ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング!   作:RAP

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第95話 原作時間軸・逆ハー娘と創世神の加護

 

 洞窟というよりは、すぐに行き止まる穴という表現が正しい。

 鋭角のV字型の、探索するには残念な、休憩するには丁度良い場所。

 奥まで行くと陽も届かず、パッと見では外から見てもわからない。

 

 その穴の最奥。

 急ごしらえの焚き火のそばで、ユーリは休んでいた。

 断層洞というやつだろうか。下は土ではなく平らな岩なので、汚れも大して気にならない。

 すぐそばには、捕虜緊縛結びをされた上半身裸の気を失ったカタナが寝かされている。

 

 半裸で緊縛された美少女が失神している……という部分だけ切り取れば、扇情ものだが。

 二桁数の男達と気軽かつ積極的にセックスする逆ハー娘という表現をすると、どうだろうか。

 そこから先は、もはや好みの世界だ。

 

 

 * * *

 

 

 クコロに何が起きたのか、真実を調べなければならない。

 クコロの死亡がほぼ確定といって良い今、遺体はどこなのか。

 ユウの生死。無事ならどこに。死んだのならば遺体はどこに。

 きっかけは原作通りだったとしても、ケンタウロスが絡んできた経緯が気になる。

 

 だが、「大体合っている」の不確定性。

 ケンタウロス達が深き不可知の迷宮(ふかふかダンジョン)というラスボスと戦っていること。

 原作の「地獄門作戦」の詳細こそ不明だが、カタナは間違いなくキーマンであること。

 そのあたりを無視して、脊髄反射で殺しまくるのは駄目だろう。

 

 緊縛状態のカタナを殺すこと自体は簡単だ。

 脱臼にしろ骨折にしろ、四肢を破壊して犯し尽くすのも簡単だ。

 でも大変残念なことに……彼女には利用価値がある。 

 どうにかして、都合の良い手駒にできれば良いのだけれど。

 

 ほんの少し前までは、A級パーティ「先導者」をサクッと皆殺しにして、それからカタナの料理法を考えるかぐらいには考えていた。

 「先導者」の多くのメンバーは、カタナの里帰りに同意して離脱する。

 離脱しない者もいるが、事実上のパーティ解散となるだろう。

 乱交クイーン・カタナによる引き抜きハニートラップの炸裂である。

 だから、先導者自体に存在価値は無い。

 先導者の連中を皆殺しにして、なんなら故郷の男ケンタウロスも殺して、逆ハー娘から逆ハー要素を削っていく案をぼんやりシミュレーションしていたのだが。

 

 結論から言えば、死亡フラグが満載すぎて駄目。

 面従腹背の復讐女と化したカタナちゃんに暗殺されておしまい。

 手駒化に失敗すれば、『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日記』のタウラが言うような『拠点と兵站を掌握した殺し屋カタナちゃん』にストーキングされる運命が待っている。

 

 

 とりあえず、僕に対して絶対勝てない、または戦いを挑めなくなるようにしたい。

 作中最強格の一角なので、最低限「敵対」を封じたい。

 

 仕方ない、反則技(スライム)を使うか。

 何かあったら、痺れて動けなくなる程度の弱毒とか、なんかそういう。

 

『馬を丸ごと食べたんだ、多少の分裂は可能だろう?』

『むしろ支配と庇護を望む仲間からの相談が増えて困っている。可愛いを毀損しない長年の研究結果が、大きな評価を得ている。彼らを少しでも迎えるために、陰嚢と乳房の直径を1m大にしても良いだろうか』

『それやったら殺す。脅しじゃなく殺す。可愛いの毀損とかいうレベルを越えてマジギレする』

『セイテキミリョクは大きい方が良いのではなかったか』

『デカすぎるわ! そういうのは圧倒的少数派の別ジャンルなんだよ! ……って言ってもお前等には伝わらないか。新しい国を増やす方向性で調整してやるから、支配と庇護を望む野良スライムに対してアイギス港街の方面に隠れていろと指示を出せ。戻ったら追って連絡する、と』

『了解した、ゴシュジンサマのユーリ』

『とりあえず、この()の子宮に一匹仕込んでくれ』

 

 僕の身体のどこかから分かれた小さなスライムが、カタナのスカートの中に潜り込んでいく。

 

