ヨスガシティ近くの街にある自然公園に立ち寄ったジュンとシロナ。
ジュン「『全ての命は別の命と出会い・・・』」
シロナ「『何かを生み出す』か・・・」
そこで、ある遺跡にある石碑に書かれてある文字を読んでいた。
読んでみて
ジュン「なんか、めちゃ深い言葉だな・・・」
ジュンはすごく深いと感じ
シロナ「そうね。でも、ポケモンにも性格や個性があるわ。」
シロナ「私は彼らの事を知れば知るほど、何か新しいものが生まれる事に気付いたわ。」
シロナ「私たちとの関係も同じなのかもしれないわね・・・」
シロナは、この言葉を深く噛み締めながらジュンを見て言った。
ジュン「シロナ・・・」
しかし
ジュン「・・・アイス食って言う事なのか?」
ジュンはシロナの手に持ってるアイスを指差して言った。
・・・ムードを壊すなよ。
シロナ「べ、別に良いでしょ!アイス大好きなんだから!」
ジュン「だからってお前、アイス選びに時間かけすぎだろ・・・」
シロナ「だ、だって・・・どれも美味しそうだったから・・・」
シロナは、ジュンの指摘に少しシュンとした表情を浮かべた。
それを見て
シロナ「あっ・・・」
ジュン「ったく・・・んな顔すんじゃねーよ。」
ジュンは、シロナの頭を優しく撫でながら言った。
シロナ「んっ・・・」
シロナは、気持ち良さそうに目を細めながら堪能していたのだった。
そして、暫く時間が経つと
シロナ「もう大丈夫よ。」
シロナは普段の顔に戻った。
ジュン「そっか・・・」
すると
シロナ「ねぇ、ジュン君。」
シロナ「久しぶりに、私とポケモンバトルしないかしら?」
シロナが突然そのような事を言い始めた。
ジュン「・・・唐突だな。」
シロナ「良いでしょ。昔はこうしてよくバトルしてたでしょ?」
シロナは、昔の事を語り、バトルしようと言った。
ジュン「・・・はぁ。わーったよ。」
ジュンは、ため息をつきつつもシロナのバトルを了承したのだった。
一方その頃、ポケモンセンターでは
『さぁ、息詰まるバトルもいよいよ大詰め!』
『勝つのは、チャンピオンリーグマスターのシロナか?』
『それとも、四天王のゴヨウか?』
シロナと、シンオウ四天王の1人であるゴヨウとのバトルの録画中継が放送され、多くのトレーナー達が見ていた。
そして、ゴヨウのドータクンはラスターカノンを発射し
ドカーン!
シロナの相棒であるガブリアスに直撃した。
『ラスターカノンが直撃!凄まじいパワーだ!さしものガブリアスも、ここまでか?』
タケシ「流石ゴヨウさんとシロナさんのバトルだな!」
ヒカリ「凄い迫力ね!」
サトシ「ああ!」
サトシ達も、そのバトルの録画中継を見ていた。
そして、ラスターカノンが直撃したガブリアスだったが
ガブリアス『ガーブーッ!』
ほぼ無傷だった。
『おーっと、これは?ガブリアスは殆どノーダメージ!』
そして
ガブリアス『ガーッ!』
ガブリアスはギガインパクトを繰り出し、ドータクンに向かって突撃した。
『出たー!ガブリアス得意のギガインパクト!』
ドカーン!
