人通りの無い通路、そこで異端児達を賭けた戦いが行われていた
片やLv.6冒険者【拳姫】アイズ・ヴァレンシュタイン
もう片方はLv.3冒険者【リトル・ルーキー】ベル・クラネル2人の戦いは些細な、けれど大きなすれ違いが原因だった
異端児と言うウラヌスが隠してきた秘密が明るみになり彼等を殺そうとする【ロキ・ファミリア】にベルは彼等を逃がそうと試み衝突した
もう1つ、2人を決裂させた要因があった、それは【映画】
アイズが今まで観た主な映画は【マトリックス】そして【ドラゴンボール】
対してベルが今まで主に見てきた映画は【アメイジングスパイダーマン】そして【仮面ライダーシリーズ】
何より2人の映画を観る目的すらも違っていた、アイズはひたすら強くなるために
ベルは、ひたすら憧れを現実に近付ける為に
「アイズさん!!お願いですそこを通して下さい!!」
「駄目、君は騙されてる」
「そんな事ありません!!彼女達には心があります!!感情があるんですよ!!だからきっと分かり合える!!」
「そんな事あるわけ無い、君は騙されてる」
平行線の会話が終わりアイズの猛攻を捌きながらベルは考える
(どうしよう!?どうしたら良い!?どうしたら皆を救える!?考えろ、考えろベル・クラネル!!)
瞬間、ベルの頭の中に浮かんできたのは狐の戦士だった
異端児の事が露見する前日、ベルは映画館で映画を観ていた
その作品の名前は【仮面ライダーギーツ】
仮面ライダー同士が自らの願いを叶えるためジャマトと呼ばれる怪物を倒すデザイアグランプリに挑む話
そんな中で主人公である仮面ライダーギーツもデザイアグランプリに参加するのだが、彼は今までの主人公と少し違っていた
ピンチでも余裕を崩さず最後にはピンチをひっくり返し優勝する
まさに完璧超人、だがその土台となっていたのはその力でも頭脳でもなく心
『信じろ、心から願う限りきっとその願いは叶う』
「ッ!!」
その言葉を思い出したベルは願う
「そうだ、僕は叶えたい!!ウィーネと、異端児の皆と笑って暮らせる世界を!!」
「そんな物皆が許す筈がない!!モンスターは結局モンスター!!その爪が、牙が、罪の無い人達を傷付ける!!そんな願い聞き入れられる筈がない!!」
「いいや、聞き入れて貰います!!だって、だって!!」
「『
「ッ!!」
鳴り響く大鐘音は果たしてベルのスキルによるものか、或いはベルの願いを叶えた創生の神の力か
それは下界に降りた神すらも分からない
ベル君がギーツを観る反応はまた次回