Googleに15ヶ月のAIタダ券を貰ったのでプレインズウォーカーになってみた 作:末は油かアヴァシンか
■ユーザー指示3回目■
以後、小説の出力は私を主観視点とした『三人称の文体で出力を続けてください』。
さて、私の名前は葛木カイと言い、前述のワールドクラスの異能者です。パッと見、二十歳過ぎくらいの日本人男性で一人称は俺(フォーマルな場面では私も使用)、スポーツマンタイプのすっきりした見た目と服装をしていますが、ワールドクラスとして長年活動してきたので実年齢は自分でも良く覚えていません。
分類としては「ツーリスト(観光客)」に属しますが、ワールドクラス基準でも戦闘力が高いためクラッカー(破綻者)と遭遇した場合は積極的に排除することもある、つまり「PKK(執行人)の要素を持ったツーリスト」と言えます。とはいえ、本質的にはツーリストで旅先を適当に楽しむ穏健派ですので、今回やってきたこの世界においても大々的に問題を起こすようなたぐいではありません。
転移してきた私は浜辺に立っていました。念の為自分の周囲に防御フィールド(半径10メートル程度で無色無味無臭)を展開しつつ、周囲を見渡します。周囲には何がありますか? 具体的に描写してください。
■Gemini応答3回目■
葛木カイは、潮の香りが満ちる浜辺に立っていた。
世界を渡る際に伴う、空間が捻じ切れるような感覚はとうに消え失せ、今はただ、足元の乾いた砂がスニーカーの底を擦る感触だけが現実を伝えている。
彼は、自分を中心とした半径10メートルほどの空間に、見えない力の膜――防御フィールドを展開した。それは長年の旅で染みついた、呼吸をするのと同じくらい自然な習慣だった。
カイはゆっくりと周囲を見渡した。
目の前に広がるのは、穏やかな内湾らしい海だ。夕暮れ時なのだろう、空は燃えるようなオレンジ色から、地平線に近いほど深い藍色へと美しいグラデーションを描いている。茜色の光を反射して、さざ波の表面がきらきらと金色に輝いていた。寄せては返す波の音は、どこまでも単調で、眠りを誘うように優しい。
砂浜は、きめ細かい白砂というよりは、小さな貝殻や火山性の黒い粒が混じった、ありふれた日本の浜辺といった風情だった。視線を左に向けると、海岸線は緩やかな弧を描いて伸び、その先にはごつごつとした岩場と、緑の濃い岬が見える。
右手、砂浜が途切れる辺りには、異質なものが一つあった。海の中に、半分ほど沈み込むようにして立つ、古びた朱塗りの鳥居だ。長年の風雨と潮風に晒されたのか、色はほとんど剥げ落ち、表面にはフジツボが無数に付着している。
それがこの世界の神聖なものなのか、あるいは単なる廃墟なのか、今のカイには判断がつかない。ただ、夕日を背にしたその姿は、どこか物悲しく、この島の悠久の時を物語っているかのようだった。
人工の光は見当たらない。人の気配も、今のところはない。この世界は、この島は、静かで、穏やかで、そしてどこか――閉ざされている。
「さて、と」
カイは独りごち、肺いっぱいにこの世界の空気を吸い込んだ。「ツーリスト(観光客)」としての、新たな旅の始まりだった。
まずは人里を探すのが定石だろう。彼は鳥居とは反対の、岬の方向へとゆっくりと砂浜を歩き始めた。
■ユーザー指示4回目■
とりあえず防御フィールドを拡大し、島全域に広げてみましょう。特に物理的干渉は行われませんが、これにより、あからさまに敵意を持った邪悪な存在、暴力行為、重大事故などが感知できます。
夕暮れ時の黄昏島の状況を把握し、今後の方針を決定します。以上の流れを描写してください。
■Gemini応答4回目■
岬へ向かう歩みを止め、葛木カイは静かに目を閉じた。
意識を、内側へ、そして外側へと向ける。彼を中心に展開されていた半径10メートルの不可視の盾。そのエネルギーの性質を、防御から感知へと切り替える。まるで水面にインクを一滴落とすように、彼の意識は防御フィールドを媒介にして、島の隅々へと染み渡っていく。
