異能バトルがメインなエロゲに転生したけどセッ○スは全てが終わってかららしい 作:おわり
その日から俺は異能養成学校とやらに通う事になった。
さっきのデカイケツのお姉さんが、車内でその学校の校長だという衝撃な事実をサラッと言って来てやっぱり俺は此処で死ぬんだなと悟る。
「俺は、いや僕は此処で死ぬんでしょうか」
『さぁ、どうだろう。死にたくなければ強くなるしか無いと思うぞ』
もう死にたく無いな、流石に。でも強くなるのも、嫌だな。死ぬほど辛そう。って言うか辛いの嫌だし痛いの嫌だし。
『君の異能なら、きっとどうにかなると信じてるよ』
「あの、ちなみにその異能って何なんですか?」
ずっと思っていた疑問を俺は口にする。厨二病的な物だと分かっていてもやっぱり惹かれる。だって男の子だもん。
『心が成熟した時に極たまに目覚める特別な力、それが異能。ちなみに私も使える。少年の異能が分かったのもそのお陰だな』
「へぇ。……どんな異能なんですか?って言うのは気軽に訪ねて良いんですか?」
『女性に年齢を聞くのと同じぐらい失礼だが、少年にはそんな物は関係無いな。出会い頭に尻を揉む様な変態には』
「本当に、申し訳ございません。ごめんなさい」
やっぱり刑務所に向かってたりする?
『まぁ、良いが、一つだけ言っておくとだな』
「はい」
『私以外にそんな事をするとハメられるぞ?』
ハメられる?罠に?
「????」
『どうやらこの世界の常識を少年は知らない様だな。男は気軽に女と話さない。ましてや体に触れるなんて事はもってのほかだ』
「ええ……」
「まぁ、それはさておき本題へ戻るとしよう。私の異能は
少年の様な異能持ちを我が学校に招待する為にな、と校長が言った。
『とまぁ、こんな感じだな。聞きたい事はこれで良いか?少年』
車が止まって、また俺の顔をじっと眺める。それに対して俺は頷いた。
「最後にもう一つだけ。異能ってどうやって使うんですか?」
『そうだな、大人の中に混ざる中で何も知らないのも不味いな。と言っても、異能の発動は人それぞれだ。だが……』
少し考えた後、校長はゆっくりと口を開いた。
『全員に共通点がある、それはが
成程、俺のルーティン。探してみるか。
「さぁ、着いたぞ。ようこそ異能養成学校へ」
車から出て一番最初に見えたのは、巨大な校舎。
曇りなき、青空よりも。何よりも俺の視界を惹きつけたのがそれだった。
「いや、マジででかい。巨人が作ったんですか?」
『と言う説もあるぐらいだな。此処は色々な人間が集まるんだ。脱獄犯や、テロリストにホワイトハッカー。それから、最近お騒がせの配信者にキメラ。何でもいるぞ。この学校に入学する唯一の資格は異能だからな』
え、マジでヤバいじゃん。死ぬよ俺。一般人のショタなんですけど、ただエッチな事が好きなだけのエロガキですが????
「自主退学します」
『さぁ、着いたぞ。ようこそ異能養成学校へ』
車に乗り込もうとするのを校長はNPCの様にセリフを繰り返しながら、必死に止めてくる。放せ!
『ようこそ異能養成学校へ』
「いやだぁ!」
『ねえねえ!ローズ。知ってる?今日転校生来るんだって〜』
『へぇ、マツタケかな。それともアワビかな』
『にゃはははは!相変わらずローズのブラックジョークはイカれてるにゃあ〜』
『ユリも相変わらずだね』
『えへへ〜ありがとー』
『褒めては無いけどね』
『またまた〜』
『暇そうだな、そこの二人』
『『!』』
二人は身を正して頭を下げる。何故なら彼女はこの学校の長、学校長なのだから。
『そんな二人にお願いがあるんだが、頼んでも良いか?』
『良いですよ〜』
『勿論』
『そんな改めなくても構わないぞ。ただ、コイツに学校を案内して欲しくてな』
そこで漸く二人は意図的に見ない様にしていた学校長に抱き抱えられている人物に目を向ける。その人物は笑っている様な泣きそうな顔をしていた。彼がどうしてそんな顔をしているのか彼女達には分かる筈も無かった。
だが、彼女達の中の一人。ローズと呼ばれた少女は彼から目を離す事は無かった。そして。
『構いませんよ。と言うか、校長のお願いですし断れないですしね』
『……本当に三次元の男が存在して会えるなんて、私はツイてる』
彼女は重度の腐女子で、男×男が好きだった。この世界は、男女比が百対一で男なんかには会えない筈だった。今までは二次元の同人誌で、妄想を重ねていただけだった。それで十分だった。なのに、奇跡は起きた。
『逃さない』
校長に捕まった男を。彼女はまるでお腹を空かせた獣の様に彼を見つめていた。
そんな彼女を、彼女の友達は溜息をついてそれを愛しい目で見ていた。その熱く求められる目が、決して自分に向けられないのを知っていながら。
白百合・フェミニスタ・愛。
彼女は百合好きで、てえてえ関係が好きだった。好きな物は、やがて理想へと近づきたくなりそれになりたくなってくる。彼女には幼馴染がいた。彼女とは趣味は合わなかったが、お互いの好きな物を話し合って好きを交換しあった。その気持ちはどんどん強くなり、彼女を愛す事になった。
『好きだよ、ローズ』