中務キリノの護りたいもの   作:馬刺しユッケ

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警官がナイフとかの殺傷能力の高い武器に警棒持って戦うの大好きなんですよね
なんというかすごいロマンを感じるんですよね、今回相手は銃ですけどね


ヘルメット団襲撃

「助かりました、シロコさん」

 

「ん、困った時はお互い様。ほら、着いたよ」

 

そういったシロコさんの向く方を見ると、少し砂に埋もれた学校の校舎が見えました

 

「ようこそ、アビドス高校へ」

 

──────────────────────

 

その後、シロコさんの所属するアビドス廃校対策委員会という委員会の部室に案内されたのですが…

 

「ただいま」

 

「あ、おかえりなさいシロコ先…輩…」

 

「え!?その人だれ!?」

 

「シロコちゃんが大人を拉致してきちゃいました!」

 

「とうとうシロコ先輩…犯罪に手を…」

 

「と…とりあえず死体を埋めるわよ!体育倉庫にシャベルがあったはずだから」

 

私のこと、眼中にない感じですね…

 

「あと、元警官の前でなんて話してくれてるんですか…」

 

「うわぁ!あんた誰!?」

 

「これでも一応支援要請に応じて来たんですけど…」

 

「支援要請って…」

 

そういえば、シロコさんにもそういえば自己紹介してませんでしたっけ

でもその前に

 

「先生起きてください」ペチペチ

 

“う〜ん…あれ…着いたの?”

 

「着きましたよ。そろそろ自己紹介を、」

 

ジー…

 

うっ…対策委員会の皆様の視線が痛い…

 

“えっと…じゃあ…私は連邦捜査部『シャーレ』の顧問をしてる先生だよ。よろしくね”

 

「そして私は先生の補佐官をしています。中務キリノと申します」

 

「え、えぇっ!?まさか!?」

 

「わぁ☆本当に要請が受理されたんですね!よかったですね、アヤネちゃん!」

 

「はい!これで…やっと弾薬や補給品の援助が受けられます!」

「ホシノ先輩にも知らせてあげないと…ってホシノ先輩はどこに?」

 

「隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる」

 

ダダダダダダダダッ!

 

「なっ!」

 

「銃声!?」

 

 

 

 

「ヒャハハー!撃ちまくれー!!」

 

「やつらは弾薬の補給を絶たれている!今こそ占領するぞー!」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

 

 

「武装集団が学校に接近!カタカタヘルメット団のようです!」

 

「あいつら…性懲りもなく」

 

情報にあった武装集団とはヘルメット団のことでしたか

 

「ホシノ先輩を連れてきたよ!ほら!寝ぼけてないで起きて!」

 

「むにゃ…まだ眠いよ〜」

 

「ホシノ先輩!ヘルメット団の襲撃です!」

「こちらの方はシャーレの先生です。支援要請を受理してくれたようです!」

 

「ありゃりゃ、また〜?」

 

そう言ってホシノさんはこちらに目をやる

 

「……ふ〜ん…シャーレね…よろしくね〜」

 

「…っ!」

 

今のは!?

 

「ほら!しっかりして!学校を守るよ!」

 

「これじゃあ、おちおち昼寝もできないよ〜」

 

「………」

 

あの目は…前の世界で見た目だ…

 

「すぐに出るよ」

 

でもそれは今考えることでもないですね

 

「待ってください、バックに弾薬等の補給品を詰めてきたんです」

 

「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

弾薬等の火器の詰まったバックを見せると、各々の銃の弾を手に取りリロードをする

 

「よし、補給も十分、行こうか」

 

「みんなで出撃です☆」

 

「私がオペレーターを担当します。先生もサポートをお願いします」

 

“うん、対策委員会のみんなとキリノ、戦闘開始だよ”

 

その言葉を聞き、私も駆けだす

 

「中務キリノ、出撃します!」

 

──────────────────────

 

校庭に出ると先生のシッテムの箱を通じて即座に敵の人数などのの情報が送られてきます

 

「約35人ですか…なかなか数が多いですね」

 

この情報を共有するべく、遮蔽物に隠れた対策委員会の他の方々にも先生の指揮下に入っていただきます

 

「みなさん!今から先生が指揮をします!従っていただけないでしょうか!」

 

「え!?あの大人が指揮するの!?」

 

「実力は私が保証します!」

 

「う〜ん…まぁいいんじゃない?弾もたっぷりあるし、負けることはないでしょ」

 

