ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング!   作:RAP

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第133話 原作時間軸・ヒュドラ

 

 話は、少しだけ遡る。

 

 『嘆きの街』の近隣の森。

 ジャンパーティの面々は、ゆりこちゃんが言った通りの場所でキャンプをし、土で汚れたジャイアント・スコーピオンを見て感動に震えていた。

 早速キャンプを解除し、周辺探索に移行する。

 

「下部ダンジョンがあって、その中から掘り進んで外に出てきた……」

「新たな下部ダンジョンの可能性、か……」

 

 アロとジャンが、息を飲む。

 目の前に、ただの洞窟とは明らかに違う洞窟がある。

 ふわっとした座標だけは教えて貰ったものの『あまり言うと感動が薄れる』というゆりこちゃんの台詞により、作戦行動とはいえかなりアバウトな指示しかされていなかったからだ。

 しかし流石のジャンパーティ。この世界ではクロス抜きだが、きっちり洞窟を見つけた。

 

「明らかに、掘られて間もない穴……ですねー」

「この近辺に、下部ダンジョンの入り口は発見されていません」

 

 ウォルとナギが、真顔になる。

 ナァルは、地図を見るアロを脇から覗き込む。

 

「誤差を考えても、下部ダンジョン地図と重なってないっす……」

 

 ただの洞窟と違い、奥が明るい。

 内部に陽光が差し込んでいる。

 天然の洞窟でもその可能性はあるが、意図的に採光や換気が行われている『何者かによる何らかの建造物』である可能性が高い。

 ダンジョンという単語がタイトルについている原作でも数少ないダンジョン要素。 

 

「岩の柱みたいなもんも見える。まず間違いなく……未発見の下部ダンジョンだ……」

「行きますか?」

 

 ナギが言う。

 

「行くっす」

「行くでしょ」

「行く」

 

 作戦通りとはいえ、やはり緊張する。

 誰も入ったことのない遺跡。

 

 階段やエスカレーターで上下階層に移動可能な、吹き抜けで全階層が見えるデザイン。

 複数階層の建物の、四階あたりだろうか。

 駅から出て連絡通路を通ったら駅ビルの途中階に出ました、みたいな感覚にジャンは陥った。

 

 仮に今いる場所が四階なら、三階以下は完全に水没している。

 あきらかに階段や地下通路とわかるそれも見える。

 この世界にほぼ共通して澄んだ水が、吹き抜けを埋め尽くすような池と化している。

 

 床部分が白くきらきらしているのは、長い年月で砂のように細かく割れて転がり、丸くなった大量のガラスだろう。

 ところどころに見える錆の塊は、なんらかの金属製品だったのだろうか。

 

 一体どれだけの時間忘れられ、放置されてきたのかわからない。

 そこは明確に何らかの文明が作った遺跡であった。

 

「岩をくりぬいて作った街……?」

「岩山の中に、こんな地下深く掘って街をつくっただなんて」

「石材以外は朽ち果てて、元の形もわかりませんねー」

 

 アロ、ナギ、ウォルが感想を漏らしていく。

 

「うわっ……すっごいっす、飲み込まれそうっす……」

 

 四階の吹き抜け部分から、水没した三階以下の部分を、透明度の高い池と共に眺める。

 壮観過ぎる光景であった。

 

 ジャンパーティは、遺跡内部を奥へ奥へと進んでいく。

 ショッピングモールっぽいな、とジャンは思いながら、五階部分へと階段を登った。

 五階の広場部分には、金属の杖が土台の上に飾られていた。

 石とガラス以外の何もかもが腐食し消え去っている遺跡の中で、金属の頭部と木製の柄を持つそれは、一切腐食せずに新品同様の姿で残っている。

 

「アーティファクトっす……!」

「失われた技術で作られた、古代文明の遺物……!」

 

