シンジのポケモン達を盗みにポケモンセンターに侵入したとある3人組達。
それは、ロケット団3人組だった。
彼らは、シンジのポケモン達を悪夢の苦しみから解放しようという思いで盗もうとしたのだ。
しかし
ジョーイ「あら?あなた達、そこで何してるの!」
ムコニャ「「「げっ!」」」
ニャース「まずいニャ!」
ジョーイが戻ってきたので
ムサシ「ヒコザルだけでも連れて行くのよ!」
眠ってるヒコザルを盗んで逃げた。
ジョーイ「コラ!ヒコザルを返しなさーい!」
ジョーイは、ロケット団3人組にヒコザルを返すよう声を上げた。
その声に
「「「うん?」」」
ピカチュウ「ピカ?」
遺跡から戻ってきたサトシ達一向が気付き、目を向けるとそこには
サトシ「おっ、アレは・・・」
ヒカリ「ロ・・・ロケット団?」
ロケット団3人組がおり
サトシ「ヒコザルだ!」
ヒコザルを抱えていた。
それを見て
シンジ「っ!」
シンジは誰よりも早く駆けて行き、サトシ達も続いた。
サトシ「待て!」
ムサシ「ゲッ!」
コジロウ「ジャリボーイ!」
ニャース「もう帰ってきたのニャ!」
シロナ「なんなのあの3人組は?」
シロナの疑問に
ヒカリ「いつも私達の邪魔をして、ポケモン達を盗もうと企む悪い人達です!」
ヒカリが答えた。
そして
ムコニャ「「「ワーハッハッハーイ!」」」
コジロウ「こんな事もあろうかと・・・」
ニャース「ちゃんと逃走準備もしといたのニャ!」
ロケット団3人組は、事前に気球を用意しており、それを使って逃げようとしたのだ。
その時
ヒコザル「ヒコッ?」
ヒコザルが目を覚まし
ムサシ「あーら、ヒコザルちゃん!」
コジロウ「目が覚めたんだな!」
ムサシ「アンタの苦労は、今報われたわよ!」
コジロウ「今日から俺達が、お前のご主人様だ!」
ニャース「おミャーには薔薇色の未来が・・・」
虐げられない最高の未来が待っているのだと言う途中で
ヒコザル「ヒコーッ!」
ムコニャ「「「嘘だー/ニャー・・・!」」」
かえんほうしゃを喰らった。
・・・普段の行動が原因で、君達の善意は全く伝わらんよ。
ジュン「懲りもせずにまたポケモンを盗むとはな・・・ふざけんじゃねー!」
ジュンは、ロケット団3人組の行動に怒りを覚え
ジュン「天空に舞え、ガブリアス!」
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」
ガブリアスを繰り出した。
ジュンのガブリアスは、ロケット団3人組の気球に一瞬で近付き
サトシ「なっ!?」
ヒカリ「は、速い!」
タケシ「何で鋭い動きなんだ!?」
これには、タケシとヒカリは目で追えない速さに驚いていた。
そしてガブリアスは
ジュン「ガブリアス、ドラゴンクロー!」
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」
ザシュ!
「「「ウワァァァッ!!」」」
ロケット団の気球をドラゴンクローで切り裂き、墜落させた。
ヒコザルは、墜落する前に
ヒコザル「ヒコッ!」
サトシ「ヒコザル!」
ヒカリ「良かったわ!」
ピカチュウ「ピカピカ!」
ガブリアスの背に乗り、地面に着くとヒコザルを優しく降ろした。
ジュン「良くやった、ガブリアス。」
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」
ジュンは、ガブリアスを褒めたが
シンジ「いくら回復の途中だったとはいえ、あんな連中に捕まるとは・・・使えないな。」
ヒコザル「ヒコ・・・」
シンジは、ヒコザルに対し冷たい目を向けながら言った。
サトシ「お前!」
このシンジの発言に、サトシは怒りを覚え掴み掛かろうとしたが
ジュン「やめろ、サトシ君。」
ジュンが止め
ジュン「とにかく、無事で良かったな、ヒコザル。」
シロナ「ええ、良かったわね、ヒコザル。」
ヒコザル「ヒッコヒコー!」
シロナと一緒にヒコザルに無事で良かったと声を掛けた。
ヒカリ「そうね。まずヒコザルに掛けてあげなければいけない言葉って・・・」
タケシ「そうだな・・・」
サトシ「良かったな、ヒコザル。」
ピカチュウ「ピカピカ。」
そして
ジュン「シンジ君。まずヒコザルに掛けなければならない言葉は、無事だった事を喜ぶべきではねーのか?」
シンジに厳しく注意した。
シンジ「・・・はい。」
シンジは、ジュンの厳しい言葉に素直に返事した。
一方、墜落してしまったロケット団達は
コジロウ「何て攻撃力なんだ!」
ニャース「いつの間にか目の前にいて、対処出来なかったニャー!」
