昴くんはなにもしない   作:あまも

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作業終わってないけど終わったみたいなものなので終わりました

小ネタとか書きそびれたところとかあるにはあるんですがそんなことよりさっさと赤井さんがクラッシュするのかしないのかまで進めたいですね

でも今回の話は1ミリも進まないです。なんでですかね。

閲覧ありがとうございます!


43-1:年下の男の子

 

 

 

 樫村さんの新社屋ビルの前に来ている。

 

 

 いよいよ、挑む時が来た。

 

 

 

 

 ……嫌だけど。

 

 

 シンドラー・カンパニーの元トップ、トマス・シンドラーがアホやらかして逮捕されてから、日本支部を会社から独立させた樫村さん。

 

 心機一転、IT全般を取り扱っていた企業からゲーム事業1本へと舵を切った樫村さんは、会社名も新しく『ARATA(アラタ)』と名付け、現在はゲームソフト開発に力を入れている。

 

 しかしシンドラー・カンパニー時代から続く超最新ゲームハードの開発も引き継いだこの会社。

 営業のおじちゃんおばちゃんや、時には樫村さん直々に出向き頭を下げるなどしてめっちゃがんばった結果、ついに鈴木、長門のでっかい資金源(スポンサー)を手に入れることができたそうな。

 

 どっちもどれもどこもかしこも私の知り合いたちのやり取りながら、これらに私は口出しも何もしてはいない。

 唯一、多少話のタネに、『ARATA(アラタ)』で開発中の“コクーン”の完成が待ち遠しい、なんて話題は出したことはあるが、その程度。

 偏に、社員の皆様の努力の成果だ。風評にも負けず、よく頑張ったと思う。

 

 ただし、その両方からのお達し。

 

 

『現在広まっている噂の原因が完全に取り除けない限りは、本格的な出資は出来ない』

 

 

 とのこと。それはそう。

 

 このままじゃ売れるものも売れないし、いつリコール入るかわからないからね。

 現段階は、その止まってしまった開発を再び動かすための足掛かりとして、バグ取り用を含めた資金提供だけに留まっているが、会社的にはこれだけでも大助かりだそうな。

 

 それさえ何とかして、この先この大財閥2家が本格的に力を貸してくれるようになれば、きっと他の日和見主義(資金源)も動いてくれるはず。

 

 

 そんなわけで、『ARATA(アラタ)』の目標は珍妙な噂の根源、コクーンの謎のバグの完全除去……なのであった。

 

 

 

「沖矢さん!! この間はどうも…」

「樫村さん?! そんな、社長直々になんて。どうもどうも…」

 

 受付でお迎えを待っていたら、社長である樫村さんがやってきた。ぴしりとスーツをキメた、体格のいい男性。

 顔は意外とインテリヤクザみたいな気難しそうな感じだが、IT企業勤めマジ?くらいしっかり体鍛えておられるせいでもある。下手に体壊したなんて言えないからではあろうが、こうしっかりされると、今は線の細いヒロキくんも、大きくなったらこんな感じになる未来が見える見える。

 美少年ゴリラなりがち問題、友人たちのせいで説が補強され過ぎててね。

 ……樫村さんはちょっぴりだけコワモテだが、芯と意志の強さが見える、立派な人だ。

 ……まさに正義の人である。

 

 この人、現場から上がってきた人だから自分は椅子で座って待つ、みたいなのは性にあわないらしい。

 度々社員に混じって開発メンバーとして遅くまで残ったり時には喧嘩したりとっととお子さんのためにも帰れと部下に怒られたりしているそうな。

 

 上と下が良い意味で距離が近い会社は良いと思う。

 

 

「私が見たところで何か変わるとも思えませんが、1プレイヤーとしての視点の参考にでもなれば。微力ながら、お手伝いさせていただきますね」

「微力なんてとんでもない! しかし、大丈夫なんですか?」

「大丈夫です。時間は作ってきましたから」

「それではなく……沖矢さん、コクーンは苦手だと以前」

「ああ……」

 

 

 コクーンなぁ。

 

 コクーンが最たる例ってだけで、リアリティ重視のゲームも、狭くて自由のきかないところも嫌ってのが合わさってるからさらに嫌ってだけでね。

 

PTSD(トラウマ)や、恐怖症だってわけでもないですから。それにヒロくんや皆さんで、改造してくださったと聞いていますよ。そりゃあやるしかないじゃないですか。……長時間は無理ですけどね」

「どうか無理はなさらず。……『ゲームは1日1時間!』……とはいかないでしょうが」

「ははは。でも休憩はこまめに入れたいので、アラームでもセットしますか」

 

 テレビを見る時は、部屋を明るくして、画面から離れて見てね!ってやつ?