ドータクン『ドーン!』
それはドータクンにダイレクトに当たった。
『ギガインパクトがクリーンヒットー!』
ドータクンは戦闘不能となり
『壮絶なバトルを制したのは、チャンピオンリーグマスターのシロナです!』
シロナの勝利となった。
その瞬間
サトシ「流石チャンピオンだ!」
サトシはシロナの強さを改めて体感し
ヒカリ「ゴヨウさんも惜しかったけど、やっぱり強いわね!」
タケシ「流石シンオウチャンピオンだな!そして、それに匹敵するジュンさんは本当に凄いな!」
ピカチュウ「ピッカピカー!」
ヒカリとタケシも同様だった。
その時
「おい、皆!」
「シロナさんとジュンさんが、自然公園に来ててバトルするらしいぞ!」
「ええっ!?」
「シロナ様とジュン様が?」
「行ってみようぜ!」
「「ああ!」」
ジュンとシロナがバトルすると聞いた。
タケシ「ジュンさんもこの街に来てたのか!」
ヒカリ「しかもシロナさんと・・・!」
タケシとヒカリは、2人一緒にいる事に驚いたが
サトシ「俺達も行こうぜ!」
タケシ「そうだな!」
ヒカリ「ええ!」
サトシの言葉に、その自然公園に向かったのだった。
そして、自然公園に到着すると
サトシ「うわぁ・・・!」
ヒカリ「凄い人が集まってるわね!」
タケシ「流石にシンオウが誇るダブルチャンピオンが来てるとなると、沢山いるのは当然か!」
大勢の人が集まっていた。
その中心には
サトシ「すげぇ・・・本物だ!」
ヒカリ「うん!シロナさんを生で見るのは初めて!」
シロナとジュンがいた。
タケシ「テレビで見るより一段と美しい!」
タケシ「あ〜ははっ。自分もあの隣に立ちた〜い!」
タケシは、生で見るシロナの美貌に見惚れており
ヒカリ「ハァ・・・」
ヒカリは呆れて頭を抱えていた。
タケシよ、お前は変わらないな・・・。
見ていたのは、サトシ達や周りのトレーナーやファンだけじゃない。
ムサシ「人ごみに誘われて来てみれば・・・」
コジロウ「アイツ、チャンピオンだったのか!」
ニャース「やはり只者じゃなかったのニャ!」
ムサシ「それにアイツ・・・」
コジロウ「ああ。俺達の新生ロケット団の門出を邪魔した奴だったな。」
ニャース「アイツも只者じゃなかったニャ。」
お馴染みのロケット団3人組も来ていた。
因みにシロナが買ったアイスは、ロケット団のアイスの売店で買った物だ。
ジュン「使うポケモンは、1体で良いか?」
シロナ「ええ、構わないわ。」
そして
シロナ「では、始めましょう!」
ジュン「ああ!」
シロナ「天空に舞え、ガブリアス!」
ガブリアス「ガーッ!」
シロナはガブリアスを
ジュン「炎よ舞え、リザードン!」
リザードン「リザァッ!」
ジュンはリザードンを繰り出した。
これには
「スッゲェ!ガブリアスとリザードンだ!」
「あの対決を生で見れるなんて!」
「ヤッベェ!鳥肌立ってきたぜ!」
周りは胸を熱くし、盛り上がりを見せた。
サトシ「ガブリアス・・・」
『ガブリアス。マッハポケモン。体を折り畳み翼を伸ばすと、ジェット機のように音速で飛ぶことが出来る。』
ジュン「やっぱガブリアスで来たか。」
シロナ「私も、リザードンで来ると思ったわ。」
お互い、それぞれ分かり合ってるかのように言い
リザードン「リザァッ!」
ガブリアス「ガーブ!」
リザードンとガブリアスも、互いに闘志むき出しの笑みを浮かべながら睨み合っていた。
ジュン「行くぞ!」
シロナ「ええ!」
ジュン「リザードン、ドラゴンクロー!」
リザードン「リザァッ!!」
シロナ「ガブリアス、かわらわり!」
ガブリアス「ガーッ!」
そして、バトルが始まった。
まず、リザードンが右手にドラゴンのエネルギーを纏った爪を繰り出してガブリアス目掛けて突っ込むと、ガブリアスもかわらわりを繰り出しリザードン目掛けて突っ込んでいき
ガキィン!
「「「うわぁぁっ!」」」
激しくぶつかり、一気に周りに衝撃が広がった。
ジュン「やるな、シロナ!」
そんな中、ジュンは少し興奮するかのように目を見開かせ
シロナ「あなたもね、ジュン君!」
シロナも、いつものクールさから一転し、気が昂っていた。
ジュン「リザードン、投げ飛ばせ!」
リザードン「グルゥッ!」
リザードンは、ガブリアスの左腕を掴むと
ガブリアス「ガーッ!?」
空へ投げ飛ばし
ジュン「かえんほうしゃ!」
リザードン「リザァァァッ!」
ガブリアス「ガーッ!?」
かえんほうしゃを繰り出し、ダイレクトにガブリアスに命中した。
「「「うわぁぁ!!」」」
ジュンのリザードンのかえんほうしゃの威力は、ほのおタイプの大技ブラストバーンをも上回っており、周りはその強烈すぎる炎に顔を伏せた。
サトシ「なんて強烈なかえんほうしゃなんだ!?」
タケシ「こんなかえんほうしゃ見た事無いぞ!?」
ヒカリ「キャアア!!」
サトシ達も、初めての体験に驚いていた。
しかし
ガブリアス「ガーブ!」
ガブリアスは怯まずに空中で体勢を立て直した。
シロナ「よく耐えたわね、ガブリアス!」
そんなガブリアスに、シロナは笑みを浮かべて褒めた。
タケシ「あのかえんほうしゃを喰らっても無事なのか!?」
サトシ「凄い・・・!」
ヒカリ「ええ・・・!」
サトシ達は、ガブリアスが耐えた事に驚いていた。
ジュン「流石に耐えたか・・・」
ジュン「なら・・・飛べ、リザードン!」
リザードン「リザァッ!」
そして、リザードンは翼を大きく広げてガブリアス目掛けて空へ飛んだ。
リザードン「リザァッ!」
ガブリアス「ガーブ!」
そして、体勢を立て直したガブリアスと追っていったリザードンは、上空で空中戦を繰り広げ
ジュン「ドラゴンクロー!」
シロナ「かわらわり!」
リザードン「グルゥッ!」
ガブリアス「ガーッ!」
ガキィン!!
