Googleに15ヶ月のAIタダ券を貰ったのでプレインズウォーカーになってみた   作:末は油かアヴァシンか

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プレインズウォーカーB、身仕舞いする

 

 

■ユーザー指示23回目■

 

 

 さて、この先10年ほどのイル・ヌオーヴォの様子を描写してください。

 

 人口はかなりのペースで増えていきますが、まだまだ国土的には余裕があります。恐らく人口が飽和するには、ゆうに一世紀くらいは掛かるでしょう。

 

 

 10年の中で、私は徐々に自身の権力を移譲していきます。議会の権限を強めつつ、選出される首相を最高権力者として定め、私はあくまで立憲君主的なポジションへと身を引きます。

 

 もちろん、プレインズウォーカーとしての魔術が必要な場面(セットランドや外敵の排除など)では行使をためらいませんが、原則的に私の魔術行使は議会での審議を経た上で行われるよう法令で定め、私はその法を表面上は厳格に守るでしょう(ちょっとした私的利用は無断でするかもしれませんが)。

 

 また、国庫準備金などといった形で権利関係が宙ぶらりんになっていた各種資産を正式にイル・ヌオーヴォ政府に寄付し、セオリーに則ってイル・ヌオーヴォ中央銀行を「銀行の銀行」として機能するように法整備します。

 

 10年経った頃には、エンバレス城は事実上の国会議事堂となり、私は近場に設置した「ダークスティールの駐屯地/Darksteel Garrison」を改造したそこそこのサイズの物件に移り住み、そこで生活するようになるでしょう。

 

 

 ついでに、イギリスの一代騎士を参考にして騎士制度を創設。ガントやコーラリアのような功績のある人間を正式に騎士に任じます。

 

 別に封土が得られるわけではないですし、年金もささやかな額ですが、この国における名誉のしるしとして将来的にはかなりの権威を持つことになるでしょう。

 

 以上の流れを描写してください。

 

 

 

 

 

■Gemini応答23回目■

 

 

 承知いたしました。

 

 『新生イル・ヌオーヴォ』が国家として成熟していく、その先の10年間の軌跡を描写します。

 

 

 

 ◆

 

 

『新生イル・ヌオーヴォ』創生暦2年~11年:統治の変遷と新たなる秩序

 

 

 コーラリアの一族との共同事業が軌道に乗り、イル・ヌオーヴォは未曾有の発展期に突入した。その後の10年間で、バーツが創造した大地は、ただの入植地から、真の意味での国家へと変貌を遂げていく。

 

 人口は、近隣の島嶼国家からの移住者や、陸上生活に新たな可能性を見出したマーフォークたちによって、爆発的に増加した。10年後には、その数はおよそ数十万人に達していたが、アイスランドに匹敵する広大な国土には、まだ有り余るほどの余裕があった。

 

 人口が飽和し、土地問題が深刻化するのは、少なくとも一世紀は先のことだろう。

 

 

 この10年間で、彼が最も注力したのは、社会の基盤、すなわち統治機構の構築と、彼自身の権力の移譲であった。

 

 最初の数年、彼は『新生評議会』の権限を意図的に強化していった。重要な決定事項を全て評議会に諮り、彼らに議論させ、結論を出させた。彼はただ、その結論を承認し、実行に必要な魔術を提供するだけの存在に徹したのだ。

 

 

 創生暦5年、彼はイル・ヌオーヴォ憲章の改正を提案。評議会の議員の中から、選挙によって「首相」を選出し、行政の最高責任者とする制度を導入した。そして、彼自身は国家の主権者ではなく、あくまでイル・ヌオーヴォの創造主であり、永遠の守護者である『立憲君主』として、象徴的な地位に退くことを宣言した。

 

 もちろん、プレインズウォーカーとしての力が必要な場面――新たな土地の造成や、この世界に巣食う巨大な海棲生物といった外敵の排除――において、その行使をためらうことはない。だが、それもまた法の下に置かれるべきだと考えた。憲章には、「ロード・バーツによる大規模魔術の行使は、国土の安寧と繁栄のため、原則として議会の承認決議を要する」という一文が加えられた。

