ここはナラム・シンの玉座。
ウトナピシュティムの本船が再び自爆シーケンスに入り、先ほど、その制限時間が10分を切った。船のクルーがシーケンスの停止に奔走する中、“先生”とシロコは敵の目前にまで迫ったが──
「あの時間軸の先生は、すでに心臓が止まっています……」
そこでアロナが一旦言葉を区切り、震えながらも続けた。
「なのに、どうして…… 肉体が活動しているんですか!?」
ついに判明したプレナパテスの正体。だが、プレナパテスのアロナが付け加えた一言で、“先生”たちの疑問はさらにふくらんだ。
“ゾンビ……?”
別の時間軸の自分が、生ける屍になっていたことに、さすがの“先生”も眉間にしわを寄せた。
「いや、先生はゾンビじゃなくて──」
“それは僕が‘僕’に説明しよう”
もう一人のシロコを左手で遮って、一歩前に踏み出す存在。“先生”の隣でシロコが思わず後ずさった。
「プレナパテスが、喋った……」
口には出さなかったが、“先生”もシロコと思いを同じくしていた。
今まで無言だったから会話ができないものと思い込んでいたが、それは必要がなかったからのようだ。“先生”はそう分析しつつ、プレナパテスの言葉に耳を傾ける。
“シロコに殺された僕は──”
「え…… 私が、先生を?」
「ええ、そう。そうだね。‘私’は私と話そう」
だが、話は出だしから
そのまま、二人のシロコは格闘戦に移行した。
“シロコ!”
“おっと、動かないでもらおうか”
プレナパテスが“先生”に右手をかざす。それだけで彼の動きは封じられた。
別時間軸とはいえ、同じ“先生”だ。プレナパテスもフォース
(だが、これはなんだ。なぜ、僕の方がフォースで劣っている?)
一切の抵抗ができないことに冷や汗を垂らす“先生”。プレナパテスは嗤った。
“おいおい。あまり驚くなよ、‘先生’。役目を終え、ミディ・クロリアンの99%を喪失したんだ。君では、僕に勝てない”
「先生! ナラン・シムの玉座で観測されるミディ・クロリアンの数値が急激に増大…… これは、プレナパテスの体内で増殖しています!」
不意に体を締め付ける力が消えて、“先生”はバランスを崩し膝をつく。
なんとか立ち上がろうとする中、取り落とした“シッテムの箱”から警告が飛び、“先生”は大人のカードを右手に握った。
“世界を導く『崇高』は、1つの世界に1つしか存在できない。同様に──”
それに呼応したかのように、プレナパテスが握ったのは
右手のそれからビームの刀身が伸びる。滲み出した光は紫色。
“ミディ・クロリアンに選ばれる者も、1つの世界に1人だけだ”
プレナパテス(キャラ崩壊)
先生が別人である以上、原作プレナパテスとは大いに異なる。
続きます。