シンオウのダブルチャンピオン   作:ホークス馬鹿

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17話です。


17話

シロナとのチャンピオンの座を巡ったバトルは引き分けに終わり、チャンピオンはシロナとジュンになる予定だったが、ジュンは全てをシロナに譲って旅に出た。

ジュンは、ポケモン達と一緒に色んな物に触れ、巡り会った。

そして、ジョウト地方に入り旅を続けていると、とある谷の入り口前に立った。

 

ジュン「スゲー谷だな・・・確かここは・・・」

 

その谷について、ジュンは調べてみると

 

ジュン「自然公園リザフィックバレー・・・やっぱり・・・あのリザードンの谷か・・・」

 

その場所は、リザフィックバレーと呼ばれておりリザードンの生息地でもあり、聖地とも言われても過言では無い場所だ。

 

ジュン「野生のリザードンが多くいると聞いた事があるな・・・ちっと見てみてーな・・・」

 

ジュン「となると・・・ここを行くには空飛ばねーとキツいな・・・」

 

興味が湧いたジュンは、流石に人力で行くのは難しいと感じ

 

ジュン「リザードン!」

 

リザードン「リザァッ!」

 

リザードンを繰り出すと

 

ジュン「この谷にちょっと興味があるんだ・・・」

 

リザードン「グルッ?」

 

ジュン「リザフィックバレー、通称リザードンの谷だ。野生のリザードンが多く生息しているんだよ。」

 

ジュン「その野生のリザードンをちょっと見てみたくてな・・・良いか?」

 

リザフィックバレーに入りたいと言い、行って良いかと聞いた。

 

リザードン「リザッ!」

 

すると、リザードンは良いと言わんばかりに首を縦に振って頷き

 

リザードン「グルッ!」

 

ジュンに乗るよう促した。

 

ジュン「サンキュー!」

 

感謝の言葉をリザードンに伝えたジュンは

 

ジュン「良し・・・良いぞ!」

 

リザードン「リザァッ!」

 

リザードンの背に乗り、飛び立ったのだった。

 

ジュン「しっかし実際に見てみるとスゲェ立派な谷だなぁ・・・」

 

ジュンは、生のリザフィックバレーの谷の壮観さに目を奪われつつも

 

リザードン「グルゥッ!リザァッ!」

 

ジュン「ハハ!気持ち良さそうだな、リザードン!」

 

リザードン「グルァッ!」

 

リザードンが気持ち良さそうに空を飛んでいる姿を見て、ジュンは笑みを浮かべた。

その時

 

ジュン「ん?」

 

目の前に、何やら影のようなものが見えてきた。

その影は

 

ジュン「リザードンだ・・・って、リボン付けてんな。」

 

ジュン(つー事は・・・トレーナーのリザードンか・・・誰か乗ってるしな・・・)

 

リボンを付けたリザードンで、その背には人が乗っており

 

「あなた達ー!この先は保護区だから止まって下さーい!」

 

止まって欲しいと言われたので

 

ジュン「リザードン。」

 

リザードン「グルゥッ。」

 

ジュンは、リザードンに指示を出し、リザードンは滞空した。

そして、そのリボンを付けたリザードンが現れると、その背に乗っていたのは女性で

 

「うわっ!?色違いのリザードン!?まさか・・・!」

 

「リザッ!?」

 

その女性は、ジュンのリザードンを見て驚き、まさかと思い背に乗っているジュンの顔を見ると

 

「やっぱり・・・あなたはシンオウのジュンさん!?」

 

やはりと言わんばかりの表情を浮かべた。

 

ジュン「あー・・・どーも。」

 

ジュンは、そんな彼女に苦笑を浮かべながら挨拶を交わした。

切り替えた女性は

 

ジーク「私の名はリザードン使いのジーク。この子は私のリザードンで、可愛いリサちゃん。」

 

リサ「リザッ!」

 

自己紹介をした。

 

ジュン「改めまして、俺はジュンです。コイツは俺の相棒のリザードンです。」

 

リザードン「リザァッ!」

 

ジュンも、改めて自己紹介をした。

 

ジーク「あなた達、この先はリザフィックバレーって言って、ポケモン保護区になっているの。通るには許可がいるわ。」

 

ジュン「別名リザードンの谷っすよね。」

 

ジーク「へぇ・・・流石よく知ってるわね。」

 

ジュン「あはは・・・実は興味がありまして・・・」

 

ジュンは、ジークにこの谷に入った理由を伝えた。

それを聞き

 

ジーク「成程ね・・・」

 

ジークはジュンのリザードンに目を向けると

 

ジーク「良いでしょう。あなたには特別に、リザフィックバレーに案内してあげるわ。」

 

リザフィックバレーに来て良いと言った。

 

ジュン「良いんすか?」

 

ジーク「ええ。同じリザードン使いのよしみよ。」

 

そして、ジュンはジークと共にリザフィックバレーに向かった。

自分達と普通に並びながら飛んでいる姿を見て

 

ジーク「へぇ・・・やっぱりあなたのリザードンは本当に良く鍛えられてるわね・・・」

 

ジークは流石と言わんばかりの表情を浮かべた。

 

ジュン「ありがとうございます。」

 

ジーク「シンオウのチャンピオンリーグマスターを決めるバトルは見たわよ。」

 