 

 彼は、この法を表面上は厳格に守った。もっとも、自分の生活のためにちょっとした魔法を使うことまで、議会に諮るような野暮はしなかったが。

 

 

 創生暦8年には、経済システムの最終的な整備に取り掛かった。それまで権利関係が宙に浮いていた国庫準備金(土地売却益である星屑真珠や貴金属など)の全てを、イル・ヌオーヴォ政府に正式に寄付。そして、セオリー通りに中央銀行法を改正し、『イル・ヌオーヴォ中央銀行』を紙幣の発行権を持つ唯一の機関、そして市中の銀行に対する「銀行の銀行」として機能するように再定義した。

 

 これにより、島の経済はさらなる安定と発展の土台を得た。

 

 

 そして創生暦11年。バーツがこの世界に現れてから、およそ12年が経過した頃。

 

壮麗なエンバレス城は、もはや彼の居城ではなかった。その大広間は、活発な議論を戦わせる議員たちの声が響く、国会議事堂へと完全に姿を変えていた。

 

彼は、国会議事堂となったエンバレス城を見下ろす、少し離れた丘の上へと居を移していた。新たな住居は、彼が魔法で創造した「ダークスティールの駐屯地/Darksteel Garrison」を改造したものだ。破壊不能の金属でできたそれは、城のような華美さはないが、いかなる力をもってしても傷一つ付かない、絶対的な要塞。そこそこのサイズに抑え、内部には快適な書斎と寝室、そしてささやかな庭をしつらえた。

 

 それは、彼が政治の表舞台から退きつつも、この国の最後の盾であり続けるという、無言の意思表示でもあった。

 

 

 

 この10年の間に、彼はもう一つ、新たな制度を創設していた。イギリスの一代貴族を参考にした、「騎士制度」である。

 

 エンバレス城がまだ彼の居城であった頃、その謁見の間で、最初の叙任式が執り行われた。

 

「ガント。貴殿を、イル・ヌオーヴォの発展に貢献した筆頭騎士として、サー・ガントの称号を与える」

 

「コーラリア。貴女を、多種族間の融和と国家の基盤整備に尽力した功により、デイム・コーラリアの称号を与える」

 

 彼らに与えられるのは、騎士の称号と、ささやかな年金、そして島の紋章が刻まれた美しい儀礼剣だけだ。封土もなければ、世襲もされない。しかし、この国における最高の名誉のしるしとして、その価値は何物にも代えがたいものとなりつつあった。

 

 

 

 10年の歳月が流れ、彼はもはやこの国の王ではない。

 

 ダークスティールの書斎の窓から、眼下に広がる、活気に満ちた自らの創造物を眺める。議事堂での喧騒、港を行き交う交易船、畑を耕す人々の姿。

 

 それらを眺めながら、静かに本を読む。

 

 それこそが、プレインズウォーカーである彼が、この世界で見出した、新たな日常となっていた。

 

 

 

 

 

■ユーザー指示24回目■

 

 

 さてある日、私はたまたま休みだったコーラリアの部屋に向かいます。なんだかんだ10年近く一緒に仕事をしてきたため、彼女もだいぶん私に対してリラックスして応対するようになっています。

 

 未だに未婚であり、父親から縁談をせっつかれている彼女のことをからかいつつ、私は本題を切り出します。今時点を折り返し地点とし、これから10年経過した段階で、私はこの次元(アクア・レクイエム)を去ろうと思う、と言います。

 

 

 イル・ヌオーヴォの大地は更に拡張され、概ね安定化。私が居なくなってもこのまま数百年は保つでしょう。

 

 一方、政治や国防に関しては徐々に歪みが見え始めていました。「どうしようもなくなったら私(バーツ)を頼れば無理やりどうにかしてくれる」という考えから、放漫財政に走ったり外交で他国に喧嘩を売ったりといった事例がポツポツ目立っています。

