Googleに15ヶ月のAIタダ券を貰ったのでプレインズウォーカーになってみた   作:末は油かアヴァシンか

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プレインズウォーカーE、相手を間違える

 

 

■ユーザー指示7回目■

 

 

※:まだ15歳の箱入り青少年を相手に、親のことボロクソ言うとか何考えてんだー。別段家族仲が悪いってわけでもないってのに)――相談する相手を間違えたな、と私は思います。

 

 なぜなら、私は何度か会った程度でしかないディーよりも(性格的にいくぶん問題があるとはいえ)父親のフェイや母親のソフィアの方をまだ信頼しており、フェイジにまず話を持ち込んだのは単純に「フェイより話しやすいフェイの分身」だと思っていたからです。

 

 フェイジが相当人格的に独立しており、自身の本体よりもディーを優先するとは思ってもみませんでした。

 

 

 とはいえ口先八丁で誤魔化すのも不誠実だと思いますし、そもそも拗れるだけでしょう。というわけで私は、フェイジに対して以上のように考えていたことを素直に白状し、その上で「性格的に多少問題はあるとはいえ僕にとって実の父であり、これまでずっと一緒に暮らしてきた父(フェイ)よりも、大して知らないミスター・ディーのことを優先するつもりにはなれません。そして貴方が父フェイとまったく違った考え方をするのであれば、『年に数回会うか会わないかの叔父である貴方(フェイジ)』を『父フェイ』よりも優先する理由もまたありません」

 

「なので、この時点で僕の取るべき手段はプレインズウォークでとっととこの場を立ち去って父さんと話し合うことですが、あの人(フェイ)に話すと危険だという考え方についてはそれなりに同意する部分もあります。したがって、僕はこの『領界路形成能力』に関することは今後誰にも話さず、自前でプレインズウォークする場合も可能な限り対策を打って用いることにします。貴方(フェイジ)がこの情報をどう扱うのかは貴方にお任せしますが、僕としてはなるべく他言無用にしていただければ助かります。ちなみに、この提案が受け入れられないのであれば、貴方に青魔法で拘束されないうちに、プレインズウォークでとっととアウルムに逃げるつもりです」みたいなことを言います。

 

 

 以上の内容を描写し、続いてフェイジの反応についても描写してください。ちなみにフェイジが何かしら強制的な手段を取ろうとする場合は、宣言通りに直ちにこの場をプレインズウォークで離脱するものとします。

 

 

 

 

■Gemini応答7回目■

 

 

 フェイジの厳しく、しかし心の底からの忠誠心と責任感に満ちた言葉は、リアの予想を遥かに超えるものだった。

 

 リアは、目の前の叔父が、これほどまでに父のフェイと異なる価値観を持ち、そしてディーという「他人」に、自身と家族の安全すらも委ねるほどの信頼を置いているとは思ってもみなかった。

 

(……相談する相手を、間違えたな)

 

 リアは内心で、自らの浅慮を恥じた。彼がフェイジにまず話を持ち込んだのは、ディーという、数回しか会ったことのない男よりも、父の姿形と記憶を持つ「叔父」の方が、遥かに話しやすい「身内」だと判断したからだ。

 

 父フェイの気まぐれさを除いた、理性的な相談相手。それが、リアのフェイジに対する認識だった。

 

 

 

 だが、違った。フェイジは、フェイの「分身」でありながら、完全に独立した人格を確立しており 、その忠誠心は、創造主であるフェイではなく、B.C.における独立した自らの家庭と、その平穏を保障してくれるディーの『秩序』に向けられていたのだ。

 

 

 

 リアは、フェイジの真剣な眼差しを、冷静に受け止めた。ここで口先八丁で誤魔化したり、嘘をついたりするのは、不誠実である以前に、この聡明な叔父を相手にする上では、最悪の選択だろう。

 

 リアは、短く息を吐くと、自らの本心を、叔父に対して、今度こそ一切隠さずに白状することにした。

 

「……叔父さんの言っていることは、理屈としては理解できます。そして、相談する相手を間違えたと、今、思っています」

 

