オラリオで映画館を運営する転生者達の話   作:寝心地

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第52話

人々が集まる映画館、そんな映画館に足を運ぶ神々の一団、彼らの存在は異質ながらも映画館側からも客側からも『ああ、またか』と言う程度の反応しか見られない

 

「遂に、遂にこの日が来た」

 

「この日を待って幾星霜、正直天界から降りる日を今か今かと待っていた日は今日の為にあったと言っても過言ではない」

 

「長かった、神生の中で一番長い数日だった」

 

「さぁ行こう、彼らの、そして我々の戦いの日々の終わりを見届ける為に」

 

神々は口々にそう言い映画館の中に入る

 

「いらっしゃいませ」

 

タダシが何時もの様にお辞儀をして出迎える

 

「やぁタダシ、【アベンジャーズ】の、彼らの最後の戦いを見せてくれ」

 

「かしこまりました。何時もの様に出来るだけ汚さない様にお願いします」

 

タダシはそう言うと奥に消え神々はチケットとそれぞれの軽食を買い指定されたシアタールームの席に着く

 

映画泥棒が終わり本編が終わる

 

映画が始まると最初に前回宇宙に出たトニーが地球に帰還する為宇宙船を修理し地球を目指していた

 

しかしエネルギーが切れた事は天才のトニー・スタークをもってしてもどうすることも出来ずペッパーに遺言を残し最後の時をネビュラと共に過ごしていた

 

そうしてゆっくり死へと向かっていたトニー・スタークの前に現れたのは【キャプテン・マーベル】だった。彼女は宇宙船ごとトニーとネビュラを地球に運ぶとそこには地球でヴィジョン護衛の任務に失敗したスティーブ達が待っていた

 

『トニー』

 

『スティーブ』

 

『止められなかった』

 

『僕もだ、ピーターを失った』

 

『それだけじゃないんだ』

 

2人はそのままアベンジャーズ基地で話をする

 

『トニー、戦った君としてはどうだ?』

 

『戦ってない、僕らはただ叩きのめされた。言ったろスティーブ、世界を守るにはアーマーが必要だって』

 

『その案はチャラになったろ』

 

『それだけじゃない、君は僕が聞いた時こう言った『皆でやろう』と、だが君は居なかった、で見事に負けた。次の手なんて無い、策も、信頼も無い。0だ、0!!』

 

トニーはそう言うと胸に着いていたアークリアクターを取り外しスティーブの手に叩き付ける

 

『ほら、やるよ。次に奴らが来たらそれを着て隠れてろ!!』

 

トニーはそう言うと力尽きた様に崩れ落ちる

 

トニーをベットに寝かせローディが死ぬ心配はないと説明する

 

その間に再びサノスがストーンを使った事を検知した一行はサノスの元へ向かい石を奪いに行く

 

サノスを強襲し拘束するとガントレットを奪う

 

『………………嘘だろ?』

 

ロケットがガントレットをひっくり返し呟く、全員が見るとそこに嵌まっている筈の石が1つもなかった

 

『ストーンは何処だ!?』

 

『………………原子に還った』

 

『つい2日前に使っただろ!!』

 

『ストーンを破壊するために使ったのだ、私も死に掛けたが何とか生き延びた』

 

『何十兆人も殺しておいて!!』

 

『父は残虐だけど、嘘は付かない』

 

『私は、絶対なのだ』

 

その言葉に耐えられなくなった様にソーがストームブレイカーを振り下ろしサノスの首を跳ねる

 

『………………お前何してんだよ』

 

『…………奴の首を斬った』

 

そうして元凶を倒したもののだからと言って打開策があるわけでもなくそのまま五年の年月が経ったある日

 

とある場所でネズミが機械に触れとある男が原子の世界から帰ってくる

 

彼の名前はスコット、別名アントマン

 

彼は事態を理解できずあちこち彷徨いアベンジャーズ施設に辿り着いた

 

彼は自身の全てを説明する、世界が五年の年月を刻んでいた間、彼は5時間程の原子世界を経験しこれを利用しタイムトラベルをしようと提案する

 

タイムトラベルを実行するためスティーブ達は天才であるトニーの元を訪れる

 

トニーは五年の間にペッパーとの間に子供をもうけていた

 

トニーは一瞬考えるが家族を守るため協力を拒否する

 

『トニー、君の家族が無事で良かった。でも全てをやり直すチャンスなんだ』

 

『僕はここでやり直してる』

 

そうしてトニーの協力を断られたスティーブ達は今度はハルクこと、バナーの手を借りれないかと彼とコンタクトを取り一同は思わず固まる

 

『何だよ、僕ばかり食べてるじゃないか、ほら、卵どうぞ』

 

『ああ、それはどういう?』

 

『ああ、別に強要するつもりはないよ………………冗談だ、この体についてだろ?あの時、皆負けた、けど僕は2度負けた、僕とハルク、でラボに籠もって一年以上掛けてこの姿だ、頭脳と力、良い所取りだ』

 

そうしてバナー?ハルク?兎に角仲間にした彼の力を借りてタイムトラベルのテストを行ったが結果は失敗

 

そこに、トニーが現れ失敗を指摘しついでに時空を超えて通信できる通信機を持って現れる、トニーもまたピーターと言う息子の様に思っていた存在を失いそれを取り戻す為に動きたいと思っていた、しかし既に存在する幸せを手放すのも怖かった

 

『3000回愛してる』

 

最愛の娘がそう言いそれに驚きつつ部屋を出るとペッパーと話す

 

『彼らに手を貸さなくて良いの?』

 

『全員は助けられない。だからそんな思い付きは箱に仕舞って鍵をかけて、眠ろう』

 

『でもそれでゆっくり眠れるの?』

 

ペッパーの問いに答えを見たトニーは彼らに協力する事に決める

 

『けど、幾つか条件がある、1つ、僕が手に入れた物を失わない事、二つ、全員助ける事』

 

そうしてトニーはタイムトラベルシステムを完成させ彼らはインフィニティストーンを求めてそれぞれの時代に飛んだ




このまま書くとめっちゃ長くなりそうなので一旦ここで切ります
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