 

 この国がしっかりとした自律性を手に入れるためには、最終的には私は居ないほうがいいだろう、というのが私の判断です。コーラリアに対し、このプランを実行に移すにあたってどういう段階を踏むべきか、具体的な助言が欲しい、と私は言います。

 

 

 以上の流れを描写し、その上でコーラリアの思考をしっかりとシミュレーションし、彼女から具体的な反応を引き出してください。

 

 

 

 

 

■Gemini応答24回目■

 

 

 承知いたしました。

 

 10年の時を経て、二人の関係性が新たな段階へと進む、運命的な対話を描写します。

 

 

 

 ◆

 

 

 創生暦11年の、穏やかな風が吹く午後。

 

 バーツは、ダークスティールの自室で書物を読むのに飽き、ふらりとアッシュとグラニットを連れて散歩に出た。足が向いたのは、アーデンポートに設けられたコーラリアの公邸だった。今日は、彼女が月に一度と定めている、完全な休日のはずだ。

 

 

 

 公邸の庭で、彼女は珍しく儀礼服ではなく、ゆったりとしたマーフォークの民族衣装を纏い、水辺の植物の手入れをしていた。この10年という歳月は、二人の関係性を大きく変えた。かつての、息が詰まるような緊張感はもうない。彼女はバーツの姿を認めると、驚きもせず、ただやれやれといった風に微笑んだ。

 

「これはこれは、ロード・バーツ。ごきげんよう。まさか、休日まで私に仕事を言いつけに来たわけではありますまいね?」

 

 その口調は、長年連れ添った仕事仲間に対する、親しみに満ちたものだった。

 

「あいにく、今日はその手の話ではない。君の父君から、また縁談の話をせっつかれていると聞いてな。我が国のデイム・コーラリアほどの名誉ある女性を射止めようという男が、まだいたものかと感心しに来ただけだ」

 

「お戯れを」彼女は優雅に立ち上がりながら、軽く彼を睨んだ。「貴方が創り上げたこの国の、山積みの仕事を片付けているうちに、婚期などとうに過ぎ去りましたわ。これも、元はと言えば貴方のせいです」

 

 憎まれ口を叩きながらも、その表情はリラックスしている。彼らは、そんな軽口を交わせるだけの時を共に過ごしてきたのだ。

 

 

 

 しかしバーツは、その穏やかな空気を破るように、本題を切り出した。彼女の微笑みが、すっと消える。

 

「コーラリア。私はこの次元、アクア・レクイエムを去ろうと思う」

 

「……なんですって?」

 

「今を、ちょうど折り返し地点とする。これから10年が経った後、私はこの世界から完全に姿を消すつもりだ」

 

 彼女は息をのんだ。その理知的な瞳が、激しく揺れている。彼は、構わず続けた。

 

「私が創造したこのイル・ヌオーヴォの大地は、概ね安定した。私が居なくなっても、物理的には数百年、あるいは数千年保つだろう。問題は、人間の方だ」

 

 彼は、庭のベンチに腰掛け、彼女を促した。

 

「君も気づいているだろう。この国の政治や国防に、徐々に歪みが見え始めている。『どうしようもなくなったら、創造主が魔法で無理やり解決してくれる』……その甘えが、為政者たちを堕落させつつある。放漫財政に走り、近隣諸国に高圧的な態度を取る。全て、私が最後の安全装置として存在しているが故の、驕りだ」

 

 彼は、空を見上げた。

 

「この国が、真の意味で自律性を手に入れるためには、最終的に、私はいない方がいい。創造主は、いつまでも子供の側にいてはならないのだ。……そこで、君に相談がある。この10年計画を、穏便に、そして確実に実行に移すにあたって、我々はどういう段階を踏むべきだろうか。具体的な助言が欲しい」

 

 

 

 ◆コーラリアの反応

 

 

(去る……? 彼が……?)

