ふかふかダンジョンでエンジョイ&エキサイティング!   作:RAP

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第97話 原作時間軸・先導者の崩壊

 

 緊縛したカタナちゃんを、悪い顔の僕が膣内射精(なかだし)強姦(レイプ)していた時。

 予想外のバタフライエフェクトがまたも発生していた。

 

 唐突に出かけたまま帰ってこないカタナちゃんを心配した先導者の面々が、カタナちゃんを探しにカタナちゃんが向かっていった方向に捜索を開始。

 その結果どうなるかというと、人数が10人規模に減ったけど、オークエンペラー・テオ、戦士長、ホヤクといったネームドを含むオーク帝国の少数精鋭な特務部隊とかち合うわけです。

 A級パーティとはいえ、自分達の人数と同規模の特務部隊、しかもネームド込みと出会ったらどうなるかといえば、語るまでもないですね。

 

 先導者リーダーのリードと、原作でジャン君を先導者に勧誘したイケメン冒険者タンレーが殿(しんがり)を務めて撤退を図ったが、皮肉にも殿(しんがり)を担ったその二名のみがギリギリ生きのびて、他の先導者パーティの面々は全員死亡した。

 

 ボロ雑巾のごとくズタボロの血塗れとなったリードとタンレーの二人が肩を貸しあい、ふらつきながら帰還していたところを、冒険者ギルドの重武装捜索隊(原作5巻29P)が発見。

 緊急措置として彼らの治療行為をおこなっていた時に、僕とカタナちゃんの二人がその場に出くわすことになる。

 

 僕達は僕達で、先導者の休憩場所に彼らがいなかったから、調査を終えて勝手に帰ったんだろうと思い込んで呑気に帰路についてました。

 リードとタンレーが「まだ生きてるか?」「なんとか……な」とシリアスにやってる中、僕達は休憩中にセックスしながら、いちゃラブのデート旅。

 カタナちゃんは「ちょっと出てくる」しかリードに伝えてなかったわけで、カタナちゃんの帰りが遅くなったのならそういうことも起こるよね。

 先導者の壊滅という事態にカタナちゃんは顔面蒼白となり、口をパクパクさせる鯉のようになってしまったので、仕方なく僕がそれっぽい説明をでっちあげた。

 

 『A級冒険者の僕はソロ冒険を楽しんでいたが、偶然出会ったカタナちゃんと意気投合して、偶然見つけたオーク帝国の隠し拠点を急襲。7530・マイナス5780木造基地を壊滅に追い込んだと思われるオーク帝国の新兵器を全て燃やすことに成功したものの、敵の攻撃が激しく、二名ではこれ以上無理だと判断して撤退。洞窟内で休憩していたところをカタナを捜索していた先導者達と不幸にもすれ違い、今回の悲劇が発生してしまった』

 

 7530・マイナス5780木造基地が壊滅したのも本当なら、僕がギルドに先導者達の目的地付近に向かう申請を出していたのも本当、オーク帝国隠し拠点の新兵器が全て燃えたのも本当。

 

 僕の発言内容を肯定するように、オーク帝国の特務部隊が去った後の焼けた新兵器しか残っていない隠し拠点が実際に発見された。捕虜女性が複数人いて亜人達に輪姦されていた痕跡や、カタナが拠点にいた全員と戦ったと思われる痕跡、なんらかの手段で新兵器のみピンポイントで燃やした痕跡含め、冒険者ギルドもリード達も僕の話が真実だったと受け入れるしかなかった。

 

 つまり、そういうことになった。

 

 いや、まさか。カタナちゃんが先導者を抜ける抜けない以前に、先導者が事実上壊滅するとは思ってなかった。

 カタナちゃんはリードとタンレーに謝罪したが、詳細を説明せず勝手にカタナちゃんが出て行ったことが全ての原因なので、ぶち切れたリードとタンレーはカタナちゃんに絶縁を宣言。

