Dr.クロのスピンオフ集!   作:Dr.クロ

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注意、この作品はグランブルファンタジーに出るキャラが出てきます。
また、別作品のロボットに乗ったりもしてるのでそう言うのが嫌な人はブラウザバックしてください。
良い人はお読みください


原作の46話と47話の間でのお話です


空駆ける幻想の世界より来たりし者達・前編

Dr.ヘルからの五日後に最後の戦いと言う宣戦布告のに備えるZEXIS。

 

そんな宣戦布告からの翌日、ゼロもといルルーシュは熱海を観光していた。

 

ルルーシュ「対策を考えておきたいのだがな……」

 

香鈴「どんな機械獣軍団で来るのかによって対策を練らないとな」

 

カレン「ホント、種類多いわよねこいつら」

 

ぼやくルルーシュのに前を歩く香鈴とカレンはANに渡された機械獣図鑑を見ながらそう返す。

 

ルルーシュ「……そう言いながら、俺を荷物持ちにしないでくれないか2人とも;」

 

そんなルルーシュは両手に2人によって色んな所を回って買ったお土産類が握られていた。

 

香鈴「デートで荷物を持つのは男の役目だろ?」

 

カレン「良いじゃないルルーシュ。最近鍛えてるんでしょ?それの延長線で良いじゃない」

 

当然とばかりに返す香鈴のにカレンは続けて言う。

 

違わなくないかと呆れるルルーシュのにふふっと笑うカレンだがその頬は赤い。

 

カレン「(これって、デート。デートだよねもしかして!)」

 

香鈴「(あ、カレン今頃になって気づいたんだ。ホントに初心いな~)」

 

ドキドキしてるカレンに香鈴も楽し気に笑う。

 

ルルーシュ「やれやれ、この場にC.C.がいないのは幸いか……?」

 

ふうと息を吐いてからルルーシュはふと振り返る。

 

香鈴「確か熱海のピザ巡りに行ったんだよな?」

 

カレン「ホントC.C.はピザに目がないよね……ルルーシュ?」

 

話していて、振り返ったカレンはルルーシュの様子に怪訝となる。

 

どうした?と香鈴も話しかける。

 

ルルーシュ「いや、気のせいだったようだ」

 

カレン「そう。ならいいけど…」

 

香鈴「…なんか気になることでもあったか?」

 

そう問われてルルーシュは困った様に頬を掻く。

 

ルルーシュ「誰かに見られた様な感じがしただけさ」

 

香鈴「ルルーシュはかっこいいから見られるのも仕方ないんじゃないか?」

 

カレン「そ、そうね。ルルーシュは顔も良いしね」

 

素直に言う香鈴の後にカレンが恥ずかしそうに言う。

 

ルルーシュ「そんなものか?」

 

カレン「そ、そんなことより観光続けよう!」

 

香鈴「そ、そうだな!」

 

そう言って2人はルルーシュの腕を掴んで走る。

 

それにおいとルルーシュはなすがままに連れていかれる。

 

そんなルルーシュの勘は当たっていた。

 

???「あっぶな……やっぱルルーシュさんは勘が良いな」

 

???2「危なかったな。大人に入れない所に隠れれるって事でオイラ達で行ったのは正解だったな」

 

そんなルルーシュ達を大人では見え難い場所で眼鏡をかけた少年が安堵の息を吐いていて、その腕の中には蜥蜴の様な生物がいた。

 

???「まぁ、今の所、あの人が危惧してる感じには見えないな」

 

???2「確かにオイラから見てもヤバいって感じはしねぇな……やっぱアルベールも連れてくりゃあ良かったかコナン?」

 

真剣な顔で呟く少年に蜥蜴はぼやく。

 

???「あの人はあの人で目立つからな……まぁ、ないものねだりしても仕方ねえし、後を追う事を再開するか」

 

???2「ようし、今度も気づかれずに行こうぜ」

 

そう会話してから歩き出す。

 