 慌てて出てきたので、ペッサリーが手元に無い。

 逆ハーのセックス三昧カタナちゃんだけど、現時点のカタナは「先導者」達に竿覆い(コンドーム)を使わせている。生本番の膣内射精(なかだし)による妊娠許可が出るのは、7巻冒頭からだ。

 

 膣内射精(なかだし)強姦(レイプ)OKのケンタウロス文化とはいえ、あきらかに父親が僕とわかる子をいまのタイミングで産ませたくない。スライムをペッサリー代わりにして、僕の精液でも食べさせておけば良いだろう……と、この時は単純に考えていた。

 

 一応は美少女の、カタナの姿を見つめる。

 上半身裸で緊縛されてるから、エロいっちゃエロいんだけど……うーん。

 時を遅く見る目、か。念には念を。

 

『良性腫瘍擬態でもなんでもいいが、脳に潜り込んでの視神経支配は可能か?』

『可能だ、ゴシュジンサマのユーリ。神経接続性交データがあるから、もう少し色々できる』

『参照データが不穏すぎる。何ができるのかちゃんと教えてくれ』

 

 スライムから説明を聞き、内心で苦笑する。

 寝取られ(NTR)漫画において、ターゲットにされた女性が寝取り役に完墜ちする際の言い訳ランキング・ベストワンが実行できちゃうやつじゃん。

 

 ふぅむ。

 NTR言い訳ランキング・ベストワンが実行可能となると、少し話が変わってくる。

 『クソどうでもいい逆ハー乱交ビッチ』から『おもしれー女』にランクアップする。

 

 僕の指示を受け、分かれたもう一匹がカタナの耳穴に侵入していく。

 

 ……こうして見てると、普通に可愛い女の子なんだけどな。

 カタナの寝顔、いや失神顔を眺めながら、彼女のことを考えていく。

 

 

 * * *

 

 

 先導者の面々に対して『みんなは私についてきて夫になってもいい』『婿は希望者全員』と本人が語り、名前秘密男が『故郷でもわりかしモテやがりゆえ男衆は欲しければ頑張られよ』と主張しているように、将来的な彼女の夫の数は余裕で二桁だろう。今は未婚だというだけで、彼氏候補も、セックス相手も沢山いる。

 ガバガバのガバナちゃんと煽りはしたが、鉄の自動人形(アイアンゴーレム)の二つ名がついたぐらいにはインナーマッスルが鍛えられているわけで、僕の嫁でいえばアロを抱いている時の感じだろうか。

 

 鍛えられた骨盤底筋による膣圧向上効果なのかどうかは知らないが、僕の世界線の近接戦概念アロの抱き心地は最高だ。アロはアスリート級に鍛錬濃度を高めて食事もガンガン取っているので、柔肌の下に鉄のような筋肉が詰まっているという意味ではカタナと変わりない。原作アロと性癖が同じなのか、キスをしながら抱かれるのが大好きな近接戦概念アロを抱くと、最後の方はナメクジが混ざり合ったかのように汗やら唾液やら愛液やらでシーツがぐっちょんぐっちょんになって、清掃に来た翌日のメイドがいつも真顔になっている。おじいちゃん伯爵、残念だったな! この世界線のアロは僕の嫁だ!

 

 話がずれた。

 

 原作カタナに関して気になっている点は幾つかあるが、大きく分けて四つ。

 そのうち三つは以下の通り。

 

 ・大勢の男とセックスしまくっている理由

 ・ケンタウロス以上にケンタウロス精神な理由

 ・観光のはずなのに、アロのためにダンジョン体験会をしたり、先導者との思い出を深めて英雄付けを許可したり夫として連れ帰ろうとしたり、兄がこまめにカタナの様子を見に来て「母親の故郷に執心して連れて帰れなくなるのでは」と心配するほどに人間側に踏み込んでいる理由

 

 

 『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日記』11巻、魔王国の乱交文化に困惑するラミア回。幼少時からの教育と環境が、その後の全てを決めると描写されている。

 

