シンオウのダブルチャンピオン   作:ホークス馬鹿

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2話です。


2話

ヒカリ達から守るようにロケット団に立ち塞がったリザードン。

翼を羽ばたかせて高度を落とし着地すると

 

???「おいおい、人のポケモン盗ってそれはねーんじゃねーか。」

 

低い男の声が響いた。

その男は、リザードンの背に乗っており、リザードンから降りるとロケット団達を非難するかのように言った。

その男の正体はジュンで、強力な電撃音を聞き、やって来たのだ。

 

コジロウ「なんだアイツは!?」

 

ムサシ「それにこのポケモンは・・・リザードン!」

 

ニャース「凄い迫力にゃ・・・!しかも色違い・・・!」

 

この登場に、ロケット団3人組は驚きを隠せなかった。

何より、滅多に無い色違いのリザードンが現れたのだから尚更だ。

それと同タイミングで

 

???「ピカチュウ!」

 

赤い帽子を被った少年と糸目が特徴の少年が現れた。

 

ピカチュウ「ピカピ!」

 

ヒカリ「あっ!」

 

赤い帽子の少年の名はサトシ。捕まったピカチュウのトレーナーだ。

シンオウに到着した瞬間色々巻き込まれ、ピカチュウと逸れてしまい、かつて共に旅をしたカントーのニビシティのジムリーダータケシと一緒にピカチュウを探していたのだ。

 

サトシ「うおっ!?」

 

タケシ「く、黒色のリザードン!?」

 

サトシとタケシは、色違いのリザードンが目の前にいる状況に驚きを隠せなかった。

 

コジロウ「ジャリボーイ!」

 

ムサシ「何でここに!?」

 

ニャース「けど、もうピカチュウはニャー達のものなのニャ!」

 

ニャースは、悪そうな笑みを浮かべるとアームを操作し、サトシ達に襲い掛かろうとした。

 

「「う、うわぁっ!!」」

 

しかし

 

ジュン「リザードン!」

 

リザードン「リザッ!」

 

ガシッ

 

「「「なっ!?」」」

 

リザードンがサトシ達の前に出て、アームを掴むと

 

リザードン「グルゥァッ!」

 

「「「うわぁぁっ!!」」」

 

メカを投げ飛ばし、サトシ達を守った。

 

コジロウ「この巨大メカを投げ飛ばすなんて・・・!!」

 

ニャース「なんてパワーなのニャ!?」

 

ムサシ「もう!何すんのよ!!」

 

ジュン「人のポケモンを奪うに飽き足らず、丸腰のトレーナーに襲いかかるなんて、ちょっと卑怯じゃねーのか?」

 

ジュンは、ロケット団3人組に向かって少し怒りの表情を見せた。

 

ムサシ「何よ!卑怯は私らのトレードマークなのよ!」

 

コジロウ「そうだそうだ!」

 

ニャース「まずはオミャーを倒して、そのリザードンを頂くニャー!」

 

ジュンの言葉に怒ったロケット団3人組は、アームを操作し、ジュンとリザードンに襲い掛かった。

 

ジュン「エアスラッシュ!」

 

リザードン「リザァッ!」

 

ジュンは、リザードンにエアスラッシュを指示し、リザードンは翼を白く光らせると

 

ズバズバズバ!

 

「「「う、うわぁぁっ!?」」」

 

無数の風の刃を繰り出し、メカを攻撃した。

 

ジュン「ドラゴンクロー!」

 

リザードン「グルァ!」

 

ドラゴンクローを右手に発動させ、一気に距離を詰め軽くメカを攻撃すると

 

ズバッ!

