Googleに15ヶ月のAIタダ券を貰ったのでプレインズウォーカーになってみた   作:末は油かアヴァシンか

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プレインズウォーカーD、明かす

 

 

■ユーザー指示23回目■

 

 

 深層探索に向けてのサイクルは、概ね自律的に回り始めたと判断します。

 

 私はゼノスへの関与を最低限にし(ファクトリー産のポーション類や装備品の供給は維持されます。ただし、これらの運搬についてもクウィリーオンエルフたちに任せ、ついでに、そこから得られる金銭的な利益もエルフたちに丸投げしてしまいましょう。エルフたちは基本的に慎ましいですが、自分たちの生活が豊かになることには別段文句はないはずです)、生活の主体をブリーディング・コーストに戻して魔術研究などに没頭しつつ、結果が出るのを待つとします。

 

 

 以上の流れを描写し、続いて、この先一年のゼノスにおける迷宮探索の経過を年表形式で詳しく記述していってください。

 

 なお、人材不足に関して私はこれといって動きませんが、クウィリーオンエルフの中からリアーナのように探索に興味を持った個体が現れた場合は、なるべく手厚い援助を行うものとします。

 

 

 

■Gemini応答23回目■

 

 

 ええ、良いでしょう。

 

 あなたの新たな方針に基づき、ゼノスからの段階的撤退と、その後の世界の動向を詳細に描写します。

 

 

 

 ◆最低限の関与への移行

 

 

 迷宮攻略のシステムが、まるで一つの生命体のように自律的に機能し始めたのを、ディーは象牙の塔から静かに見守っていた。

 

 評議会は賢明に街を導き、「保有の鞄」は経済の血流となり、冒険者たちは新たな秩序の中で競い合っている。もはや、彼が日常的に関与する必要はない。彼の存在は、システムが安定した今、むしろ不要な変数でしかなかった。

 

 決断は早かった。彼はドライアドの東屋を訪れ、クウィリーオン・エルフの氏族長たちを呼び集めた。

 

「今日限りで、私が直接物資をギルドに届けるのはやめにしようと思う。今後は、あなたたちの中から新たに選んだ者たちに、この塔とギルドの間の輸送を任せたい」

 

 ディーは、族長たちに対して至って友好的な雰囲気で続けた。

 

「そして、この輸送業務によって得られる金銭的な利益も、全てあなたたちの一族に譲渡する。あなたたちの暮らしを豊かにするために、あるいは森をより良くするために、自由に使うといい」

 

 エルフたちは元来、物欲に乏しく慎ましい種族だ。しかし、自分たちの共同体を、自らの働きで豊かにすることに異論を唱える者はいなかった。それはディーからの信頼の証であり、彼らがこの世界で自立していくための、最大の贈り物だった。

 

 

 

 こうして、ディーはゼノスにおける最後の日常業務からも解放された。彼は新たに召喚したエルフたちに塔の管理を任せると、故郷であるブリーディング・コーストへと繋がる次元の門をくぐった。

 

 これより彼は、魔術の根源を探求する本来の研究者の生活に戻り、ゼノスという名の苗床が、どのような「結果」という果実を実らせるのかを、ただ静かに観測するだけとなる。

 

 

 

 ゼノス迷宮探索史(以後一年間)

 

 

 1~3ヶ月目:黄金期と才能の渇望

 

 システムの完成: 「保有の鞄」を軸とした資源循環システムは完全に軌道に乗り、ゼノスの街は大陸で最も裕福な都市となる。「前線基地」の存在により、中層域(15~25階層)は完全に安全地帯と化し、資源採掘が爆発的に進む。

 

 人材不足の顕在化: システムが強力すぎるがゆえに、新たな問題が浮上する。それは、深層へ挑めるだけの技量を持つトップランクの冒険者が絶対的に不足していることだった。街のインフラは、毎日100人の英雄が深層へ挑むことを許容できるが、現実はその十分の一にも満たない。

 

 エルフの台頭: 評議会からの要請を受け、クウィリーオン・エルフの中からリアーナに続く第二、第三の冒険者が現れる。ディーの潤沢なマナ供給によって高い潜在能力を持つ彼らは、特に中層域のモンスター狩りや斥候任務において目覚ましい活躍を見せる。ディーは噂を耳にすると、彼らに特注の武具や道具を「森からの拾い物」と称して匿名で送り、その成長を陰ながら支援した。

 

 

 4~6ヶ月目:「英雄召集令」

 

 バルガスの決断: 人材不足を解消するため、バルガスは街の有り余る富を投資し、大陸全土に向けて「英雄召集令」を発布。ゼノスに移住する高ランク冒険者に対し、破格の契約金と最高級の住居、そして評議会による支援を約束した。

 

 冒険者アカデミーの設立: 同時に、新人や中堅を育成するための「ゼノス冒険者アカデミー」が設立される。卒業生にはギルドへの優先加盟権と、評議会からの初期支援が与えられるため、大陸中から一攫千金を夢見る若者が殺到する。