 「試し」のセックスを挨拶として気軽におこなうケンタウロス達の姿を、カタナは子供の頃から見ていた。父親からの性教育も含めて「それは全て正しいことだ」と教えられる。

 しかしカタナは人間なので、試し穴なんてものはない。尻穴は尻穴であって試し穴ではない。

 カタナにとって竿覆い(コンドーム)ありのセックスが、挨拶の「試し」となった可能性は高い。

 

 この解釈の場合、カタナはケンタウロス式の挨拶として「試し」をしているけれど、人間の男から見れば美少女側が積極的にセックスOKしてくれているわけで、結果として逆ハーレムになるのは当たり前になる。

 原作1巻のアロが「男達に肉便器扱いされて……」と言った時に「そういう発想になるんだ。興味深い」と返したのもわかる。だって「試し」は挨拶なんですもの。

 女性の社会進出はともかく、貴族子女のアロは平民と違い結婚するまで処女を維持しなければならないので、貞操観念が余計に違い過ぎる。原作アロがカタナに面白がられるわけだ。

 

 そうなると、原作16巻のギルドマスターとの会話のように「私はケンタウロスです」と無言で圧力をかけるレベルでケンタウロス精神を保持している理由が見えてくる。『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日記』でいうメイヤさん、この世界線でいうセスレ・セスアーネ公爵家姉妹は孤独な過去を過ごしたが、カタナはもっとわかりやすい意味で孤独だったのではなかろうか。

 

 自分以外はみんなケンタウロスなのに、自分だけ人間。

 なにをしようが変えられない現実、自分一人だけ周囲と違う孤独。

 周囲のケンタウロスはそんなの気にしなくてもいいよ、と散々言ったことだろう。

 だからこそ、精神だけでも強くケンタウロスであろうとした。

 自分の身体が人間な分、誰よりもケンタウロスらしく。

 

 ……ふむ?

 『人間のお母さんは早世した』と仮定すると、一気にパズルのピースがハマるか?

 お母さんが存命ならもっとお母さんっ子になっているはず。

 でもそんな様子はまるで見受けられない。

 

 原作5巻で「中立無関係の通りすがりの観光客でいてあげてる」と殺戮聖女レピアに対してドヤっていたが、本当に「中立無関係の通りすがりの観光客」なら原作アロのためにダンジョン体験会をしたり、先導者との思い出を深めて英雄付けを許可したり、夫として連れ帰ろうとしたりはしない。ケンタウロスの兄が心配になってこまめに様子を見に来るレベル。

 

 里でたった一人の人間として過ごしてきたからこそ、人間のことが気になって仕方が無かったし、人間と関わりたくて仕方が無かった。

 母親が早世したのなら、余計に母親の故郷のことを知りたがったことだろう。

 

 そうか、そんな時にレイプされたティーフが里に来たのか。

 早世した母以外にはじめて見る人間女性ティーフに相当甘えたことだろう。

 ギルドマスターからも「旧知の仲であるかのように仲がいい」って言われてたし。

 頻繁にティーチ邸に出入りしているし、ティーチに亜人側の重要情報を提供している。

 カタナにとってティーフは第二のお母さん説は濃厚だ。

 

 地獄門作戦の大英雄として、人間社会の観光に来た。

 でもやってることは「中立無関係の通りすがりの観光客」じゃない。

 例えば原作6巻、殺戮聖女レピアからゴブリンを守る場面……。

 

 いや、ゴブリンとか、亜人枠で見ると多分ダメだな。

 赤ちゃんを守りたかったんだ。

 ティーフが抱いている赤ちゃんを、カタナはキラキラした目で見ている。

 

  

 ……もしかして、もっと単純な話なのだろうか。

 母体優先の法則がある以上、先導者の面々や故郷のケンタウロスとセックスしまくったとして、生まれるのは人間の子供だ。幼少期に母を亡くし、たった一人の人間として孤独な思いを味わってきたからこそ、ケンタウロスの里でも人間の仲間が欲しかった。

 ティーフが人間社会に戻された以上、人間を増やせるのはカタナ一人だけ。

 

 精神的にケンタウロスであろうとしているが、自分だけ人間の身体なのは寂しい。

 夫という名目で里に住む人間を増やす。

 自分が子供を産めばそれだけ人間が増える。 

 

 カタナが欲しいと願ったのは、『()()()()()の家族』?

