ジュンのリザードンを盗もうとしたが一撃でやられ、部下の特殊な車で逃走したJ。
飛行艇が飛ぶのを見て
ジュン「チッ!」
ヒカリ「ああ・・・また逃げられちゃう!」
ヒカリは絶望した表情を浮かべ、ジュンは悔しさを滲ませ舌打ちした。
ジュンサー「こちらジュンサー。Jが水車小屋を離れます。レーダーで追ってください。」
すると
ジュン「あれ、サトシ君は何処に行った?」
ジュンは、サトシの姿が無いことに気付き
タケシ「多分飛行艇の中です。」
タケシが、飛行艇の中に入ったと言うと
ジュンサー「何ですって!?」
ジュンサーは驚きの言葉を吐いた。
ジュン「急ぎましょう!何が起きるか分かりません!」
ジュンサー「そうね!」
そして、ジュン達は急いで追いかけて行った。
すると
ムクバード「ムクバード!」
ジュン「ムクバード?」
その途中にジュン達の前にムクバードが現れた。
それを見て
ヒカリ「サトシのムクバードだわ!」
タケシ「ああ!ムクバード、サトシの居場所は!」
ヒカリとタケシは、サトシのムクバードだと察し、居場所を尋ねた。
すると
ムクバード「ククー!ククッ!」
ムクバードは、ついて来てくれと言ってるかのように鳴き、案内した。
そして、その場所に向かうと
タケシ「なんだアレは?」
何かが落ちてる物を発見した。
それは
ジュン「ありゃあ、何かの箱みてーだな。」
とジュンは手を目の上にかざしながら言った。
因みにそれは、Jの飛行艇の一部の格納庫で、Jが切り離したのだ。
ジュンサーは、双眼鏡を取り出し見てみるとそこには
ジュンサー「あれは・・・サトシ君だわ!」
サトシが中にいた。
ヒカリ「えっ!」
サトシだけじゃなかった。
ジュンサー「ピカチュウとサーナイトもいる!」
ジュン「何!?」
ジュンは、ジュンサーから双眼鏡を取って見てみると
ジュン「確かにいます!」
ジュン「っと、アレは・・・この前ピカチュウを攫った・・・ロケット団って奴か?」
サトシの他にもロケット団3人組もいた。
実を言うと、ロケット団のムサシとコジロウは、Jにニャースを攫われてしまい、助けようと行動を開始し、車体の下に潜り込んでいた。
その際に、サトシと会い、お互いの大切な仲間を助けようと協力していたのだ。
そうこうしている中で
コジロウ「万事休すか!」
ニャース「今だから言っておくニャ。ムサシが隠してたドーナツ、食べたのはニャーなのニャ。」
ニャースが突然そのような事をカミングアウトしたので
ムサシ「何よそれ!返して!ねぇ、今すぐ返して!」
ムサシが怒ってニャースの胸ぐらを掴んで揺らした。
・・・今そんな事どうでも良いだろうが。
サトシ「ピカチュウ!」
ピカチュウ「ピーカ・・・」
サトシとピカチュウは、最早これまでと覚悟を決めた。
ヒカリ「あのままじゃ、サトシ達が!」
このままじゃ、サトシ達が死んでしまうと感じたヒカリ。
すると
ジュン「任せろ!行くぞ、リザードン!」
リザードン「グルゥッ!」
ジュンは、リザードンの背に乗って格納庫目掛けて飛んで行った。
ジュン「リザードン、掴んでジュンサーさんの所へ!」
リザードン「リザッ!」
リザードンは、両手で格納庫を掴み、ジュンサー達がいる場所に向かって飛び、なんとか格納庫の墜落を防いだ。
タケシ「やったぞ!」
ヒカリ「サトシ!ピカチュウ!」
サトシ「俺達、助かったのか!」
ピカチュウ「ピーカ!」
マリア「サーナイト!」
サーナイト「サーナ!」
マリアとサーナイトも、無事に再会した。
Jの部下は
「「「うわっ!」」」
