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月末までやる事なさ過ぎて禁足地から新大陸に帰省してましたわ。
ハンターズギルド設立とアイルーキッチンの開業に向け、ちょっとオラリオに行ってきた。
もちろん、事前に手紙で連絡をして会談の了承を得てからオラリオに行ったよ。頼み事をするのはこちらだから当然だよね。
ウラノスへお手紙よろしくってアストレアに頼んだら「今度は何をするつもりなのよぉ」って床にorzしてしまったらしいけどね。
私は普通に会談しに行くだけなんだけどなぁ。
それとは別にヘファイストスとゴブニュとガネーシャにも頼みたい事があったので、こちらはロキとフレイヤに頼んでウラノスとの会談場所であるバベルの祈祷の間に集まってもらった。
祈禱の間に集まったのは私とウラノス、ヘファイストス、ゴブニュ、ガネーシャに、私がオラリオに何しに来たのかが気になったらしいアストレア、ロキ、フレイヤ。
アストレアたちは「知っておかないと後悔しそうだから」とか言ってたけど、ちょっと酷くない?知り合いがいなかった大抗争前ならともかく、いまはアストレアたちと文通してるからオラリオで何かする時はちゃんと事前に連絡入れるようにしてるのに。
まぁ、何はともあれ私と7柱の会談は無事にスタートした。ザルドが作ってくれた手土産を渡して自己紹介したらちょっとだけヘファイストスとゴブニュとガネーシャが現実逃避しちゃったから初手で躓きかけたけど。
ウラノスには事前に手紙で概要を伝えていた通りにハンターズギルド設立とアイルーキッチンの開業について伝え、ハンターズギルドの方にはギルド職員を派遣してもらえる流れになったし、アイルーキッチンの土地も融通してくれる事となった。
暗黒期のせいで住民がオラリオから逃げたり死んだりしてるから土地が余ってるっぽい。なので、かなり良い土地が確保出来そう。
ついでに思い出したので、アルフィアが大切にしてる教会も貰っておいた。
ガネーシャにはハンターズギルドが設立されたら眷属に治安維持や警備をお願いをしたいと伝えたら快く承諾してくれた。
ヘファイストスとゴブニュには私のダンジョン産の素材の買い取り価格の設定をお願いした。基本的に地産地消が出来る私やアイルーたちではこの辺はわからないのだ。
ただ、丁度私のダンジョンに潜る冒険者が増えた事で素材の売買などで問題が起き始めていたらしく、早急に生産系ファミリアで会合を開いて基準を決めていきたいと答えてくれた。
2柱からはハンターズギルドが設立したら自分のファミリアの鍛冶場と販売所を建築したいと言われたけど、私としては無秩序に様々なファミリアが参入しない限りは別に構わないのでギルドと交渉して上手く土地を使って欲しいと答えておいた。
あと、モンハン世界の武器である
職人アイルーたちと相談した結果、ロマン武器は太古武器を研磨して再生させるのはともかく、自分たちで研究や開発をしていくのに行き詰まったので、もうオラリオの鍛冶師にまる投げしようという結論になったので是非とも頑張って欲しい。
そんな感じにこちらの要望は粗方通ったので、ウラノスたちから私に何かある?って質問したら「いつか協力を頼むかも知れない」とウラノスに言われたので「
そういえばこの時期ってまだ異端児の事って秘密だったね。そのうち怪物祭を主催するであろうガネーシャも首を傾げているからまだ知らされてないっぽい。
他の神々から異端児についての質問がウラノスにされたが、ウラノスは話していいのか悩んでる様子だったので、ダンジョンのバグで生み出された知性や感情を持つモンスターだと教えてあげた。
「何でそんなん知っとるんや!?」とロキに叫ばれたが、原作知識とは言えなかったのでちょっと色々あって知る機会があったのと、異端児について詳しいことはウラノスから聞いて欲しいって誤魔化した。