 リアは、ソファから静かに立ち上がった。いつでもプレインズウォークで離脱できる体勢をとりながら、彼は続けた。

 

「僕が最初に貴方に話を持ち込んだのは、単純に『父より話しやすい、父の分身』だと思っていたからです。性格的に多少問題はあるとはいえ、僕にとって実の父であり、15年間ずっと一緒に暮らしてきたアウルムの主フェイよりも、大して知らないミスター・ディーのことを優先するつもりには、僕にはなれません」

 

「そして」リアは、フェイジの目を真っ直ぐに見返した。「貴方が父とまったく違った考え方をするのであれば、『年に数回会うか会わないかの叔父である貴方』を、『父フェイ』よりも優先する理由もまた、僕にはありません」

 

 

 

 フェイジの表情が、わずかに強張った。リアは、これが最後通告であることを明確にしながら、自らの決定を告げた。

 

「この時点で僕の取るべき手段は、プレインズウォークでとっととこの場を立ち去って、父さんと話し合うことです。……ただ、あの人に話すと危険だという貴方の考え方については、それなりに同意する部分もあります」

 

「したがって、こうします。僕は、この『領界路形成能力』に関することは、今後誰にも話しません。自前でプレインズウォークする場合も、今後は可能な限り対策を打って、同じ次元間での往復は避けるようにします」

 

 彼は、フェイジに対して、交渉とも言える最後の提案を持ちかけた。

 

「貴方が、今日聞いたこの情報をどう扱うのかは、貴方にお任せします。ですが、僕としては、なるべく他言無用にしていただければ助かります」

 

 リアの身体が、プレインズウォーク特有の、青白い魔力の粒子を帯び始める。彼は、叔父が強制的な手段に出る前に、釘を刺した。

 

「ちなみに、この提案が受け入れられないのであれば、貴方に青魔法で拘束されないうちに、僕はプレインズウォークでとっととアウルムに逃げるつもりです」

 

 

 

 リアのその言葉と、彼から放たれる明確なプレインズウォークの予兆に、フェイジは息を呑んだ。

 

 目の前の甥は、もはやアウルムにいた頃の、穏やかで純粋な少年エリアスではない。転生者としての記憶と、プレインズウォーカーとしての力を手に入れ、自らの利害と安全を最優先する、冷徹な『交渉相手』へと変貌していた。

 

 フェイジは、自らが(良かれと思って)発した言葉が、最悪の形でリアを追い詰め、彼を「オリジナル・フェイと同じ、秘密主義のプレイヤー」へと、自らの手で変貌させてしまった可能性に気づき、内心で深く舌打ちした。

 

 

 

(……駄目だ。彼を、ここで拘束しようとするのは、完全に悪手だ)

 

 フェイジには、それが痛いほど分かっていた。プレインズウォーク――特に、リアのそれのように能力的に特化したもの――を、プレインズウォーカーでない自分が、完全に阻止することは不可能に近い。彼自身の持つ知識は本体のフェイ、つまり旧世代PWに準ずるものだが、扱えるマナの総量には甚大な差があるからだ。

 

 魔術戦で無理な拘束を試みれば、リアは言った通りにアウルムへ逃げ帰り、二度と自分を信頼することはないだろう。

 

 そうなれば、この「領界路形成能力」という、多元宇宙の根幹を揺るがす爆弾は、フェイという、最も予測不能な男の手の中に、完全に渡ってしまう。

 

 

 

 フェイジは、ゆっくりと、両の手のひらをリアに見せるように上げた。それは、降伏と、敵意のないことを示す、万国共通のポーズだった。

 

「……待ってくれ、リア。君を、力ずくでどうこうしようなんて、微塵も考えていない。座ってくれとは言わない。だが、聞いてほしい」

 

 彼の声には、先程までの厳しさは消え、深い疲労と、必死の説得の色が滲んでいた。

 

「君の言う通りだ。君には、君の父さんを選ぶ権利がある。私にそれを止める権利はない。……君が、この情報を伏せておきたいというなら、その秘匿性を私が勝手に打ち破るようなことは、絶対にしない。それは、友人として、そして叔父として、君に誓おう」