 

「「「な、何ーっ!!!」」」

 

どんな技も効かない筈のメカの装甲に大きな切り傷が出来、スパークが走り壊れ始めた。

 

ヒカリ「す、凄い・・・さっきポッチャマが攻撃してもビクともしなかったのに・・・!」

 

ポッチャマ「ポチャ・・・!」

 

ヒカリとポッチャマは、先程自分達が攻撃しても壊れなかったメカの装甲が壊れた事に驚きを隠せなかった。

その時の衝撃で、ピカチュウがアームから解放され

 

ピカチュウ「ピカ!」

 

サトシ「ピカチュウ!」

 

ピカチュウは投げ飛ばされたが

 

ジュン「リザードン!ピカチュウを掴め!」

 

リザードン「リザッ!」

 

ガシッ

 

ピカチュウ「ピィッ!」

 

リザードンが掴み、地面の激突を防いだ。

 

ムサシ「ちょっと!このメカは絶対防御じゃなかったの!?」

 

コジロウ「なんてパワーなんだ・・・!?」

 

ニャース「そんな事言ってる場合じゃないのニャー!」

 

ソーナンス「ソーナンッス!」

 

そして

 

ドカーン!

 

巨大メカは派手に大爆発を起こし

 

ムサシ「あー!新生ロケット団のお披露目が!」

 

コジロウ「あのメカに半年分の食費を注ぎ込んだのに!」

 

ニャース「覚えてろニャー!」

 

ソーナンス「ソーナンス!」

 

マネネ「マーネネ!」

 

ムコニャ「「「やな感じー!!!」」」

 

ロケット団3人組は、そのまま彼方へと飛んでしまったのだった。

 

サトシ「ピカチュウ!」

 

ピカチュウ「ピカー!」

 

リザードンは地面に降り立つと、ピカチュウを解放した。

ピカチュウは、サトシに駆け寄り

 

サトシ「やっと会えたな!」

 

サトシとピカチュウは、抱き合って喜びを分かち合った。

 

ジュン「ご苦労だったな、リザードン。」

 

リザードン「リザッ!」

 

ヒカリ「良かったね、ピカチュウ!」

 

ポッチャマ「ポチャ!」

 

そして

 

サトシ「ピカチュウを助けてくれてありがとうございます。俺サトシ。マサラタウンから来ました。」

 

タケシ「俺はタケシです。」

 

ヒカリ「宜しく。私はヒカリ。この子はパートナーのポッチャマよ。」

 

ポッチャマ「ポチャ。」

 

ジュン「俺はジュン。コイツはリザードンだ。」

 

リザードン「リザッ!」

 

ヒカリ「これがリザードン・・・」

 

『リザードン。かえんポケモン。苦しい戦いを経験したリザードン程、炎の温度が高くなると言われている。強い相手を求めて大空を飛び回る。』

 

サトシ「スゲェ・・・色違いのリザードン・・・」

 

サトシも、曾て自分自身もリザードンを持っていた為、懐かしさを感じた反面

 

サトシ(俺のリザードンと比べて・・・なんて威圧感だ・・・)

 

自分のリザードンより迫力があって、何より強いと感じた。

 

タケシ「凄い迫力だ・・・」

 

タケシも同様で、歴戦の猛者の雰囲気を感じた。

そして、サトシ達はピカチュウとポッチャマの手当てをして

 

ナナカマド『うむ、良かった。実に良かった。お互いに本当に良かった。』

 

ヒカリ「はい、博士。」

 

一緒にナナカマドとテレビ電話をした。

 

ナナカマド『ジュン君も久しぶりだな。』

 

ジュン「お久しぶりです。」

 

ナナカマド『うむ。それからサトシ。お母さんから荷物が届いておるぞ。』

 

サトシ「ママから?」

 

そして、ナナカマドの研究所に向かうと

 

サトシ「うわぁ、カッコいい!」

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

タケシ「靴に帽子にリュックもあるな。」

 

サトシの母ハナコからのプレゼントである靴や帽子にリュックを新調した。

そして

 

サトシ「色々とありがとうございました。」

 

ナナカマド「うむ。」

 

サトシは、ナナカマドにお礼の言葉を言った。

 

ナナカマド「ジュン君。シロナ君にちゃんと会うんだぞ。」

 

ジュン「はい。」

 

そして、ナナカマドがジュンにシロナにちゃんと会うようにと言い、研究所を出ると

 

サトシ「あっ!」

 

そこに、紫髪の少年が腕を組んで木に寄りかかっていたのであった。

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