ウラノスが渋い顔で異端児について神々に説明した後、私に異端児をどう思うか意見を求められたけど、「どうでもいいわ」と返答しておいた。
いまはヒトの姿をしているが、私は龍だ。前世が人間であったからヒトの社会にいてもそれなりに対応出来るだけであって、本来なら異端児なんぞとは比べ物にならない災禍だ。
私とアストレアたちが仲良くしてるからウラノスは勘違いしているのかも知れないが、私はその気になれば簡単に世界を滅ぼせる存在であり、正直に言えば世界を滅ぼす理由がないからやらないだけである。
理由があれば滅ぼしてるよ?だから私は禁忌と呼ばれているのだし。
異端児たちが私のダンジョンに住みたいと望むなら禁足地の一画を貸し出すくらいはしてもいいが、異端児の地上進出やらヒトとの共存にまで私が力を貸す事はない。
なので、ウラノスは異端児たちによく言い聞かせておいて欲しい。仮に「同じモンスターなのだから協力してくれてもいいだろう」などと言われでもしたら、私は龍としての本能を抑え切る自信はない。
知性や感情があるだけのモンスター如きと同列に扱われるなど、龍である私を舐めているとしか思えない。
貴方たち神も、見た目はヒトと変わらない姿をしているし地上では全知零能なのだからとヒトと同列に扱われたら苛立つでしょ?それと同じ。
私は自分がモンスターである事は別に否定はしない。だが、私と異端児を同じモンスターとして扱いたいなら、せめて異端児が黒竜を軽く倒せる存在だと示してからにして欲しい。
そう言葉を終えると神々は難しい顔で唸ってしまったけど、まぁこれは仕方ない。
私の目的はあくまでもこの世界のヒトが頑張る姿が観たいだけであり、黒竜にヒトを滅ぼされると退屈になるのでダンジョンを創ったり、今回の会談を開いたりしているのであって……。
私は決して世界の味方でも、ヒトの味方でも、神の味方でもないのだから。
「……どうしたものか」
オラリオでの神々との会談を無事に終え、ダンジョンのプライベート階層へ戻った私に待ち受けていたのはまた厄介事だった。
私の目の前には器用に土下座をする4匹のアイルーと、重傷を負い死にかけてる女性の冒険者。
歳はアストレアの眷属たちと同じくらいかな?しかし、酷い姿だ。
手足の骨はバキバキに折れているし、凍傷やモンスターの爪で裂かれたのか大きな裂傷もあり装備は血で染まっている。
神の恩恵のおかげで死ににくい冒険者とはいえ、よくまだ生きているなと素直に感心する。
「拾った所に戻して来なさい」
「ご主人!お願いしますにゃ!!」
本当に、どうしたものかなぁ……。
アイルーたちに話を聞いてみると、4匹で氷結晶や雪山草を採取しに10階層の雪山に行ったら傷だらけの彼女が崖の上からアイルーたちの所に落ちて来たらしい。
最初は彼女の仲間に任せようと思ったが、ティガレックスの咆哮と複数の冒険者の悲鳴が聞こえたので彼女の仲間が救助をしている余裕はないと判断し、9階層の休憩エリアまで運んだが……傷が深く、命を助けるには此処に連れて来るしかなかったと。
「私に、その冒険者を特別扱いしろと?」
ビクリとアイルーたちが震えるが、頭を上げずに土下座を続けられる。この構図、無惨様のパワハラ会議みたいだから土下座は止めて欲しいんだけどなぁ…。
私は基本的にアイルーには甘い。それは自分でも自覚がある。
前世でも猫は好きだったが、前世の私は軽度ではあったが猫アレルギー持ちで猫カフェとか友人の飼っている猫と触れ合う程度ならともかく、自分で飼う事は出来なかった。それもあってか、アイルーたちには結構甘い対応をしてしまう。
確かに、私は過去にザルドとアルフィアの命を救っている。だけど、それは私のダンジョンの調整役を任せるのに丁度いい人材だったからであり、私はダンジョンの主として私のダンジョンに挑む冒険者を特別扱いをする訳にはいかないのだ。
