中務キリノの護りたいもの   作:馬刺しユッケ

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遅くなって本当に申し訳ないです。テストが重なって執筆期間をなかなか設けられなくて…

今回から少し書き方を変えてみました
セリフや文をコピーして、あとから私の文を足すスタイルから、ある程度内容を把握して書くスタイルに変えています
いかんせん手探りなものでして…これからも温かい目で見ていただけると幸いです


黒見セリカ救出作戦

「セリカちゃん今日もお疲れ。はい、今日の分の給料」

 

「ありがとうございます!お疲れ様でした!」

 

大将にしっかりお礼を言って柴関ラーメンから出て早々私は文句を言わずにはいられなかった

 

「あぁもう!先輩たちなんで来るのよ!しかもよりによってあの大人も連れて来て!」

「ホシノ先輩、絶対昨日のことがあったから連れてきたでしょ!そう簡単には折れてやらないんだから!」

「それにしても…」

 

『セリカさんッ…!』

 

あのキリノって人、どうしたんだろう…

 

「帰ろう」

 

──────────────────────

 

「アイツで間違いないですか?」

 

「あぁ、対策委員会のやつだ。行くぞ」

 

──────────────────────

 

帰り道、町中をを歩いても周囲に人の姿は全然ない

 

「この辺、こんなに人いなかったっけ…」

 

最近は治安も悪くなってきて、カタカタヘルメット団以外にもチンピラが居座るようになってきた

とりあえず給料は基本全部借金返済に充てないと…

 

「もっと頑張らなきゃ…」

 

ザッザッザッザッ

 

「黒見セリカ、だな?」

 

「何よあんたたち、カタカタヘルメット団?」

「ちょうどいいわ、今虫の居所が悪かったの。返り討ちにしてあげる」

 

ここで数を減らしといた方が後々楽になるし、せいぜい5人くらい私一人で十分よ

 

「捕えろ」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

「なっ!後ろから!?まさか、囲まれてる!?」

 

ドドドォーン!

 

「ケホッ…ケホッ…!」

 

この音…もしかしてFlak41改?

 

「だめ…意識が…」

 

──────────────────────

 

今日も今日とてアビドスの区域をパトロールしています

 

「眠れないついでのものだったのに、いつの間にか日課になってしまいました…」

 

今日は少し荒廃したビル群の方をパトロールしています

土地の構造に明るくない以上、ある程度は把握しておきたいので、案外悪いことばかりではないのですが…

 

ドドドォーン

 

「爆発音!?」

 

音の距離的に数百メートルは離れた距離です

急いで向かいましょう!

 

──────────────────────

 

音の元に近づいてきたので、身を隠し、気配を消して様子を探ると何台かの車両とトラック、そしてヘルメットをかぶった集団を見つけました

 

「カタカタヘルメット団?爆発を起こしたのは彼女らですか…でも何故?」

 

その時、トラックの荷台に積み込まれたセリカさんの姿が見えました

 

「…ッ!セリカさん…!」

 

気づくと同時にトラックに向けて全速力で駆け出しました

腰から警棒を抜き、叫びます

 

「セリカさんを解放してください!」

 

私の声に驚いた様子のヘルメット団が一斉にこちらに振り向きます

人数はおおよそ15人、トラック含む全車両にエンジンが掛かっているので運転手含め20名ほどです

倒すだけなら問題ないのですが

 

「アビドスのやつだ!乗り込んで早く車を出せ!」

 

リーダー格の指示で全員車両に乗り込み出発しようとします

 

「くっ…そうは行きません…!」

 

なんとか追いついたところで車両が動き出し、咄嗟に一番近かったジープの上に飛び乗ります

 

「クソッ!上に!」

「振り落とせ!」

 

そう聞こえたと思ったらジープがどんどん加速していきます

 

「なっ!止まりなさい!」

 

「そう言われて誰が止まるかよ!」

 

猛スピードで走行しだしたジープを止めるため、車上から身を乗り出すように運転席のドアに手をかけます

 

「グッ!テメェ!」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

「いっ…!まずッ…!」

 

運転手から発砲され車上から滑り落ちそうなところをすんでのところでドアの取手を掴み、地面に叩きつけられるのを回避します

 

「止まりなさい!」

 

「うるせぇ!誰が止まるか!」

 

その時、鍵をかけてなかったのか、手をかけていた取手が動いてドアが開き、その拍子に手を離してしまいました

 

「あっ…!」

 

次の瞬間、強い衝撃とともに体中に痛みが走ったと思ったら、頭を強打し、走り去っていく車両を見ている中、目の前が暗くなっていきました

 

──────────────────────

 

数十分後、なんとか目を覚まし、すぐにアビドス高校の対策委員会室に向かいました

他の方も気付いたのか、明かりがついているのを確認しました

 

ガラッ

 

「みなさん…セリカさんが…」

 

「キリノさん!?その怪我はどうしたんですか!?」

 

「少し戦闘がありまして…セリカさんが…」

 

“キリノ…何があったのか、教えてくれる?”

 

「はい」

 

アヤネさんとノノミさんの治療を受けつつ、何があったのかの説明を行いました

 

「なんとか防ごうとしたのですが、申し訳ありません」

 

「ううん…ありがとうね、頑張ってくれて」

 

“キリノ…次からはそんな無理はしないって約束してくれる?”

 

えっと…無理とは…なんのことでしょうか…

 

“分かってないね…猛スピードの車につかまったりとか、そういうこと…”

 

「あ、あぁ…」

 

“大怪我したら大変でしょ?約束してくれる?”

