シンオウのダブルチャンピオン   作:ホークス馬鹿

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38話です。


38話

鋼鉄島で暴れてるボスゴドラ達はがねタイプのポケモンを止めようとしたサトシ。

しかし、声は届かずボスゴドラのラスターカノンが直撃する寸前にジュンが助け、ガブリアスを繰り出してボスゴドラとコドラ、そしてハガネール相手に立ち塞がった。

 

ジュン「行けるな、ガブリアス!」

 

ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」

 

ジュンの言葉に、ガブリアスは当然と言わんばかりに好戦的な笑みを浮かべながら返事をした。

 

ボスゴドラ「ボスゴー!!」

 

コドラ「コドラーッ!!」

 

ハガネール「ハガネーッ!!」

 

そのガブリアスに気付いたボスゴドラ達は、一斉にガブリアスに向けて襲いかかった。

 

タケシ「いくらガブリアスでも、この3体を相手にするのは多勢に無勢だ!」

 

サトシ「ジュンさん!ガブリアス!」

 

ピカチュウ「ピカピー!」

 

ヒカリ「ジュンさん!」

 

サトシ達は、ガブリアス1体でボスゴドラ達に挑むのは危険だと思い、ジュンに声をかけたのだが

 

ジュン「ガブリアス、じしんだ!」

 

ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」

 

ジュンは、冷静にガブリアスにじしんを指示し

 

ガブリアス(ジュン)「ガーッ!」

 

指示を聞いたガブリアスは足を振り上げると、渾身の力で地面を叩き付けた。

 

ドーン!ドドーン!ドーン!

 

ボスゴドラ「ボスゴーッ!!」

 

コドラ「コドラーッ!!」

 

ハガネール「ハガネーッ!!」

 

すると、強烈な揺れと衝撃波がボスゴドラとコドラ、そしてハガネール3体に襲いかかった。

3体ともはがねタイプである為、じめんタイプの技は効果抜群だ。

その為

 

ボスゴドラ「ゴドッ・・・」

 

コドラ「コドッ・・・」

 

ハガネール「ハガッ・・・」

 

ボスゴドラとコドラ、そしてハガネールは倒れ、ノックアウトした。

 

サトシ「あっ・・・」

 

タケシ「な、何てパワーだ・・・!」

 

ヒカリ「いくら相性が良いからって、3体一撃で・・・!」

 

ピカチュウ「ピカ・・・」

 

サトシ達は、ジュンのガブリアスのじしんの威力に絶句した。

 

ジュン「早く逃げよう!」

 

ジュンは、この隙に早く逃げようと言った。

その時

 

??「私が案内します!」

 

誰か声が聞こえたので振り返ると、そこに青いつばのある帽子とスーツを着用している青年があり、そばにはルカリオがいたのだった。

そして、彼と一緒に逃げていくと、ルカリオが岩に手を置いた。

 

ヒカリ「アレは何をしてるんですか?」

 

??「波導で周囲を調べているんだ。」

 

ジュン「ルカリオは波導で周囲を鮮明に感じる事が出来るんだよ。」

 

タケシ「成程・・・」

 

そして、ルカリオは調べ終わり、頷くと

 

??「ありがとう、ルカリオ。」

 

??「この辺りは安全らしい。少し休憩しよう。」

 

安全と分かり

 

「「「ハァ・・・」」」

 

サトシ達は安心したかのように座り込んだ。

 

サトシ「すいません、ジュンさん。さっきはありがとうございました。」

 

ジュン「構わねーよ。君が無事で何よりだ。なぁ、ガブリアス。」

 

ガブリアス(ジュン)「ガーブ!」

 

サトシのお礼に、ジュンとガブリアスはサトシが無事だった事に喜んだ。

 

ジュン「随分と育てられてますね、あなたのルカリオは。」

 

??「ええ。私のパートナーですから。」

 

ジュン「自己紹介が遅れましたね。俺はジュンです。」

 

サトシ「サトシです。こっちは相棒のピカチュウ。」

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

ヒカリ「私はヒカリです。」

 

タケシ「タケシと言います。」

 

それぞれ、青年に自己紹介をした。

 

ゲン「私はゲン。はがねタイプ専門のトレーナーです。あのジュンさんに出会えて、光栄です。」

 

ジュン「大した事じゃねーよ。俺よりシロナの方が光栄だと思うぜ。」

 

ゲン「そのシロナさんと並ぶダブルチャンピオンの一角のトレーナーが目の前にいると、トレーナーとしてこの上ない喜びですよ。」

 

ゲンは、ジュンに出会えた事に光栄を感じた。

 

ジュン「ところでゲンさんは、何故ここに?」

 

ゲン「私はこの島で修業をしているんです。」

 

サトシ「ここで、ずっとですか?」

 

ゲン「ああ。見ての通り、この島は冷たい岩肌ばかり。だからこそ、自分を厳しく、はがねタイプの強靭な体のように鍛えるに相応しい場所なんだ。」

 

ゲン「私達にとって鋼鉄島は、魂の故郷と言っても良い。その故郷が危険に晒されている今、はがねタイプ達の為に異変の調査をしているところなんだ。」

 

ゲンは、自分にとって魂の故郷であるこの鋼鉄島を守る為、異変の調査をしていたのだ。

 

ヒカリ「でも、ルカリオもはがねタイプですよね?」

 

ゲン「ああ。はがねタイプとかくとうタイプを併せ持っている。」

 

タケシ「では、何故ルカリオは平気なんですか?」

 

ヒカリとタケシは、ルカリオもはがねタイプを有しているのに、何故暴走しないのか不思議に思った。

 

ジュン「波導の力で己の身を包み込んでいる為、影響は無いって事ですよね。」

 

