ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング! 作:RAP
「我が同胞にして友である男、テオ。約定を終え、再び会いに来た」
「我が同胞にして友である男、ユーリ。再会を歓迎する」
オーク帝国の帝都、テオの居城。
僕とテオはがっちり握手をする。
「既に白面は、僕の手勢と共に中央大陸での仕事を成し遂げた。暗黒大陸での過激派も、自然消滅寸前まで減ったはず。もちろん過激派の連中がテロリストと化す可能性も高いからそれはお互い気をつけないといけないけど、少なくとも、次代の教皇は亜人融和派だ。場所はどこでもいいが、テオとアーク第16代教皇の握手を民衆に見せるのも手だ」
「南部攻略戦に移りたいのは山々だが、暫くは人間と亜人の融和について専念しなければ駄目だと判断している。家畜通りの解体、オーク帝国在住の奴隷人間の希望者を解放。嘆きの街要塞を交流都市として双方に解放、中央大陸で行き場を無くしている亜人達の暗黒大陸移住の支援……仕事が山ほどある」
「マーフォークのわからせも必要、かな。多分このまま行くと連中だけ取り残される。海の中の生物すら殺せる兵器を人類が手にした時に、慌てて和平を結ぼうというのは虫が良すぎる。できれば、初手の融和タイミングで対話のテーブルに載せたい」
テオとの間で、真剣な協議を進めていく。
ゴブリン娘達を引き連れたサイエンも、途中から合流した。
「アーク大司教、じゃない、アーク第16代教皇は早めに次代に引き継がせたいと考えているようだ。順当にいけばソウハカイ神父か、サイエンが指名される」
「俺は帝国の参謀でいいって言ってんだろ? ゴブリン娘達が気に入ってんだよ」
「我が同胞にして友である男、ユーリ。帝都に住んでいる人間は奴隷とはいえオーク帝国にそれなりに食い込んでいる者が多い。まずは家畜通り。その後で希望者を聞きながら解放……と、順を追っていくことになるだろう」
「我が同胞にして友である男、テオ。中央大陸の亜人も、無理に暗黒大陸に移しては諍いの種だ。希望者のみを暗黒大陸に移住させる形にしたい。マーフォーク達の支援があれば、海上輸送もラクになるだろう」
話し合いはその日だけでは終わらず、追加の二泊が確定した。
ケンタウロス娘のレプラは既に妊娠していたので、母親のサラに英雄付けをすることになった。
母娘どんぶりのNTRすら許容するテオは、皇帝様すぎる。
サラの弱点は、案の定レプラと同じく脇だったので、遠慮無くアヘらせてあげた。
レプラのお腹から、トゥー博士が転生してくるのかと思うと、不思議な気分になる。
そうなるとオーク帝国の帝都にも、こまめに寄ってあげたいな。
ブラウィド、バーチェ、カタナは昼間におやつ感覚で抱いた。
なんかもう、セックスの感覚が狂ってる気がする。
ハーレムは増えすぎても駄目だと痛感したが、もう後戻りはできない。
このままイく、じゃない、いくしかない。
* * *
テオ達との話し合いが一段落したあと。
戦士長とクッコロ、ホヤクとメキシの四人と会った。
戦争は終わるから、解放のチャンスだよ、という話なのだけれど。
「クッコロは、戦士長の妻になる、でいいの?」
「あ、はい……」
クッコロは、完全に亜人側として順応していた。
これはこれで、全然問題無かったりする。
「そっか。亜人との融和政策の仲で、亜人と人間の婚姻は大々的に発表していくことになると思う。僕もアラクネのブラウィドとの結婚を発表するつもりだし、そうなればクッコロと戦士長の結婚は、オークと人間女性の初の結婚として、戦略的な意味も込めて派手に結婚式を行うことになると思う。レッドキャップと人間女性の結婚式もやるだろうし……」
もしかしたら、500年前の時点でも亜人と人間は結婚したりしてたかもしれない。
今となっては、どうでもいいことだ。
「メキシはどうする? ゴブリンと人間女性で、初の結婚式を挙げるかい?」
サイエンやジャン君もいるから、人間とゴブリン娘の結婚式は早いかもしれない。
問題はゴブリン側に結婚の意識がないことか。セックスは仲良しの儀式だし。
「はい。クッコロと合わせて……亜人と人間が手を取り合う為にも、ホヤクさんと結婚します」
「……いいのか? 『ユーリ側』ではなかったのか?」
「大丈夫です、ホヤクさん」
メキシはしゃがみこんで、ホヤクの耳元で小さく囁いた。
「今度、私のお尻を試してみてください」
「あ、ああ……」
ホヤクは、呻くように返事をした。
僕は『ユーリ側ってなに?』と思い、首を傾げた。
彼女達は、レイプからの快楽堕ちってことになるんだろうか?