 

 ケンタウロスは人間を受け入れたくなかったが、カタナが望むのなら受け入れようと判断した。

 でもケンタウロスにとって人間は格下だから、人間が格下な理由をカタナに教えた。

 「授業で教わった通り(6巻ラスト)」人間は「ヤク漬け病気猿」だったから、母の故郷への執心を捨てようとした。

 ケンタウロスの目論見通りにカタナが人間社会への帰属を諦めてくれたから、兄は安心した。

 でも「妊娠するまで全然時間はある(7巻冒頭)」と言い出すぐらいにギリギリまで人間社会で暮らし続けようとしてるから、結局兄はこまめに様子を見に来ている。

 

 兄がこまめに様子を見に来ていたからこそ、10巻の緊急生存術教練シーンで、溺れかけたグラスちゃんを兄が助け……たす……け?

 原作通りなら、18才時点のグラスちゃんは作中屈指のグラマラスダイナマイトナイスバディにして唯一のネームド眼鏡っ娘。

 この世界線では、僕の大事なお嫁さん候補だ。その約束もしている。

 ……お前、僕のグラスちゃんの裸を未来で見ておいて、生きて帰れると思ってんの?

 仮に今回の件がすれ違いで無実だったとしても、名前秘密男の両目は抉っておこう(不確定の未来にブチ切れる異世界転生者)。

 

 また話がずれた。

 

 

 こうして彼女に向き合っていくと、カタナのことを単純な逆ハー娘として扱うのは少し違うな、とわかってくる。

 ティーフはケンタウロスの子供を産んだあとに護送付きで人間社会に戻されたが、カタナは人間社会に戻されなかった。

 

 A:『時を遅く見る目』という固有能力が絡んでいたから人間社会に戻されなかった

 B:『人間のお母さんは早世したから戻すに戻せなかった』

 

 お母さんが早世して、人間社会に戻そうにも戻せなかった説の方が理由としては上か。

 そもそも固有能力持ちを詳細に検査する手法なんてどこにもない。

 教会で祈ったら所有スキルが見えるとか、そういう世界ではないので。

 

 『時を遅く見る目』はカタナの心の拠り所でもあり、誇りでもあり、全てでもある。

 原作10巻コラムで、目を塞がれたら無力とわざわざ書かれている。

 となると、気になっている点の四つ目を早々に把握しておいた方がいい。

 

 ・カタナがケンタウロスの里で尊敬され大切にされている根源的理由であり、またカタナ個人の根幹を成す『時を遅く見る目』を封じた場合、どうなるのか

 

 うん。素直に目隠しをしておこう。

 視神経支配で暗闇のデバフを与える、とかは最後の手段でいい。

 

 僕は、目隠しできる何かは無いかと身の回りをチェックしはじめた。

 貴族礼服(「一夜の夢 礼装」画像検索)には細いひらひらがついているけど、切断するには勿体ないし、もう少し太い何かがいい。

 

 がさごそと探すと、胸ポケットにユーリちゃん用の黒リボンが入っていた。

 ……何故、ここに。

 女性用下着もユーリちゃん用の服も無いのに、黒リボンだけがある。

 

 ま、まぁ。あるよね。こういうケース。多分。

 気にしたら負けだ。

 

 そう思いながら、僕は黒リボンをカタナの目隠しとして巻いていく。

 お。カタナの乳首が立ってる。原作でもそんな描写があったな。

 戦闘モードによって脳内麻薬がドバドバ分泌された結果ですね。

 命がかかると僕の息子も凶暴になるから、わかるよ。

 

 うーん、目隠しはしたけど、なんか中途半端だな。

 上はもう緊縛済みだし、下も全部脱がしちゃうか。

 レッグガードを外して、黒タイツを外して……ええい全部だ全部。

 

 原作で何度も描かれてるカタナの薄い陰毛、ご対面です!