ジュンのガブリアスのパワーとスピードに驚きを隠せなかった。
ムサシ「諦めてなるものか!」
しかしムサシは、逆に反骨を抱き
コジロウ「おお!」
ムサシ「待ちなさい、アンタ!よくも私達をこんな目に!」
コジロウ「ヒコザルを渡せ!」
皆の前に立ち塞がると、特にジュンを指差して言った。
ヒカリ「しつこいわね!」
ムサシ「しつこいのが私達の取り柄よ!行くのよハブネーク!」
ハブネーク「ハーブッブ!」
ムサシは、ハブネークを繰り出し
ジュン「行けるか、ガブリアス!」
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」
ハブネークを確認したジュンは、ガブリアスに行けるかと聞くと、ガブリアスは行けると言わんばかりに鳴いた。
ムサシ「ハブネーク、ポイズンテールよ!」
ハブネーク「ハーブ!」
そしてムサシは、ハブネークにはポイズンテールを指示し
コジロウ「マスキッパ、お前も行け!」
コジロウも、自身のポケモンであるくさタイプのマスキッパを繰り出したが
マスキッパ「キー!」
コジロウ「違う違う!」
噛みつかれてしまった。
・・・やめなさい、マスキッパ。
しかし、何とか離れたマスキッパは
コジロウ「かみつく攻撃!」
マスキッパ「キー!」
コジロウにかみつくを指示され
ハブネーク「ハッブー!」
ハブネークと一緒にジュンのガブリアスに向かって攻撃した。
ジュン「ガブリアス!じしんだ!」
これにジュンは、ガブリアスに冷静に指示を下し
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!ガーッ!!」
ガブリアスは足を振り上げ、渾身の力で地面を叩き付けると
ドーン!ドドーン!!ドーン!
ハブネーク「ハッブッブーッ!?」
強烈な揺れと衝撃波がハブネークを襲い、どくタイプのハブネークに大ダメージを与えた。
どくタイプのハブネークにとって、じめんタイプの技は効果抜群で
ハブネーク「ハッブー・・・」
一撃で倒されてしまった。
しかし
マスキッパ「キー!」
マスキッパにはダメージは一つも与えてられておらず、そのままガブリアスに向かって突っ込んだ。
ヒカリ「な、何でダメージを受けてないの!?」
サトシ「じしんは全体にダメージを与える技なのに・・・何でだ!?」
サトシとヒカリは、マスキッパが何故ダメージを受けてないのか不思議に思った。
タケシ「マスキッパの特性だ。」
タケシは、マスキッパの特性が原因だと言い
シロナ「そう。タケシ君の言う通り。マスキッパの特性はふゆう。」
シロナ「じめんタイプの技は一切喰らわないの。」
シロナは、マスキッパは特性のお陰でダメージを受けなかったのだと2人に言った。
サトシ「なっ・・・!?」
ヒカリ「そんな・・・!」
サトシとヒカリは、ふゆうという特性を聞き絶句した。
コジロウ「へへっ!このまま一気に攻撃だ、マスキッパ!」
マスキッパ「キー!」
コジロウは、特性のお陰でマスキッパにダメージが通ってない事に喜び、そのまま攻撃続行を指示した。
サトシ「あのままじゃ・・・!」
サトシは、ガブリアスが危ないと感じ、自身のポケモンを繰り出そうとしたが
スッ
サトシ「シロナさん?」
シロナが手を前に出して
シロナ「大丈夫よ、サトシ君。」
大丈夫だと言った。
そして、ジュンの方に目を向けたシロナの表情は、ジュンに絶対の信頼を寄せた表情だった。
ジュン「・・・フッ。」
ジュンは、マスキッパの特性を勿論知っており、不敵な笑みを浮かべると
ジュン「どくづき!」
ガブリアスにどくづきを指示した。
ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」
ドシュ
マスキッパ「キー!?」
コジロウ「何!?」
ガブリアスは、右翼の先端にある大きく鋭い爪を毒に染め、マスキッパの腹に突き刺した。
くさタイプのマスキッパにとって、どくタイプの技は効果抜群で
マスキッパ「キー・・・」
マスキッパも一撃で倒されてしまい、弾き飛ばされたマスキッパは
ムコニャ「「「え/ニャ?」
そのまま3人の方へ向かい
ドーン
ムコニャ「「「うわー!!」」」
空中に飛ばされてしまった。
ムサシ「せっかく助けてやろうと思ったのに!」
コジロウ「何故分かってくれないんだ!」
ニャース「まぁ、これからも頑張ってくれニャ、ヒコザル。」
「「「嫌な感じー!」」」
そして
ジュン「やったな!」
ガブリアス(ジュン)「ガー!」
ジュンとガブリアスは、喜びを分かち合ったのであった。