まあ、彼女達にとってハピエンならいっか。
レイプからの輪姦調教だの、レイプからのヤリ捨てをするエロ同人は僕もイヤだし……。
レイプからの逮捕ENDもよく見るけど、抜く側にとっては醒めるからやめてほしい。
レイプからの快楽堕ちENDのエロ同人だけでいいよもう。寝取られた側は地獄だけど。
はっ!? ヤリ捨てを嫌う亜人達も結局性癖なのか?
いやでも
創世神の性癖と願望が混ざった……?
……あ、いや、この思考は捨てよう。考えるのやめ!
* * *
家畜通りから奴隷女達を引き上げる際、97班長をはじめとした班長格は帰還を辞退した。
また、複数回オークやゴブリンの子を産んだ事がある女性達も、帰還を辞退した。
そういう女性達には、亜人と結婚する時は是非結婚式を挙げさせて欲しい、費用は全部出すと伝えた。貴女達の残留の意思を尊重するからこそ、和平のために協力してほしい、と。
僕の前に立っていた97班長は、遠い目で語る。
「人間は絶滅戦争を仕掛けた側である、というのを理解せずに戦場にやってきた女性が多かった、ただそれだけです。本来ならば死んでいたところを拾って貰った。それが義理なのか恩返しなのかは、今となってはよくわかりません。それでも生きているのだから、生きていこうと思います」
「……うん。生きているから、生きていく。それでいいと思う。今後、嘆きの街が交流のメインになると思うから、良かったら亜人側の人間女性として、嘆きの街で働いてよ」
そう伝えると、97班長達はみんな頭を下げてきた。
* * *
家畜通り、総合会館。
ヒィロが敬虔な信徒を集めて発狂寸前にまで追い込んだ場所。
そこで、30人近い全裸女性達が元気なく俯き、体育座りでしゃがみこんでいる。
話は簡単、全員が500年前の聖典を読み、脳破壊をされて聖娼女をやる予定だったからだ。
「さて、聖娼女をやるはずだった皆さん」
……大勢の全裸女性を整列させるのって、なんか癖になりそうだな?
