シンオウのダブルチャンピオン   作:ホークス馬鹿

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48話です。


48話

始まったサトシとシンジのフルバトル。

サトシはブイゼルを、シンジはドダイトスを繰り出した。

すると

 

サトシ「戻れブイゼル!」

 

ヒカリ「えっ?」

 

サトシはブイゼルを戻した。

ヒカリは、サトシの珍しい行動に少し驚いたが

 

ジュン「多分サトシ君は、ブイゼルの素早い攻撃を活かして一気に攻め込む予定だったんだと思うよ。」

 

ジュン「けど、ドダイトスはくさタイプだから、ブイゼルのみず技は効果は今一つだ。だからここは一旦戻して、相性の良いポケモンに変えるって事だろうね。」

 

その横で、ジュンは何故サトシがブイゼルを戻したのかを説明し

 

ヒカリ「成程・・・」

 

ヒカリは、ジュンの説明に納得した。

 

サトシ「頼むぞグライオン!君に決めた!」

 

グライオン「グライオー!」

 

そしてサトシは、キバさそりポケモンで、じめんとひこうタイプを併せ持つグライオンを繰り出した。

 

ジュン「まずはグライオンか・・・」

 

ジュン(どんな技を繰り出すかな・・・)

 

そんな中

 

サトシ「覚えてるかシンジ?あのグライガーが進化して、グライオンになったんだ。」

 

サトシが、いつぞやのグライガーだとシンジに言ったが

 

シンジ「・・・」

 

シンジは無言だった。

 

ジュン(ちょっと思ったんだが・・・シンジ君・・・変わった?)

 

そんな彼を見て、ジュンは変化を感じた。

そして

 

サトシ「行くぞグライオン!すなかけ!」

 

グライオン「グライグライグライ!」

 

バトルが始まり、サトシはまずグライオンにすなかけを指示し、砂埃が舞った。

 

ジュン「へぇ・・・悪くねぇな・・・」

 

ジュンは、まず行ったサトシの指示に笑みを浮かべた。

 

レイジ「すなかけとは堅実だね・・・」

 

タケシ「あのドダイトスとのバトルは、サトシは見たり何度も経験しています。手の内が読めているだけに、命中率を下げようと言うのでしょう。」

 

するとシンジは

 

シンジ「ギガドレイン!」

 

ドダイトス「ドーダ!」

 

ギガドレインを指示し、ドダイトスはギガドレインを繰り出したが

 

グライオン「グライオー!」

 

ドダイトス「ドダ・・・」

 

グライオンには当たらず、そのグライオンは飛んで躱していた。

 

ヒカリ「ほんとだ・・・攻撃が当たらない・・・」

 

ヒカリは、すなかけの効果を感じていたが

 

ジュン「いやちげぇ・・・ありゃあ当たんねーって分かっててわざと出したんだよ・・・」

 

ジュンは、わざとギガドレインを繰り出したのだと言い

 

タケシ「確かに・・・それは思いました。」

 

レイジ「俺もそう感じました・・・」

 

タケシとレイジも同様に感じた。

 

ジュン「多分、すなかけに敢えてギガドレインを繰り出したんだろうな・・・」

 

ヒカリ「えっ・・・何故そのような・・・?」

 

ヒカリは、何故当たらないと分かってて技を繰り出したのか尋ねると

 

ジュン「サトシ君を油断させる為だ。相手の攻撃が外れれば、心に隙が出来るからな。その隙を突こうと考えてるんじゃねーかな。」

 

サトシを油断させる為の作戦だと言った。

そんな中

 

サトシ「グライオン、シザークロス!」

 

グライオン「グーライオン!」

 

サトシはグライオンにシザークロスを指示し、グライオンは一気に距離を詰めた。

シザークロスはむしタイプの技。くさタイプのドダイトスにとって、効果は抜群だ。

しかし

 

シンジ「ウッドハンマー!」

 

今度はシンジがドダイトスにウッドハンマーを指示した。

 

サトシ「なっ!?」

 

ピカチュウ「ピカッ!?」

 

サトシは、予想外の技に驚きを隠せず

 

ヒカリ「えっ!?」

 

タケシ「ウッドハンマーを会得させていたのか!?」

 

タケシとヒカリも同様だった。

 

レイジ「俺もびっくりした。まさかシンジが、ドダイトスにいつの間にかこの技を会得させていたなんて・・・」

 

レイジも、シンジがドダイトスにウッドハンマーを会得させてた事は知らず、驚いていた。

そして

 

ドダイトス「ドダー!!」

 

ドダイトスは前脚を上げると

 

ズドーン!!

 

グライオン「グラーイ!?」

 

至近距離に近付いたグライオンを踏み付けた。

それと同時に

 

ドダイトス「ドダ・・・!?」

 

ドダイトス自身にダメージが喰らった。

その訳は、ウッドハンマーは、くさタイプの物理技の中ではトップクラスの威力の反面、反動ダメージを受けてしまう欠点がある。

所謂、すてみタックルのくさタイプバージョンというわけだ。

 

ヒカリ「何でドダイトスにダメージが・・・?」

 

タケシ「ウッドハンマーは高い威力の反面、自分自身にダメージを受けてしまう技なんだ。」

 

ジュン「要するにくさタイプのすてみタックルと思えば良いよ。」

 

ジュンとタケシは、ヒカリにウッドハンマーの説明をしている中

 

シンジ「ギガドレイン!」

 

ドダイトス「ドーダ!」

 

グライオン「グライ!?」

 

サトシ「しまった!」

 

ピカチュウ「ピカピカ!」

 

グライオンは、ドダイトスのギガドレインに拘束されてしまった。

 

ヒカリ「グライオン、早く離れて!パワーを奪われるわ!」

 

ポッチャマ「ポチャー!ポチャポチャ!」

 

ヒカリとポッチャマは、グライオンに早く拘束から逃れるよう言うが

 

グライオン「グライオー・・・!?」

 

グライオンは逃れられず、体力を奪われていく。

すると

 

レイジ「まさか・・・!」

 

タケシ「どうしたんですか?」

 

ヒカリ「レイジさん?」

 

レイジが何かを察したような声を上げ、タケシとヒカリはどうしたのか尋ねると

 

レイジ「あのウッドハンマーを教えたのは・・・ジュンさんですか?」

 

レイジは、ジュンがシンジに何か教えたのではと感じ、尋ねた。

これにジュンは

 

ジュン「ちっとアドバイスをしただけだよ、レイジ君。」

 

少し笑みを浮かべて答えたのであった。

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