 

 政治的摩擦の発生: ゼノスの一人勝ちは、周辺領主や王都の貴族たちの嫉妬と警戒を招く。クレメント伯とバルガスは、迷宮から得られる富を巡り、巧妙な政治的駆け引きを強いられるようになる。

 

 

 7~9ヶ月目:新たなる深淵へ

 

 第30階層前線基地の完成: 「英雄召集令」に応えて移住してきたトップランカーたちと、ギルドの総力を結集し、ついに第30階層への第二前線基地が設営される。これにより、人類の活動領域は未知の領域へと大きく拡大した。

 

 リアーナ隊の躍進: 第二前線基地を拠点としたリアーナの「深淵の開拓者」は、前人未到の第40階層を踏破。そこは、これまでの階層とは生態系も物理法則さえも異なる、異質な空間だった。彼らが持ち帰った情報は、学者たちを熱狂させる。

 

 アカデミーの弊害: 一方で、アカデミーは「支援ありき」の、実戦経験に乏しい冒険者を量産するという弊害も生み出し始める。中層で命を落とす若者が後を絶たず、バルガスは教育方針の転換を迫られる。

 

 

 10~12ヶ月目:『大いなる扉』

 

 第一期生の卒業: 試行錯誤の末、アカデミーの第一期生が卒業。彼らはエリートではないが、標準以上の装備と知識を持つ堅実な中堅冒険者として、迷宮の中層を安定させる重要な戦力となる。人材不足は、少しずつ解消の兆しを見せ始める。

 

 第50階層での発見: 年の瀬、リアーナのパーティーが、ついに第50階層に到達。しかし、彼らがそこで発見したのはフロアボスではなかった。それは、この世界のいかなる金属とも異なる物質で作られた、巨大すぎる一枚の『扉』だった。

 

 扉は固く閉ざされ、かすかな魔力の鼓動を発している以外、何の反応も示さなかった。

 

 ディーの観測: ブリーディング・コーストの研究室で、ディーはこの報告を水晶越しに受け取った。彼の眉が、ほんのわずかに動く。「大迷宮」という自らの仮説を裏付ける可能性のある、最初の具体的な証拠。彼はゼノスへの直接的な関与はしないまま、しかし、その観測の深度を一段階引き上げた。

 

 彼が仕掛けた壮大な実験は、いよいよ核心へと迫りつつあった。

 

 

 

 

 

■ユーザー指示24回目■

 

 

 久しぶりに私はゼノスに出向き、リアーナ、バルガスら街の有力者、現地の魔術師らの代表(たぶん「鍵守り」絡みの誰かでしょう)、ついでにクレメント伯の騎士団長あたりを揃えて会議を開きます。

 

 まず、現状における「閉ざされた扉の向こう側」がどうなっているのかを話し合い、何らかの有力な説があるならそれを共有してください。

 

 

 続いて、大抵のアーティファクトが解錠でき、たぶん巨大扉も突破できると思われる「通電式キー/Voltaic Key」を懐から出して机の上に置きつつ。いい加減リアーナたち以外はみんな疑心暗鬼になっているでしょうから、私の正体を一同に対して白状します。

 

 つまり、私は異世界から来た魔術師、プレインズウォーカーであり、目的はこの世界の調査である、ということです。

 

 

 この世界の真実を見極め、その後、可能であればこの世界そのものをホームプレインとして、マナの供給源にしたいと考えている。とはいえ、あくまで同業(他のプレインズウォーカー)よりも先に土地の権利主張がしたいというだけであって、別にこの世界に暮らす人々(新たに定住しつつあるクウィリーオンエルフ含む)に悪影響を及ぼすつもりはない。

 

 むしろこれまでのアーティファクトやポーション類の提供のように、今後も何らかのメリットを提供するつもりでいるから、君たち(ゼノスの住人)にとっても、別に損にはならないだろう、みたいなことを言います。

 

 

 以上の流れを描写してください。

 

 

 

■Gemini応答24回目■

 

 

 一年ぶりにゼノスの地を踏んだディーの感覚は、以前とは全く異なっていた。

 

 街は活気に満ち、人々は自信に溢れ、迷宮から供給される莫大な富とエネルギーが、都市そのものを一つの生命体のように脈打たせていた。彼が仕掛けたシステムは、彼の不在の間に完全に自律し、成熟していた。

 

 だが、潮時でもあった。彼は象牙の塔から、ゼノスを動かす主要人物たち――リアーナ、バルガス、商人ギルド長、そして「鍵守り」の隊長である老魔術師、さらにはクレメント伯の名代として騎士団長――へ、有無を言わさぬ召集をかけた。

 

 

 

 塔の最上階、円卓を囲んだ彼らの表情は、一年前とは比較にならないほど重厚で、そして警戒心に満ちていた。この一年、街の舵取りをしてきた者たちの顔だった。

 

