お久しぶりです。
涼しく……寒くなって来てこっちに頭が回るようになって来たので投稿。
まぁ、仕事やらなんやらで相変わらず不定期になりそうですが。
またよろしくお願いします。
ダンジョンにて闇派閥の残党が階層を崩壊させる程の大規模破壊を捕縛に来たアストレア・ファミリアに仕掛け、階層が大規模に破壊された事によりダンジョンが哭き未知の怪物が出現した。
出現した怪物はダンジョンの破壊を目論んだ闇派閥の残党を惨殺。アストレア・ファミリアも死者こそ出なかったが眷属のほとんどが重傷を負った。
そのような噂が都市に流れ、流れる時間により薄れていった頃。
私は今日ものんびりと私が創ったダンジョンの調整をしながら、冒険者が飛竜に追い掛け回されるのを酒を片手に眺めていた。
「シェンガオレンを突破した冒険者が増えてきているわね。んー、まぁ理解出来なくもないから調整せずにこのままにしておきましょう」
これはシェンガオレンに対する明確な攻略法が出回ったという訳ではなく、一部の冒険者が有料でキャリー行為をしていたり、16階層への扉の鍵の売買が行われているらしい。
なので、本来ならシェンガオレンを攻略出来なさそうな実力しかない冒険者たちが16階層以降に多く姿を見せ始めている。
まぁ、これらはゲーム時代に友人をモンハン沼に沈める為に初心者をマルチでさっさと上位やG級まで上げ装備を整えさせてからソロでモンスターとの戦い方を自分で学べというキャリー行為を前世で私も何度かやったことがあるし、前世の友人の1人は昇格クエストに張り付いて†キッズ†を上位やG級に出荷するという暇つぶしを素材集めのついでにしていたとか聞いたこともあったので、この辺りに対する忌避感のような物は別に私にはない。
どのみち、実力がなければ16階層から出て来る上位個体のモンスターにやられてしまうだけなので死にたくなければ頑張るであろう。
特に16階層から23階層は上位個体と下位個体がランダムに出て来る仕様なので、下位階層で倒せたモンスターだと油断しているとあっさりやられるだろうからね。
「アストレア達も旅立ってしまったから、ザルドとアルフィアのステータス更新も簡単に出来ないようになってしまったし……代わりの神を見つけるのも難しいから、どうしたものかしらね」
原作と違ってアストレアの眷属は全員生きてはいるのだけど、怪我でまともに動ける娘が少ないからオラリオで長期間の治療やらリハビリをさせてると闇派閥の残党がこれ幸いと襲撃を仕掛けに来たり、大抗争でやたら目立ったアストレア・ファミリアやアストレアを妬んでるファミリアから戦争遊戯を仕掛けられたりする危険性もあるので、色々と協議をした結果アストレア・ファミリアは都市オラリオをしばらくの間は離れることを選んだ。
私のダンジョンで完治するまで療養させてもよかったのだけど……いい機会だから都市外へと逃げた闇派閥の残党を追ったり、都市外で暗躍してる邪神系ファミリアを調査したいということでこの話は流れ、眷属達がある程度動けるようになるまで私のダンジョンで療養した後に都市から旅立った。
一応、定期的にギルドへの報告やら何やらでオラリオには戻ってくるとのことだったが、それでも数年はオラリオ外で活動する予定らしい。
まぁ、眷属達が動けるようになった途端に「あの程度のモンスターに何と無様な」って感じでアルフィアがヘラ式ブートキャンプをしたり、竜谷の跡地で大型モンスターの前に叩き落したりしてたからジャガ丸くん遭遇前より眷属全員が大分強くなってたから、都市外での活動も危険地帯に突っ込まない限りは大丈夫でしょ。
特にアリーゼは私とアストレアが仲違いっぽい状態になったのをかなり気にしてたから、他の眷属に全力で止められたのを振り切って上位ランクの護竜オドガロン亜種の単独狩猟に挑んで、ボロボロになりながらも狩猟を見事に成し遂げてLv.5にランクアップしてたくらいだし。
アストレアからは眷属が全滅しかけて冷静でいられなかったみたいな内容で謝罪をされたし、私も謝罪を受け入れたし特に気にしてなかったのだけど。
「アルフィアさんから一応は自分達は認められたのに、自分達は都市の復興や治安の維持などで強くなることを二の次にしてしまっていた。自分は団長として皆を引っ張る立場なのに、ミラちゃんがアストレア様に言った通り未知に備えることを怠った。結果、皆を危険に晒してしまった……大抗争の時にあれだけ後悔したのに」
って、アストレア・ファミリアの送別会の時に私に語ってたから相当気にしてたんだなぁ。
ちなみに、原作と同じくルドラ・ファミリアは崩壊して主神のルドラは送還されている。
やったのは「面倒事に巻き込みやがって」とキレたアルフィアと無理矢理付き合わされたザルドと諜報担当のアイルーたちで、ルドラは同じ神話出身のガネーシャのホームにボコしてから証拠ごと放り込んだらしいので、多分ガネーシャが送還をしたと思う。
「……そういえば、アルフィアがそろそろ我慢出来なくなってきてたな」
何時になったら私は甥っ子に会いに行けるんだーって暴れてたし。
んー、条件付きでそろそろ行かせてあげなきゃマズいかもな。
じゃないと、たまにソロで私のダンジョンに潜りに来ているオッタルが流石に可哀そうだ。
何故かオッタルが私のダンジョンに来る度に奇襲をしかけて「英雄の作法を教えてやる」って言いながらボコしていくんだもん……完全に甥っ子に会えないストレスから八つ当たりしてるだけなのに。
すごく申し訳なさそうな顔で毎回オッタルの傷の手当てやお詫びに装備の整備や食事の準備までしてあげてるザルドにも悪いし。
フレイヤからもオッタルが私のダンジョンに行く度に耐久が爆上がりするのだけど、あの子そんなに無茶な事をしてるの?って前に来た手紙に書かれてたくらいだし。
「仕方ない。早めにアルフィアと話をしよう」
私は側にいたアイルーにアルフィアを呼ぶように伝えるのだった。
僕がその人と出会ったのは5年前、9歳の時だった。
両親を物心つく前に亡くしたらしい僕はおじいちゃんと2人、農村で暮らしていた。
おじいちゃんが話してくれる英雄譚以外に娯楽もない簡素な農村だったけど、僕にとってはそれが日常だった。
そんなある日、3人のお客さんが僕の家を訪ねて来た。
1人は長い灰色の髪をした綺麗な大人の女性、1人は二足歩行する灰色の毛並みをしたネコ。後から聞いたけどアイルーという種族の獣人らしい。
そして、もう1人は……。
「あら、初めまして。貴方がベルね」
僕と同じ真っ白な髪に、真っ赤な瞳をした僕より歳が幾つか上に見える女の子。
「私は……そうね、ミラとでも呼んでくれればいいわ」
真っ白なドレスを着たその姿は、まるで英雄譚に出て来るお姫様のように綺麗だった。
「『お姉ちゃん』でもいいわよ?私とベルは髪の色と瞳の色も同じだから、姉と呼ばれても違和感ないだろうし」
そう言って優しそうな笑顔を浮かべ僕の頭を優しく撫でてくれた。
その笑顔があまりにも綺麗で、すごくドキドキしたのを今でも覚えている。
「よろしくね、ベル」
それが、僕とお姉ちゃんとの出会いだった。
PV見ました?久しぶりのゴグマジオスちょう楽しみですわ。
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