ことり「風音君!」
風音「あぁ、ことりん、何か用事?」
ことり「うぅん、違うよ?」
可愛らしく首を横に振ることりん、本当に可愛らしいと思う
希「じゃあ、前に来た穂乃果ちゃんと一緒の理由かな?」
ことり「うん!」
絵里「じゃあ、穂乃果同様、風音との馴れ初めでも聞きましょうか」
ことり「わかった、ことりと風音君とはね……」
休みの日、お母さんに連れられて来たのはとある高校、風音ちゃんが通ってる高校だったの
学園長室の前までは一緒にいたんだけど、せっかくだから校舎を見て回ろうと思ってお母さんと別れて色々回っていたの、途中でちょっと迷っちゃって…そしたら風音君が
風音「どうかしたの?」
って声を掛けてくれたの、その時の風音君はちゃんと男の子の制服を着てたから男の人なんだなぁって
絵里「ちゃんと向こうでは普通の格好なのね」
風音「向こうは共学だし、普通に生活してたからね」
ことり「男の子の制服も凄く似合ってたよ、男装にしか見えないけど…」
風音「ことりん…」
ことり「つ、続けるね」
迷ってることを説明したら案内してくれるって言ってくれたの
ことり「ありがとうございます…えっと…」
風音「夏本風音、適当に呼んでくれていいよ」
ことり「じゃあ…風音君で、私のことはことりって呼んでね」
希「最初っから呼び捨てで呼んでなんてことりちゃんやる~」
ことり「すっごく可愛らしい子が目の前にいるんだよ?仲良くなるしかないって思ってね」
風音「仲良くなったのはいいけどことりんにはよく着せ替え人形にされてるよ…」
ことり「それが目的だったから」
風音「知ってた」
風音「えっと…急に呼び捨ては厳しいかな…」
ことり「そっか…ごめんね急に」
風音「いやいや、こんなに可愛らしいお嬢さんと親しくしすぎると後が怖いからさ…」
絵里「何が怖かったの?」
風音「あっちの学校じゃことりん程可愛らしい女の子は居なかったからね、男子からの嫉妬だよ」
希「へぇ…」
風音「でも結局ことりんと仲良くしても誰も何も言ってこなかったな…1人は羨ましがってたけど…」
絵里(きっとあなたも女としてカウントされていたのよ…)
ことり「それじゃあ…片っ端から案内よろしくね」
風音「了解、ちょっと待ってね」
そういって風音君は携帯を取り出して電話し始めたの
風音「もしもし、えっ?来客中、大丈夫大丈夫、ちょっとキーの使用を許可してくれればさ、う~ん…お姫様の案内かな?じゃあね」
ことり「どこに電話してたの?」
風音「ここの理事長さん、マスターキーあるからどこでも入れるよ」
ことり「本当!?よしっ!しゅっぱ~つ」
風音「おぉ~」
ことり「これが始まりだったかな」
風音「そうだね、実はもう少し前から風音はことりんを知ったというか…見たけどね」
ことり「そうなの?」
風音「うん、学校の敷地に入ってきた時にね、窓から見えたんだよ」
絵里「そういえばあなたは何してたのよ」
風音「あっちの理事長の命令、ことりんを守るって」
ことり「えっ!?」
風音「さっきも言ったけどことりんはあそこの女子生徒の誰よりも可愛い、そんな所に一人で居たら男子が群がるからね」
絵里「なるほどねぇ」
風音「だから実はことりんのこと知ってたんだ、顔や名前は聞かされてなかったけど」
希「お姫様の案内で通じたんはそれのおかげか」
ことり「初めて聞いたよ、どうして言ってくれなかったの?」
風音「それは…今はものすごく仲がよくなってるから大丈夫だったけどさ…もうすこし前の時に、実は理事長の命令であなたを助けましたって言っても…」
絵里「あまりいい気はしないわね、あなたなら理事長の命令が無くても助けたでしょうけど、それが仲良くなってすぐにわかる訳ないものね」
ことり「そっかぁ…じゃあ今はことりのことを大の仲良くって思ってくれてるんだね!」
風音「当たり前、ここに来た理由の少しは、ことりんと同じ学校に通えたら楽しいだろうなって思ったからだよ」
ことり「ふふふっ、確かに風音君が来てから前よりもっと楽しくなってるね」
実は風音のしっかりとしたお友達第一号のことり
風音の中でも信頼は厚いです
当初は学校の園庭に居ることりを見つけて声を掛けたって設定だったのですが
30話書いてるあたりから変更、今回の出会いにしました
時期的には2人とも1年生で秋です