対策委員会の方々の承諾をいただいたのでおそらくこれで…

 

「え!?なにこれ!?目になんかゲームとかで見るやつが映ってるんだけど!?」

 

これが連邦生徒会のオーパーツ、『シッテムの箱』の力です。私も初めてこれを受けた時はびっくりして尻もちをついてましたね…

 

“聞こえてるかな?これからそれを使って支援をしていくから、邪魔な情報とかがあったら個人ごとに対応してくから言ってね”

 

「すごいです!これが大人の力なんですね☆」

 

大人全員がこれを持ってるわけではないのですが…いちいちツッコむんでると疲れそうですのでやめておきます…

 

「おい!何無視してやがる!」

 

「そろそろ接敵ですか…」

 

そう言うと同時に私は警棒を抜きます

するとアヤネさんの困惑の声が聞こえてきました

 

「えっ、警棒…?」

 

まぁ、銃社会のキヴォトスでこれだけ敵と離れてると普通は銃を抜きますよね…

 

“キリノ”

 

「了解!」

 

先生の声と同時に遮蔽物から飛びだします

 

「な、なんだあいつ!」

 

ヘルメット団の困惑の声が響いたタイミングで先生の指揮が始まります

 

“セリカ、シロコ、牽制をしつつ注意を引いて!ホシノは盾を構えながら前進!ノノミは相手の体勢が崩れたタイミングで掃射するから準備して!”

 

「「「「了解(です☆)」」」」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

「いってぇ!」

 

シロコさんとセリカさんの射撃で相手の気が私からそれたタイミングで10メートルほどの距離を一気に駆け抜けます

 

「なっ!コイツっ!」

 

相手が気づいて銃口をこちらに向けますが、この距離なら私のほうが早い

姿勢を低くしつつ接近、アッパーカットの要領で顎を警棒で強打、のけぞっているうちに回し蹴りをして別のヘルメット団の元へ蹴飛ばす

 

「ちっ!この野郎!」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

撃ってきたヘルメット団の弾を回りこむように避けつつ飛び上がり、首元へ袈裟斬りのように脚を叩きつける

 

「ブベッ!」

 

頭が地面にめり込んだのを確認し、次の相手をしつつ、対策委員会の方に目をやる

 

“シロコ、ドローンで少し後ろの方の敵を叩いて、RPGの準備してる”

 

「分かった」

 

ドドドドーン!!

 

「うわぁぁぁ!」

 

“よし!ノノミ!”

 

「はい!お仕置きの時間ですよ〜☆」

 

とてもあんな可愛らしい声から出てはいけない発射レートから撃ち出された弾丸がヘルメット団たちにめり込んでいく

 

「さすがに銃のほうが倒すのは早いですね」

 

独り言を吐きながら相手の手首を打ち、銃を落として驚いているところで意識を刈りとる

 

「私も弾が当たればいいんですけど…」

 

そう文句をいいつつ、次の相手を定める

 

「こっち来るな!うわぁぁぁぁ!!」

 

──────────────────────

 

「これで終わりと思うなよ!!!」

 

創作の三流悪党のようなセリフを吐きながら逃げていくヘルメット団を見送ったところでホシノさんが口を開く

 

「いやぁ〜まさか勝っちゃうなんてね。相手もなかなか本気だったっぽいけど…」

 

「勝っちゃうなんてね、じゃないですよホシノ先輩…」

 

「先生のおかげ、指揮してくれる人がいるといないとじゃ大違い」

 

「あとあの能力もすごかったです☆」

 

“お褒めにあずかり光栄だよ”

 

「それにキリノさんの格闘術もすごかったです!警棒を出した時にはどうなることかと思いましたが、杞憂でしたね!」

 

「うん、すごかった。後で教えて」

 

「いや〜あはは…」

 

いざこうして褒められると少しこそばゆいですね

 

「そういえば、私たちの自己紹介がまだでしたね」

「私たちは、アビドス対策委員会です。私がオペレーターをしている1年の奥空アヤネと申します」

 

「黒見セリカ、よろしくね」

 

「私は十六夜ノノミです。よろしくお願いします☆」

 

「さっきもしたけど私は砂狼シロコ」

 

「あとこちらが委員長の3年、小鳥遊ホシノ先輩です」

 

「いやぁ〜よろしくね〜」

 

「よろしくお願いします!」

 

シャーレ始まって初の大きな仕事、さっきのホシノさんの目を筆頭に、なんとなく嫌な予感がします…




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