ヤミカラスを倒され、劣勢であるにも関わらず、笑みを浮かべるシンジに疑問を抱くサトシとヒカリ。
ジュン「これがシンジ君の作戦か・・・」
そんな中で、ジュンはシンジの作戦を読んでいた。
サトシ「作戦とは一体・・・?」
サトシは、ジュンの発言に疑問を抱き尋ねると
ジュン「まぁ、見りゃ分かるよ。」
ジュンは、見れば分かると言った。
そんな中
シンジ「ドダイトス、バトルスタンバイ!」
ドダイトス「ダーイトース!」
シンジはドダイトスを繰り出した。
ヒカリ「シロナさんは6体全てが残り、ガブリアスはほぼノーダメージ・・・」
サトシ「どんな作戦なんだ・・・」
そして
シンジ「ギガドレイン!」
ドダイトス「ダーイ・・・トー!」
シンジは、ギガドレインを指示し
ガブリアス「ガーッ!」
ガブリアスは拘束され、体力を奪われていった。
ジュン「やっぱりな・・・そう言う作戦だったか・・・」
ジュンは、やはりと言った表情で見ていた。
サトシ「どう言う事ですか?」
ヒカリ「何故ガブリアスは避けなかったんですか?」
サトシは、どういう意味か尋ね、ヒカリは何故ガブリアスはギガドレインを躱さなかったのかを尋ねた。
ジュン「ギガインパクトは、ざっくり言うとはかいこうせんの物理攻撃技だ。」
ジュン「それは確かに強力なんだが、はかいこうせん同様、技を発動すると反動で暫く動けなくなっちまうんだ。」
ジュン「ドダイトスのギガドレインを確実に当てて、ガブリアスの体力を奪う為に、ギガインパクトが出るまで他のポケモンで対応していたんだ。」
ジュンは、ギガインパクトの欠点を利用して、ドダイトスでガブリアスを攻撃したのだと言った。
シンジ「ギガインパクトは確かに強力です。だが、それはガブリアスの弱点でもある。」
シンジは、シロナにギガインパクトの欠点を言い、それが弱点であるのだと付け加えた。
そして、ドダイトスのギガドレインが終わると
ガブリアス「ガッ、ガーッ・・・」
ガブリアスは体力を奪われた影響か、跪いてしまった。
「「あっ・・・!」」
ジュン(へぇ・・・ガブリアスが、俺のリザードン以外のポケモンの攻撃を喰らって跪くなんてな・・・)
ジュン(やはり中々の良い能力を持ってるな、彼のドダイトスは・・・)
ジュンは、シンジのドダイトスの実力を評価していると
シンジ「ハードプラント!」
ドダイトス「ダーイトース!」
シンジは、ドダイトスにハードプラントを指示し、ドダイトスは地面を叩き付けて大量の蔦を繰り出し、ガブリアス目掛けて攻撃した。
その衝撃で大量の砂煙が舞い、皆顔を覆った。
シロナ(成程・・・確かに良い腕をしてるわね・・・ポケモン達もよく鍛えられてる・・・)
シロナは、シンジのトレーナーとしての腕と、ポケモンの実力の高さを感じた。
ジュン「・・・フッ。」
そんな中、ジュンはニッと不敵に笑みを浮かべた。
その理由は、砂煙が晴れて分かった。
ガブリアス「ガー・・・ッ。」
シンジ「なっ!?」
ガブリアスは、両翼の翼でハードプラントの攻撃を全てガードしたのだ。
これには、シンジは驚きを隠せず
シロナ「フッ・・・かわらわり。」
シロナは、笑みを浮かべ間髪入れずガブリアスにかわらわりを指示した。
ガブリアス「ガーッ!」
ガブリアスは、蔦を全て弾き飛ばすと、空中に飛び
ガブリアス「ガーッ!!」
ドカーン!
ドダイトス「ドー!?」
強烈な手刀を、ドダイトスの頭に叩き付け
タケシ「ドダイトス戦闘不能!ガブリアスの勝ち!」
ノックアウトさせた。
ヒカリ「ギガドレインのダメージはあった筈なのに・・・!」
ヒカリは、ギガドレインで体力を奪われてしまったにも関わらず、何故ハードプラントの攻撃を防げたのか不思議だった。
ジュン「確かに良い作戦だった。けど、ギガインパクトの欠点を知らねーアイツじゃねーよ。」
ジュン「その欠点を知らねーでいたら、チャンピオンなんて名乗れねーしな。」
ジュンは、ギガインパクトの欠点を知らなかったら、シロナはチャンピオンを名乗れないと言った。
サトシ「それじゃあ、ドダイトスが最後のかわらわりを避けれなかったのは何故ですか?動きが鋭かったからですか?」
すると今度はサトシが、ドダイトスがかわらわりを避けれなかったのはガブリアスの鋭い動きに対応できなかったからなのか尋ねた。
ジュン「確かにガブリアスの動きも鋭かった。しかしそれだけじゃない。」
ジュン「ハードプラントは、新人トレーナーが最初に貰えるポケモン達のくさタイプのポケモンの最終進化系が会得出来る究極技だ。」
ジュン「シンジ君は恐らく、その技で倒そうとしたんだろう。」
ジュン「あの技は確かに究極技というカテゴリーで言われても過言ではない程強力だが、はかいこうせんとギガインパクト同様反動で動けなくなるリスクを持っている。」
ジュン「だから、避けれなかったんだよ。」
ジュンは、ガブリアスの鋭い動きもあるが、ハードプラントの欠点も原因の一つだと言ったのだった。
サトシ「す、凄い・・・」
サトシは、改めてシロナの実力を肌で感じ取ったのであった。