 慰めックスの発生すらなく、カタナちゃんはリード達と喧嘩別れに終わった。むしろリード達は即入院の診断をくだされたので、セックスをしている場合ではない。

 

 うーん。

 寝取られ(NTR)漫画において、ターゲットにされた女性が寝取り役に完墜ちする際の言い訳ランキング・ベストワンこと「寝取り役(ユーリ)以外とのセックスで気持ち良くなることが無くなり、性生活に不満を抱くようになる」という(トラップ)をカタナちゃんの脳に潜入させてるスライムに指示済みだったんだけど、なんか全部無駄になっちゃったな?

 

 で、その結果どうなったかというと、因果が変なことになって――

 

 

 * * *

 

 

「道を開けろ!」

「捜索隊が帰ってきたぞ!

 

 ゴト、ゴトという音を立てながら、沢山の遺体を載せた大きな荷車がアイギスに運ばれてくる。

 

「メカクレさん……!」(7巻19P)

「ヒゲーオさんまで……」(7巻21P)

「カリュタカ!」(6巻121Pコマ右)

「カリュヒクーさん!」(6巻121Pコマ左)

「あああああああっ!」

「センドモブぅぅぅっ!」(先導者モブ)

「嘘だろ……」

 

 

 A級パーティ「先導者」の突然の壊滅に、冒険者ギルドをはじめ関係者全員が騒然とする。

 

「報告!」

 

 涙をボロボロ流しながら、重武装捜索隊リーダーが報告する。

 

「A級パーティ『先導者』、●●・△△地点にて全滅確認! リーダーのリードとタンレーが重傷、カタナは無傷で生存を確認! 足跡及び現場の痕跡から、7530・マイナス5780木造基地を壊滅に追い込んだ、オークエンペラー・テオ率いる特務部隊と遭遇! 返り討ちにあったものと思われる!」

「木造基地の壊滅? そうか、あそこが……」

「槍上位ランカーのヒゲーオさんが負けるなんて……」

「オークエンペラー・テオが暗躍しているのか!?」

「マジかよ……」

 

 冒険者ギルド内が、ざわついていた。

 受付のお姉さんも、完全に青ざめている。

 ユーリがいたら「カマセドッグスで見た」と遠い目をしただろう。

 

 ジャンパーティは冒険の報告のために冒険者ギルドに来ていたため、その場に出くわすことができた。

 

 ゴーレム、レッドキャップ(白面金毛)とのニアミス。

 ダンジョン内のロッククライミング。

 ファイアードラゴンにブレスを喰らい、皆で川に飛び込んで逃げ、全員で裸になって鎧を乾燥させたりした。

 

 鎧乾燥イベントで女性陣の全裸姿に興奮したままのジャンが、アイギスに帰還したその夜にナァル・ナギ・ウォルと4Pを堪能したり。欲求不満だったアロは、丁度良いタイミングで帰還していたユーリを捕まえて、散々搾り取ったりした。

 全員が欲求不満を解消できてお肌ツヤツヤ状態で、冒険者ギルドに報告に来ていた。

 

「オークエンペラー・テオ?」

 

 首を傾げたアロに、答える声。

 

「オーク帝国なるものを作っているとされている、亜人達の頭領だ」

「ティーチ教官……」

「お前が会った奴だよ、ジャン」

「えっ」

 

 ティーチ教官の説明に、ジャンは思わず驚愕する。

 友達になっちゃったあのオークか、と苦笑いを浮かべる。

 

「ああアロ、ジャン君、丁度良いところに」

「あっ、ユーリさん」

 

 ジャンが振り向くと、そこには『鳴神(なるかみ)』のフルメンバーが揃っていた。

 ユーリ、バーチェ、バト、ミルヒ、カカオが万全のフル装備状態。

 ついでにいうなら、ユーリの服の袖をつまんで大人しくしている青みがかった黒髪ボブヘアの美少女が一人。

 