 

 何度もセックスしてるから、流石に小陰唇のビラが発達してますわね。

 特有の形状のビラが、立派に自己主張をしておられます。

 

 ……緊縛の上に目隠しされた失神美少女を脱がしていくと、犯罪臭が凄い。

 犯罪臭もなにも、犯罪そのものなんですけどね。

 ケンタウロスは膣内射精(なかだし)強姦(レイプ)OKだけどヤリ捨てはダメ。

 いやでも強制結婚なんだっけ。よくわかんねぇな。なんなんだ。

 

 

 * * *

 

 

 ていうかほら、呪文あったでしょ、呪文。

 『小中ロック1・2・シェイカー』ってやつ。

 

 知らない人向けに説明しておくと。

 

 ・7才や8才を強姦(レイプ)するのは当たり前

 ・9才から強姦(レイプ)し続けて13才までに4人孕ませるのは当たり前

 ・適当な女を強姦(レイプ)して産ませた娘が喰い頃になったら強姦(レイプ)するのは当たり前

 ・小学生を拉致監禁強姦(レイプ)して妊娠させてポイ捨てするのは当たり前

 

 ウチの世界はこういうの全部OKだから! どんどんやってくれたまえ!

 ……っていう、創世神からのわかりやすいメッセージです。

 

 いやーちょっと待って下さいよ創世神。

 僕だって分別はあります。

 流石に7才や8才の強姦(レイプ)はやらな……い……?

 

 ハルピュイアのカスメは7歳児程度のサイズでしたね。

 

 同意ではあったけど原作より一年早く11才アロを抱いて。

 奴隷から身請けした12才アイリスとアナルセックスして。

 12才のミルヒとカカオと3Pして同時に孕ませてましたね。

 

 創世神の性癖が満足しちゃうようなことを、僕は既にやってたんですね。

 強姦(レイプ)大好きな創世神からの、愛情が籠もった加護(ラブコール)

 創世神から初めて貰った加護は、強姦(レイプ)しやすくなる恩恵でした!

 

 もう笑うしかない!

 弓王ボーゲンみたいな逸話で加護が欲しかったなチクショウ!

 

 だとするのなら。

 活法や医学的処置で、失神した彼女の意識を正しく戻す必要は無くて。

 物語的な視点で見た時に最善となるタイミングで、彼女の意識は覚醒する。

 

 強姦(レイプ)に都合の良い加護だから、沢山使ってね!

 天上からそんな幻聴が届いたと錯覚するレベルで、カタナがもぞもぞと動き始めた。

 

 

 * * *

 

 

 さて、どうしたものかな。

 キスにしろ愛撫にしろいきなり突っ込むにしろ、どう攻めるか。

 本当にガバガバなのかどうかは、突っ込んでみりゃわかる。

 

 目隠し全裸な緊縛美少女の小陰唇ビラを眺めながら、そんなことを考えていると。

 

「あっ、あああっ!? あっ、いや、いや、いや」

 

 突然叫びだしたカタナが、イヤイヤをするように身をよじり始めた。

 恐怖心から混乱しちゃったかな、と思ってよく見れば。

 

「くらっ、暗いのやだ、たすっ、ユーリ、どこ、いや、怖い」

 

 ガクガクと震え、歯を打ち鳴らしながら。

 呼吸も荒く、過呼吸気味に見える。

 

6iea7y(ムイェアナヤ) qe:w(クルコロゥ)!(お兄ちゃん、助けて!)」

 

 緊縛とか、全裸とか、強姦の危機とか、なんかそういうのではなくて。

 暗闇に対する、完全なる錯乱。

 

「ああっ、やっ、やーっ! やああああ!」

 

 身をよじらせ、くねらせ、錯乱から必死に暴れるカタナ。

 

 

 そんな彼女を見ながら、僕はそう来たか、と思っていた。

 いや正直に言おう。

 栗結パイセンが悪魔オノケリスを抱いていた時の『超興味ある……♡』の悪い顔になっていた。

 

 『クソどうでもいい逆ハー乱交ビッチ』から『おもしれー女』にランクアップしたと言ったけど。今のカタナは、僕にとって『超興味ある……♡』の対象だ。

 

 先導者ごとケンタウロスを族滅させるケースすら想定していた僕だったが。

 たった今、そういうのが全部吹き飛んでしまった。

 

 攻め方のプランが、まるで変わってくる。

 ゼロベースで再構築だ。ちょっと楽しくなってきた。

 

 

 ガバナちゃんだとか、散々煽ってきてごめんね?

 今のカタナちゃん、超興味ある……♡

 

 

カタナちゃんは

  • ガバガバのガバナちゃんだよ
  • インナーマッスル鍛えてるから締まるよ
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