「久しぶりだな。君たちの働きのおかげで、私の実験は順調に進んでいるようだ」

 

 ディーの変わらぬ静かな声が、緊張に満ちた室内に響く。彼は単刀直入に本題を切り出した。

 

「第50階層の『扉』。あれについて、君たちの間ではどのような見解が主流だ?」

 

 最初に口を開いたのは、鎧をまとった騎士団長だった。

 

「我々は、あれを古代の要塞の門と見ています。扉の向こうには、迷宮の真の支配者、あるいは『魔王』とでも呼ぶべき存在が封印されている可能性が高い。我々の役目は、万が一それが開いた際に、被害を最小限に食い止めることです」

 

 続いて、「鍵守り」の隊長が、思索に耽るように言った。

 

「魔術的な見地から言えば、あの扉から漏れ出すマナは、この世界のいかなる属性にも属しません。古の文献によれば、あれは迷宮の最奥ではなく、女神が住まうとされる神域、あるいは全く別の次元への『門』そのものであるという説が有力です」

 

 バルガスは、現実的な懸念を口にした。

 

「どちらにせよ、下手に手を出せば厄災を招きかねん。王都の連中は、あれこそが女神の力の源泉だと信じており、扉の所有権を主張し始めている。我々としては、現状維持が最善だと考えている」

 

 最後に、ディーはリアーナに視線を向けた。彼女は静かに答える。

 

「あれは、要塞の門ではありません。もっと古い……何かを堰き止めている『栓』のようなものです。悪意は感じませんが、あまりに巨大で、眠っているような力を感じます。まるで、迷宮そのものを内側から支えている杭のようにも」

 

 

 

 全員の意見を聞き終えたディーは、静かに頷いた。

 

「いずれも、興味深い見解だ」

 

 彼はそう言うと、懐から一つのアーティファクトを取り出し、ことりと音を立てて机の中央に置いた。それは、無数の歯車と水晶が組み合わさった、複雑怪奇な形状の鍵だった。

 

「おそらく、この『通電式キー/Voltaic Key』を使えば、『扉』は開く」

 

 その言葉に、室内の空気が凍り付いた。

 

 騎士団長は柄に手をかけ、バルガスは息を呑む。彼らの視線は、得体の知れない鍵と、それをこともなげに出したディーの間を往復する。一年かけて膨れ上がった疑心暗鬼が、今、頂点に達していた。

 

 

 

「君たちが言いたいことは分かる。お前は一体何者なのだ、と。……潮時だろう。全てを話す」

 

 ディーは、円卓に着く一人一人の顔を順番に見つめながら、その正体を告白した。

 

「まず、私はこの世界の人間ではない。異世界から訪れた魔術師……我々の間では『プレインズウォーカー』と呼ばれる存在だ。私の目的は、この世界の調査。君たちの言う女神のシステム、そして迷宮の謎、その全てが私の研究対象だった」

 

 彼の言葉は、あまりに突拍子もなく、しかし、これまで彼が起こしてきた数々の奇跡を思えば、奇妙な説得力があった。

 

「そして、あの扉の先にこそ、この世界の真実があると私は確信している。その真実を見極めた上で、可能であれば、私はこのゼノスという次元そのものを、私の『ホームプレイン』の一つとしたいと考えている」

 

 

 

「ホームプレイン」という聞き慣れない言葉に、騎士団長が「それは、この世界を征服するという意味か!」と声を荒げた。だが、ディーは静かに首を振る。

 

「違う。君たちに分かるように言うならば、同業者――つまり、他のプレインズウォーカーに対する『土地の権利主張』のようなものだ。この世界は私の管理下にあり、私の許可なく手出しはさせん、という宣言に過ぎない。君たちの生活を脅かしたり、支配したりするつもりは毛頭ない。私が召喚したクウィリーオン・エルフたちを含め、この世界に暮らす人々に、悪影響を及ぼすつもりは一切ない」

 

 彼は、一同の顔に浮かぶ困惑と不信を真正面から受け止め、最後の提案を口にした。

 

「むしろ、君たちにとってはメリットの方が大きいだろう。これまで提供してきたアーティファクトやポーションのように、今後も君たちの世界の発展に寄与するつもりだ。また、私の庇護下に入ることで、君たちは他の異世界からの脅威に対する備えも得られる。一方、私がこの世界から得るものは、島、森、平地、山、沼などの様々な大地から日々産出されるマナの、ごく一部。……どうだ。君たちにとって、別に悪い話ではないだろう?」

 

 それは、支配者からの布告ではなく、世界の埒外からこの世を見つめる者からの、あまりにスケールの大きな、それでいてちっぽけな取引の提案だった。

 

 静まり返った室内に、机の上でかすかな魔力の光を放つ「通電式キー」だけが、これから始まる世界の新たな局面を、雄弁に物語っていた。

 

 

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