞き取れもしない。ノアズ・アークにお任せである。
ノアズ・アーク様々やんな。愛してるよ我が弟よ。
『確か、約束の時間はもうすぐだろ。いいか、くれぐれも演技を忘れるなよ』
『わかってますって』
『余計なことしちゃダメだよ!』
『わかってますって』
『本当にわかってんのかお前』
『わかってますって!!ああもう!携帯弄ってたら怪しいので、閉じますよ!』
パチリと、連絡用の携帯を閉じて、改めてノートPCを取り出して約束の時間を待つ。
2人が心配する気持ちも、シンガポールでこの2人が暴走しないか心配でハラハラしていた側なのでよくわかる。
ひとり暴走してたらしいが。
とはいえ、今回の私の任務はあんな爆弾犯と一戦交えるような、危険で難しくて危ないことでは無い。
今回、私はクリスさんの代わりに、とある“ブツ”を受け取りに来ている。
そりゃやべぇもんでしょ絶対!
……と、景光くんが絶叫した通り、同じことを私も思ったが、なんてことはない。
その“ブツ”ってのはただの資料とデータプログラムらしい。
でもクリスさんは「悪いものじゃないから何も問題ない」って言っていたし、これに関しては零くんも『……それ自体は確かに、問題は無い物のはず』との事だったので、物の受け取り自体は2人とも納得してくれた。
ただなぁ。
零くん曰く、
「俺の予想通りなら、それを持ってくるであろう人間に問題がある。下っ端連中の噂でしか聞いたことはないが、間違いなく悪辣な男だ。いいか、絶対に余計なことを言うなよ。口を開くな。というか、調声機を外して対応しろ。自分は喋れない人間ですという顔をしろ。お前得意だろ。なんならどこかしら不自由なフリでもいい。喋れない、まともに動けないようなただの仲介人という扱いなら、相手は興味を持たないはずだ」
……とのことで。
得意だろとは言いますけどねぇ。
ノアズ・アークからの指示の声さえあれば、目隠しで3日くらいの行動だって可能……ってか、1回別荘で2人に、「大道芸〜」とか言って、タネと仕掛けしかないマジックを目隠しでやって見せたからそんな不自由フリ推奨みたいなこと言ってるんだと思うが……目の悪い人、か。金城さんくらいにしとくか。
これ、その“ブツ”……100%、組織の人が受け渡しに来るって話だよねぇ?
■
そんなわけで、私は今、色々と装備を外している。
調声機無し。眼鏡はカラーサングラスに変えた。
ま、そこまではやらないが。
使えなさそうな感じ…頭弱そうなぽやぽや系……平常時の景光くんと秀吉を足して2で割って人間味と知性とっぱらえばいいかね。
「私に似合う服」という注文で買ったシャツとコートで、普段は隠す手や首も出してたら、このカフェの店員さんを驚かせてしまったけれど、どうせフランスにはそんなに来ないだろうし。
カラコンでも買ってくれば良かったかも。
「赤いコート……お前だな」
声をかけられた。声は……男?
振り返らずに待っていると、ノアズ・アークがどんな人物か教えてくれる。
『コーンロウ、長髪。下まつげの特徴的な男性。左耳にピアス。日本人ではないね。……南米系かな?スーツにシワは無し。オシャレな人だよ』
へー、おしゃれさんなんだ。……コーンロウって何?
「オイ、聞いてんのか」
聞いてますよ〜っと。
フランスで英語聞くと、ちょっとわかるだけで嬉しいね。今まで周りの声はさっぱりわからなかったから。
──聴こえています。どうぞ、席へ。
PCの画面に表示させたテキストボックスに打ち込む。
背後から声をかけてきたその男性に画面を示して見せると、大きな舌打ちをしてから隣の席に乱暴な音を立てて座ってくれた。
雑で、粗野で、荒っぽい人みたいだ。
怖いねぇ。
見た目どんなに整えても、動きで育ちが見え隠れってね。私にも言えるけど。
頑張って笑顔を貼り付けて、視界に入ってきたそちらの方へ体ごと向けて見ると、ヤンキーとかチンピラみたいなヤバそうな外見の男が、テーブルに肘ついて足組んで背もたれに腕かけたガラの悪い体勢で座っていた。
あらやだ、こわぁい。
コーンロウって、このもさっとした頭のことそう言うんだ?
「テメェが“アルテミシア”か?」
何?
うまく聞き取れなかった。耳が勝手に知ってる単語に置き換えたせいで、変な言葉に聞こえてしまった気がする。
月の女神じゃなかったっけ?……
女やないかい!!
……てか、私が何か、とかは関係なくない?物の受け渡しだけでしょ?