 

 

 

不思議に思いながらもルルーシュ達はそのまま買い物を続けた。

 

ルルーシュ「な、なあ2人ともどこまで買いに行けばいいんだ?」

 

カレン「ん~。つい沢山買いすぎちゃったわね」

 

香鈴「ルルーシュもそろそろ限界そうだし、一回休憩するか」

 

最近鍛えているとはいえ、大量の荷物に限界なルルーシュにカレンと香鈴は苦笑して休める場所を見つけ、座れそうな場所へ座る。

 

一息ついてからルルーシュは熱海の光景を目に焼き付ける。

 

ルルーシュ「数日すればここも戦場になるか……」

 

香鈴「…そうだな」

 

カレン「…なんとしても勝たないとね。Dr.ヘルとの決戦に」

 

各々に決意を固めていると、爆発が起こる。

 

カレン「爆発!?」

 

香鈴「バカな!?約束の日になってないぞ!?」

 

ルルーシュ「いや違う。これは…!」

 

突然の爆発に驚く2人にルルーシュは爆発音のした方へ見る。

 

そこにはアクシオが数機、ロケットランチャーで熱海の各地を攻撃している所であった。

 

ルルーシュ「ちい!こんな時にテロリストか!」

 

香鈴「Dr.ヘルとの決戦前を狙ってきたのか…!」

 

カレン「バカな事を!」

 

呻きながらカレンは通信機を取り出す。

 

カレン「扇さん!今斑鳩に戻るから紅蓮の準備を!」

 

香鈴「AN!蒼天の準備を頼む!」

 

各々に通信をした時、一体のアクシオが何かに切り裂かれる。

 

それに他のアクシオが攻撃を仕掛けるがその何かはすぐさま避ける。

 

テロリストへ攻撃を仕掛けたその機体は……ランスロットであった。

 

ルルーシュ「ランスロット!?」

 

香鈴「ってことはスザクか!?ラウンズがどうして熱海に…」

 

カレン「…ちょっと待って。あのランスロット、色違くない?」

 

驚いていた2人はカレンの言葉で改めてランスロットを見る。

 

確かに本来ならば黄色の部分が、目の前のランスロットは青空の様な水色のカラーリングになっていた。

 

マーヤ「ルルーシュ」しゅん

 

ルルーシュ「うお!?マーヤか、ホントいきなり止めてくれ;」

 

そこにマーヤがニンジャの如く現れて、ルルーシュは驚く中でマーヤに仮面を被せられて顔だけゼロになる。

 

マーヤ「これ、ゼロのスーツ」

 

ゼロ「いや、まぁ、スーツを届けてくれるのは良いんだが……」

 

カレン「いつもながら忍者みたいね。アンタ」

 

香鈴「心臓に悪く感じるなホント;」

 

マーヤの行動に3人が何とも言えない顔をする中でランスロットはアクシオを撃破して行く中で何かを察して飛び上がるとランスロットがいた地点にレーザーが降り注ぐ。

 

なんだとスーツを纏いながらゼロは飛んで来た方を見ると鴉の様なロボットが編隊を組んで飛んでいた。

 

カレン「か、鴉?」

 

香鈴「なんだあの機体は?」

 

戸惑う中で鴉のロボットはランスロットを攻撃して行く。

 

テロリスト側を攻撃していない事から目的はランスロットだけのようだ。

 

それをチャンスと見たアクシオ達もランスロットを攻撃する。

 

マーヤ「どうするゼロ?」

 

カレン「あのランスロットとそっくりなの助ける?」

 

香鈴「む?おい待て。なんかもう一機空から…」

 

ゼロ「なっ!?あれは!?」

 

確認するマーヤとカレンのに答える前に香鈴の言葉で見たゼロは驚く。

 

戦場に新たに色違いの紅蓮・聖天八極式が加入して来たのだ。

 

こちらも青空な水色になっており、乱入するとランスロットを援護し始める。

 

