リムル=テンペストとかいう魔王を敵視する元一般人のはなし   作:クレイマン推し

1 / 1

もう、リムルは魔王になっていろいろしてます。
webの完結後からスタート。
作者は書籍勢なので、webは曖昧気味なのでお手柔らかにどうぞ。


一般人スキルを手に入れる

 

俺はいつも通り、コーヒーを片手に新聞を読んでいた。

それはいつも通りのルーティン。

ちなみに、俺は生粋の甘党である。ミルクと砂糖はたっぷり。

砂糖なんかは割と高級品ではあるが、俺の仕事上そこまで負担なほどの額ではない。それに、趣味といったものがなく、他に金を消費するものもない。使うとしたら、巨乳のエルフのお姉さんに貢ぐことだけだ。

エルフのお姉さんを頭に思い浮かべながら、もはや白い。コーヒーと呼べないそれを優雅に飲む。

俺の日常のささやかな癒しのひとときである。

いやはや、甘いものは素晴らしい。

思い瞼。

最近は寝る時間が遅かったので、いつもより眠気が酷いが、この一杯のコーヒーで気分は爽快になる。脳が活性化していくのを、感じる。

とてもイイ。

ただ、眠くないか、と聞かれればそんなこともない。生理的欲求はある。普通に睡眠不足だ。ただ脳は回転している。

隈が酷いことになっているであろう目元を手で擦った。

鏡で今の自分を見たら、目がバキバキに開いて隈が厚い、ザ不健康なお手本になっているだろうと予測する。以前鏡を見たのはいつだろうか…

思わず、欠伸が出た。

 

 

 

は?

 

 

 

もう一度、目を手で擦る。

何度見ても、それは現実のことであった。

俺の視線は手元の新聞に注がれていた。

新聞の一面には、一つの大きな話題が取り上げられている。

見出しはこうだ。

魔国連邦(テンペスト)またもや新技術開発か』

これ、俺が昨日まで必死こいて研究していた、技術だ。

なんで、魔物が俺の研究していた技術を、知っている?

は、…え、は?

困惑のあまり、ぐるぐると頭のなかで疑問が回っていた。

本当に疑問でしかない。この技術は、アイデアは俺だけが独占しているものだと思っていた。

どこから、漏れた?

スパイで技術が漏れることを恐れ、俺は一人で研究を行っていた。俺は業界では変わり者扱いされ、一緒に研究したいだとか言う者もいなかったし、俺もその状況を、好都合だと気に入っていた。家族も友人も、知人もほぼいない。

交流関係など、学生時代に置いてきた。

学生時代も、人間関係は地を這うレベルだったということだけ、言っておく。

俺は人間不信なのだろう。学生時代、関わってくる全ての人間が俺の技術を盗もうとする輩としか思えなくなるという現象に、陥っていた。

今も、それは変わらない。

それで、いいのだ。

そう思って、交友関係も無く、仕事に没頭し、プライベートなんてほぼ無かった。もう少し、あと少しで、開発は完成するところであった。

成果が、出るのは目前だった。

そして、公表して世のスクープを、掻っ攫うはずだった。

それが、先を越された。

 

 

 

 

 

俺の全てを、奪われた。

魔国連邦(テンペスト)だあ?

ふざけんな。

魔国連邦(テンペスト)といえば、軍事力と経済力に、優れた大国である。大魔王リムル=テンペストが国を治め、この世界はこの国を中心に回っていると言っても過言ではないというほどに発言力、発信力を持った国だ。

魔王は怖い、力で優っているので、武力はもちろん通じず、そして経済力も優っているときた。打つ術がない。

完全勝利をおさめている。

当然、研究も盛んだった。新技術は全て魔国連邦のものか、魔国連邦と他の国が共同で開発したものかの二択だった。

学生時代、魔国連邦の高い技術をその目で見ようと、魔国連邦に実際に行ったやつがいたはずだ。観光業も潤っていて、帰ってきたやつが土産を配っていたのを思い出す。ちなみに当然のごとく俺にはコミュニティが無かったので、土産なんて言うものは、貰ったことは無い。

はは、惨めだ。

もはや、怒りより、惨めが先にくる。

俺の全てが無くなった。

いろんなものを削ってきた人生だった。家族も友人もいない。孤独で、人肌に触れる機会はエルフのお姉さんだけだった。てか人ではなく、エルフだ。エルフ肌?まあいい。

とにかく、疲れた。

もう、諦めよう。

全て投げ出してしまおう。

どうでもいい。

何も無い。

生きがいが無くなった。

死のう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何分経っただろうか、ぼーっと空中を、見つめていた。

このまま何も考えず、意識が無くなってしまえばいいとすら思った。俺は怖がりな人間なもので、死にたいとか思いながらも、怖くて自ら自分の命を断つことなんてできやしなかった。

人間、いつだって、どんな状況であっても死ぬことは怖い。

俺の人生つまんねえ人生だったな。こんなことなら、友人でも彼女でも作っておけば良かった。

◯◯しておけば

そんなことを思っても、それはただ虚しいだけだ。

ばっかだなあ。

はは、

は、

 

 

 

 

いや、待て。

元の話しに戻る。

俺の技術だよな?

俺のアイデアだよな?

魔国連邦は武力に秀でている。もちろん魔王個人だけで無く、その部下、国民も強い。

大国なのだ。なら、隠密に長けたものがいても不思議ではない。そういう情報を扱う部署もあるだろう。そして、あいつらは魔物だ。人では到底辿り着けない領域にいるのだろう。

これは、研究を盗まれた、か?

いや、いやいや。それは、それは。

は、ぶっ殺すぞ。

俺が人生かけてやってた研究を、

俺の人生を

俺をなんだと思ってる?

これだから、魔物は

やっぱり

殺サなイと、な?

な?

な?

な?

な?

な?

誰か答えろよ。

あは、そっか、俺一人しかいないんだった。

 

 

 

 

『確認しました。

ユニークスキル「孤独者」を獲得しました。』

 

 

 

幻聴が聞こえた。

俺は構ってちゃんかなんか、かな?

てかさ、研究盗られたけど、俺出資して貰ってるんだよね。

…どうにか、生存の意思を保ったけど、経済的に死ぬかもしれん。

殺意湧いてきた。

リムル=テンペスト?一発殴らせろ。

魔王殴ったら死ぬわ。一般人舐めんなよ。




取り敢えず、一話だけ投稿してみた。
原作で、普通に他国の研究とか盗ってそうだけどね。アイデアに、テンペストの技術力も合わさって最強説。そう言う意味ではソウエイ一番強いと思うんだ。
オリ主がリムルを殴るために頑張る話です。
リムル殴ったとして、配下のみんな激おこでオリ主死亡案件。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。