 

 彼は、リアの警戒がわずかに緩んだのを見て、最大の譲歩案を提示した。

 

「だが、ディーさんだけは、別だ。彼は、多元宇宙におけるこの地方の『秩序』そのものだ。だから彼にだけは、この情報――プレインズウォーカーが領界路を形成する可能性――を、『君という個人が発見した』という情報源を完全に伏せた、匿名の『観測データ』として、共有させてはもらえないだろうか」

 

「これは、君を裏切るためじゃない。ただ、予期せぬトラブルの発生を前もって予防するためだ。ディーさんがこの事実を知っていれば、彼は、近傍の『領界路の監視体制』を、より強化するだろう。それは、結果的に、君が巻き込まれかねない『面倒事』を、未然に防ぐことにも繋がる。……君の安全を守ることにも、繋がるんだ」

 

 フェイジは、目の前の甥が、もはや「善意」や「正論」だけでは動かないことを理解していた。彼は、リア自身の「利己的な利益」に訴えかけた。

 

「……頼む、リア。これは、君の父であるフェイという『混沌』を、長年見てきた私からの、心からの『要請』だ」

 

 

 

 

 

■ユーザー指示8回目■

 

 

※:どうもこのセッションのGeminiは、以前にカーウェイ大佐を虐めて以来、PWフェイに対する内部評価値を激烈に下げている気がするなあ。フェイのプロフィール・テキストに、『王冠泥棒、オーコ』がモデルだと書いてあるのも良くないのかもしれないが

 

 ――フェイジの要請なるものを受けて、私はしばらく考え込んだ後に、以下のようなことを言います。

 

「……オーケーです、ミスター・ディーに関してはお任せします。別に情報源が僕であることも喋って貰って構いません。ただし、僕も母さんとだけはこの情報を共有することにさせてもらいます。「領界路形成能力」を踏まえて僕の今後の行動指針は多少なりとも変わるはずで、その変化の原因が不明瞭であることによって母を無駄に心配させるのは本位ではありませんし、それに、あの人(ソフィア)なら貴方も信用できないことはないでしょう? 僕、叔父さん(フェイジ)、ミスター・ディー、母さんの範囲でこの情報は囲っておくということで。それじゃあ叔父さん、また来ますね。失礼します」みたいなことを言ってから、私は、少し余所余所しくプレインズウォークでフェイジ家を去ります。

 

 

 以上の内容を描写し、その後、私が去った後のフェイジの反応についても描写してください。

 

 

 

■Gemini応答8回目■

 

 

 フェイジの必死の、そして心からの要請は、リアのプレインズウォークの魔力をわずかに揺らがせた。

 

 目の前の叔父は、父(フェイ)の単なるコピーではなかった。彼は、彼自身の苦悩と、彼自身の『秩序』のために戦う、独立した一人の人間だった。そして、その『要請』は、リアがこの世界に来て初めて向けられた、他人からの真剣な『願い』でもあった。

 

 リアは、数秒間、その場で考え込んだ。叔父の言うことにも一理ある。この『領界路形成能力』という爆弾は、自分一人の胸に収めておくには、あまりにも大きすぎる。

 

 父フェイに話すのは憚られた。だが、この情報を完全に秘匿することも、別の形の『非効率』を生むかもしれない。

 

 フェイジの言う通り、ディーという男が本当に『秩序』を重んじる人物であり、かつ、フェイジが全幅の信頼を置くに値する相手なのだとしたら……。

 

 

 

 リアは、叔父をまっすぐに見据え、一つの妥協案を口にした。

 

「……オーケーです、ミスター・ディーに関してはお任せします。別に情報源が僕であることも、喋って貰って構いません」

 

 フェイジの表情が、安堵にわずかに緩む。だが、リアは即座に釘を刺した。

 

「ただし、僕も母さんとだけは、この情報を共有することにさせてもらいます。『領界路形成能力』を踏まえて、僕の今後の行動指針は多少なりとも変わるはずです。その変化の原因が不明瞭であることによって、母を無駄に心配させるのは本位ではありませんし……」

