心優しい先生と過呼吸になる生徒達   作:黒巛清流

1 / 7
ちょっと書きたかった



小鳥遊ホシノ/黒舘ハルナ

私は突然キヴォトスに呼び出された先生である。

本当に突然で銃撃戦が頻繁に起こるキヴォトスではか弱い生き物だけど何とか先生が出来ている。

でもなぜか生徒たちの様子がおかしい、過保護というかなんというか。最初に出会ったユウカ達やリンは私を見た瞬間に大号泣していた。理由は分からないけどこの荒れ具合をみたら藁にもすがる思いだったのかもしれないね。

 

大人は子供を命に変えても全力で守らないといけない

 

これが私の信条だ、これだけは私がどんな状況におかれても変わることはないだろう。

 

「うへ~、おはよー先生ー」

"おはようホシノ、今日はよろしくね"

 

今日の当番はホシノだ、そういえばホシノのと出会った時は特に酷かったなぁ。突然泣いたと思ったらそのまま過呼吸になって倒れてしばらくずっとごめんなさいごめんなさいと魘されていた。

別に私に何か(・・・・・・)したわけじゃないのに(・・・・・・・・・・)

とりあえず今日は特に問題なさそうである。書類は山積みだけど。

仕事も問題なく進んでいったがやはり数が多い、昼時になって一度休憩しようとホシノに声をかけて背伸びをした。ポキポキと心地よい音が鳴る。

 

「結構やったのにまだまだあるよ~」

"確かに結構あるね、でもホシノもいるし今日は早めに終わると思うよ"

 

昼食を取って少しの間休憩をしているとホシノが何気なしに呟いた。

 

「先生って毎日こんな仕事しているの? 体壊しちゃいそう~」

 

机にぐで~となっているホシノがそんなことを私に伝えた。確かに一人でやっていた時は体を壊しそうになっていた時もあったけど今は当番の子もいるし問題はないかな。

でも確かにこれを毎日やっていたら疲れちゃいそうだね。

 

"このまま忙しくなると胃に穴が開いちゃったりするかもね"

「…」

"…ホシノ?"

 

 

 

銃声が鳴り響く

自らがハンドガンで撃ち抜いた男性に私は冷たい視線を送る

 

「お前も『あいつ』と同じなんだろ…二度とアビドスに近寄るなッ!!」

 

腹部を抑えた男性はフラフラしながらも頭を下げてこちらに背を向けて去る

大人は結局同じだ、例え借金を帳消しにしたとか言われても何も思えない

『あいつ』にセクハラされた後輩達は不安そうな眼をしているけど優しいね。私は…

 

「あのまま野垂れ死んでも何とも思えないけど」

 

 

 

バターンッ!

 

「かひゅッ! こひゅっ…こひゅー…!」

"ほ、ホシノ!?"

 

突然ホシノが倒れたかと思ったら何か作画崩壊しながら震えだした。

何とか元の形状に戻ったけどしばらく謝罪botになっていたので必死に宥める。何があったのか結局教えてはくれなかった。

今度水族館に連れて行こうかな…。

 

 


 

 

"ハルナ、今日はありがとうね"

「いえ、折角ですから」

 

今日はハルナにお気に入りのお店を紹介してもらい、今はそこに向かっている途中である。

美食家というわけではないが美味しいものが大好きな私は普通に楽しみにしてた。

ハルナも最初会った時は泣き崩れ、それ以来私を美味しいものを食べに連れ行ってくれる。

 

"結構老舗って感じだね"

「そうなんですよ、結構長い歴史がありまして・・・」

 

そんな風に解説を聞きながら料理を頼む、どうやらここは天ぷら系が有名なようで盛り合わせを頼んだ。

解説を聞きながら料理を待っていると料理が来たので、早速いただきますと両手を合わせて食べ始める。

美味しい、とても美味しくて箸が止まらなかった。それを見ているハルナがふとこちらを見る。

 

「…相変わらずとても美味しそうに食べますね」

"…あっ、ちょっと意地汚かったかな? 私は美味しいものがとても好きでね。別に美食家って訳じゃないんだけど"

「…そう…なんですね…」

 

少しだけテンションが下がるハルナ、あれ何か変なこと言っちゃったかな…でも食べることは好きなことは伝えないと。

 

"ハルナにこう連れて行ってもらえるの凄い好きでね。三大欲求と言われるだけあってか僕は食べることがすごく好きなんだっ"

「…」

"…あれ、ハルナ?"

 

 

一人の男性が栄養バーをかじっている。一日分の栄養は取れるが吐き出すほど味が酷いことで有名なものだ

 

「…? あぁ、黒舘さん。どうしたんだい?」

「…まずい? あぁ、そうか。これはまずいのか、味がしないから変だとは思っていたけど」

「この前の礼? 食事? 大丈夫だよ、これがあるし」

 

男性は栄養バーを詰め込むと水を煽り、立ち上がる。引き留めようと手を伸ばしたがその男性の言葉に手を止める

 

「君が前に言った通りだ、今の僕なら例え美味しいものでも食べさせるだけ無駄になるさ」

「無駄なことをすることはないよ、君達だけで行っておいで」

 

 

バターンッ!

 

「こひゅっ! ハッ…ハッ…ハッ…カヒュッ…!」

"ハルナぁっ!?"

 

突然ハルナが倒れたかと思うとごぼごぼと泡を吹いて過呼吸を起こし地面へと倒れた。

その後、何とか復帰したがその後食事に誘ってもらえる頻度が増えた。嬉しいけど色々心配である。

そう言えばハルナは手料理も嫌いじゃないと聞いたことあるような気がするし、何か作ってみようかな。




・先生
心優しき先生
生徒のことを第一に思っているし
例え腹部を撃ち抜かれたとしても味方が一人もいなくなっても生徒のためを思い行動してくれるであろう。

・生徒
守らなきゃ…先生を守らなきゃ
『今度こそ』絶対に守らなきゃ…



・先生
とても優しかった先生
例えどんな怪我をしても、どんな目に合っても
ずっと生徒のことを考えていた


・生徒
おめでとう、キヴォトスで起こった世界が崩壊するはずだった事件は
キヴォトスは被害を一切出すことなく世界に平和が訪れた。
生徒は何も被害を追うことなく皆笑顔のハッピーエンドだ。
…何故みんな泣いているんだい? 君達が言っていた悪い大人もいなくなった
それなのに何故?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。