ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング!   作:RAP

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第44話 原作開始前・のりたまのふりかけ

 僕は夕食後、公爵家の執事に指示を出した。

 

『【女性の優先順位】

 1.生理開始日を覚えている人は、生理開始日から14~16日経過している人

 2.生理終了日のみ覚えている人は、生理終了日から7~9日経過している人

 3.それ以外の人

 ※外見や体型ではなく、上記条件に合っているかどうかを優先してください』

 

 

 「ふわっとオギノ式」。本来なら個人個人の生理周期から逆算しないといけないが、今回は流石にそこまでやっていられない。

 ふわっとだろうがなんだろうが、多少でも妊娠確率が高まるのならそれでいい。

 個人的には、秘薬より、オギノ式の方が『革命』だと思うんだけど……この異世界において、排卵期だの排卵日だの、説明がクソ面倒くさい。

 セックスに変なこだわりがある貴族のお坊ちゃま路線で無理矢理押し切ったほうが早そうだ。

 

 

 せっかく開発した『異世界ペッサリー』だったが、ほとんど出番がない。今回も投入不可だ。

 いまのところは、バーチェ相手に使っているぐらい。

 バーチェとアイリスが同時に妊娠してしまうと困るので、事情を話してバーチェよりアイリスの妊娠を優先させてもらってる。

 本当なら年齢的にはバーチェの妊娠を優先すべきなんだろうけれど、年齢という意味ではバトさんの妊娠を急いだ方がいい。バーチェにはしばらく妊娠を我慢してもらうことになる。バーチェが納得してくれているから、いいんだけどね。

 

 ミルヒとカカオを抱く予定は完全に延期だ。彼女たちにもペッサリーは使うけど、初潮が来るまでは膣内射精(なかだし)し放題ってFANZAさんが言ってた。

 

 いまはとにかく、毎晩やってくる女の子を抱いていかに孕ませるかという、祭りのようなイベントへの対策を考える方が大事だ。

 後家殺しを生み出してしまった責任をとるために、僕が産ませた子供をメイドさんに育てさせることで勤務時間扱いにする。

 ……なんか繋がってるようで微妙に繋がってないような……言いくるめられているような気がしないでもないような……まぁでも、娼館に務めているような玄人ではなく、ただ覚悟を決めただけの純粋な素人を毎晩抱けるのなら、それはそれで貴重な経験だし、報酬金の類は全額公爵家の負担だし(織津江パイセンの子供を産んだ場合の特別給金は金貨100枚だった)、前世ではまず体験できないイベントだし、割り切って楽しんだ方がいい。

 

 僕の身体よ。摂取した亜鉛を、僕の力に変換してくれ。

 

 

 * * *

 

 

 入れ替わり立ち替わりやってくる美女や美少女を毎日抱けるというのは、目的が性欲解消の一点だけなら良いかもしれないが、心も含めて焦らずじっくり抱きたい派の自分としてはすこし考えてしまう。

 わずかでも楽しみが増えて、わくわくしながら女性達を抱けるような、そんな調味料が欲しい。

 

 しかし、今回のケースは属性やシチュエーションの大半が潰されるので、わりと絶望が凄い。

 美女や美少女を沢山抱けるんならそれだけで幸せだろうって?

 違うのだ! いや幸せだけど! 違うったら違うのだ!

 

 姉妹などの肉親、突然できた姪、恋人の友人、親友の肉親、同級生や先輩後輩、とにかく関係性に関する全てのものが初手で潰されている。

 

 恋愛を飛び越えて覚悟完了してる人達ばかりだろうから、命じれば割り切って何でもしてくれるとは思うけど、一晩限りの相手に何を命じるかというとそれも少々厄介な話になる。

 「お前は今から猫語で話せ」とかが限界で「君は今からボクっ娘ね」と命じたとてそれは偽物でしかない。

 天然のボクっ娘以外に用はない。強制的にボクと言わせるのは解釈違いである。

 

 同様に、関係性のなりきりプレイは、相手に属性が無かった時に効果がない。

 「今から姉弟プレイをしようね」は100%通じるわけじゃない。

 性癖を植え付けるのに成功したとしても、二度と抱くことが無いなら意味は薄い。

 

 学校の制服や体操服、水着とかも駄目。どうしたってコスプレになる。

 小道具は猫耳や伊達眼鏡が限界だが、流石に用意はしていない。

 伊達眼鏡はアクセントにはなるが、アクセント以上にはなれない。

 グラスちゃんのように、本当に視力が悪いから眼鏡をかけている女性からしか得られない栄養素は確実にあるのだ。これについての反論は許さない。

 

