この世は理不尽で成り立って……スイーツ!?食べる!! 作:月山 白影
アズサは……どこ……
謝りたい……
アズサの心に深い傷を負わせてしまったことを謝りたい……
俺はトリニティ中を探し回る
アズサの寮の部屋
補習授業部の部室
だが、アズサはどこにもいない
アズサ……
俺があんな事をしたからだ……
っ……もしかしたら……
俺は急いで202号室へと向かう
│廃ビル・202号室
部屋の隅には白い羽根が生えた白髪の少女が蹲っていた
イルカ「アズ……サ……?」
俺は少女に近づく
少女は俺には気づいていないようで、何かぶつぶつと言っている
アズサ?『私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせいだ私のせ――』
イルカ「大丈夫……?」
俺は少女の肩に手を添えるように置く
その瞬間少女は立ち上がる
そこまでしか俺の視界では捉えれなかった
次の瞬間に視界に入ったのは涙で濡れていたアズサといつもの血飛沫の跡がある天井だった
アズサ『イルカ……?イルカなのか…?』
アズサは俺の頬を触ったり撫でたりする
俺は撫でたりする手を掴み、名乗る
イルカ「イルカだよ。アズサ…」
アズサ『イルカ…!!』
アズサは俺の胸部辺りで泣きわめく
泣きわめくアズサの頭をそっとあやすように撫でる
イルカ「アズサ……!ごめん……!あんな事して皆に迷惑かけて……」
アズサ『いや、いいんだ……』
アズサ『それより……心臓付近の傷は大丈夫なのか…?』
イルカ「うん……!もう塞がってる」
アズサ『そうか……それは良かった……』
イルカ「こんな俺でも許してくれないかな……」
アズサ『許すに決まっているだろ……大切な仲間なんだからな!』
イルカ「良かった……ありがとうアズサ…!」
アズサは立ち上がり、俺の身体の上から離れる
俺は立ち上がる
イルカ「アズサ…帰ろう」
アズサ『あぁ』
俺とアズサは廃ビルを出る
アズサ『とりあえずはイルカが慣れるように少しずつ先生の所に行こう』
イルカ「うん……」
大丈夫……
アズサもリーダーも「先生」を信用してる
ならもう警戒する必要もないのかもしれない
イルカ「アズサ」
アズサ『なんだ?』
イルカ「俺は現実から目を背けてた……」
イルカ「先生が助けたってことを受け入れなかったんだ。また酷い扱いを受けるんだって」
イルカ「でも、違ったんだ。ちゃんと人と同じ扱いをしてくれた。たまから、ちゃんと今ある事実を見るよ」
イルカ「見えた先に希望がある事が俺は分かったんだ」
イルカ「だから、俺は、先生の事を信用する」
アズサ『あぁ、先生は信用できる大人だ』
不思議と俺の目には涙が浮かんでいた
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ど〜っちだ
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曇らせ
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普通に救われ