「オイ。……テメェ、喋らない気かよ」
「――“会話をご希望ですか”」
うーん。
洞くつ以来の私の生声だが、また一段と聞き取りにくくなったな。そんなに大声出したっけ?
『彼がお兄ちゃんの手と、顔を見てるよ。何かしてくるかも。気を付けてね』
はいはい。ノアズ・アークにまで言われてしまったな。
目線は声のほう、として、彼の顎あたりにしておこうか。
「……」
見えた限りでは、彼の右腕が動いた。
無言のまま私のサングラスを素早く奪い、私の目を見て、訝しげに、嫌そうに顔を顰めている。
「…………チッ……見切り品かよ」
何?お買い得セール?アウトレット?
サングラスを右に左に大きく振ったり、私に向けて振り下ろして寸止めしたりした末にそんな事を言う。
好き勝手させたが、攻撃してくるつもりは無さそうだ。
……やっぱり散瞳薬欲しかったな。見えてる分ちょっと怖かった。
「――“会話をご希望ですか”」
「いい。さっさと終わらすぞ。クソが……期待して損した。……わざわざ来てやったってのに……クソ」
ふぁっくふぁっく言い過ぎじゃない?
やっぱりヤン
チンピラ風の男は小さなUSB端子のついたプレート状の記録媒体を、パチリと、将棋の駒を打つみたいにキーボードの、私の手元近くに音を立てて置く。
――u
まぁ、そうなる。入力された文字を消して、テキストを打ち直し。
――確認しても?
「出来んならな」
できるかな?
クリスさんは何も言ってないし、別にPCにぶっ刺すくらいならいいんじゃないかな。
『保護仮想領域の用意出来たよ。好きに見てもらって大丈夫』
ノアズ・アークが別に内部で仮想のエミュレータの展開してくれたようなので、万が一にも大丈夫だろ。
はいブスっとな。
………………ぶっちゃけ見ても、これがクリスさんのお求めの品かはわからないが……
強いて言うなら、FDじゃないんだ?
世界がまた1歩進んだのか、それともこの人が進んでいるのか。
『確認したよ。ウイルスとかはないみたい。音声ファイルと映像データ、あといくつかのプログラムと、これは……報告書かな?この人はどこかに潜入しているみたいだね』
――確認しました。受け取り完了致しました。お疲れ様でした。
「……」
おもしれーもん見たみてぇな顔してるチンピラがおる。
……USB、やっぱりまだ早かったのか?このヤンチーは、私には確認できないだろうと思ってた代物なのか?
「本当に確認出来たのかよ?見せてみろ」
男がそう言って、私の手からPCをぶんどって勝手に弄り始めたがものの10秒もしないうちに怪訝そうに顔を歪めて「あぁ!?」と半ギレみたいな声を上げた。
やだ、この人やることなすこと全部チンピラなんだけど。
PCが奪われた瞬間から、ノアズ・アークが全ての入力信号の受付を拒否したらしい。
操作不可だ。
無言で四苦八苦している男を見つめながらコーヒーを啜っていると、半ギレのままPCを滑らせ、あとオマケにサングラスを投げ返してくれた。
雑だなぁ。PC落ちたらどうしてくれるんだ。
素直に入力を再度受け付けてくれているキーボードでカタカタと。
――ありがとうございます。そちらで受け取るものなどはありましたか?
「チッ……ねーよ」
素直だな。
ここで「ある」とか言ったらクリスさんに報告案件だったから、ちゃんと引き際はわかってる人のようだ。ヤンチーの癖に。
態度は悪いが。
――ありがとうございます。これにて終了致します。お疲れ様でした。
「お前、どの幹部の下についてる?」
――これにて終了致します。お疲れ様でした。
「このまま戻っても、酷い目に合わされるんじゃねーのか?」
――これにて終了致します。お疲れ様でした。
「……ベルモットか、バーボンってのはそんなにやべー連中なのか?」
――これにて終了致します。お疲れ様でした。
いや、帰れよてめぇ!こっち探ってくんな!コピペすんぞ!
ニヤニヤ顔で聞いてるのが、声だけでもよくわかるんだよなぁ。
こっちがにこにこしてるからって調子乗りおって……飛行機の時間に遅れちゃうでしょ!
■
なんとか男を追い返し、不愉快な気分を美味しいコーヒーとチョコで噛み砕いて飲み込む。
改めて周囲の確認。男はいないらしい。
いやー……めんどくさい奴だったし、めっちゃ探ってくる人だった。
度々、隙しかない私の手元のPCやバックに何か入れようとしてきたがPCの方はノアズ・アークが全部受付拒否してくれたので無問題。
バックの方はどうするかな……あえて持ち帰って、バーボンさんにあげようか。お土産だお土産。
てかアルテミス……アルテミシア?だっけ?