 創世神の性癖である「孕め連呼」は、創世神の加護を得られる可能性はある。

 なにしろ()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 考えてみれば亜人達が人間をどう洗脳してどう犯すのか知ってるのは自分ぐらいだから、彼らの手法を真似てもいいが。「参りました」「膣肉でご奉仕させていただきます」などと言わせる亜人の洗脳手法は、人間牧場で長く飼い続ける対象には効果が大きいだろうが、今回のケースには不向きだろう。

 

 

 いや、落ち着こう。無理に変化球を投げる必要はない。

 これは貴重な経験値を得られる機会なのだ。実際貴重だ。

 織津江パイセンのように、相手の心を読んでしまうレベルの眼力で、初手から女性を絶頂させてしまうような領域は無理ゲーだとしても。

 セックス限定の鑑定スキルとか、なんかそういう。R-18ジャンルで時折見かけるような。それに近い何かを掴むことはできるかもしれない。

 

 素材を大事にしよう。相手の欲するところを極力分析しながら、一人一人と向き合って抱いていく事こそが、結果として多くの経験値になる。

 

 コールドリーディング。事前の情報なしに、相手の言動や外見などから推測して、まるで相手のことをよく知っているかのように振る舞うテクニック。

 ホットリーディング。事前に相手に関する情報を調べてから、まるでその場で言い当てたかのように振る舞うテクニック。

 つまり「そうかな……そうかも?」で相手を誘導していく、街角の占い師の手法。

 外れてもいい。当てずっぽうの推測でもいい。

 とにかく仕草や表情から相手の心理を読む努力を続ける。

 例え外れても、推測の根拠となるものはあるのだから、強引に正解にしてしまってもいい。

 

 その上で……所属も外見も年齢も様々な女性を連日抱くことに対して、『のりたまのふりかけ』をかけるような、ちょっとした調味料はないだろうか?

 ほんの少しでいい、相手の情報を得ながらお互いの気分を盛り上げていくような、そんな『のりたまのふりかけ』。

 素材を活かしつつ、それでいて味わい深くするような、そんな調味料が――

 

 ……うん?

 あるな。あるぞ。

 

 僕は執事を呼び出して、追加の注文を出した。

 夜に僕の寝室を訪れる女性は、お風呂で身体を清めたあと、バスローブ(10巻26Pでアロ&グラスが着てたやつ)をまとって来訪する予定だったそうだ。

 僕は、そこに変更の注文をだした。

 

 お風呂の後にバスローブ姿になるのではなく、その日着ていた服をそのまま着直してから僕の寝室に来て欲しい。

 

 メイドならメイド服のまま。

 女騎士なら女騎士装備のまま。

 冒険者なら冒険者装備のまま。 

 村娘や町娘なら、普段着通りのまま。

 

 執事は困惑しながらも、僕の追加注文を了承してくれた。 

 

 

 * * *

 

 

 夜ではあるが、寝室内には複数のオイルランプが用意されており、わりと明るい。

 室内の装飾も相成って、雰囲気もとても良い。富裕層がよく所持している『ヤリ部屋』だ。

 

 前世では少しだけ富裕層の知り合いがいたので、自分が引っ越しをする際になんとなく億単位の家を検索して「あいつら富裕層はこんな家に住むのか」と遠い目をしたりしていたが、その『なんとなく億単位の家を検索する』だけでも割とお手軽に「これどう考えても愛人を連れ込んでヤるためだけのヤリ部屋だよね? こっちの家なんてどう見ても乱交パーティ専用物件じゃん!」という家が売られているのが見つかる。

 日常的に住むための間取りではない、セックスのことしか考えてないような。そういう部屋や家が確実に存在し、売買されている。

 

 僕が今いるのは、そういう類の寝室だと思って欲しい。

 「高級ラブホテル」などのワードで画像検索してもらった方が早いかもしれない。

 ドアを開ければ室内風呂&露天風呂を両方備えた部屋もあるよ。

 

 なおベッドのサイズはとんでもなく大きい。

 前世基準ではクィーンやキングというサイズがあったが、海外だとさらにその上がある。ウルトラキング、スーパーウルトラキング。僕が今座っているのはさらにその上、エクストリームウルトラキング級のベッドだ。横幅は4メートル弱か。

 