 アロが物凄い勢いでスケッチをずっと描いている。

 原作と違い、戦荷車(ウォーワゴン)を持ち込んでいた一行は顔を見合わせる。

 

「「『杖を見たら警戒。塔を見たら即時撤退。一匹までは戦闘可、死骸回収後に撤退』」」

 

 強制的に暗記させられた台詞を、ジャンパーティは繰り返した。

 

「「『毒のつぶてに注意。真の脳は胴体。全ての首を落としても、なお動く』」」

「「『五つの首の全てで同時攻撃するように見せかけて、一つは必ずフェイント』」」

「「『蛇と思うな。蛇は視覚や嗅覚が退化しているが、奴らは目も鼻も良い別物』」」

 

 ここからは、死地だ。

 ジャンは深呼吸をした。

 

「いつ遭遇するかわからない。アロのスケッチ後に、慎重に進もう」

 

 全員が、真剣な表情で頷く。

 

 

 * * *

 

 

前左(まえひだ)、ヒュドラ1!」

散開(ブレイク)!」

 

 杖のアーティファクトから、暫く進んだ先だった。

 原作であれば塔エリアからの戻り道、右からクロスが奇襲された。

 だがこの世界線では、ジャンパーティはスケッチで時間をとった後に慎重に進んだ。

 ゆえに、塔エリアに向かう途中で左側から単体のヒュドラと遭遇することになった。

 

 ヒュドラが五つの首から毒つぶてを吐いてきたので、ジャンパーティは大きく広がった。

 ナァルが移動しながら弓を撃つ。

 一本、二本とヒュドラの頭や身体に刺さっていく。

 

 ヒュドラの左右に大きく回り込んだナギとウォルが、ヒュドラに突撃していく。

 原作でも見せた蛮族斬りだ。

 左肩の防具を盾として突撃し、全速全力全体重でもって武器を振り下ろす。

 

 原作と違う点が二つあった。

 一つはユーリの指導で、ナギもウォルも下半身からの連動で上半身に力をキチンと伝えて武器を振れていること。一撃の威力が、原作とは段違いに強い。

 そしてもう一つは。

 

「「キィエエエエァヤーーーー!」」

 

 猿叫(えんきょう)である。

 ユーリ直伝、マジでガチな猿叫(えんきょう)である。

 蛮族斬りをするような時は本格的にやったれ、とユーリが仕込んでしまった。

 

 薩摩義士伝という漫画で、薩摩兵子(へご)が朝五時に家を飛び出て、三コマに渡り大アップになる勢いで突撃し、棒杭を叩くシーンがある。ネットミームでもよく使われるあの画像である。

 つまりあの三コマ大アップ突撃の顔で、ナギとウォルが突進したと思っていただきたい。

 薩摩示現流は立木、薬丸自顕流は横木を打つ。

 ヒュドラの首を立木に見立て、猿叫(えんきょう)と共にナギとウォルはヒュドラを滅多斬りにする。

 

 ヒュドラは蛇のようだが、蛇ではない。

 目も良いし、鼻も効く。

 人間の可聴範囲を超えた超音波で会話もする。

 会話をするということは、聞く耳があり、考える頭があるということ。

 

 だからヒュドラはビビった。

 天敵たる『奴ら』の絶叫斬りに、ひるんでしまった。

 ひるんだから滅多斬りにされた。

 気づいた時には、頭を二つ落とされていた。

 

 ナァルの弓で一つ。ナギとウォルが一つずつ。

 一瞬で三つの頭を失ったヒュドラの目前に、二刀を抜いたジャンが突進した。

 合気捕りもへったくれもない。力任せの二刀だろうが、勝てばいい。

 ジャンは雷光流中段の構えから、二刀を開くように刀を振った。

 ヒュドラの二つの頭が、一瞬で飛ぶ。

 

 この時、ジャンは大きく踏み込みながら両手を開いたので、ややしゃがんでいる低い体勢となっていた。真の脳が残っているので、ヒュドラは道連れ攻撃をしようとジャンに襲いかかる。