「カタナ!? なんでカタナ?」

 

 アロが驚く。

 ユーリは苦笑しながら説明する。

 

「本当なら、アロの前にクコロという名の男爵令嬢を側室に迎える予定だったんだ。でも色々あって、彼女を側室に迎える前に、彼女は姿を消してしまった。……それでね、そのクコロと、もしかしたら僕の子供かもしれない男の子の発見情報があったんだ。その確認のために、僕達はこれから絶望の草原に出かけてくる。カタナちゃんは、諸事情で暫く『鳴神(なるかみ)』に加入だ」

「カタナが!? カタナは音見できないんでしょ!?」

 

 アロが驚く。カタナは無言でコクリと頷く。

 ユーリは困ったように頬をかく。

 

「んー。色々あるんだよ、色々。アロの成長を考えると、アロはジャンパーティの方がいい。実際、斥候としての体力も実力もどんどんあがっているだろう?」

「それは……そうだけど……」

「SA、S準B、SD、SD、SD、SF? 酷いパーティですね」

 

 ジャンが指折り数えて、すっげぇ、と笑う。

 バトとカタナが揃っている時点でドリームチームだ。

 ユーリは内心苦笑しながら、肩をすくめる。

 

「ジャン君だって音見をマスターすればSのBだ。なぁに、すぐだよ」

 

 ティーチが舌打ちする。

 

「絶望の草原には行くなという、冒険者ギルドの指示を無視しやがって」

「知ったことか。僕達は自由を尊ぶ冒険者だ、そうだろう?」

 

 笑顔でユーリが答える。

 ユーリの服の袖をつまんだまま、申し訳なさそうなカタナ。

 はぁ、とティーチのため息。

 

「白面金毛の目撃報告もある。暫くはレイドを組んで、20人以上の多人数で行動し、夜間を外で過ごすのは避けろ。……『鳴神(なるかみ)』はもう、好きにしろ。お前等には何も言わん」

「ウチにユーリに、カタナちゃんまでおるんやで? 『鳴神(なるかみ)』だけで20人以上と数えとき」

 

 バトがドヤ顔をする。

 実際、アイギスの冒険者ギルドの上澄みが勢揃い状態なので、臨時扱いとはいえカタナまでいる『鳴神(なるかみ)』に相対するには亜人とてどれほどの戦力を用意すればいいのか完全に不明である。

 

「白面金毛、ねぇ……」

 

 なるほどそんな時期か、とユーリは手を顎にあてる。

 絶望の草原に同行できないアロは、開き直ってジャンパーティに提案する。

 

「明日、ミッションを受けてみない?」

「定期調査任務はどうですか? 1日で帰ってこれるようですし」

 

 壁に貼られているミッションの中から、ナギが選択する。

 ウォルが悩む。

 

「20人以上でレイドを組め、と言われましたがー」

「いっそのこと、レイドを募った方が早そうっす」

「うーん……新人も一緒に、実地訓練目的のレイドってことで集まらないかな」

 

 ナァルとジャンが唸っていると、新人パーティの人間が声をかけてきた。

 

「訓練目的のレイドなら、俺たちも参加していいか?」

「参加する!」

「俺たちもだ」

「ええ、歓迎するわ」

 

 アロがにっこり笑顔を見せる。

 

 会話の流れを聞きながら、ユーリは考える。

 原作ではカマセドッグスの敗北を糧に、ジャン達は白面金毛を追い詰めていく。

 でもこの世界線では、既にカマセドッグスはいないわけで……いや、そうじゃない。

 絶望の草原に同行させようかと思っていたけれど、彼らは白面金毛(こっち)につけるか。

 

 それなら、皆の成長のためにも余計すぎる助言は不要だろう。

 カマセドッグスの敗北情報無しに、白面金毛と相対するぐらいで丁度いい。

 

「ジャン君」

「なんですか? ユーリさん」

 

 ユーリは左手の拳を握り、右手で軽く二回叩く。

 