アストレアやロキ、フレイヤと私は交流しているが、例えば3柱の眷属が私のダンジョンで死にかけていたとしても私は助けたりはしない。それは、オラリオで会談した際に神々にも伝えてある。
私がダンジョンに招いた場合はホストとゲストという関係になるが、眷属が攻略を目的にダンジョンに潜るならゲストではなくチャレンジャーなのだから。
「それは、貴方たちも知っているはずだけど?」
そして、私はアイルーたち全員に以前から伝えている。
それでもアイルーたちは土下座を止めず、必死になって私に懇願をする。
「このヒトはオラリオに行ったばかりのボクたちを下に見ることなく受け入れてくれたにゃ!」
「会う度に優しい言葉をかけてくれたにゃ!」
「困っているときに何度も助けてくれたにゃ!!」
「だからご主人お願いしますにゃ!この人に恩を返したいんだにゃ!!」
あぁ、なるほど。そういえば、この4匹はラルと一緒に最初にオラリオに派遣されたアイルーだったっけ。
いまでこそオラリオでアイルーたちは受け入れられているけど、最初の頃は排斥しようとする輩もそれなりにいた。
その時期に優しくしてもらった恩を返したい、ね。
「……仕方ないか」
この傷だと回復薬や秘薬だと助けるのは無理なので、私は医療担当のアイルーが調合した特製の回復薬を棚から取り出し、浅い息をしている冒険者の身体を起こし飲ませようとするが……自力では飲めそうになかったので仕方なく口移しで飲ませる。
咽せて回復薬を吐き出そうしたので、後頭部に手を回し頭を固定して舌を使い無理やり飲ませていく。
飲ませた後は医療担当のアイルーを呼び、残りの怪我を治療するように指示を出す。
「特製の回復薬は飲ませたし、残りの怪我も処置はさせる。でも、生き残れるかどうかは彼女次第だよ」
アイルーたちは安堵した様子で私に感謝の言葉を述べる。ただ、これだけは言っておかなきゃいけない。
「貴方たち4匹は今後5年間、オラリオへの派遣メンバーから外す。それが私が定めたルールを破り、私が許可を出していない者を此処に連れて来た罰だ」
「貴方たちがダンジョン内で遭遇した冒険者を手助けするのは貴方たちの自由だよ。私は貴方たちの行動をそこまで縛るつもりはない。でも、私の許可なしに此処に連れて来た事は許されない」
こればかりは譲れない。彼女がアイルーたちの恩人であろうと、こういう事が今後も起きたら困るからね。
どちらかと言えば私は試練を与える側で、救いを与える側ではないのだから。
今回の件は特例中の特例であると、きちんと理解してもらわなくてはならない。
「ちなみに、彼女の名前か所属は知ってる?」
命が助かったのなら別にいいが、死んだのなら遺体か遺品をファミリアに返すか検討しなきゃならないからね。
「ファミリアは覚えてにゃいけど、名前はセレニアにゃ!」
セレニア?なんか、聞いた事があるような無いような……まぁ、いいか。
この時、私は全く気付いていなかった。
私がセレニアに飲ませた特製の回復薬は、効能を高める為に私の血が原料に含まれる試験的に調合された物だったらしく……アイルーやモリバーが使う分には全く問題はないが、神の血を受けた眷属に使うと私の血が恩恵にバグを起こし、主神と眷属の繋がりがわからなくなるという副作用があったらしい。
だから、セレニアとの繋がりが切れたと感じた彼女の主神が、セレニアが死亡したと勘違いしていたなんて、私には知る由もなかった。
再会は原作開始後の予定。資料なさ過ぎてオリキャラ化しそうやなぁ…まぁ仕方ないね。
何処かにいい資料はないだろうか。
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