 

 とはいえコクーンは没入感こそを楽しむゲームだから、そんなこまめに現実に引き戻されては中々楽しめない。

 

 でもたかがゲームに没頭しすぎるのも、それは良くない。

 

 いいバランスってのは、難しいもんだよね。

 やりすぎる人はどこにでもいるもんだ。

 

 

 ■

 

 渡されたカードキー、良く来てもらうから、と遂に名前入りのものを用意してもらっちゃって。

 白いカードに透かしで“沖矢 昴”とだけ彫られた、どシンプルなもの。

 キレイなものだが、人目に晒すもんでもない。スマホケースのポケットに突っ込んどくか。

 お忙しい樫村さんは、私にこれを手渡して、ヒロキくんが待ってる部屋だけ案内して仕事に戻られたので今は私1人、会社の中を彷徨いている。

 樫村さん曰くこのカードさえ持っていれば「この社内の何処でも入れますよ」とのことだが、どこでも入れるようなのを部外者に渡してひとりで放っておいて、いいんかね?

 信頼されてるのだと思って、余計なことせずヒロキくんの所だけ向かう。

 社員さんたちも忙しそうだ。

 

 

 そんな“どこでも入れる”なんてカードキーを読み込ませて認証コード入れて、ようやく開く扉がある。

 開発室の一角に、ちょんと置かれた扉。

 その扉を開けると、ズラっと並んだモニターと、のっしりと置かれた、大きな白いボウルみたいな機械がある、ぐるりと壁一面が白い部屋だった。

 窓はない。

 

 その圧迫感に、一瞬だけ1歩踏みだすのを躊躇するが、モニターの前の小さな背中が振り返って満面の笑みを浮かべてくれたので、彼に招かれる形で部屋に入れた。

 

「お兄さん!」

「はい、こんにちはヒロくん。今日はよろしくお願いします」

 

 椅子からおりて、真っ直ぐ私の腹に突撃してきたヒロキくんを抱え込んだ。ぎゅうと締めてくる腕は細いが、力が強くなったことがわかっていい。元気なのが1番だ。

 成長期か、それともしっかり食べれているのか、昔より大きくなったなぁなんて、ヒロキくんの頭を撫で回す。

 

「……来てくれて嬉しいよ。こちらこそ、よろしくねお兄さん」

「はい。……ノアズ・アークもいます?」

 

 ぎゅうぎゅうと、私のセーターに顔を押し付けたまま喋られるともそもそして擽ったい。

 

 モニターにぽわと、白いリングが表示された。明滅している。

 

『うん。お兄ちゃんいらっしゃい。待ってたんだよ』

 

 お待たせしましたなぁ。

 お待たせしすぎてしまったかもしれない。

 

 

 地味にこれまで、ずっと隙あらばコクーンを見てほしい、コクーンのバグを見てほしいと催促され続けて来たんだが、嫌じゃ嫌じゃと駄々こねていた。

 あの圧迫感がどうもね。

 

 しかし、ここ最近ヒロキくんにもノアズ・アークにも、心労かさむような心配かけまくってしまった自覚はある。

 私だって景光くんや零くんに言えた身分じゃない。

 小五郎さんや阿笠さん、色んな人に私は心配かけている。ブーメランは今日もあちこち飛び回っている。

 

 

 そう何度も、断わり続けるのも悪かろう。

 

 

 なんでも、そのバグ……らしきもの……と思われるものは取り除いてみて、社員さんたちのテストプレイではなんの問題もなくゲームは進行できたのだそう。

 ほんならええやんな。

 

 だから何も問題ない……ことの証明として、一般テスターたちにテストさせる前に、ヒロキくんの知るところでは最もゲームが上手いと思われている私にやらせてみようってことでね。

 

 私よりか上手い人はそこら辺にいくらでもいるが、妙な事起きても口外しないって人選なら大正解。

 

 

 早速、特別チューンされたコクーンへと乗り込む。ユクゾー!

 

 通常の製品版は、ゲームが始まると使用者の負担の少ない体勢へと自動で傾く設計になっているが、これは最初から傾いている。

 ……そもそも蓋がない。まるでカレー皿。乗り込む私がえんじ色のコートなんか着てきたせいで…辛口カレー?

