リザードンの背に乗って、大空を飛んでいたジュン。
その時
ジュン「ん?なんだあの飛行艇?」
とある一台の飛行艇が見えた。
と同時に
ジュン「何?」
すうっと消えたのだった。
ジュン「消えただと!?」
これには、ジュンは驚きを隠せなかった。
そして、地上に降りると
サ・タ・ヒ「「「ジュンさん!?」」」
先日会った少年、サトシ達と再会した。
ジュン「サトシ君達!」
ジュン「再会早々なんだが、んだあの飛行艇?」
サトシ「アイツらは・・・」
すると
ジュンサー「逃げられたか!」
白バイに乗ったジュンサーとほのおタイプのポケモンであるウィンディが現れた。
サトシ「ジュンサーさん!」
タケシ「アイツらを追っていたんですか?」
ジュンサー「ええ。このエリアを現れたという情報を聞いて、飛んできたんだけど・・・」
すると、ジュンサーはジュンを見るや
ジュンサー「って、あなたは、ジュンさんですか!?」
ジュン「ええ、そうっすけど・・・」
ジュンサー「本物に出会えるなんて・・・光栄です!!」
少し興奮した表情を見せた。
ジュン「あ、ありがとうございます。けど、今はそれどころじゃ・・・」
これに、ジュンは少し嗜めながら言うと
ジュンサー「そ、そうね!あなた達もポケモンを攫われたのかしら?」
ジュンサーはすぐに切り替え、サトシ達に尋ねると
サトシ「俺はピカチュウを・・・」
マリア「私はサーナイトを・・・」
サトシはピカチュウを、マリアという少女はサーナイトを攫われたと言った。
ジュン「俺は特に盗まれてないっすけど、あの飛行艇は何すか?」
ジュンは、あの飛行艇の正体を尋ねた。
ジュンサー「リーダーの名はJ。悪名高き、ポケモンハンター達よ。」
ジュンサーは、指名手配の写真を取り出してその正体を言った。
サトシ「ポケモンハンター?」
ヒカリ「それってなんなんですか?」
サトシとヒカリは、聞いた事がない名称について尋ねると
ジュン「・・・商売目的でポケモンを攫い、金儲けをするクズの連中だよ。」
ジュンは、クールな表情から少し怒りの表情を見せながらサトシ達に言った。
ヒカリ「ポケモンを売る?」
ジュンサー「奴らは、独自の特殊な方法でポケモンを奪う犯罪集団よ。」
それを聞き
タケシ「なんて奴らだ!」
ヒカリ「酷い!酷すぎるわ!」
タケシとヒカリは怒りの表情を見せるが
サトシ「うう・・・」
ヒカリ「サトシ、どうしたの?」
サトシ「あんまり頭にきて、どうにかなりそうだぜ!!」
サトシ「俺はそいつらを許さない!ピカチュウは絶対に取り戻す!」
とりわけサトシは、誰よりも怒っており
ジュン「そうだな・・・今すぐとっちめねーとな・・・」
ジュンも更に怒りを見せ
リザードン「リザッ・・・!」
リザードンも、ジュンの怒りに同調していた。
ジュン「ジュンサーさん。奴を追う手がかりは無いんすか?」
ジュンサー「それが今もって、Jの正体すら謎だらけなの。」
ジュンサー「ポケモンを奪った後は、飛行艇を飛び立って姿を消すくらいの情報しか無いのよ。」
ジュンサーの言葉に
ヒカリ「それじゃあ、追いかけようにも・・・」
ヒカリは何も出来ないと感じ
サトシ「タケシ、なんか無いのか?」
サトシは、タケシに何か方法はないか尋ねた。
タケシ「うーん・・・ポケモンハンターが次に現れる場所に先回り出来れば良いんだが・・・」
タケシの発言に
ジュン「それには、エスパータイプのポケモンが必要だな・・・」
ヒカリ「エスパータイプ・・・ですか?」
ジュン「ああ。エスパータイプのサイコパワーで、奴らがどこに向かうのかを予測出来ればなと思ってな。」
ジュンは、エスパータイプのサイコパワーがあればなんとかなるのではと言った。
すると
マリア「あの・・・この子が、お役に立てないでしょうか?」
マリアがモンスターボールを取り出すと
キルリア「キール。」
エスパータイプでサーナイトの進化前のキルリアを出した。
『キルリア。かんじょうポケモン。頭の角で増幅されたサイコパワーが使われる時、周りの空間が捻じ曲がり、現実には無い風景が見えるという。』
ジュン「確かにキルリアのサイコパワーなら、次に現れる場所が予測出来るな。」
タケシ「成程・・・それなら!」