砂浜から森へ。森から丘へ。丘から、島の反対側に広がる小さな港町へ。そして、島の中心に鎮座する、ひときわ大きな敷地を持つ施設――学校へ。
無色透明の波が島全体を洗い流すように広がり、カイの精神に、夕暮れ時の黄昏島の情報が流れ込んでくる。
それは、音でも映像でもない。感情と事象の「染み」として、彼の知覚が捉えたものだった。
ほとんどの染みは、穏やかなものだ。港町の家々からは、夕食の支度をする人々のささやかな満足感や、一日の仕事を終えた安堵感が伝わってくる。子供たちの他愛ない期待感。老人たちの静かな諦念。それらは、どこの世界にでもある、ありふれた人間の営みの色をしていた。
暴力の激しい赤色も、事故の突然の白色も、今のところどこにも見当たらない。
だが、いくつかの特異な点があった。
島の大部分を覆う、薄くて冷たい膜のようなもの。それは明確な敵意ではない。もっと古く、深く、そして諦めに近い、悲しみと恐怖の残留思念のようなものだった。島の土地そのものに染みついた、永年の「呪い」とでも呼ぶべき気配。
そして、もう一つ。 ひときわ濃く、澱んだ染み。場所は学校だ。ほとんどの生徒や教職員はすでに帰宅し、空っぽの校舎には静寂が満ちている。しかし、その一角――おそらく旧校舎と呼ばれるような古い建物の一室に、それは巣食っていた。
人の思考ではない。明確な殺意でもない。だが、あからさまに異質で、生命に対する純粋な食欲と、縄張りを主張するような冷たい悪意。それは人間から発せられるものではなく、もっと原始的で、邪悪な何かの存在を示唆していた。
「……なるほどな」
カイはゆっくりと目を開けた。彼の眉がかすかにひそめられる。 「クラッカー(破綻者)ってわけじゃないが、随分と面倒な地縛霊みたいなのがいるもんだ」
ツーリストとして、ただ静かにこの世界の文化や食事を楽しむつもりだった。しかし、あの邪悪な存在は、いずれこの島の平穏を食い破るだろう。そうなれば、カイの「観光」も台無しだ。彼のPKK(執行人)としての側面が、見て見ぬふりをするなと囁いていた。
今後の方針は決まった。 まずは、この島の人間社会に接触する。情報を集め、あの学校――「私立 黄昏島高等学校」に潜り込む手段を探る。
そして、あの澱みの正体を突き止め、必要とあらば排除する。
カイは再び、岬の方向へと歩き始めた。先ほどまでの、ただの散策ではない。明確な目的を持った、一歩だった。夕闇が迫る森の向こうに、これから彼が向かうべき町と、対峙すべき敵の気配が満ちていた。
■ユーザー指示5回目■
(※:……しまった、今回の異世界人設定だと、半ばクローズドサークルな島内での活動は恐ろしくメンドくさいぞ。高校生とも縁遠いから肝心の『学園』にもコミットしづらい。……しゃーない、とっととゴリ押しで問題解決して次のセッションに行くか)――えー、私は直接戦闘能力に関しては(ワールドクラス内でも)上澄みに属する自負がありますが、そのぶん感知や探査能力には少々難があります。
てなわけで、ちまちま情報収集とかを手掛けていても非効率ですから、さっさと旧校舎に向かってテレパスで「原始的で、邪悪な何か」に対してコンタクトを取ってみましょう。
精神感応系に関しても細やかな調整はあまり得意ではありませんが、とりあえずでっかいスピーカーでがなり立てる感じで「お前は何者だー、何を狙ってるー、とりあえず俺がこの世界にいる間はロクでもないことするんじゃねえぞぶっころすぞー」と直接意志を伝えてみましょう。
以上の流れを描写し、続いて「原始的で、邪悪な何か」からの反応についても具体的に描写してください。
ちなみに、「何か」は彼我の戦力差(単一世界に留まっている存在でもワールドクラスに対抗できるパワーの持ち主は存在するものの、小規模な島の地縛霊では到底それには及びません)については本能的に感じるものとします。