「教えたこと、忘れないでね」

「はい!」

「アロ。色々悩んでるみたいだけれど、套路(とうろ)をゆっくり分解するようにやってみて。きっと何か掴めると思う」

「……うん、わかった。ありがと、ユーリ」

「帰りがいつになるかは断言できないけれど、なるべく早く戻るよ。じゃぁね」

 

 ユーリはアロに軽くキスをしてから、片手を挙げて去って行く。

 バーチェ達はユーリに続くように、皆に軽く手を振って去って行く。

 

 『ふかふかダンジョン攻略記〜俺の異世界転生冒険譚〜』の主人公、ジャン。

 『最強のレッドキャップは害獣駆除に奔走する 〜頭おかしい連中が絶滅戦争仕掛けてきてるので一匹残らず駆逐しますね〜』の主人公、白面金毛。

 

 物語が、打ち切りにならないといいね? 白面金毛さん。

 ユーリは内心でそう呟いて、笑う。

 

 

 * * *

 

 

 セルヨーネ侯爵家の特殊部隊、犬狼(けんろう)

 リーダー兼近接のカマセ、斥候兼狩人のハンティ、スナイパーのクロス。

 

 これを日本の戦国武将で言い換えると、大体以下のようになる。

 

 イケメンで人望厚い指揮官で薙刀の名手でありながら負け戦で退却せず若くして戦死した、長宗我部信親(ちょうそかべ のぶちか)

 伝説級の弓の名手で長生き爺さんなのに信長の野望に登場しないから知名度の低い、大島光義(おおしま みつよし)

 初陣から弓で敵武将を負傷させ、数十m離れた鴨を射落とす技量があり近接戦も強い立花宗茂(たちばな むねしげ)

 

 カマセさんとハンティ爺さんとクロス君を組ませるというのは、そういうことです。

 異論は受け付けます。

 

 

 アイギス内の、何の変哲も無いアパート的建物。

 ここは外見こそ普通だが、中身は丸ごと全部、特殊部隊犬狼(けんろう)用の建物だ。

 身分証明証や合い言葉無しに入ろうとすると普通に殺される、そういう場所。

 そんな建物内の休憩場所的部屋に、手紙を手にした老人がはいっていく。

 

「リーダーさんよ、ようやくの出番だ。白面金毛への嫌がらせ任務だとよ」

 

 原作1巻冒頭で登場しているジャンの師匠こと、ハンティが苦笑しながら手紙を放る。

 テーブルに着地した手紙を奪うように、ソファに座っていたカマセが拾って中身を読んだ。

 

「明日未明までに『373・マイナス865地点』を狙撃できる箇所を調査の上、布陣して待機せよ。ジャンパーティを中心としたレイドが、明日の日中に該当ポイントに向かい、潜伏中の白面金毛と遭遇戦予定……? なんだこの予言じみた命令は」

 

 カマセの後ろから覗き込むように、クロスが命令書を読む。

 

「『30人以上が入り乱れる戦いになるので、身体が大きく当てやすいオークか、日中で動きの悪い女レッドキャップを優先に』……ハッ、マジで予言だな」

「『潜伏場所の岩棚へのルートは北の一箇所だけだが、連中はその気になれば100mぐらいの崖は平然と飛び降りるので注意』ねぇ。随分と優しい忠告をくれるボスじゃねぇか、なぁ?」

 

 ハンティが呵々大笑する。

 クロスが肩をすくめる。

 

「訓練にも飽きてきたところだ。日を跨ぐ前に出発して、早い内に下見しようぜ。最高の狙撃ポイントを割り出したい」

「ふむ……狙ノ一改の予備ボンベとカートリッジを優先に。戦荷車(ウォーワゴン)のオプションはどうする?」

 

 カマセがクロスを見る。

 クロスはハンティを見る。

 

