中務キリノの護りたいもの   作:馬刺しユッケ

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これからうちのキリノの心の闇を少しずつ出していくぞ〜タブン


アビドスの日常

アヤネさんたちから説明を受けたあと、私は校舎全体をある程度の把握をするために先生と一緒に歩いていました

 

「まさか9億を超えた額とは思っていませんでしたね」

 

“うん、とても子どもが背負っていい値じゃない…というか大人でもおいそれと背負えるような額じゃないよ”

“でも、あの言葉を取り消すつもりはないかな”

 

──────────────────────

 

「借金は自分たちで何とかするから、顧問になっても気にしないでね」

 

「ん、先生にこれ以上迷惑をかけるわけにもいかない」

 

“…私も対策委員会の一員として一緒に頑張りたいな”

 

「え……あっ、はいっ!よろしくお願いします、先生!」

 

「変わり者だね〜先生も」

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“あの子たちには頼れる大人がいなかった、だから今、私が手を貸してあげなきゃならないと思うんだ”

 

「そうですね。そのためにはまずセリカさんと仲良くなるのが先決ですよ」

「今すごい私たち嫌われてるんですから」

 

“そうだね、ここは根気強く関わっていこう”

 

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ヴァルキューレ時代の癖で朝早い時間に起きてしまったため、アビドスの地理の把握ついでの散歩でセリカさんに出会いました

 

「うわ……な、何っ……?」

 

「おはようございます!セリカさん!」

 

何事もまずは挨拶から始まります。素晴らしい挨拶には素晴らしい日常がセットでついてきます。基本的には…

 

「な、何が「おはよう」よ!馴れ馴れしくしないでくれる?」

「私は先生のことを認めてないし、その仲間のあんたのこともまだ認めてないから!」

「朝っぱらからのんびり散歩なんていいご身分ね」

 

1の言葉を放ったら3倍くらいで帰ってきました。朝から元気がいいですね…

 

「いやぁ、この時間歩いてるのが癖づいちゃってまして…セリカさんは、これから学校ですか?」

 

「私が何しようと、別にあんたとは関係ないでしょ?」

「この時間からうろちょろしてると、怪しまれるわよ?」

「それじゃ、私は忙しいの」

 

まさか怪しい人を捕まえる仕事をしてた私が怪しまれる側になるとは…世の中世知辛い…

 

「学校に行くなら一緒に行きましょう。」

 

「嫌よ、なんで私があんたと仲良く学校に行かなきゃならないの?」

 

「即答…」

 

「それに今日は自由登校日だから、学校に行く必要ないから」

 

「それならどこへ?」

 

「そんなの教えるわけないでしょ」

「今度こそ、じゃあね」

 

そう言うが早いかセリカさんは走っていってしまいました…

その後、学校に行くと先生や対策委員会のみなさんが揃って何処かに行くらしいので、一緒に行くことになりました

 

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「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!」

「何名様ですか?空いてるお席にご案内いたしますね!」

「はい、追加注文ですね!少々お待ちください!」

 

ガラッ

 

「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで……なぁっ!?」

 

「あの〜☆6人なんですけど〜!」

 

「あ、あはは…セリカちゃん、お疲れ…」

 

「みんな…どうしてここを…!?」

 

“どうも”

 

「先生まで……やっぱりストーカー!?」

 

ストーカー?先生…何をしたんですか…

 

「うへ〜、セリカちゃんのバイト先といえば、ここしかないでしょ?だから来てみたの。あんまり先生を責めないであげてね〜」

 

「ホシノ先輩かっ…!ううっ…!」

 

「アビドスの生徒さんか。セリカちゃん、おしゃべりはそのくらいにして、注文受けてくれ」

 

「うう…はい、大将。それでは、広い席にご案内します…こちらへどうぞ…」

 

なんか申し訳なくなってきましたね…私の散歩の間に話が決まってたので私が居ようが居まいがあまり関係ないかったでしょうけど

 

そのまま案内され、先生はシロコさんの隣に、私はノノミさんの隣に座ることになりました

しかし、近くで改めて見ると何とは言いませんが、やっぱりおっきいですね…どうしたらここまで大きくなるのでしょう…

 

「キリノさん?どうかされました?」

 

「い、いえっ!何もっ!」

 

「それにしてもセリカちゃんユニフォーム似合ってますね☆」

 

「いやぁ〜セリカちゃんってそっち系か〜ユニフォームでバイト決めちゃうタイプ?」

 

「ちち、ちがうわよ!関係ないし!ここが行きつけのお店だったからで……」

 

「写真で一儲けできるかもね〜。どう?先生、1枚買わない?」

 

“それじゃあ1ま「先生?」…そういう商売は君たちにはまだ早いと思うんだ”

 

「その3人は何してるんですか…」

 

え、私も?さすがに理不尽だと思います

 

「このバイトはいつから?」

 

「い、1週間くらい前から…」

 

「そうだったんですね☆時々姿を消していたのはバイトだったということですね!」

 

「も、もういいでしょ!!ご注文は!?」

 

「「ご注文はお決まりですか?」でしょ?お客様にはちゃんと笑顔で接客しなきゃ〜」

 

「ご、ご注文はお決まりですか…?」

 

その後各々自由に頼んでいるので私もメニュー表を見て食べるものを決めます

 

「えーっと、じゃあ柴関ラーメンの半チャーハンのセットでお願いします」

 

「それよりみんな、お金は?またノノミ先輩に払ってもらうの」

 

「それはここにいるじゃん、頼りになる人が〜」

 

え、各自で支払うわけではないんですか?

あ…先生逃げ出した…ところをホシノさんに捕まりました

 

「先生いいカード持ってんじゃ〜ん」

 

「あまりそういうカードを使う場所ではないような気がしますし、先輩…最初からその気で…」

 

「先生としては、カワイイ生徒の空腹を満たせる絶好のチャンスじゃ〜ん」

 

「一応元警官の前で人の財布漁った挙句その発言はどうかと思うんですけど…」

 

「えっ…キリノさんって元警察なんですか!?」

 

「元ヴァルキューレ所属です。来て最初の時も元警官とは言いましたよ」

 

「うへ〜聞いてないよ〜」

 

「そもそもその時ホシノさんは居ませんでしたから」

 

「セリカちゃん!出来たから持ってってくれ!」

 

「え!?はい!」

 

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その後結局支払いは先生が全額負担しました

 

私の分は後で先生にこっそり返しておきましょう

 

「いやぁ〜!先生、ゴチでした〜!」

 

「「ご馳走様でした」」

 

「ん、おかげでお腹いっぱい」

 

「早く行って!二度と来ないで!仕事の邪魔だから!」

 

「あはは、セリカちゃん…また明日ね」

 

「ホント嫌い!!みんな死んじゃえー!!」

 

『お願い!死んじゃだめ!』

 

「っ!セリカさん!」ガシッ

 

「えっ、なっ何!?」

 

「…な、なんでもありません…」パッ

 

「キリノさん?」

 

何してるんでしょう、私は、あれは冗談だと分かっているでしょうに

 

「すみません、帰りましょう」

 

“キリノ?大丈夫?”

 

…先生にもいらぬ心配をかけてしまいました

 

「大丈夫です。早く帰ってゆっくりしましょう」




今のところただ普通にキリノがいるだけになってるから早急にどうにかしなくては
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