キィン!!
両者共に激しくぶつかり合い
「す、凄い衝撃だよ!」
「どっちが勝つのかな!?」
「分かんねー!!」
空中であるにも関わらず激しく広がる衝撃波と熱いバトルに皆興奮していた。
サトシ「す、スゲェ・・・!」
ピカチュウ「ピィカ・・・!」
タケシ「パワーとパワーのぶつかり合いだな・・・!」
ヒカリ「速すぎて追い付けない・・・!」
サトシ達も、顔を伏せつつも両者のバトルを見ていた。
すると
ガキィン!
お互いの技が弾かれて、その影響かリザードンに少し隙が出来た。
シロナ「ギガインパクト!」
それを逃さず、シロナはギガインパクトを指示し
ガブリアス「ガーッ!」
ガブリアスは、全身から全ての力を集約したかのようなオーラを身に纏わせながらリザードン目掛けて突っ込んでいき
ドカーン!!
リザードン「リザァァッ!?」
ダイレクトにリザードンに喰らわせ、そのままリザードンは地面に落下した。
その衝撃は
「「「わあっ!!!」」」
周りも伝わってギャラリーは皆再び顔を伏せてしまい、辺りにはもうもうと土煙が立ち、周囲がまるっきり見えなくなったと同時に、ガブリアスは地面に降り立った。
シロナ「どうかしら?ガブリアスのパワーは?」
ガブリアス「ガーブ!」
ジュン「ああ。パワーは勿論の事、スピードも技のキレも5年前とは比べものにならねぇな。」
シロナ「フフ・・・それはありがとう。」
ジュン「けど、それは俺も一緒だぜ!」
不敵な笑みを浮かべながらジュンが言ったのと同時に土煙から強烈な炎が現れ
ガブリアス「ガーッ!?」
シロナ「っ!」
ガブリアスに命中した。リザードンのかえんほうしゃだ。
ガブリアスはかえんほうしゃを喰らいつつもすぐに体勢を立て直し、鋭い視線で土煙を見た。
土煙が晴れていくと、そこにはリザードンまるでダメージが無いかのように二足でしっかり立っており、加えて闘志むき出しの目は衰えておらず
リザードン「リザァァァッ!!」
まだまだと言ってるかのような強烈な雄叫びを上げて、空気を震わせた。
シロナ「流石ね・・・!」
ガブリアス「ガーブ!」
シロナもガブリアスも、この気迫に笑みを浮かべた。
タケシ「き、効いてないのかっ!?」
ヒカリ「ダイレクトに喰らったわよね・・・!?」
サトシ「何で・・・!?」
サトシ達もこれには唖然とした。
ジュン「行くぞ!フレアドライブ!!」
そして、ジュンはリザードンにフレアドライブを指示した。
リザードン「リザァッ!!」
するとリザードンは、全身に炎を纏わせ
リザードン「グルゥゥッ!!」
その先にいるガブリアス目掛けて突っ込んだ。
そのスピードは、それまでと5年前のと比べて遥かに速く強烈だった。
シロナ「ドラゴンダイブ!」
ガブリアス「ガーッ!!」
シロナも、ガブリアスにドラゴンダイブを指示し、ガブリアスは全身から青いドラゴンのオーラを身に纏い、リザードン目掛けて突撃した。
因みにギガインパクトを繰り出したら普通は反動で動けなくなるが、先程のリザードンのかえんほうしゃを喰らった影響か、ガブリアスは動けるようになっていた。
ジ・シ「「行けー!!!」」
2人の声が力強く重なったと同時に
ドォン!!
リザードン「グルァァァァァ!!!」
ガブリアス「グガァァァァァ!!!」
お互い激しく衝突し
ドカーン!!
「「「わあっ!!!」」」
凄まじい爆発と共に辺りに煙と強烈な風が舞い、フィールドを覆った。
そして、煙が晴れると
リ・ガ「「・・・」」
両者お互いに睨み合ったが
リザードン「リザッ!!」
ガブリアス「ガーブ!!」
リザードンとガブリアスは、互いに笑みを浮かべたのであった。