何?
男の呼び名じゃねぇだろどう考えても。
キッショイわぁ……二度と会いたくないなあの人。
昨日今日と、尊大な自認がすごい人とばっかりやり取りしてて、私の中のコイツ嫌いゲージが常に一定数溜まりっぱなしで困る。
シンガポールではクリスさんとリシくんでどうにか耐えたが、今はノアズ・アークに構ってもらうわけにもいかない。
クリスさんみたいな間違いなく凄くてえらい人は良いんだけど……
こりゃ早く帰って今回とってもえらかった零くんをヨシヨシして景光くんを慰めて新一くんを振り回し阿笠さんのお腹をポンポンしないと気が済まない。
店を出て横断歩道の信号待ちの間に「要件終わって帰路につくンゴね〜」のお知らせを皆にしていたら、不意にノアズ・アークが警戒の声を上げた。
『お兄ちゃん後ろ!』
「?」
どっ と、身体に何かぶつかって来てたたらを踏む。痛くは無いが、ちょっと重い。
「***!****、***!」
「……」
まくし立てられるおフランス語わかんねぇ〜!!
とっしんしてきたのは、眼鏡とスカーフが特徴的な、茶髪の女性だった。化粧が濃い。
ノアズ・アークの直翻訳曰く、『すいません、余所見をしていて』とのこと。
……スリか?
バックを肩にかけ直し、空いている方の手をバックのチャック部分に当てる。ナスカンはついてるな。開けられてはいない。
「**、*****!*****?」
『本当に申し訳ない、服にメイクがついてしまった』
見ると、赤いコートの胸から肩にかけて、肌色の粉やらオレンジ系の口紅やらまつ毛みたいな粉やら。
そんぐらい別に良い。
私はもうさっさと帰りたい気持ちでいっぱいである。
携帯に打ち込むと、短文が出来ると即座にノアズ・アークが翻訳してくれて、私には読めないが私の伝えたいことはそういう感じの文章になるのかと。
女性に画面を見せる。
――問題ありません。弁償も不要です。さようなら。
「……****?*****、******?」
『……お兄ちゃんの手と、その画面見て、心配になったんだって。……すごく粘ってくるね。この人、“逆ナン”ってやつじゃない?』
そりゃ困るな。
私がクリスさんのお墨付きコーディネートでかっちょよくなってるあまり、そんな事に。
なんてこった。
めんどくせぇな。
ちょっともー……信号2回も見送ってるんだけど!往来のど真ん中だし!迷惑!
私が打ち込んだ文字を、ノアズ・アークが翻訳して伝えてくれるのだが、本当に粘り強くこの女性は私に弁償を、せめて道案内をと押し売りしてくる。
ノアズ・アークが、私の言葉をややマイルドな文章に直して翻訳してしまうのが……いい子だが、あんまりよくない。
でも悪い言葉使わないのはノアズ・アークの良いところ。
…………んぁーめんどくせ〜な〜も〜!
「
全然、発音とか間違ってる日本人特有のカタカナ発音喃語もどきだったろうが、一応フランス語らしき何かを喋ったことは伝わったらしい。
意味ある言葉として聞き取れたかは不明でも、女性が目を大きく開いて驚いた顔をした。
その隙に脱兎で逃走。
信号が変わって直ぐに渡り、さっさと停まっていたタクシーの窓を叩いて乗せてもらい、空港への文字を出してもらった携帯の画面を見せて発進してもらう。
女性がずっと何か言いながら張り付いてきたが、知らぬ、知らーぬ。もう見ざる聞かざる言わざる振り返ざるよ。
散々ノアズ・アークがマイルドにお断りしてただろうが。
やーっぱりダメですわ。おフランスはオシャレすぎて性にあわない。
やはり祖国のあの雑多でごちゃごちゃして、他人に無関心な感じが1番良いのよ。
こんな所にクリスさんがひとりで来ていたら、途端にロミオ〜な人たちが群がってたに違いない。
うん、そういうのが大変だから、クリスさんは私に頼んだのだろう。うんうん。
……とりあえず、クリスさんかバーボンに物渡すまで、このまま喋れない火傷男で行くか。なんかあの男もあの女も怪しかったし。
ノアズ・アーク、警戒よろしくね。
帰るわよ〜!!
べ、べつに最近オシャレな街で不思議な生き物と一緒にカッフェで過ごしてるからってことではなくって
……あのスマホ便利ですよね。
ね、ノアズアーク。
読んでいただきありがとうございました!