 

「…善処します」

 

“約束だよ”

 

…未来のことを考えると…申し訳ありませんが、この約束は守れそうにないです

 

“少しホシノと調べてくるからキリノは休んでて”

 

「分かりました」

 

──────────────────────

 

「先生が連邦生徒会のセントラルネットワークにアクセスしてくれたおかげで、セリカちゃんが最後にいた場所が確認できたよ」

 

セントラルネットワーク、セントラルネットワーク…

 

「って、先生!?それバレたらリンさんに凄い怒られるやつですよね!?」

 

“ハハッ、バレなきゃモーマンタイさ”

 

「先生!?私も怒られるんですよ!?」

 

「あはは…大丈夫なんでしょうか…」

 

“そんなことより「そんなこと!?」…セリカが最後に確認出来たのはここだよ”

 

「ここは、砂漠化が進んだ市街地の端のほうですね」

 

「うん、多分こっから先はネットが繋がらないからここで途切れたんだと思うよ」

 

「このエリアの先にカタカタヘルメット団のアジトらしき場所を確認できました」

「ということは…」

 

「帰宅途中のセリカちゃんをアジトに誘拐したってところかな、多分キリノちゃんが邪魔してくるのは想定外だっただろうけど」

 

「人質を取って脅迫しようってことかな」

 

「それならこうしてはいられません!急いでセリカちゃんを助けに行きましょう!」

 

“うん、出発しよう”

 

──────────────────────

 

それから、対策委員会のみなさんとアヤネさんが修理したらしいジープに乗ってトラックを追いかけています

 

「いました!あれがセリカさんを乗せたトラックです!」

 

“よし!シロコ、ドローンで狙って!”

 

「任せて」

 

ドドドーン!

 

先生の狙い通りトラックが横転し停車しました

 

「よっしゃ〜それじゃ、行こうか」

 

“シロコ!トラックの荷台にセリカがちゃんといるか確認して!他のみんなはヘルメット団と戦うよ!”

 

「「「「了解(です〜)!」」」」

 

戦闘開始とともにシッテムの箱とリンク…この場の敵の数が視界に表示されました

 

「22人…おおよそ想定通りです」

「戦闘を開始します!」

 

「クソッ、対策委員会だ!応戦しろ!」

 

リーダー格が指示を出し、こちらに銃を向けます

 

“ノノミ!キリノが接近するまで援護を!ホシノはノノミのカバーをお願い!”

 

「了解です〜☆」

「オッケー」

 

ダダダダダダダダダッ!

 

「ぐっ…クソがっ!」

 

近くにいた相手の意識がノノミさんに向いたのを確認したと同時に急接近します

 

「隙だらけです!」

 

鳩尾に全力の拳を叩き込み、相手がふらついたタイミングで頭めがけてハイキックを叩き込みます

吹き飛んだのを確認し、至近距離にいた同じ車両に乗っていたであろう敵の仲間に向かいます

 

「このっ…ふざけやがって!」

 

発砲しようとしますが、この距離なら近接格闘の方が早いです。狙いを定めさせないために姿勢を急速に低くして、片足にのみ足払いを行います。

 

「うわっ!」

 

すぐさま立ち上がりちょうどいい位置にある相手の顔面に向けて体重を乗せた前蹴り、いわゆるヤクザキックを放ちます

 

「ぶべっ!」

 

「元警官としてなんか複雑ですね…」

 

そうこうしてるとシロコさんから無線が入ります

 

「ん、半泣きのセリカを発見。怪我はなさそう」

 

「なにぃ〜!セリカちゃん泣いてるの?ごめんねぇ〜ママが寂しい思いさせちゃったね〜」

 

「だぁぁぁ!うるさい!泣いてなんかない!」

 

この騒がしさ、対策委員会って感じがして少し嬉しい気持ちになりますね

 

「それよりなんで私の居場所がわかったの?」

 

『それは先生が探してくださったんです』

 

“ふふん、伊達にストーカーやってるわけじゃないのさ”

 

……………………………………

 

「先生…後でお話があります」

 

“え?キリノ…?”

 

「いいですね?」

 

“はい…”

 

何をしてるんですかあの人は…

 

“と、ともかく!シロコ!ドローンを使って相手の車、破壊して!”

 

「任せて」

 

ドドドォーン!

 

──────────────────────

 

相手の車両が破壊されてからは一方的な戦いでした

防御手段のなくなったヘルメット団にはノノミさんの掃射はかなり脅威だったようで、他には銃を取り戻したセリカさんの射撃やシロコさんの小型ミサイルでほとんどヘルメット団は片付きました

一応私も、5人ほど倒したので貢献はしていますよ?

やはり、どうあがいても銃相手に撃墜レースで勝つのは難しいですね

 

──────────────────────

 

『ヘルメット団、全員沈黙しました!』

 

アヤネさんの声を合図に全員が武器を下ろし、戦闘が終了しました

 

「いやぁ〜みんなおつかれ〜」

 

“うん、みんなお疲れ様。みんな、ケガはないかい”

 

「はい〜!特にありません!」

 

ノノミさんの言う通り一人も目立った外傷は負っていないようです

セリカさんも無事に取り戻せましたし、よかったです

 

「みなさん…それでは、帰りましょう」

 

その時

 

ドサッ

 

セリカさんが、意識を…失った…

 

「セリカさん!?セリカさん!大丈夫ですか!?」

 

「うへ〜キリノちゃん、落ち着いて。セリカちゃんちょっと疲れたみたいだからさ。ゆっくり寝かせてあげて」

 

「あっ…そ、そうですか…そうですよね…」

 

砲撃を受けてましたし、緊張の糸がほぐれただけ…ですよね…

 

“…それじゃあみんな、アビドス高校にもどろうか”

 

「はい!わかりました〜!」




キリノの不安定さを表現したいけど難しい…
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