 

 圧迫感が苦手な私のために、ヒロキくんが無理言って、蓋をとっぱらってくれたらしい。

 中の人の保護と、脳機能のデータの取りやすさの為だけだし……まぁ……にしてもだいぶ思い切った改造だ。

 保護を完全に無視してる造形の関係で、製品版には搭載されるいくつかの自動で動く機能は停止されている。

 

 映画で見た、ギュルンギュルンの超回転されたら乗ってる中身()は遠心力で吹っ飛ぶぞ。

 

 

 皿の中は、近未来的ではある。

 中から色々と操作する為のボタンやスイッチはあるが、蓋を取るなんて荒っぽい大改造の結果使えないものも多く、今回はほぼ全て外から操作されるため使われない。

 それら、使われない予定のほとんどの操作盤をクッションカバーで埋もれさせているわけだが。

 

 おかげで見た目はなんというか……こう……金持ちこういうの好きそう。

 

 

「座り心地は最高なんですけどねぇ」

「この本体、快適さを重視して突き詰めたからね。お兄さん専用のカスタムにしようかと」

「……私に買い取らせる気です?」

「買い取ってくれるの?」

 

 そうさなぁ、値段による。

 普通に欲しいし、もさりとクッションに埋もれてみれば寝心地は良いんだけど……

 

 なんせでかい。これは場所を取りすぎる。

 

 どこかの森で、普通のベットやソファーが2マスで終わるのにこれ9マスとか12マスくらい使ってるだろ。

 

「うちに置いてたら使いに来る?」

「あー、良いですねぇ。あのマンション、セキュリティしっかりしてるし…」

 

 私もシャトー米花、1部屋くらい借りるかなぁ。ノアズ・アークに負けじとジャンバリ頑張ってるし。ヒロキくんや秀吉の様子も気になるし。

 私にもご褒美、欲しいよね…

 ゲーム部屋、ありかも〜。

 あそこ、管理人さんが24時間在中してるし駐車場までセキュリティ入ってるから、かなり安心度高いんだよな。

 悪くないかも〜。

 

『じゃあ決まりね。口座から振り込んでおくよ』

「ん?」

 

 ノアズ・アークが改造コクーンのスピーカー越しに何やら決定してるが、何?

 クッションの寝心地確かめてたから話半分だったわ。思い返してみる。

 …………

 

「あれっ、ヒロくんの部屋に置くの!?」

「うん。ぼくの部屋余ってるし、お兄さんがうちに来る口実になるでしょう?」

 

 コクーンと繋いだモニターで準備しながら、にこにことご機嫌な様子のヒロキくんに、否定するわけにもいかなくなってしまい、黙ってクッションに頭を戻した。

 いやまぁ、ゲームのやりすぎも良くないから、適度に離れた方がいいって意味では別に良いけど……

 

「ノアズ・アーク、今勝手に私の口座のお金動かしました?」

『? 今の許可じゃなかった?』

 

 …いやまぁ、どうせ製品版が出たら最低1台は購入予定だったし、…いいか。

 テスト用とはいえ、大改造したこのコクーン、コクーン()というかもはやボウル(お椀)とかネスト()とか別の言い方ありそうなくらいに大改造させてしまっている。

 これワンオフなオーダーメイド特別カスタムみたいなもんだし、とはいえテスト品で要調整っての諸々含めてちょっと値が張るくらいで済むか……?済むかな……?

 車1台より安いといいな……

 

「今度からは、5万以上を動かす時はちゃんと2回確認してくださいね」

『うん、わかったよ』

 

 書類を処理している時に気付いたのだけれど、私が忘れていた支払いとかもノアズ・アークが手続きしていてくれたらしく、そういったちゃんと認識していなかった支払いでもたもたしてたのである。

 何これなんの支払い?税金?なんて会話、何回挟んだことか。

 

 まぁ、“沖矢 昴”の名前で何しようが、ノアズ・アークには悪いことだけはしないように言ってるから悪いことはしてないはずだからね。

 

 口座握られてるのは今さら。別口座すら用意したし。好きにしてもろて。

 

 ひっくるめて、便利だから…いいんだけどさぁ。

 

 あまりに便利すぎて、私がどんどんダメ人間になっている気がしないでもない。

 このままではノアズ・アークがいないと何も出来ない人間になってしまう……既に半分そうなってない?

 沖矢昴、ヒモになっちゃうな…年下のスパダリ少年に養われるおじさんって存在が恥ずかしいからもう少しちゃんと生きような。

 

 

「さて……」

 

 もふもふと、クッションが気持ちよくてこのまま寝てしまいそうになる。排熱が適度に調整されてぽかぽかと暖かい。

 寝てしまった方が頭の位置が固定されて、ノアズ・アークが脳みその位置を管理しやすいからってのもある。

 やべー…これ家に置いてたらここで寝落ちしてる自信ある……ヒロキくんちに置かせて貰えるの、実は助かるかも〜!

