オラリオで映画館を運営する転生者達の話   作:寝心地

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第24話

普段から大賑わいのオラリオにある映画館、しかし今日はその中でも特別に賑わっている、神も人も大手零細問わずあらゆるファミリアの冒険者は勿論、ギルドから一般人まで開場前から映画館に並んでいた

 

その理由はただ1つ、ある日映画館から配られた1枚のチラシ

 

【3Dシステム導入!! 飛び出す画面で映画の世界へ没入しよう!!】

 

映画館特有の精巧な絵と共にそう書かれた勢いのある文字と説明文に人々は映画館に向かわせた

 

そうして映画館の開場時間となり人々は扉が開くと同時にチケット売り場や軽食販売コーナーに押し寄せた

 

「【ターミネーター】のチケットをくれ!!3Dで!!」

 

「此方は【プレデター】の3Dだ!!」

 

「すみませ~ん!!【アベンジャーズ】の3Dチケット下さい!!」

 

「順番に並んでお待ち下さい。【ターミネーター】のお客様、此方のメガネとチケットを持って一番シアターに向かって下さい。【プレデター】のお客様、2番シアターに向かって下さい。【アベンジャーズ】のお客様は……………………」

 

チケット売場の少年リュウセイはテキパキとした動きで客を捌いていく

 

「ポップコーンとオレンジジュース!!どっちも一番大きいサイズでくれ!!」

 

「此方はチーズハンバーガーセット!!ポテトと果実水で!!」

 

「チュロス下さい!!後ホットドックも!!」

 

「あわわわわわわわわわ~!!」

 

軽食販売員のミユは文字通り目を回しながら食べ物や飲み物を作り続けた

 

7時間後

 

その日のピークも漸く過ぎリュウセイとミユは息を吐く。普段無表情と言うかあまり感情や心境を顔に出さないリュウセイにすら疲労の色が見える

 

「イヤや~!!これ以上恥の上塗りはした無い~!!」

 

「ようタダシ~。3Dとか言うのを観に来たぜ!!【アベンジャーズ】の後の話観せてくれよ!!」

 

そこにロキを引き摺りながら神々の集団が現れ2人はヒーヒー言いながらチケットと軽食を売り続けた

 

神々が金を払い貸し切りとなったシアタールーム

 

そこでは【アイアンマン3】が上映され神々を魅了していた

 

アベンジャーズの戦いから1年が経ちアイアンマンことトニー・スタークはスーツ依存症に陥り42着ものアーマースーツを作り常にアーマーが手離せなくなった

 

更にマンダリンと言うテロリストまで現れ世界の平和もトニー・スタークもますます不安定になっていた

 

そしてトニー・スタークは家まで破壊され残ったのは欠陥だらけ故障付きと言う状態のマーク42のみ

 

しかしトニーは諦めずマンダリンについて調べていくと過去、横暴だった頃雑に扱ったキリアンと言う男が復讐を企てトニーとペッパーに牙を剥いた

 

トニーは今まで作り隠していたスーツを全て引っ張り出しキリアンに挑む

 

キリアンを倒した後、トニーは今までのスーツを捨て心臓に抱えていた爆弾の破片を取り除いた

 

『まぁ、ここまでの話をまとめて何か言うとすれば。僕のアーマー、あれは僕にとって暇潰しでも趣味でもなく僕を包む繭だった。そして繭を破り僕は生まれ変わったんだ。例え家を奪われても、おもちゃを全部奪われても、これだけは変わらない。僕はアイアンマンだ』

 

トニーのそんな独白で終わり神々は満足しポップコーンや飲み物を追加で買い次の映画を待った




次は4DXか……何時になる事やら
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