 

 リアは、そこで言葉を切り、叔父の反応を試すかのように、決定的な一言を加えた。

 

「それに、あの人(ソフィア)なら、貴方も信用できないことはないでしょう? ……僕、叔父さん(フェイジ)、ミスター・ディー、母さんの範囲で、この情報は囲っておくということで」

 

 これは、フェイジの提案を受け入れつつ、自らの最大の味方である母ソフィアをもゲームに参加させる、リアなりの最大限の譲歩であり、防衛策だった。

 

 

 

「それじゃあ叔父さん、また来ますね。失礼します」

 

 彼は、フェイジが何かを言い返すよりも早く、そして、先程までの対立的な態度とはうってかわって、どこか余所余所しい、事務的な会釈だけを残した。

 

 次の瞬間、リアの姿は、青白い光の残滓と共に、フェイジの家のリビングから、パッと音もなく消え去っていた。

 

 

 

 リアが去った後、B.C.の穏やかな午後の静寂が、リビングに戻ってきた。しかし、フェイジにとっては、もはや以前と同じ静寂ではなかった。

 

 彼は、リアが立っていた空間に、しばし呆然と立ち尽くしていた。

 

(……行ったか)

 

 プレインズウォークの気配が完全に消えたことを確認すると、フェイジは密かに体内で練り上げていた青マナを霧散させ、全身の力が抜けたように、その場に崩れ落ちるようにして、近くのソファに深く沈み込んだ。

 

 

 

「……はぁ……」

 

 心の底から絞り出したような、深い深いため息が漏れる。

 

 まず感じたのは、圧倒的な『安堵』だった。最悪の事態――リアが父フェイの元へ走り、あの混沌の化身がこの重大な秘密を『面白い玩具』として手に入れること――は、回避された。

 

 それに、ディーにもちゃんと情報が渡る。ひとまず、破滅的な状況は免れた。

 

 だが、その安堵の直後、それ以上に強烈な『後悔』と、ある種の『敗北感』が彼を襲った。

 

 

 

 自分は、何という失態を演じたのか。相談相手として自分を頼ってきた15歳の甥を、大人の正論で追い詰め、脅し、結果として、彼を『家族』から『交渉相手』へと、自らの手で変貌させてしまったのだ。

 

(……余所余所しかったな)

 

 リアが最後に向けた、あの冷めた、事務的な態度。それは、信頼する叔父に向けるものではなく、利害を計算する、見知らぬ他者に向ける目だった。

 

 彼の父、フェイとは違う、穏やかで理性的な父親像。それを、フェイジ自身の家庭内を越えて、身分上の甥であるリアに対しても示せると、どこかで自惚れていたのかもしれない。だが、結果はこのザマだ。

 

 

 

 フェイジは、自らのこめかみを強く押さえた。

 

(……ソフィアさんにも、話が渡るか)

 

 リアの最後の提案は、フェイジにとって拒否できるものではなかった。ソフィアは、フェイジ自身が最も信頼する女性の一人だ。彼女が知るならば、フェイに情報が渡るリスクは最小限に抑えつつ、リアの精神的なケアも期待できる。

 

 むしろ、リアが考え出した落とし所としては、完璧すぎた。

 

(……とんでもない子だ)

 

 フェイジは、苦笑するしかなかった。

 

 15歳の少年が、この短時間で、自分という旧世代PWの遺産を相手に、ここまで冷静な交渉をやり遂げた。その事実に、彼は、甥への新たな畏怖と、そして、父フェイとは全く違う種類の『才能』を、確かに感じ取っていた。

 

 

 

 彼は、重い身体を起こすと、ディーの研究所に繋がる通信機へと向かった。

 

 これから、友人に、今日起こった全てを……そして、自分たちが、とんでもない『爆弾』と、それを見つけ出した『新たなプレイヤー』を、同時に抱え込むことになったという、途方もなく面倒な報告をしなければならない。

 

 

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