■Gemini応答5回目■
葛木カイは、島の全体像と厄介事の震源地を把握した時点で、ちまちまとした情報収集という選択肢を捨てた。
彼の本質は「ツーリスト」だ。この世界の文化や食事、人々との交流を楽しむのが目的であり、面倒事はごめんだった。
だが、同時に彼はワールドクラスの中でも上澄みの力の持ち主であり、しかもその力は時として「PKK」的な側面を帯びる。おまけに感知や探査といった繊細な作業は苦手分野だ。ならば、非効率なことはやめだ。
「さっさと終わらせよう」
カイの姿が、夕闇の浜辺から掻き消えた。空間そのものを短絡(ショートカット)させ、彼はコンマ数秒後には黄昏島高等学校の旧校舎、その廊下の真ん中に立っていた。
先ほど感知した、澱んだ気配の中心地。空気はカビと埃の匂いで満ち、物理的な温度以上に肌を粟立たせるような冷気が漂っている。
カイは、この濃密な悪意の気配の中心に向かって、意識を集中させた。
精神感応系(テレパシー) もまた、彼の得意分野ではない。他者の微細な感情を読み取ったり、記憶にそっと潜入したりするような器用な真似はできない。だが、巨大なスピーカーで怒鳴りつけるような、力任せの意志伝達ならば話は別だ。
彼は精神の防壁を外し、自らの強大な存在感そのものを、意志の奔流として解き放った。
『――オイ!! ソコニイルノハ分カッテイルゾ!!』
それは声ではなく、暴力的なまでの意志の塊だった。
旧校舎のガラスがビリビリと物理的に震え、天井から埃がぱらぱらと舞い落ちる。カイの精神波は、この空間に巣食う「何か」の知覚中枢に、ハンマーを叩きつけるように直撃した。
『オレハ カツラギ カイ。タマタマ立チ寄ッタダケノ旅人ダ! オマエハ何者ダ! コノ島デ何ヲ狙ッテル!!』
カイは畳み掛ける。彼の意志には、彼がこれまで渡り歩き、時にはその本質に深く関わってきた数多の世界の記憶が、その圧倒的な「格」が、無自覚に滲み出ている。
『聞ケ! オレガコノ世界ニイル間、ロクデモナイコト企テルンジャネェゾ! モシ何カ仕出カシタラ――ソノ時ハ容赦ナク、ブッコロス!!』
最後通牒。その瞬間、旧校舎全体を覆っていた冷気と悪意が、まるで沸騰した水のように激しくかき乱れた。
「何か」からの反応は、言葉ではなかった。それは、純粋な『恐怖』の絶叫だった。
もしカイの探査能力がもう少し繊細であったなら、その「何か」が、島の伝承や人々の恐怖心が長い年月をかけて生み出した、一種の集合的無意識――地縛霊のような存在であることを理解できただろう。
それはこの島という閉鎖された「箱庭」の中では、間違いなく頂点捕食者であり、神隠しと呼ばれる現象を引き起こし、人間の精神を糧とする、絶対的な恐怖の象徴だったはずだ。
だが、その存在が本能的に感じ取ったのは、彼我の絶望的なまでの戦力差だった。
「何か」にとって、島の人間や、あるいは過去に挑んできたであろう祓い師たちは、せいぜい鬱陶しい「虫」か、あるいは「食料」でしかなかった。しかし、今、目の前に現れたこの存在(カイ)は違う。
虫ではない。人間でもない。それは、空に浮かぶ「太陽」そのものだった。一つの世界(この島)に縛られた矮小な自分とは根本的に存在の次元が違う、宇宙(多元宇宙)そのもののような、規格外の存在。
『ヒィィィイイイイ!!』
悪意は一瞬にして霧散した。「何か」は、カイの精神的な怒号に焼かれ、その存在の核が砕け散るかのような恐怖に身を縮ませた。
旧校舎に満ちていた澱みは、まるで掃除機に吸い込まれるかのように急速に一点に収縮し、建物の最深部、おそらくは古い基礎の下へと逃げ込んでいく。
そして、カイの知覚にかろうじて届いたのは、命乞いとも悲鳴ともつかない、断片的な意志だった。
(ワカラナイ! ワカラナイ!)(何モシナイ! 邪魔シナイ!)(許シテ、オ願イシマス、消エテ、消エテクレ――!!)
それは、島の地縛霊が、その存在史上初めて感じた、絶対的な「死」の恐怖だった。