普通に全員が美女・美少女で局部丸出しだから、勃起しそう。
あ、今回は勃たせていいんだっけか。
「既に500年前の真の聖典は大量印刷され、中央大陸中に出回りつつあります。皆さんの使命は、聖娼女ではなく、聖少女として、歌と踊りで真の教えと信仰を広めることです」
「歌と踊り、と言われても……」
……でも彼女達の死んだ瞳に光を灯すには、これが一番早い。
「聖典104項。言えますか?」
あ、この子達見たことあるな。
金髪ロングヘアの3919ちゃんと、黒髪ショートの3873ちゃん。
「……聖典104項……」
「主の使いたる天使は男であり男でなく、女であり女でない。天と地を繋ぐ労苦ありて、その受肉
「はい、よくできました」
そう言いながら、僕は服を脱いで全裸になる。
服を畳み、そばに控えているバーチェに渡す。
バーチェは一礼し、服を抱えたまま部屋の隅に戻る。
部屋の隅では、暴動が発生した時用に、ブラウィドとカタナが控えていた。
そこに、バーチェが静かに戻っていく。
突然僕が脱いだので、結局私達は犯されるのだろうかと、全裸女性達が怯えはじめた。
まぁわかるよ、おちんちん元気だしね。
全裸の君達が美人・美少女揃いなのが悪い。
「さて……皆さん。よく見ていて下さい。僕を……いえ、私を」
彼女達の目の前で、僕は私になる。
驚愕と畏怖の感情が、沢山流れ込んでくる。
「まだ終わりではありません。皆さんに、私の生殖器を
そう言って、私がふたなりになった瞬間。
さっきまで元気なさそうにしていた女性達が、全員土下座でひれ伏した。
一人の例外なく全員が涙をこぼし、手を合わせて祈りはじめた。
……そうなると、わかってはいたのですが。
内心でため息をつきながら、金髪ロングヘアの3919さんの前に立つ。
「
「嗚呼……天使様、いえ、使徒様……!」
堂々とした托卵宣言、しかもヤリ捨て。
責任取らずに孕ませます、と断言したのに、感涙のあげく祈りを捧げられている。
……それが彼女達にとって最大幸福であるのなら、それでいいのでしょう。
感涙しながら必死に私の生殖器にむしゃぶりつく美女・美少女達を眺めながら、信仰の違いも文化の違い扱いでよいのでしょうか、と遠い目をした。
* * *
貫頭衣しかないので、貫頭衣を着せて奴隷女達の簡素な服とした。
大量の女性達を引き連れ、家畜通りを出て行く。
『ネク族の大森林前要塞』を出て、『死の森前兵站拠点』……は無いから『嘆きの街』に徒歩で向かっていた矢先。
ぴこん、と脳内でSEが鳴って、謎のインターフェースが何も無い空間に表示された。
『【トロフィー習得による加護付与のご案内】
孕ませた女性の人数が一定数を超えた為、加護を授けます。
・真の
・高位精力の加護……一日に何度でも出せる種付けおじさんになりました。
・真の睡眠姦の加護……相手を眠らせることができます。また、相手が起きるような激しい失神姦・睡眠姦をしても相手は目覚めません。
・真の感度の加護……対象の性感帯を、感情や快楽閾値による変化を含め完全に理解できます。従来の感度調整も可能です。』
ケンタウロス母のサラさんの妊娠が確定して、それでトロフィー授与になった?
妊娠が確定するまでには時間差があるから……。
通りすがりの仮面ライダー、もとい、種付けおじさんでもすればいいの?
減った人口をガンガン増やせってこと?
実の娘を孕ませろって指示されてるぐらいだから、もうなんでもいいけどさァ!
あれ、なんかこれ、義理の父のやったことをなぞるのでは……?
お金に困った民を抱いて孕ませて放逐する系?
どこに出しても恥ずかしくない悪役貴族?
* * *
その日、嘆きの街に、オーク帝国に囚われていた大量の女性達が帰還した。
同時に、真正面から堂々とアラクネ女性とエルフ女性が嘆きの街に入った。
女性達を連れ帰ったユーリ・ハーベラ・セルヨーネ侯爵は、絶滅戦争の終わりは近い、この嘆きの街にてオーク帝国の皇帝と、聖教会の新しい教皇が手を取り合うだろうと宣言した。
『ネク族の大森林前要塞』はそのまま亜人の街に。そして、嘆きの街は亜人と人間の交流を目指す最先端の街となり、さらなるシンボルとなるであろうことも侯爵は告知した。
嘆きの街は大騒ぎとなった。
人間の国への帰還をずっと待ち望んでいた奴隷女達は、滂沱した。
少なくとも、戦争は終わる。
もう、殺し合いを続けなくて良いのだ。
『
それは奇しくも、亜人側の呼称と同一となった。
当の本人は、殺しを厭わぬ人間が、
さらに言うなら、種付けおじさんの英雄なんて居てたまるか、と苦笑していた。
自分が抱いた女達が、幸せに暮らせる世界が来るのなら。
英雄などという、似合わない称号ぐらいは受け入れよう。
ユーリは、やれやれ顔ぐらいは許されるはずだ、とやれやれ顔をした。