「ア~イ~ズ~た~ん!!」
【ロキ・ファミリア】本拠
メイド姿のアイズにロキが声をかける。メイド服の理由は単独行動した罰だ
「…………………………何?」
「折角やし映画行こうや」
「映画?」
「最近突然現れた建物あるやろ?あそこに行くんや」
「いらっしゃいませ。ロキ様」
「おうタダシ、来たで。今日も映画見せてや。SF気分やから良いSF無いか?」
「そうですね~。おすすめは【スターウォーズ】ですね。1~6、その後に更に2作続きます」
「長っ⁉、もうちょい短めのを頼むわ。アイズたんは映画始めてやからな」
「でしたら【マトリックス】はいかがでしょう?此方は4作ございますが1~3までで1つの話として見ることが出来ます」
「う~んそれでも長い気はするけどそれでええわ。取り敢えず1~3まで頼む」
「かしこまりました」
「よっしゃっ!!そうと決まればアイズたん。お菓子選びに行くで!!」
「???お菓子?」
軽食販売コーナー
「いらっしゃいませ~!!」
「取り敢えずコーラのL2つと………………アイズたんはポップコーン何味にする?」
「……………………塩と………………キャラメル?」
「うん、良いと思うで。じゃあXLのポップコーン塩とキャラメル味で」
「は~い!!お待たせしました~」
『ただいまより【マトリックス】の上映を3番シアターで行います。チケットをお持ちのお客様は3番シアターにお急ぎ下さい』
「お、んじゃ早速行ってみよか」
ロキが前を歩き数字の3の書かれた扉の前に行くと男が立っておりチケットを渡すと半分に破り片方を返してきた
「えっと………………Bの11Bの11っと、お!!ここやな。アイズたんも座りぃ」
「………………………………座りにくい」
そこにはアイズが座席を上げたまま座っていた
「あ、アイズたんwwその椅子は座るところを倒すんやwwそしたら前に出てくるやろww」
ロキが実演してみると確かに座席が前に競り出し格段に座りやすい椅子へと姿を変えた
赤っ恥をかいたアイズは文字通り顔を赤くし暫く俯いていた
周囲が暗くなり何事かと顔を上げると目の前では顔が四角い男と思われる男が映し出されていた
『劇場内での映画の撮影・録音は犯罪です。法律により10年以下の懲役もしくは1000万ヴァリスの罰金又はその両方が課せられます。不審な行為を見かけたらスタッフまでお知らせ下さい。NO MORE 映画泥棒』
(………………変わった警告)
そう思いながらアイズは映画を見た
【マトリックス】最終局面
アイズはいつの間にか作品を食い入る様に見ていた
自分も理解できない敵エージェントに追い詰められ仲間を逃がした後1人奮戦する主人公だったが後一歩の所で逃げ切れず殺されてしまった
だが仲間から恋人に変わった女性の口づけにより復活し再び立ち上がった
それに気付いたエージェント達が彼に武器を向けるが
『無駄だ』
その一言と共に手をかざすと武器が動きを止め一番厄介だったエージェントスミスを倒すことに成功した
「はぁ~!!これが第1章とは。これ考えた奴はとんでもないやっちゃな」
更に【リローデット】【レボリューションズ】と続きアイズは出てくる頃には映画館の虜になっていた
【リローデット】では倒した筈のエージェントスミスが甦り更に強くなって襲い掛かってくる
【レボリューションズ】では何と機械の制御を離れたスミスを倒すため機械達の神と主人公が人間と機械の平和を保障する様にと迫り主人公の命と引き換えに平和が約束された
「いやぁ~面白かったな~!!」
大きく伸びをしたロキがそう叫びアイズもうんうんと珍しく肯定的だ
「……………………ありがとう。ロキ」
「なんや、珍しく素直やなアイズたん」
ロキがからかう様にそう言うとアイズは耳を真っ赤にしながらスタスタと先に歩いていった