ジュンサー「あなた達を逮捕します!」
ジュンサーによって逮捕されたのだった。
因みにロケット団は、こっそり逃げた。
・・・逃げ足速いな。
一方Jは
J「無駄な時間を使ってしまった。」
J「早く代わりのターゲットを探せ!」
「はっ!」
次のターゲットを探しに向かったのだった。
そして、サトシ達一行もなんとか窮地を脱したのだが
ヒカリ「・・・」
ヒカリが、落ち込んだような表情を浮かべていたので
ジュン「どうしたんだい、ヒカリちゃん?」
ジュンは、どうしたのか尋ねた。
すると
ヒカリ「はい・・・ショックが大きくて。」
ヒカリ「ポケモンハンターJみたいに、あんな悪い奴らがいるなんて思わなくて・・・」
ヒカリは、世の中にあのような悪人がいる事にショックを受けた事を素直に言った。
これに
ジュン「・・・どのようなトレーナーも、何かがきっかけで悪に染まる時もある。」
ジュン「それを次第に繰り返していくと、段々感覚が麻痺してきて、最早悪事に躊躇いが無くなってしまう。」
ジュン「それはポケモンも然りだ。」
ジュンは、冷静にそう答えた。
サトシ「今もアイツらに捕まって、売り買いされているポケモンがいるかと思うと、俺・・・」
サトシは、ポケモンハンターJの所業に怒りを覚えた。
ジュン「けど、彼女の部下を捕まえられたのは大きな収穫だ。」
ジュン「彼らから情報を聞き出し、捜査が進展してくれる事を信じるしかねーよ。」
タケシ「そうですね・・・」
サトシ「はい。悔しいですけど、今はそう信じるしかありませんね。」
ピカチュウ「ピカピカ。」
ジュンの言葉に、サトシは悔しさを滲ませながら言った。
そして
ジュン「君達は、次は何処に向かうんだ?」
ジュンは、サトシ達に次の目的地について聞くと
サトシ「ハクタイシティですが、その前にソノオタウンです!」
ヒカリ「そこでポケモンコンテストのソノオ大会がありまして、私それに出るんです!」
ハクタイシティなのだが、その前にソノオタウンだと言った。
ジュン「そっか・・・ヒカリちゃんなら、きっと上手くいく気がする。頑張ってね。」
ヒカリ「はい!」
ジュン「サトシ君は、その後ハクタイジムに挑戦かな?」
サトシ「はい!2個目のバッジに挑みます!」
ジュン「そっか・・・ハクタイシティのジムリーダーはクロガネのヒョウタより手強いけど、頑張って。」
サトシ「はい!絶対にゲットしてみせます!」
ジュン「頑張れよ。タケシ君も、しっかり彼らをサポートをな。」
タケシ「はい!」
ジュン「そんじゃあ、気をつけて旅を続けなよ。」
サ・タ・ヒ「「「はい!」」」
ジュンはサトシ達に激励の言葉を送ると、リザードンをモンスターボールから出してその背中に飛び乗り
ジュン「行け!」
リザードン「リザァッ!」
力強い声を言ったと同時にリザードンは翼を力強く羽ばたかせ、ジュンは夕暮れの空へと飛んで行ったのだった。
その後ろ姿を見て
サトシ「ジュンさん・・・強かったな・・・」
サトシはボソッと呟き
タケシ「サトシ・・・?」
サトシ「俺はJのポケモンの強さに苦労してたのに、ジュンさんは対等かそれ以上の力だった・・・」
ヒカリ「確かに・・・Jのボーマンダのはかいこうせんの威力を自分のリザードンのかえんほうしゃが上回って、一撃で倒したもんね・・・」
タケシ「ああ・・・普通だったら、良くても互角だからな。」
ヒカリとタケシも、ジュンの強さを肌で感じた。
サトシ「どうやったら、俺も・・・」
サトシは、俯き加減で一言ボソッと呟いたのであった。