「儂は、あのワキュウとやらがお気に入りだから、あれがあれば他はなんもいらん」

「爺さんの弓はちょっとばかし頭がおかしすぎるぜ……」

 

 クロスはげんなりしながらハンティを見る。

 この爺さん、自分の大型クロスボウの限界より先を平気で射貫きやがる。

 

「緊急遭遇用のリピット……いや、リーダーの近接の強さを信じる。オプションはリピラス」

「リピラスだな。換装しておく。俺は大弓槍一つあれば事足りる」

 

 クロスの要請に、カマセは頷く。

 ハンティは、室内で待機しているメイドに声をかける。

 

「エロモーブさん、冷たい水を。……大弓槍は便利過ぎてどうもなぁ」

「はい、ハンティさん」

 

 メイド姿のエロモーブはにっこり笑って答える。

 カマセは、ハン、とあざ笑うように。

 

「便利ならそれに超したことはないだろう」

「ワキュウの方が小回りが利く」

大弓槍(コンパウンドボウ)にそんなこと言える奴は大陸中で両手の指の本数以下だろ……」

 

 クロスが呆れ顔を見せる。

 カマセは叫ぶ。

 

「アテウマ、ヒキタテー、来てくれ!」

「「はーい!」」

 

 メイド姿のアテウマとヒキタテーが揃って入室してくる。

 

「初陣祝いだ、今日の飯は豪華に。あと、一週間分の保存食も頼む。三人分」

「了解です!」

「お任せ下さい!」

「よし! 出発は今夜23時とする、1時間でいいから仮眠をとっておけよ」

 

 勢い良くカマセは立ち上がり、左の手のひらを右拳で打ちつける。

 

「初陣が白面金毛への嫌がらせとはな……最高だ」

「……頼むから先走りはせんどくれよ?」

 

 冷たい水を飲みながら、ハンティは苦笑する。

 いつでもこんなのが飲めるだなんて、良い時代になったものだ。

 ハンティは窓の外を眺めながら、流れる雲に冷たい水で乾杯した。

 

 その日の夕食として出たヤハジキガメの唐揚げとチャーハンは、大変美味だった。

 矢が飛んできても大丈夫でありますように、という彼女達の願掛けだ。

 こんな人生も悪くない、とカマセは冷えたビールを一気飲みした。

 

 以前、殺戮聖女レピアと飲みに出かけたが、御使いとやらの監視がウザすぎた。

 その件を上に報告したら、御使い全員の性癖が書類にまとめられて返ってきた。

 その時はその時で、自分のボスの情報収集能力に大笑いしたが。

 緊急の任務のくせに、ここまで事前情報を調査済みの仕事なんてあるのかよ。

 クロスは苦笑しながら、おいしい唐揚げを頬張り、チャーハンをかきこんだ。

 

 なお、ヤハジキガメは強精剤として薬になるほどの高級食材である。

 エロモーブもアテウマもヒキタテーも、それを知っていたから全力で男達から搾り取った。

 任務前のセックスだったので、少しでも早く出して貰おうと女性陣が頑張りすぎて、時間こそ短めだったが濃厚なセックスタイムとなった。

 ハンティはアイギス港町にある、セルヨーネ侯爵家経営の高級娼館のVIPパスポートを貰っていたが、久しぶりの戦場を前に血が滾って仕方が無かったので、黙々と装備の手入れをしていた。

 

 

 準備を終えた犬狼達が『373・マイナス865地点』に向かった頃。

 

 白面金毛はアイギス南門に単身襲撃をかけ、死者三名・重傷者五名を出す嫌がらせに成功して大喜びしていた。

 他の白面金毛チーム、オークのトンドンとレッドキャップのワインはセックスに夢中で、戦妻のクリムとローズは甘いお菓子を作るのに夢中だった。

 

 人類側が負った経済的損害、日本円にして約二億円。

 深夜に狙撃ポイントを調査していた犬狼達に気づけなかった白面金毛チーム、プライスレス。

 

 

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