 

 その言葉は、コーラリアの思考を完全に停止させた。10年以上、この世界の中心に、そして彼女の人生の中心にあり続けた絶対的な存在。

 

 それが、いなくなる。まるで、明日から太陽が昇らないと宣告されたような、絶対的な喪失感と、根源的な恐怖。

 

 パニックに陥りそうな自分を、彼女は必死で抑え込んだ。なぜなら、彼の目は、いつになく真剣だったからだ。そして、彼の指摘は……痛いほど、正しかったからだ。

 

 

 

 議会での、あの楽観的な予算案。外交の席での、若手官僚の傲慢な態度。彼女自身、眉をひそめていたそれらの事象の根源は、全て「バーツがいる」という事実に行き着く。

 

 彼は、この国にとっての神であり、同時に、自立を妨げる甘美な毒でもあったのだ。

 

 彼は、その毒を、自ら取り除こうとしている。この国を、本当に「人々の国」にするために。

 

 

 

 それは、彼がこの国に与える、最後にして最大の、そして最も痛みを伴う恩恵に違いなかった。

 

 

 

 彼女の中で、個人的な喪失感が、為政者としての冷徹な思考へと切り替わっていく。10年。残された時間は、10年。これは、感傷に浸っている場合ではない。この国始まって以来の、最大のプロジェクトだ。

 

 コーラリアは、震えを押し殺し、深く息を吸った。そして、顔を上げた時には、その瞳はいつもの、理知的で力強い光を取り戻していた。

 

「……承知、いたしました。ロード・バーツ。貴方の……『最終計画』について、私なりの愚見を述べさせていただきます」

 

 彼女は、彼の隣に静かに腰掛けた。

 

 

 

「10年計画は、大きく3つの段階に分けるべきです。第一段階は、今後3年間の『権力の実質的移行期』」

 

 彼女の頭脳は、恐ろしい速さで回転を始めていた。

 

「まず、軍隊を再編します。貴方の魔術に頼らない、純粋な人々と兵器による、独立した国防軍を創設し、練度を高めます。次に、議会と内閣の権限を、憲章の文面だけでなく、実質的に強化する。貴方は、議会からの魔術行使の要請を、意図的に『拒否』し始めるのです。『予算が足りないなら、増税か国債で賄え』『外交で揉めたなら、お前たちの言葉で解決しろ』と。彼らに、貴方という安全装置が、もはや正常に作動しないのだと、骨身に染みて理解させるのです」

 

 

 

「第二段階は、続く4年間の『神話の構築期』」

 

「貴方は、徐々に公の場から姿を消していきます。そして、私たちが、貴方の『神話』を国内外に広めるのです。『創造主は、その役目を終え、静かな眠りにつく準備を始められた』と。貴方を、現役の君主から、歴史上の偉人、崇拝の対象へと、意図的に変化させていくのです。人々が、貴方の不在を、悲しみはすれど、当然のこととして受け入れられるように、心の準備をさせる期間です。この間に、私たちは貴方に頼らない、自律的な経済サイクルを完全に確立させねばなりません」

 

 

 

「そして、最後の3年間が、『静かなる継承期』」

 

「貴方は、ダークスティールの要塞に完全に隠遁します。もはや、誰も貴方の姿を見ることはない。国家の運営は、完全に首相と議会に委ねられます。そして、10年目の『建国記念日』に、私、あるいはその時の首相が、国民に向けて布告するのです。『我らが創造主、ロード・バーツは、この世界での役目を終え、永遠の安息に入られた。だが、その魂は、このイル・ヌオーヴォの大地と共にあり続ける』と」

 

 彼女は、そこで言葉を切り、バーツを真っ直ぐに見つめた。

 

 

 

「これが、私が考えうる、最も穏便な計画です。貴方が去った後の権力闘争を最小限に抑え、国家を軟着陸させるための……」

 

 その声は、最後まで冷静だった。だが、その強く握られた拳は、彼女の内心の動揺と、これから始まる途方もない事業への覚悟を、雄弁に物語っていた。

 

 

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