最も有名なファミリアと言われれば大抵の者が【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】と答えるだろう
そんな2つのファミリアが常に頭を抱える共通の問題がある
それが団員、それも下の立場の者や新人の冒険者の指導だ
彼らがモンスターを前にして取る行動は大抵2つ
1つは才能を示し難なくモンスターを倒すかそうでなくても物怖じせずモンスターと渡り合うか
もう1つは才能等全く感じさせずモンスターに怖じ気づき仕方無しに見ていた先輩に助けられるか
今まではその篩に掛けるのが難しかった、何せ見た目は幼女なのに狂戦士の様に戦うヤバい奴がいたり
誰もが弱そうと言う理由で見捨てた兎が凄い勢いでレベルを上げたり
その逆が起こったりするのだから
しかし今では映画館に連れていくだけでその辺りの事が大抵分かるのだ
今日も【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の門を叩く者が現れ映画館に連れられていく
その者達の背景は何て事は無い、田舎の生活が嫌で逃げ出しただとか一旗上げたくて来ただとか大抵はそんなもんだ
そんな彼らは初めて連れてこられた映画館に戸惑いキョロキョロと田舎者全開で辺りを見回していた
「「あ」」
ロキとフレイヤはその付き添いに映画館を訪れたまたま出くわした
「自分もアレか?」
ロキがフレイヤに尋ねる
「ええ、そっちもでしょう?」
「まぁな」
二柱はそう言い合っているとタダシが現れる
「いらっしゃいませ」
「なんだあんた?」
新参者の一人がタダシに尋ねタダシは丁寧に説明する
「私は当映画館のマネージャーをしております。ヤマモト・タダシと申します。本日はどの様な映画をお求めでしょう?」
タダシの言葉に入団希望者達は首を傾げロキとフレイヤが代わりに伝える
「タダシ、例のアレよ、【ゴブリンスレイヤー】をお願い、人数分よ」
「此方も頼むわ」
「かしこまりました。それではどうぞお楽しみ下さい」
タダシはそう言いその場を離れ何の事か分からない入団希望者の1人が声を上げる
「あの、我々はここで何を?入団試験があるのでは?」
「ああ、そういやまだ説明してなかったな」
「私も忘れていたわ」
「と言うわけで諸君!!これからうちらのファミリアに入る為の入団試験を行うで!!と言ってもルールは簡単や、今からうちらの行く部屋に入ってある話を見て貰う、その話を見てもまだ冒険者になりたいと思えた奴は無事入団や、簡単やろ?」
ロキの言葉に入団希望者達は文面通りに受け取る者は少なかった。当然だろう、オラリオ最大の派閥が用意した試験がこんなに簡単な訳がない、それは正しくもあり間違いでもあった
彼らはチケットを受け取り指定された席に座る
その様子を見届けたフレイヤはその場を去る
「なんや?誰が合格するか見ていかんのか?」
ロキは去っていくフレイヤの背中にそう尋ねる
「無駄よ、あの子達は合格できない。勿論、想定外は大歓迎だけど、生憎この後予定があるの、退屈に犯された神の相手をね♪」
フレイヤはそう言い映画館を離れ1人とある場所に向かう
そこは神殿の様な空間
「あ、来た来た♪」
その場所で1人賽子を転がす神がいた
「本当に酔狂な事を考えるわよね、貴女達って」
フレイヤはそう言い目の前の神に言う
「知ってる?貴女達の子達、うちの子達にとても人気があるのよ?」
そう言って二人の神の退屈を殺す遊戯がひっそりと始まった
入団希望者?聞く必要は無いだろう。結果はフレイヤの言う通り見えているのだから
ゴブリンスレイヤーとのコラボ回いる?7月30日11時59分
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いる!!
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いらない