 前世だったら部屋の隅に小さい冷蔵庫があって、その中に無料のペットボトル水と、引っ張り出すと自動精算されるジュースとかカップ麺とかバイブとかピンクローターが入ってて、お店によっては薄い生地のセーラー服とかナース服も入ってるんだろうな。テレビをつければアダルトビデオが見れて、カラオケもできたり、ゲーム機の貸し出しがあったり、部屋によっては何故かパチスロ台が置かれてたりするんだよ。

 

 ……懐かしいな。wifiがあるラブホなのかどうか、事前に確認したりしたっけ。前世での元カノの中に、ボーイズラブ(BL)のなりきりチャットが好きな()がいた。僕とのデート時間が、なりチャの予定時間にかぶっているからラブホの室内でなりチャをしたいのだと、彼女はわざわざ僕にノートパソコンを用意させた。僕は普通に彼女を抱いて、避妊など知ったことかとばかりに膣内射精(なかだし)をキめたのだが……予定時間がくると、彼女はタオルすら羽織らず全裸のまま、ノートパソコンに向かってボーイズラブのなりきりチャットを開始した。ニタニタという擬音が相応しい笑みを浮かべ、嬉しそうに高速タイピングをしていた彼女。セックスの休憩がてら、後ろから眺めていた僕からすれば、ベッドに全裸で四つん這いになり、可愛いお尻を揺らし、膣から僕の精液を垂れ流したまま、身体すら拭こうとすらせずにボーイズラブのなりきりチャットに夢中になっている倒錯的な女がそこに居たわけだ。無責任な膣内射精(なかだし)までキめられているのに、脳内は男になりきって、同じく男になりきった女性とボーイズラブセックス妄想をしている彼女の姿は、色々な要素が重なってあまりにもエロすぎた。エロすぎて勃起が痛いぐらいだったので、彼女がなりチャを終えてノートパソコンを閉じた瞬間に、四つん這いの彼女の腰を掴んで強引にぶち込んでやった。直前までボーイズラブセックス妄想に浸っていた彼女を犯したあの時、彼女の内面は女性だったのか、それとも男性だったのか。ともあれ、その時の第二ラウンドの彼女の乱れ具合と締めつけが凄すぎて、欲望の赴くままに最奥に突き立てて膣内射精(なかだし)したのをうっすらと覚えている。

 

 

 全裸にナイトガウンを着て、ベッドに座っていた僕がなんとなく前世の思い出に浸っていたら。

 こんこん、とノックをする音がした。

 ……さて、はじめての()()だ。切り替えよう。

 

「どうぞ、入って下さい」

 

 優しく声をかけると、メイド服の美少女が、不安そうに顔をのぞかせた。

 

 

 * * *

 

 

――名前は?

 

「エロイネと申します」

 

――年齢は?

 

「16才です」

 

――身長と体重は?

 

「身長は156cmで、体重は47kgです」

 

――落ち着いてるね。経験済み?

 

「初体験は14才です……一度だけ」

 

――えっ? 別れちゃったの?

 

「はい、その……痛くて、怖くて……」

 

――あー。泣いちゃったんだ。

 

「(頷く)でも、聞いてくれなくて……何度もセックスしようって言ってきて、しつこくて……」

 

――竿覆いは使ってくれた?

 

「それだけは、なんとか……つけてくれないと嫌だって言ったので」

 

――今日はそういうの使わないけど、大丈夫?

 

「はい……あっ、あの、私あの時、あの部屋に居て! 奥方様に感動したんです!」

 

――ありがとね。でも、元彼クンの気持ち、わかっちゃうな。エロイネちゃんは可愛いすぎるし、元彼クンが童貞だったのなら、絶対焦っちゃうって。仕方ないよ。

 

「でも私、男の人にお誘いの声をかけてもらったことがそんなになくて……」

 

――違うよ。エロイネちゃんが可愛いすぎて、みんな遠慮してたんだよ。

 

「えっ、そうなんですか?」

 

――元彼クンの意地悪かも。裏で悪口を言って、声がかからないように邪魔してたり。

 

「あ……思い当たること、あります……」

 

 

 『のりたまのふりかけ』。

 前世でパパ活とかいう言葉が使われる前の、援助交際の全盛期に撮影されたAV、その冒頭。

 

 相手女性の情報を集めつつ、落ち着かせつつ、心に踏み込むために。

 今世の年齢(13才目前)を完全に度外視して、僕は援助交際インタビューマンと化していた。

 

