心優しい先生と過呼吸になる生徒達   作:黒巛清流

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たまには平和な話を


梔子ユメ

「先生おはようございます~!」

“おはよう、ユメ”

 

連邦生徒会の制服を着たユメがシャーレにやってきた。

彼女はアビドス高校出身であり、すでに卒業しているがキヴォトスの外に行かずに連邦生徒会に入って職員として働いている。過去に一度砂漠で遭難したことがあるらしくホシノに迷惑かけたととても困った顔をしていた。

でも、過ぎてしまえば笑い話ですむからいいことだ。

 

“じゃあ今日も頼むよ”

「はーい」

 

ユメと共に書類を整理する。相も変わらず凄い書類の量だ。

これはD.U.の一部での不良の騒動が活発化…こっちは以前手伝ってもらった時の弾薬の領収書。

あっ、これ埋もれてた期限今日までの提出書類。ごめんユメこれ優先で。

あとは~…これとこれはこれで終わり、あとは…後でメールが来たらそれを記載して終わりかな。

 

“よし、一旦おしまいだね”

「ひぃん…先生早いですよ~」

 

ユメはもうちょっと残っているようでいつものような声を上げながら書類を片付けていた。

私が早すぎるだけでユメも結構早い方だと思うよ。

お昼も近いし…。と私はエプロンを手に取った。

 

“ユメは何か希望はあるかい?”

「…えっ、先生が料理するんです!? えっと…特に希望はないです」

“これでも一人暮らししてたからね。簡単なものなら作れるよ”

 

今日はパスタにしようかなとソース作りを始めた、シンプルなミートソースにしようかな。

同時にパスタを茹ではじめる。……ユメは結構食べる方って聞いたし多めにしておこうかな。

ソースにトウガラシや黒コショウなどを入れてペペロンチーノ風にしてみる。にんにくはいつもなら入れるけど今回はユメも食べるから抜いてっと。ミートソースもちゃんと作ると時間がかかるからレトルトを少しアレンジしてと。よし、完成。

書類が一区切りついたユメを呼び、テーブルに料理を並べた。

 

「わぁー美味しそー!」

“ソースが飛ばないように気を付けてね”

 

連保生徒会の服は真っ白だしね。ミートソースが飛んだら大変だ。

食事をとりながら他愛のない雑談をする。と言っても基本的にアビドスのことだ。

 

“みんなの様子はどうだい?”

「みんな元気ですよー…相変わらず時々おかしくなりますけど…」

 

アビドスの生徒、特にホシノとノノミは私とユメが揃っているとすぐに倒れる。特にホシノは顕著だ。

二人そろっている時は時折夢でも見ているかのように頬を引っ張ったりしている。

シロコは私を見るとボロボロと泣き始める、ノノミはお金を渡そうとしてくる、アヤネは私を管理しようとしてくる、セリカは引っ付いてきて動かなくなる。

学年が上がるほどなんだかおかしくなっていくな…?

 

「ホシノちゃん。時折砂祭りのポスターをぼうっと眺めるんですよ。何かをなぞるみたいに指を滑らせながら」

 

その様子は「あーここにも傷があったなぁ~」ってテーブルを撫でるみたいな感じらしい。よく分からなかったけど。

 

“そういうとシロコやホシノは僕のお腹を定期的に確認するんだよね”

 

いつもお腹を見た後は左の脇腹に近い所撫でる。すぐに離れてくれるけど何もないことに安心している感じだ。

 

「そういえば…リュック型水筒をやたらと進めてきたりGPSを持たせたり色々してたなぁ…」

 

あれはまだ自分が在学していた頃…散策に出ようとしたら凄い重装備にされた。それはもう凄いことに。

リュック型水筒にGPSにコンパスに携帯食料に…とかごっそり持たされて送られ見事遭難したので役には立った。

 

“…さて、食べ終わったしまたお仕事を再開しようか”

「ひぃん、シャーレは忙しすぎますよぉ~」




これはユメの話に見せかけたアビドス曇らせの話ではないか…?


・先生
基本的にはほわほわしてる

・梔子ユメ
基本的にはほわほわしてる


先生
アビドス勢と生前最後にあったのは撃たれた時

梔子ユメ
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