Googleに15ヶ月のAIタダ券を貰ったのでプレインズウォーカーになってみた 作:末は油かアヴァシンか
■ユーザー指示13回目■
私から提供可能かつ分かりやすい支援として、「高品質マナポーション含む、治療用ポーションなど薬品類の追加供給」「『居合刀/Quick-Draw Katana』レベルの武具の供給」そして「大量の食料の追加供給」などが挙げられます。
いずれもファクトリーやプレインズウォーカーのセットランドを用いたものですが、具体的な経路についてはこれまで通り伏せておいてください。
また、クレメント伯に献上したような、あるいは今私が持っている「過去と未来の剣/Sword of Once and Future」のような異常な性能の武具も生産できますが、こちらについては(既に伯爵や王家に献上品として渡っていることを考えると)あまり大量に出回らせるのは望ましくないでしょうから、私はあまり乗り気ではありません。
私のこうした追加の説明を受けた上で、引き続き有力者たちの立場に立って、今後の方針を考えさせてください。
■Gemini応答13回目■
ディーは、三人の有力者たちが示したそれぞれの懸念と提案に、静かに耳を傾けていた。彼らの議論は、この世界の住人ならではの現実的な視点に満ちており、彼にとっては非常に有益だった。
彼はその議論を補足するように、自らが提供可能な支援の具体的な内容について、さらに詳しく説明を始めた。
「君たちの意見はよく分かった。私から提供できるものをもう少し具体的に話そう。まず、高品質マナポーションに加え、同水準の治療ポーションや各種解毒薬といった薬品類。次に、先日鍛冶屋に売った『居合刀』レベルの高品質な武具。そして、長期探索の生命線となるであろう、大量の保存食料。これらは、先のポーションと同じく、安定した供給が可能だ」
彼はそこで一度言葉を切り、釘を刺すことを忘れなかった。
「ただし、どうやってこれらを用意しているのか、その具体的な経路については告げるつもりはない。また、クレメント伯に献上した戦斧や、今私が帯びている剣のような、世界の理に干渉するレベルの武具も製造は可能だが、現状これらを大量に流通させるつもりもない。下手に数を増やせば、無用な混乱と争いを招くだけだろう。ゆえに、そちらについては期待しないでほしい」
その追加説明は、三人の有力者たちの思考をさらに加速させた。
伝説級の武具の量産をきっぱりと否定したディーの姿勢は、特にバルガスと警備隊長に安堵の色を浮かばせた。彼らは、この規格外の魔術師が、世界のバランスを崩壊させかねない危険な存在であると同時に、少なくともある程度は理性的で、慎重な一面も持ち合わせていることを理解したのだ。
再び口火を切ったのは、ギルドマスターのバルガスだった。彼の目には、もはやディーに対する畏怖や困惑はなく、この未曾有の機会をどう活かすかという、老獪な指導者としての強い光が宿っていた。
「……話は分かった、ディー殿。貴方の出す条件を踏まえた上で、我々の考えをまとめさせてもらおう。まず、そちらが提供してくれる薬品、武具、食料の三種は、我々が『深層攻略指定パーティー』と認定した者たちに限定して供給する。そのためのポイント制度をギルドが主体となって導入したい。例えば、未知の階層の地図を作成すれば1000ポイント、新種のモンスターの素材を納品すれば500ポイント、といった具合だ。貯まったポイントに応じて、貴方の支援物資を破格の値段で交換できるようにする。これならば、冒険者たちに明確な目標と競争意識を持たせつつ、支援の濫用も防げるはずだ」
バルガスの具体的な提案に、商人ギルドの長が目を輝かせて続いた。
「素晴らしい! その計画、我々商人ギルドも全面的に協力しましょう! バルガス殿の言うポイントで交換された武具のメンテナンスや、冒険者が持ち帰った希少素材の査定と買取は、我々が専門の窓口を設けて一手に行います。そうすれば、彼らは探索に集中でき、街には新たな産業が生まれる! 食料の供給は特に素晴らしい! これまで数週間が限界だった探索が、数ヶ月単位で可能になる。遠征拠点の設営も夢ではないでしょう!」
最後に、警備隊長が腕を組み、重々しく口を開いた。
「二人の計画に異論はない。だが、ルールの制定が急務だ。支援物資の横流しを厳しく罰し、パーティー間の過度な妨害工作を取り締まる必要がある。そのために、ギルド、商人ギルド、そして我々警備隊から代表者を出した『迷宮攻略支援評議会』を設立することを提案する。全ての支援は、この評議会の承認を得てから実行されるべきだ。そして、供給される薬品と食料の一部は、必ず街の戦略備蓄として確保させていただきたい。万が一、迷宮から未知の災厄が溢れ出た際の、我々の最後の命綱となる」
三人の議論は、もはや単なる意見交換ではなかった。ディーという規格外の存在がもたらした奇跡を、いかにしてこの街の、そして世界の発展に繋げるかという、極めて高度な共同事業計画の策定だった。
ギルドが冒険者を管理し、目標を与える。
商人が経済を回し、利益を最大化する。
警備隊が秩序を維持し、リスクを管理する。
それぞれの立場から出された意見は完璧に噛み合い、一つの巨大な計画へと収束していく。彼らは、興奮と緊張に満ちた顔で、最終的な承認を求めるようにディーへと視線を向けた。ディーは、彼らの熱意ある議論を静かに見守っていたが、やがて満足げに小さく頷いた。