 ……寝る前にさっさと始めてもらわないとね。

 

「とっとと始めましょうかね...用意はどうです?」

「こっちはいつでも大丈夫だよ。お兄さん、休憩時間は何時間ごとに設定しておく?」

「ひとまず2時間で様子をみましょう。やれそうならもう少し詰めて、大変そうなら休憩多めで」

「わかった。ノアズ・アーク、聞いたね?」

『わかったよ。2時間で休憩だね』

 

 ひとまずね。

 疲れ具合によっては30分毎とか、さらに短い時間でやるだけだ。

 

「それじゃあ、お兄さん。後は中でノアズ・アークが案内するよ」

「わかりました。こちらはよろしくお願いします。……くれぐれも」

「うん。大丈夫。誰も入れないし、連絡もノアズ・アーク経由で伝えるから」

 

 ヒロキくんや樫村さんなら良いけど、他の社員さんは知らない人だからな。

 ゲームやってる間、放って置いてる体になんかされても困る。保護カバー()ないし!

 

「モニターは任せて。ノアズ・アークをよろしくね、お兄さん」

「はい。任されました」

 

 ヒロキくんの笑顔を見ながら目を閉じる。

 

 ふかふかの椅子に埋もれて、ぬくぬくと暖かいところに、ヒロキくんとノアズ・アークの会話や、キーボードを打ち込み操作する作業音が心地よい。

 

 良いなぁこれ。阿笠さんちのギャラリーくらい安心感がある。

 後は窓さえあれば、何も文句ないんだが。

 

 体がグンと重くなり、次いで、下りの坂道にいい速さで突っ込んだ時みたいな浮遊感。

 

 ……これで夢から覚めると凄い嫌だよね。

 

 

 ■

 

 平らなところに足が着いて、自分の体の重さを感じた。

 もす、と背中に衝撃。

 

 目を開けると、ぐるりと丸いアクリル台座が下から照らされているような、明かりはそれしかない暗い空間だった。床自体もぼやと光っているだけだ。

 床を見下ろすついでに見える体は、普通に自分が着ていたえんじ色のコートと白いセーター、スラックス、ローファー。

 ……“今着ていたもの”、で再現されたんだろうな。

 

 で、私の腰に巻きついている細い腕。

 首を背面に捻らせると、僅かに短い髪だけ見えた。

 

「ノアズ・アーク?」

「………………」

 

 声をかけるが返事がない。ぎゅうと、ヒロキくんと同じく力強く腕が締まった。

 撫でようとして、手を見て止まる。

 男性らしい節ばった指だが、細く長く、そして大きい。やや血管も浮いているが、爪まで滑らかに調えられ、柔らかなピンク色。

 

 あれま、きれいな手だこと。

 

「ノアズ・アーク、これ、私の手…“直して”くれたんですか?」

「……手だけじゃないよ。ちゃんと全部“治って”る」

 

 お、喋った。

 ヒロキくんがそこにいるみたいな声。スピーカー越しではないノアズ・アークとは、こうしてコクーンでも使わないと会えないからな。

 今日はそういうスキンシップの意味でも気合い入れて来たわけだ。

 

 しかし、全部か。

 首を掻いてみると、確かに引っ掛かりがない。調声機無しに普通に声が出せている。腹も捲ってみるが、筋トレのおかげで『野郎〜』って感じのなまっ白いきれいな腹が見えた。

 はぇ〜、すっごい。

 これでパーフェクト沖矢昴ムーブしたら完璧じゃないか?

 

「……なんで治さないの?」

「だって見るからに“可哀想”でしょう」

 

 そりゃあ火傷跡なんて、今の医療ならかなりきれいなところまで“直”せるだろうけどね。

 完璧にかっこいいより、少しくらい憐れなところがあった方が、素の私の情けなさも出せるし同情されてヘイトが和らぐってもんだ。

 世間体に同情票は大事だぞ。

 

 私の返事に、より一層ぎゅむと締めてくる腕。

 

「そろそろお顔を見せてくれませんか?ノアズ・アーク」

「……」

 

 無視かいな。

 ノアズ・アークは中々離してくれない。

 巻きついてくる腕と、小さく震える細い指を撫でさするくらいしか出来ない。

 多少スキンシップできる時間は取るつもりはあったが、ここまでガッチリ捕まるとはね。

 うーん、困った困った。

 

「ノアズ・アーク?」

「…………」

 

 スン、と鼻を啜る音。

 え、泣いてる?

 

「ノアズ・アーク?」

「……心配だったのは、ボクも、ヒロキもなんだからね」

 

 そのようやく返ってきた言葉もよくよく聞けば、なんだか声まで震えている。

 

 うーん。

 

 もしかしてこれ、私が思ってたより深刻か。

 

 

『ゲーム開発の手伝いしてくる』

 

 って零くんに伝えて来たけど、もしかしてこれ、2日、3日かかりそうか。

 

 

 ……まー、ノアズ・アークに頼めば連絡くらいしてくれるでしょ〜!

 

 なだめすかしてかわいがって、なんとか頑張ってみるか〜。

 

 





甘い見通しは事故の元

コクーンの仕組み分からなフォイなので『好きな夢を見れる』、に近いものだと認識しています

読んでいただきありがとうございました!
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