ジーク「シロナさんのガブリアスと凄いバトルを繰り広げて、凄く手に汗握る良いバトルだったわ。」

 

ジークは、ジュンとシロナのバトルを見たと言い、それを思い出しているのか少し興奮気味だった。

 

ジュン「見てたんすね。」

 

ジーク「ええ。同じリザードン使いとしてとても興味あったしね。」

 

ジュン「そっすか。」

 

そして、暫く雑談をしながら飛び続けていると

 

ジーク「あそこがリザフィックバレーよ。」

 

その先に、多数のリザードンの石造と大きくて立派な石扉が見えてきた。

 

ジュン「あそこが・・・良し、リザードン!」

 

リザフィックバレーの入り口を見たジュンは、リザードンに指示すると

 

リザードン「グルゥッ!」

 

リザードンは一気に加速し、それに続くようにジークのリサも加速した。

 

ジーク(あのスピード・・・この前見たバトルより更に速いわ・・・)

 

ジーク(人を乗せててあそこまでのスピードを出せるなんて・・・リザフィックバレーのリザードンを上回ってるわ・・・)

 

この時、ジークはジュンのリザードンのスピードに内心驚いていたのだった。

そして、扉の前に到着し

 

ジーク「改めて、ようこそリザフィックバレーへ!」

 

ジュンとリザードンは扉を見上げた。

 

ジュン「この扉の先に、野生のリザードンが沢山いるんだな・・・」

 

リザードン「リザッ。」

 

そして

 

ジーク「じゃあ、開けるわね。」

 

ジークの言葉と共に扉が開かれた。

すると、目の前に現れたのは

 

ジュン「スッゲェ・・・!」

 

リザードン「リザァ・・・!」

 

沢山のリザードンがそこにいた。

寝ていたり食事をしていたり、バトルをしていたりなど・・・まさにリザードンの楽園と言っても過言では無かった。

 

ジュン「リザードンが沢山だな・・・話で聞いた事あるけど、やっぱ生で見ると壮観だな・・・!」

 

ジュンは、目の前に多くのリザードンがいる事に興奮していた。

この時

 

「リザァ・・・」

 

「グルゥ・・・」

 

周りの一部のリザードンが、ジュンのリザードンに気付くと注目していた。

やはり色違いを見るのは珍しいのだ。

しかし、注目していたのは彼らだけじゃ無い。

 

「リザッ。」

 

バトルをしていた1匹のリザードンが、ジュンのリザードンに気付き近付いてきた。

それに続くように

 

「「「リザッ・・・」」」」

 

他にバトルをしていたリザードン達も続いてジュンのリザードンに近付いた。

 

ジュン「っ!」

 

リザードン「グルゥッ!」

 

ジュン(コイツら・・・出来るな・・・)

 

その瞬間、彼らリザードンは全てかなりの実力の持ち主だと感じたジュンは、少し目を鋭くし

 

リザードン「リザァ・・・!」

 

リザードンも、ジュン同様目を鋭くしながら周りの野生のリザードン達を見つめ返した。

その時

 

「リザァ・・・」

 

後から別の1匹のリザードンがやって来た。

そのリザードンは、周りのリザードンと比べて別格の雰囲気があり

 

「「「リザァ・・・」」」

 

周りのリザードンも、彼に気付くやすぐに道を空けた。

そして

 

「リザァ・・・」

 

ジュンのリザードンに近付き、ジッと見ていた。

 

ジュン(コイツ・・・先程のリザードン達より強い・・・)

 

ジュンは、このリザードンは更に強いと感じ

 

リザードン「リザァ・・・」

 

ジュンのリザードンは、そんな彼に決して怯む様子を一切見せずに見つめ返すと

 

「リザァ。」

 

そのリザードンは付いて来いと言わんばかりに顎を振って連れて行こうとした。

その様子に

 

ジーク「へぇ・・・」

 

ジークは成程と言わんばかりの表情を浮かべ

 

ジュン「今のって・・・」

 

ジュンは、先ほどのは何なのか尋ねた。

 

ジーク「バトルを誘ったのよ、あの子は。あの子はこのリザフィックバレーの中で最も強くてね、ボスのような存在なのよ。その周りの取り巻きの子達は、あの子と常に一緒にいて普段から切磋琢磨し合いながらバトルをして、己を鍛え高めているの。ここを訪れるリザードンのトレーナーは何人もいたけど、あの子は勿論その周りもあのようにバトルに誘うようなリザードンは今まで見たこと無いのよ。」

 

ジークの言葉を聞き

 

ジュン「マジ・・・」

 

ジュンは驚きを隠せなかった。

 

ジーク「どうかしら?ここにいる全てのリザードンとバトルするというのは?」

 

そんな中、ジークがリザフィックバレーの全てのリザードンとバトルをするのはどうかと提案した。

 

リザードン「グルルゥ・・・!」

 

それをジュンのリザードンは、嬉しいと思う反面先程のリザードンを見た故の本能か、暴れたくて仕方ないと言わんばかりの表情を浮かべていた。

 

ジーク「あなたのリザードンは随分とやる気あるみたいね。」

 

ジュン「ちと驚きだが・・・うし!やってみるか、リザードン!」

 

リザードン「リザァッ!」

 

リザードンは、気合十分と言わんばかりの咆哮を上げたのであった。

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