 情報を引き出しながら、ゆっくりと服を脱がしていく。

 エロイネちゃんは一枚ずつ脱いで、もはやパンツしか履いていない。

 

「エロイネちゃんのおっぱいは大きいのに形が整ってる。美乳の見本だよね」

「そんな……恥ずかしいです……」

「乳輪の大きさも乳首の形も。おっぱいのラインも、とにかく全部が綺麗。ほら、隣に座って?」

「はい……あっ」

 

 彼女の手を、ナイトガウンの股間の上に導く。

 当然、触れば中はカチコチだと伝わります。

 

「エロイネちゃん、乳首が凄く立ってる。興奮してくれてる。初体験で凄く嫌な思いをしたはずなのに」

「……っと、それは……」

 

 恥ずかしそうに俯くエロイネちゃんの耳元で、優しく囁く。

 

「沢山オナニーしてたんだよね。わかるよ」

「っ!?」

 

 驚いた顔でこちらを見たエロイネちゃんの唇に、優しいキスをする。

 エロイネちゃんの顔が、ふにゃっととろける。

 

「初体験に期待していたからオナニーをして、裏切られたからこそオナニーをしてきたのかな?」

「んあっ!?」

 

 僕は無造作に彼女の下着の上から指をあて、上下にこする。

 下着はびしょ濡れで、肌が透けて見えるほどだ。

 そしてなにより、やや肥大したクリトリスが自己主張をしているのがわかる。

 

「時折、じゃないよね。ほぼ毎日?」

「……はい、毎日、です……毎日、いじってました……」

 

 エロイネちゃんの指が動いて、僕のナイトガウンを緩めていく。

 勃起した愛息が、彼女の前で露わになる。

 エロイネちゃんは、ごくりと息を飲んで僕の愛息を凝視する。

 

 この場合、僕が何も指示していないのに、彼女から動いたというのが重要だ。

 僕が指定した優先順位を満たしていたというだけではなく、初日の村娘としてやってきた。

 

 下着の上から指で軽くこすっていただけなのに、彼女の身体が痙攣した。

 首を軽くすくませて、目を閉じて悶えている。

 

「あの部屋にいたってことは、僕の妾達が僕をキチンと愛してくれていると伝わったはず。夜の生活、つまりセックスも満たされているのだと、エロイネちゃんは想像したんだよね?」

 

 エロイネちゃんは、震える手で僕の愛息を握り、顔を近づけていく。

 僕はそんなエロイネちゃんを眺めながら、さてどこから責めようかと考える。

 

「できるだけ痛くなくて、できるだけ怖くないセックスで、エロイネちゃんの初体験を上書きして欲しいのなら……舐めて」

 

 エロイネちゃんは言われるがまま、舌先で愛息を舐め始める。

 最初は怖がるように、やがて舌を上下に這わせるように。

 しばらくその光景を眺めてから、僕は続けた。

 

「一度上書きしたら……滅茶苦茶にしてあげようか? 滅茶苦茶にしてほしいのなら……咥えて」

 

 エロイネちゃんはうっとりとした瞳で僕の愛息を見つめ直して。

 その小さな口で、かぷり、と咥えた。

 

「どれぐらい滅茶苦茶にしてほしいの? ……その口で、僕に教えて」

 

 エロイネちゃんは、激しいフェラチオをはじめた。

 僕は嬉しくなったので、彼女の股間への愛撫を少し強めにした。

 彼女は小刻みに痙攣しながら、それでも必死に顔を動かし、僕の愛息を口でしごき続けた。

 

 うーん、下着の上からの愛撫なのに、イきまくってるな。

 『ししおどし』をしたらハマりすぎて妾に志願までしてきそうな子の印象を受けたので、今回は『ししおどし』は封印して抱き潰す方向性でいこう。

 

 

 うん。案外悪くないね、『のりたまのふりかけ』。

 明日からは執事にお願いして、小さめのディルドと、緊縛用の麻紐と、目隠し用の厚手の布も用意してもらおうか。

 バトさんにお願いして、マッサージ用オイルも多めに作っておいてもらおう。

 

 膣内射精(なかだし)された僕の精液を膣から垂れ流したまま、幸せそうに気を失ったエロイネちゃんを眺めながら。

 

 同じように精液を膣から垂れ流したまま、ボーイズラブのなりきりチャットに夢中になっていた前世の元カノのことを、僕はなんとなく思い出していた。

 

 

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