マリア「そういう事です。キルリア、サーナイトを助けたいの。私に力を貸して。」
マリア「これがサーナイトを攫った悪い奴よ。この人が、次に狙う場所を知りたいの。」
マリアは、キルリアにJの指名手配を見せ
キルリア「キーア・・・」
キルリアはサイコパワーで予測した。
すると
ヒカリ「これは・・・!」
マリア「キルリアの送ってくれた、未来の映像よ。」
すると
サトシ「J!」
ジュン「コイツのポケモンは・・・ボーマンダか・・・」
黒いロングコートを身に纏い、外側に跳ねた銀髪ショートヘアでドラゴンポケモンのボーマンダの背に立っている女が現れた。
その者がポケモンハンターJだった。
ジュンは、そのJがボーマンダを扱っている事に注目した。
タケシ「という事は、ここが次にJが現れる場所だ。」
そして
サトシ「ジュンサーさん。今の場所、分かりますか?」
ジュンサー「ええ。森を抜けた所にある、水車小屋に間違いないわ!」
ジュン「オレらを案内してくれますか!」
ジュンサー「分かったわ。今度こそ逮捕してやる!」
ジュンサー「本庁ですか?次にポケモンハンターが現れる場所を特定しました。これより伝える場所に、包囲網を敷いて下さい!」
ジュンサーは包囲網を敷くよう本庁に頼んだのだった。
そして、ジュンサーと一緒に向かい、水車小屋に到着すると
「ああ、アブソル!」
既にJが到着しており、水車小屋の住人のポケモンであろうわざわいポケモンのアブソルを特殊な光線銃で石化していた。
ジュンサー「くっ・・・まだ包囲網が固まってないのに!」
ジュンサーは、その事に顔を歪ませながら慌てて連絡しようと無線を取ったその時
サトシ「くそっ!」
ヒカリ「あっ!」
ジュンサー「危ないわ!待ちなさい!」
ジュン「サトシ君!」
サトシが、J目掛けて一目散に駆けていき
サトシ「J!俺のピカチュウを返せ!」
と怒鳴った。
J「お前は・・・」
ジュンサー「そこまでよ!あなた達を逮捕します!」
ジュンサーも遅れながら駆けつけた。
これには
J「私の居場所を突き止めた事だけは褒めてやる。」
Jは少し驚きつつも称賛し
J「だが・・・ボーマンダ。」
自身のポケモンであるボーマンダを呼び
ボーマンダ「ガウ・・・ガー!」
はかいこうせんを繰り出させた。
ジュン「リザードン、かえんほうしゃ!」
それを見たジュンは、自身のリザードンにかえんほうしゃを指示し
リザードン「リザァッ!!」
リザードンはかえんほうしゃを繰り出した。
ボーマンダ「ボー!?」
J「何!?」
それは、はかいこうせんを突き破り、ボーマンダに直撃してノックアウトさせた。
ジュン「ポケモンハンターさんよぉ・・・盗んだポケモンを返して貰おうか・・・」
ジュンは、怒りの表情を見せながら言うと
リザードン「グルルゥ・・・!」
リザードンも、ジュンに同調し怒りの表情を浮かばせていた。
J「色違いのリザードン・・・貴様、ダブルチャンピオンの1人のジュンか・・・」
Jは、ジュンに気付いた。
ジュン「悪人に覚えてもらって、光栄だな・・・」
ジュンは、少し皮肉を交えながら言うと
J「私のボーマンダをノックアウトさせるとはな・・・流石の実力だな。」
J「しかし、なかなか良い物を手に入れそうだ。貴様のリザードンもいただくとしよう。」
Jは、ジュンのリザードンも盗もうと決め
J「アリアドス、いとをはく!」
むしとどくタイプを併せ持つアリアドスを繰り出し
アリアドス「アリアードス!」
糸を使って拘束させようとした。
しかし
ジュン「エアスラッシュ!」
リザードン「リザァッ!」
リザードンは、翼を白く光らせると
ズバズバズバッ!
アリアドス「アリアードスー!?」
空気の鋭い刃を連射させてアリアドスを攻撃した。
むしタイプのアリアドスにとって、ひこうタイプの技であるエアスラッシュは効果抜群であり、一撃で倒してみせた。
J「・・・流石にアリアドスでは無理だったか。」
「J様!」
J「ああ!」
Jは、ボーマンダとアリアドスをモンスターボールに戻すとすぐに部下が運転してる特殊な車に乗り、逃走した。
すると、サトシがそれに反応し
サトシ「くっ!」
車体の下に潜り込んだ。
その時
サトシ「あっ!」
サトシは、ある者達と偶然出会ったのであった。