「たいへん良い出来栄えだ。これでいこう。私は『資源』を提供する、そしてその運用は、君たち評議会に一任する」
その言葉は、ゼノスの世界に新たな時代が到来したことを告げる、静かな号砲となった。
■ユーザー指示14回目■
食料供給に関しては、いちいちファクトリーで生産してちまちま搬出するのも面倒です。というわけで、一番街寄りの森の一画を丸ごと「溢れかえる果樹園/Flooded Grove」にセットランドで置き換え、そこの管理については私が召喚した「クウィリーオン・エルフ/Quirion Elves」の氏族に任せます。
この果樹園からは不思議な見た目だがそれなりの味で異常に腹持ちの良い果実類があれこれと収穫できますので、冒険者への支援と同時に、街の一般市民にとってもありがたいメリットとなるでしょう。
なお、私はマトモに果樹園を管理する気はありませんから、利益を得たい街の人間(たぶん商人ギルドの誰かでしょう)がクウィリーオンエルフと勝手に交渉するものとします。
果樹園の隣にセットランドした「ドライアドの東屋/Dryad Arbor」で暮らすクウィリーオンエルフたち(彼ら彼女らは象牙の塔にも立ち入り自由ですが、基本的に緑マナの豊かな森を好みます)は基本的に善良ですが、全員が弓の名手ですので、下手なことをしても返り討ちに遭うだけでしょう。
以上の流れを描写してください。
■Gemini応答14回目■
迷宮攻略支援の計画が動き出し、ディーの象牙の塔には連日、ギルドや商人ギルドの者たちが訪れ、具体的な制度設計に奔走していた。
その様子を眺めながら、ディーは一つの面倒事に思い至る。食料の供給だ。薬品や武具と違い、かさばる上に鮮度も関係する食料を、毎日ファクトリーから転送し、塔からギルドへ運び出すのは、彼の性分からしてあまりに非効率的だった。
(これも、恒久的な解決策を設置するべきだな)
そう決断した彼は、バルガスと商人ギルドの長を伴い、自らが所有する森の中でも、最も街に近い一画へと足を運んだ。
困惑する二人を前に、ディーは地面にそっと手を触れ、自らの内に満ちる広大な緑マナを大地へと注ぎ込んだ。
「異なる恵みをここに。――『溢れかえる果樹園/Flooded Grove』」
ディーのごく短い詠唱に応えて、大地が鳴動した。
目の前にあったはずの雑木林が、まるで陽炎のように揺らぎ、緑色の光の粒子となって霧散していく。そして、魔法的に更地となったその場所から、ありえない速度で新たな植物が芽吹き、成長を始めた。
幹は螺旋を描き、葉は玉虫色に輝き、枝には星や水晶の形をした、色とりどりの果実が次々と実っていく。それは、まさしく世界の法則を書き換える「土地の召喚(セットランド)」だった。
あっけにとられるバルガスとギルド長を尻目に、ディーはさらに魔法を重ねる。果樹園の隣に、巨大な一本の樹木が瞬く間に天へと伸びていく。その太い幹やしなやかな枝は、自然に絡み合い、美しい住居や東屋を形作っていた。
「茂みよ、形造られよ。――『ドライアドの東屋/Dryad Arbor』」
魔法の光景が収まった時、ディーは最後の仕上げに取り掛かった。
彼が何もない空間に向かって静かに呼びかけると、新たに生まれた森の木々のうろの中から、すっと人影が現れる。また一人、もう一人と、その数は瞬く間に数十人に膨れ上がった。
彼らは皆、しなやかな体に優美な弓を携え、自然と一体化したかのような緑の衣服を纏っている。長く尖った耳と、森の奥深くを思わせる賢明な瞳。クウィリーオン・エルフ/Quirion Elvesの一氏族が、ディーの召喚に応じ、この次元に姿を現したのだ。
エルフたちはディーの前に恭しく跪いた後、自分たちの新たな住処となる「ドライアドの東屋」と、管理すべき「溢れかえる果樹園」を見渡し、満足げに頷いた。
ディーは、茫然自失となっているバルガスたちに向き直り、いつもの淡々とした口調で説明を始めた。
「ここが、今後の食料供給拠点となる『溢れかえる果樹園』だ。ここの果実は見た目こそ奇妙だが、味は悪くない。そして、一つ食べるだけで丸一日は空腹を感じないほど栄養価が高い。冒険者への支援だけでなく、街の食糧事情も大きく改善されるだろう」
彼は、居住まいを正したエルフの一団を指し示す。
「そして、彼らがこの果樹園を管理するクウィリーオン・エルフたちだ。基本的に私は果樹園の管理に関与するつもりはない。果実の収穫や分配、取引に関する交渉は、すべて彼らと直接行ってくれ。商人ギルドの誰かが担当するのが適任だろう」
商人ギルドの長が、ごくりと喉を鳴らした。これは、とてつもない商機だ。彼はすぐさまエルフたちに丁重な挨拶をしようとしたが、ディーはそれを制するように、最後の言葉を付け加えた。
「言っておくが、彼らは基本的に善良で、理不尽な要求はしない。だが、見ての通り、全員が弓の名手だ。不誠実な取引を持ちかけたり、力ずくで何かを奪おうとしたりすれば、どうなるかは自明だと言っておこう」
その言葉は、穏やかでありながら絶対的な警告だった。エルフたちの静かで鋭い視線が、バルガスたちに突き刺さる。彼らは、この森にディーの庇護下にある、独立した一つの勢力が誕生したことを理解した。
ディーは、後は自分たちの仕事ではないとばかりに、さっさと象牙の塔へと踵を返した。
残されたバルガスと商人ギルドの長は、目の前に広がる奇跡の果樹園と、美しくも誇り高いエルフたちを前に、これから始まるであろう未知の交渉と、街の新たな未来に思いを馳せ、しばらく立ち尽くすしかなかった。