 

「ジャン、そのまま!」

 

 ジャンの背後から駆け寄ったアロが、ジャンを踏み台に飛んだ。

 まるで体操選手のように宙でくるりと捻りを入れて回転し、自重に落下の勢いを乗せてヒュドラの胴体に刀を突き刺した。

 

それが私の、無茶なやり方(さつまへご)!」

 

 既にヒュドラの頭は残り一本しかなく、その一本はナァルの狙撃で破壊されている。

 そしてアロの、真の脳への正確な一撃。

 

 流石に耐えきれず、ヒュドラは瞬殺された。

 暫く残心で動かなかったアロだったが、ヒュドラがぴくりとも動かなくなったのを確認し、ヒュドラから刀を抜いた。納刀後、アロは嬉しそうに破顔する。

 

「……やったわ、首級(くび)よ!」

 

 両手で拳を握り、嬉しそうに身体を震わせるアロ。

 皆は皆で『さつまへごって何?』と考えていた。

 ユーリが居れば遠い目をしたことだろう。

 

 戦荷車(ウォーワゴン)にヒュドラの死骸を詰め込んでいると、多くの何かが地面を這いずって移動する音が聞こえてきた。猿叫(えんきょう)の関係で、一発で場所バレしていた。

 

後方(あとほー)! まだ距離があるっす!」

「よし、詰め込んだ! 皆で走るぞ! アロ、殿(しんがり)を頼む!」

「了解!」

 

 殿(しんがり)(ほま)れ。

 アロは嬉々として最後尾につく。

 

「とにかく、命が無事で良かった。追いつかれる前に脱出しよう」

「連中、諦めるんすかね?」

「いや、ヒュドラは絶対に諦めない……嘆きの街に急ごう」

 

 

 * * *

 

 

 原作で『割とスゲェ額になるはず』とクロスが評価したヒュドラの死骸を確保し、ジャンパーティは作戦を無事に成功させ、帰還することができた。切断した頭ごとヒュドラの死骸が全て揃っていたので、嘆きの街の冒険者ギルドは大騒ぎになった。

 『ドラゴンに類するもの』ヒュドラを発見し、倒し、死骸を持ち帰ったことは高く評価され、ギルドマスターの即決でC級冒険者パーティ『ジャンパーティ』はB級に昇格した。

 アロの詳細かつ豊富なスケッチも評価され、アロはSのE級からSのD級に昇格。

 ナギ・ウォル・ナァルもD級に昇格。

 B級冒険者ジャンは、A級への昇格こそなかったものの、一気に有名になった。

 

 その知らせは同時に、多くのヒュドラ達が嘆きの街を襲うことを意味していた。

 『ドラゴンに類するもの』ヒュドラとの、戦争がはじまろうとしている。

 

 だが、ジャンパーティが帰還した頃には連合国軍『嘆きの街』大隊は隊長格の大半を殺されており、機能不全に陥っていた。連合国軍を動かそうにも、動かせない。他の街から兵士を部隊ごと補充するのと、隊長格だけ補充するのとでは話が違ってくる。

 『隊長格が皆殺しにされたから他の街から隊長格をくれ』と言っても『ふざけんな馬鹿』という返事で終わりだ。それぐらい、指揮官というのは育成も含めて失うと取り返しがつかない。

 

 そんな時、嘆きの街に聖剣の勇者セイ率いる教会軍が()()到着した。

 教会軍もアーク大司教こそ怪我で不在だが、勇者一行が指揮をとっているという。

 ヒュドラが眼前に迫っている中、機能不全だから連合国軍は何も出来ませんとは言えない。

 

「そういう話であれば、私達教会軍と連合国軍の協力ということで、連合国軍は一時的に教会軍の指揮下に入って貰えませんか?」

 