ジュンは、何故ルカリオが暴走しない理由を言うと

 

ゲン「そうです。」

 

ゲンは、正解だと言った。

 

サトシ「波導の力で・・・」

 

ヒカリ「流石ルカリオね。」

 

すると

 

タケシ「あれ?でも確か、ジュンさんもルカリオを持っていますよね?」

 

タケシは、ジュンもルカリオを持っているからゲンのルカリオ同様に暴走せずに済むのではと思った。

 

ジュン「確かに俺のルカリオも、波導の力で暴走しないように鍛えられてるさ。」

 

ジュン「けど、先日ルカリオはトレーニングしたばっかで体を休めねーといけねーんだよ。」

 

ジュンは、ルカリオも波導の力で暴走しないようになってるのだが、トレーニングで体を休めなきゃいけないため、使わなかったのだと言った。

 

ヒカリ「だからさっき、ガブリアスを出したんですね。」

 

ジュン「ああ。それに、コイツも丁度暴れたかったと思うし。」

 

ジュンは、ガブリアスを撫でながら言ったら

 

ガブリアス(ジュン)「ガーブ!ガーッ!」

 

ガブリアスは、まだ暴れ足りないと言ってるのか、両翼を大きく広げながら吠えた。

 

ジュン「わーったわーった!ったく、お前は・・・!」

 

ジュンは、ガブリアスの行動に苦笑いを浮かべながら撫でていた。

 

ジュン「そうだ。ゲンさん、俺達は探してる人がいるんです。」

 

ジュン「彼らの友達で、ヒサシという名前なんですけど・・・サトシ君、詳しい特徴を教えてやってくれないか?」

 

サトシ「はい。金髪で、オレンジと白の縞模様の半袖シャツと黒いズボンを着てて、黄緑色のマフラーを身に付けてるんです。」

 

ヒサシの特徴を聞いたゲンだったが

 

ゲン「ヒサシ・・・いや、そのようなトレーナーは見てないな。」

 

見ていなかった。

 

ジュン「そっすか・・・」

 

すると

 

ゲン「私も一緒に探しましょう。」

 

ゲンが、一緒に探すのを協力しようと言った。

 

ジュン「マジっすか!?それは助かります!」

 

サトシ「お願いします!」

 

タケシ「ありがとうございます!」

 

ヒカリ「宜しくお願いします!」

 

ジュンやサトシ達は、お礼の言葉を言った。

 

ゲン「・・・ルカリオ!」

 

ルカリオ「ルカッ!」

 

ゲンは、早速ルカリオに波導で探索を頼んだ。

探索している中

 

ゲン「私とルカリオの調べでは、はがねタイプだけに作用する特殊な低周波が、この島全域に広がっているようなんだ。」

 

ゲン「恐らくそれが、はがねタイプ達の体に悪影響を及ぼしているんだ。」

 

ゲンは、この島に広がっている低周波が、はがねタイプに悪い影響を及ぼしていると言った。

 

サトシ「だからボスゴドラ達は暴れているんだ。」

 

ゲン「ああ。そういう事だ。」

 

原因を聞き

 

サトシ「俺・・・何とかしてあげたいよ。」

 

サトシ「これ以上、ポケモン達が傷つき、苦しんでる姿を見たくないよ。」

 

ピカチュウ「ピカピッカ!」

 

サトシは、彼らが苦しむ姿を見たくない為、何とかして助けたいと思った。

 

ジュン「そうだな・・・ところでゲンさん、その低周波はどこから来てるか目星はついてるんすか?」

 

ジュンも、サトシの意見に同調し、ゲンに低周波の元を尋ねた。

 

ゲン「目下調査中さ。」

 

ジュン「そっすか・・・」

 

ジュン(恐らくギンガ団だと思うが・・・だとしたら、何故はがねタイプに・・・?)

 

ジュンは、もし仮にギンガ団が本当に企んでるなら、はがねタイプのポケモンを使って何を企んでいるのかを考えつつ

 

ジュン「サトシ君達、この先は恐らく危険だ。それでも行く?」

 

サトシ達に、この先は危険だけど行くのか聞くと

 

サトシ「勿論です!ヒサシの事も心配ですけど、はがねタイプのポケモン達があんなに苦しむのをほっとけないです!」

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

タケシ「俺もサトシと同意見です!危険も承知です!行きます!」

 

ヒカリ「私達、ポケモントレーナーですから!」

 

ポッチャマ「ポチャポチャ!」

 

サトシ達は、危険も承知でヒサシもポケモンも助けると言った。

 

ジュン「・・・分かった。君達の意志を尊重しよう。」

 

ジュン「その代わり、ここから先は、さっきのボスゴドラ達同様暴れるポケモン達に出会うだろう。」

 

ジュン「その暴れるポケモン達に、決して攻撃を躊躇うな!」

 

それを聞き、ジュンはサトシの意志を尊重しつつ、苦しんで暴れてるポケモン達に対する攻撃を躊躇うのは禁止だと言った。

 

「「「えっ?」」」

 

ヒカリ「でも、そんな事したら・・・ポケモン達はまた傷付いて・・・」

 

ヒカリは、攻撃をすれば、ポケモン達は傷付き苦しむのではと思ったが

 

ジュン「躊躇えば、自分達がやられてしまい、友達やポケモンを助けられなくなるぞ。」

 

ゲン「対処が遅れれば遅れるほど、自分がやられ、守れなくなる。」

 

ジュン「その覚悟が、君達にはあるか?」

 

ゲン「もしここで躊躇うなら、今すぐここを下りるんだ!」

 

躊躇えば躊躇うほど、誰も救えないし、自分自身がやられると言った。この2人の厳しい言葉に

 

「「「あっ・・・」」」

 

サトシ達は顔を俯かせたのであった。

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