美の女神フレイヤは常に刺激を求めていた
そんな退屈な日々に突然現れたものが2つある
1つは真っ白で純白な魂を持つ白兎
そして、見たこともない技術と娯楽を与えてくれる【映画館】
今回は後者を求めて街を歩く、フードを被りその身を世間に晒さずとも溢れ出る魅了が周囲の人々の視線を集める
そんな視線を気にせず先に進み映画館の中に入れば何時もの様にタダシが出迎える
「いらっしゃいませ」
「ええ、久しぶりね。映画を観せてくれる?」
「かしこまりました。では、見たい映画をお選び下さい。お薦めは【リング】の続編になり……」
「それはもう良いわ」
食い気味にフレイヤはそう言うと公開されている映画の名前をサッと見る
「………………この映画は?」
そう言い指差した映画をタダシは見ると説明する
「此方は【GANTZ】ですね、此方の作品は死んだ人間が夜な夜な集められ異星人と戦う事になるお話です」
「面白そうね、それにするわ」
「かしこまりました」
フレイヤはチケットとポップコーン等を買い席に座る
映画泥棒が終わり本編が始まる
最初に主人公である黒野と加藤が列車に轢かれ亡くなってしまう、しかし2人は謎の部屋で目覚めそこには同じ様に様々な理由で亡くなった人々が集まっていた
その部屋の中心にはバランスボール程の大きな黒い玉がありそこから注目を集める様に大音量で音楽が流れる
『【てめぇ達の命は無くなりました】』
音楽が終わるとそんな文字が浮かび上がる
『は?』
『【新しい命をどう使おうと私の勝手という理屈なわけだす】』
更に文字が変わる
『【帰りたかったらこの方をヤっつけに行ってくだちい】』
『【ねぎ星人
特徴:くちい
好きなもの:ねぎ】』
そう出ると突然玉が開き中にはスーツケースやおもちゃの様な銃が出てくる。玉の中には全裸の男がおり眠っている様だった
それぞれ何が起きているのか分からないまま武器を手に取っていると突然1人の体が次第に消え全員が部屋から消える
次に全員が別の場所に現れる
『【行ってきて下ちい】』
最後に玉にそんな言葉が浮かび各々玉に出てた星人を狙う
最初に玉に出てた星人を皆で倒し喜んでいる所により強い同じ星人が襲ってくる
「人間と同じね。子供もいれば大人もいる。強い子もいれば弱い子もいる。この玉は………………差し詰め私達と言った所かしら」
ミッションが終わり残ったのは主要メンバーだけとなる
唯一の経験者である西から玉の事が説明されフレイヤはよりその想いを強くしていく
更に物語は進み田中星人で黒野は戦いに目覚め更に次のおこりんぼう星人でその真価を発揮する
文字通り蟻と象程ある体格差を覆し3体もの強力な星人を倒す
しかしその代償に黒野は加藤と岸本を失う事になった
『……返せよ、加藤を返せよ!!』
『【100点めにゅ~から選んで下さい
1.記憶を消して解放される
2.好きな人間を生き返らせる】』
『ッ!!、戦って生き返らせろって事かよ。100点取るまで戦えってのかよ。そんなの無理だろ』
そう言いながら黒野は更なる戦いに挑む事になった
「いかがでしたでしょうか?」
「ええ、面白かったわ。まさかこんな話を選んじゃうなんてね」
「と言うと?」
「あら、分かってる癖に、あの玉は神々でその元で戦う彼らは貴方達、そう言う話でしょう?」
「成る程、神の視点ではそういう風に映るのですね」
「フフフ、私だけかもしれないわよ?」
「是非そうあって欲しいものです」
「楽しかったわタダシ、また観に来るわ」
「はい、またのご利用お待ちしております」
タダシに見送られフレイヤは帰っていった
因みにフレイヤが観たGANTZは実写版の方です