 何故か神父服を着て教会軍に同行していた妹の(シスター)ユーリの申し出もあり、連合国軍『嘆きの街』大隊は仕方なく、臨時で聖剣の勇者セイ達の指揮下に入り、ヒュドラと戦う道を選ぶことになった。

 なお、妹の(シスター)ユーリが着ているのは神父服どころの騒ぎではなく、怪我を負ってアイギスで安静治療をしている大司教の服の予備を無断借用している。

 神父服も大司教の服もデザインは同じな上に、同行している勇者達が何も言い出さないので、多分問題は無いのだろうという誤解(ミスリード)が発生しているだけだ。

 

 

 * * *

 

 

「B級パーティ『サドンデス』、帰還予定刻限!」

「多数のヒュドラ出現の報告アリ!」

 

 冒険者ギルドからの報告に、軍の兵士がざわめきはじめた。

 ヒュドラが来た方角を調査に行ったB級パーティ『サドンデス』が戻ってこない。

 教会軍と連合国軍が立ち並ぶ中、妹の(シスター)ユーリが軍勢の前に設置された壇上に立つ。

 銀髪のロングヘアを綺麗になびかせた彼女と、神父服の相性はとてもいい。

 可憐で美しく、同時に威厳がすさまじい。

 気になる点があるとすれば、アラブのギター・ウードを背中に背負っていることだろうか。

 大きく息を吸い、神父服の妹の(シスター)ユーリが叫ぶ。

 

「聞きなさい! 愚かで迷える子羊たち!」

 

 軍の兵士全員に響き渡る声量だった。

 実は魔法で空気の振動を増幅させて、ちょっぴり大声を強化している。

 

「我に求めよ。さらば汝に諸々の国を嗣業(しぎょう)として与え地の果てを汝の物として与えん。汝、黒鉄(くろがね)の杖をもて彼らを打ち破り、陶工の器物のごとくに打ち砕かんと。されば汝ら諸々の王よさとかれ、地の審判人よ教えを受けよ。恐れをもて主につかえ、おののきをもて喜べ。子に接吻せよ。恐らくは()は怒りを放ち、汝ら(みち)に滅びん。その怒りは速やかに燃ゆベければ。全て()により頼む者は幸いなり」

 

 詩篇2、8-12節。

 当然だが聖典には掲載されていない。

 でも軍の兵士達にそれはわからない。

 聖典を全て暗証できる教会兵も、またいない。

 

「主を敬い求めなさい。そうすれば世界すべてをお前のものとすることを神はお許しになり、お前たちの敵はことごとく陶器を壊すようにたやすく打ち破られるだろう。であるから、諸国の王、土地の支配者は畏れをもって神を信じ、その教えを受け、その喜びを享受しなさい。神の足に接吻し、恭順しなさい。さもなくば主は怒り、お前たちはたちまちに滅びてしまうだろう。主を頂くものが幸せを手にするのです」

 

 わかりやすく口語訳したものを、妹の(シスター)ユーリは告げる。

 

「いいですか兵士の皆さん! 皆さんはただの暴力装置です! 主に仕える者も、そうでない者も、等しく民草の矛にして盾です! あなたがたの後ろには、あなたがたが守るべき民草がいて、目の前にはヒュドラが迫っています! ならば、皆さんは何のために毎日走りこみ、汗と泥にまみれ、血反吐と共に鍛錬を重ねているのでしょうか! 眼前に敵を放置して、何が教会軍ですか! 何が連合国軍ですか!」 

 

 びしり。

 妹の(シスター)ユーリが、兵士達に手を伸ばし、人差し指を向ける。

 

「この無駄飯喰らいの給料泥棒ども! ヒュドラに恐れをなし、民草に背を向け、逃げたい臆病者(チキン)は今すぐ家に帰りなさい! どうしたのです蛆虫、早くしなさい!」

 

 兵士達は、静かに真顔で聞いている。

 誰一人、立ち去ろうとはしない。

 

