では本編をどうぞ
月「‥‥‥ん?」
意識が、覚醒する。
紫「あら、ようやく目が覚めたのね。」
扇子を口に当てて僕を見下ろす紫さんの姿があった。
月「紫さん‥‥‥あれ、僕はどうして見たこともない部屋にいるんだ?」
ああそうだ、幻想郷とやらに行くために変な空間に落ちて‥‥‥
月「あれ、それからどうしたんだっけ?」
落ちていった後の記憶が無い
月「一体何が‥‥‥って、痛っ!なんだよこれは。」
頭をかこうと何気なく手を後頭部にやると、そこにはかなりの大きさのたんこぶが出来ていた。
紫「ああ、それはあなたが落ちて着地したさいに運悪く頭に当たって出来たものよ。」
月「ちょっと紫さん、もっと安全に降ろすこと出来なかったんですか?」
紫「あら、ごめんなさいねちょっとやり過ぎたみたい。」
月「まったく、今度は安全に降ろしてくださいよ?」
紫「ええ、そうするわ」
月「で、ここはどこなんですか?」
紫「ここは私の家よ、名はマヨヒガよ」
月「はぁ、変わった名前ですね。」
辺りを見た感じ和風な家なのだろうか。
ぐぎゅうううううう
そこでふいに僕の腹の虫がなった。
紫「ふふ、朝はちゃんと食べないとね後で忙しくなるし、藍!来てちょうだい。」
紫さんが藍とか言う人物の名前を呼ぶと、まるで最初からそこに居たのではないだろうか、直ぐに襖が開いた。だがそこに現れたのは人‥‥‥なのだろうか、昔の道教の法師が着てそうな服装で頭には角のような二本の尖がりを持ち、そして何よりも目についたのは、
黄色く、触ったらとても気持ち良さそうな尻尾をもったコスプレイヤー?それとも妖怪的な類いの人物なのだろうか。ともかく藍とか言う人が現れた。
藍「なんですか、紫様。」
月「紫‥‥様?」
なぜ様付け?
紫「朝御飯をつくってちょうだい、なるべく早くにね。」
藍「わかりました、それと月夜だっけ?目が覚めたんだな、良かった。」
月「え?‥あ、はい、お陰さまで、ありがとうございます。」ペコリ
紫「お話は後でいいでしょ?藍早くつくってちょうだい。」
藍「わかりました。」
藍とか言う人?は足早に退出して台所に向かった。
月「あの‥‥あの方は?」
紫「あの子は藍って言って私の式よ。」
月「式?」
紫「式って言うのはまぁ一種の主従関係みたいなものね、また式になった者はその主人の強さも反映されるわ。」
月「はぁ‥‥」
紫「簡単に言うと貴方が居た世界のメイドと執事みたいなものね。」
実に分かりやすい解説だ。
月「紫さんの式は藍さんだけなんですか?」
紫「いえ、他に藍の式がいるわ。」
月「藍さんの式ですか、会ってみたいです。」
紫「でも藍は【式神を操る程度の能力】のお掛けで式をもっているのよ。」
月「能力ですか。」
次々と聞き慣れない単語が出てきて頭の整理が追い付かない。
紫「貴方にも能力があるわよ。」
月「え!?」
衝撃の事実だ。
紫「なんの能力かは分からないけど、もっているわよ。」
もしかして紫さんがつくりだすあの変な目がたくさんついているやつも能力で出しているのだろうか?僕に能力がある事がわかったのもまた別の能力が関係しているのだろうか。ますます不思議な人だ
月「何で分かんですか?」
紫「ん~~女の勘ね。」
月「はぁ‥‥」
そうこう話していると襖の向こう側から藍さんの声が聞こえてきた。
藍「食事の用意が出来ました。」
そう言うと、襖が開きその先の卓袱台には一流の料亭で出てきそうな豪華な和食が並ばれていた。
月「凄く豪華ですね。」
紫「そう?まぁいいわ早速食べましょ。」
月、紫、藍「頂きます。」
~少年と妖怪食事中~
月、紫、藍「ごちそうさまでした。」
紫「食べ終わって直ぐに悪いけど、これから霊夢の所へ行くわよ。」
月「霊夢?誰なんですかその人は」
紫「ここ幻想郷とあなたがいた外の世界を繋ぐ博霊大結界がある神社の巫女のことよ。」
月「はぁ、それでどうやって行くんですか?もしかしてまたあの目のやつですか?」
紫「ええそうよ、大丈夫よ今度は安全に降ろすわよ。」
怪しい
月「約束ですよ?」
紫「はいはい、それじゃ行くわよ。」
月「了解しましたよっと。」
そう言ってあの変な空間に向かってジャンプした‥‥が、本当に地面に繋いであるはずなら直ぐに足が地面に着くはず、しかしそんな感じはせず逆にジェットコースターで真っ逆さまに落下するような、そんな感覚に襲われた。
月「紫さん騙したなぁぁぁぁぁ」
そう言い残して僕は急速な落下のせいで気を失ってしまった。前にもこんなことがあったような、デジャブ?
続く?
更新は遅いですが次回もゆっくり待ってくれたら幸いです。