「私は見ました! 聖剣の勇者も、聖盾(せいじゅん)の騎士も、聖杖の賢者も見ました! ここに蛆虫がいないことを見ました! であるのなら! ここにいるのは全員が暴力装置の兵士達です!」

「「「おおーーー!!!」」」

「毒槍を掲げよ! 梯子を背負え! 我らは蟻、毒を持った蟻! ならば見せてあげましょう、暴力装置を舐めきったヒュドラ達に見せてあげましょう! 連中を倒すのは蟻の我々だと! 蟻の我々だけがヒュドラを殺しうるのだと!」

「「「おおおーーーッ!!!」」」

「総員出撃準備! 聖剣の勇者の後に続きなさーーーーい!」

「「「イエス・マム!!!」」」

 

 実のところ、全て時間を調整していたので、まだ陽は出ている。

 午前中にジャン達が帰還し、昼すぎに教会軍が到着した。

 教会軍の休憩中にB級パーティ『サドンデス』が出発し、未帰還となった。

 なので今はまだ、昼の三時ぐらいである。

 

 堂々と神父服を着て、堂々と演説した妹の(シスター)ユーリ。

 教会軍も連合国軍も、彼女が聖教会と全くの無関係であることに、誰も気がついていない。 

 なのに妹の(シスター)ユーリは、軍への命令までやってのけた。

 

 そもそもアーク大司教がいないし、聖剣の勇者達が何も言わない。

 よくわかんないけど、多分聖教会の関係者として動いているんだろう。

 神父服を着てる美少女って、いいよね。

 

 だいたいそんな感じで『連合軍は少し死ぬけど聖騎士はいっぱい死ぬ作戦(Minor Allied Loss, Paladin Heavy Annihilation)』、通称マルファ(MALPHA)作戦は三段階目の最終局面に突入した。

 妹の(シスター)ユーリは自己紹介すらしていないのにいいのかなぁと勇者達は心配していたが、何も問題がなさ過ぎて拍子抜けした。

 

 

 * * *

 

 

 妹の(シスター)ユーリが背中に背負っているギター・ウードについて、誰も声をかけなかった。このウードは、ゆりこちゃんがセイやカタナに真正面から勝つことを諦める原因となったものだ。

 

 『ギター上手ですね!』→『ちやほやされる』→『友達ができる』という完璧な計画(プラン)

 

 ゆりこちゃんは、ユーリと違って魔法とギターに練習時間を割いていた。

 ユーリのように雷光流を創流できるような鍛錬をしていない。

 前世の経験があるから多少は二刀を扱える。

 しかし前世の経験だけではセイやカタナ級には勝てない。

 だからさっくり諦めた。

 

 

(突然流れるBGM:シティハンター 「Get Wild」の前奏)

 

 だって。

 聴勁(ちょうけい)の練習には相手が必要なんですもの。

 

 ちょっと殺しすぎて、迂闊に家のメイドに声をかけるとギャン泣きされて腰を抜かされておしっこ漏らされてしまうので、自分の平行宇宙では優雅に指パッチンをしてランダムで出てくる飲み物を飲むことに慣れてしまった女侯爵ゆりこちゃんの完璧な計画(プラン)は、まだ成功していなかった。

 

 『私は今回、積極的に動かないようにします』という発言はなんだったのか。

 人間(ひと)には触れちゃならん傷みがあるんだ! 其処に触れたら、後はもう生命(いのち)のやり取りしか残らんのだ!(『花の慶次』真田幸村)

 

【銀髪のロングヘアをかきあげながら立ち去る神父服ゆりこちゃんの一枚絵】

 

 アスファルト タイヤを切りつけながら

 暗闇走りぬける♪

 

 ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて、ひとりでも傷ついた夢をとりもどす。

 この平行宇宙(こっち)で友達ができたら、自分の平行宇宙(あっち)に戻れなくてもいい。

 わりと駄目な人間が、ここにいた。

 

 

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