ゼロ「水色の紅蓮だと!?一体だれが…」

 

マーヤ「ゼロ。カレンが…」

 

香鈴「か、カレン。大丈夫か!?」

 

考えようとしたゼロはマーヤと香鈴の言葉にカレンを見る。

 

カレン「orz」

 

ゼロ「か、カレン?どうした…」

 

崩れ落ちているカレンにゼロは恐る恐る話かける。

 

カレン「……水色の紅蓮なんて…紅蓮じゃない…!!」

 

ゼロ&香鈴&マーヤ「(あ、あー……)」

 

その言葉に3人は納得してる間、ランスロットと紅蓮?はドンドン撃破して行く。

 

そこにZEXISが駆け付ける。

 

AN《み、水色のランスロットと紅蓮が一緒に戦ってる?》

 

扇《これ、どういう状況なんだ…?》

 

シン《あの鴉の機体!コルニクスか!?》

 

カミーユ《なぜカメイラの機体がここに!?》

 

目の前の光景にZEXISの面々が戸惑っているとランスロットと紅蓮?は全てを倒し終える。

 

増援がない事を確認してその後に2機はZEXISの戦艦へと顔を向ける。

 

ハヤテ《…こっちを見てますね》

 

シオニー《だ、誰なんでしょうか?》

 

戸惑っているとそこに新たな機体が現れる。

 

それは外装の色が青空な水色であったが、ガウェインであった。

 

ゼロ「ガウェインだと!?」

 

カレン「ガヴェインまで水色!?」

 

香鈴「…ちょっと待て。あそこにいるのって…」

 

驚きの声をあげた後に香鈴が気づく。

 

ガウェインの背部から姿を現す様に……コスチュームの色を水色に染めてはいるがもう1人のゼロが現れる。

 

ゼロ「……水色に染める趣味でもあるのかあっちは?」

 

マーヤ「さあ?」

 

香鈴「アナザーゼロみたいなゼロの偽物か?」

 

カレン「あ、なんかしゃべるみたい」

 

水色ゼロ「……我々は、空の騎士団!私の事はそうだな。スカイゼロと名乗っておこう」

 

思わずなんとも言えない気分で呟くゼロにマーヤと香鈴は訝しむ中で水色のゼロ、スカイゼロはそう言う。

 

扇《す、スカイゼロ?》

 

玉城《なんだよー。またアナザーゼロみたいにゼロの偽物か?》

 

戸惑わずにはいられない面々にスカイゼロは言う。

 

スカイゼロ「私の目的はただ一つ、この世界のゼロだ」

 

クロウ《何?》

 

AN《この世界のゼロって…》

 

ハヤテ《黒の騎士団のゼロってことでしょうか?》

 

出てきた言葉に誰もが目の前の人物からゼロをすぐさま思い浮かぶ。

 

スカイゼロ「(この世界では複数のゼロと言う名前を持つのが存在してると言う事か)」

 

ゼロ「私に用か。スカイゼロよ!」

 

そんなスカイゼロのにマーヤから渡された拡声器でゼロが呼びかける。

 

扇《お前は一体何者だ!それにその水色の紅蓮とランスロットは…?!》

 

玉城《ってか!紅蓮が別の色は蒼天で十分だっつうの!!》

 

スカイゼロ「答えるのならば、そちらの知るのと同じだけと言って置こう。ゼロよ!お前が私の危惧する存在になっているか改めて確かめさせて貰う。その時を待っててもらおう(蒼天?紅蓮のそっくりさんがこの世界にあるのか?)」

 

そう言い残すとスカイゼロはガウェインの中に入り、紅蓮?とランスロットと共に宙域から離脱する。

 

ゼロ「わたしを確かめるだと…?」

 

カレン「どういうこと…?あのゼロは一体…」

 

香鈴「謎が多いな」

 

飛んで行った方向をゼロ達は見続けるしかなかった。

 

 

 

 

少しして、先ほどのスカイゼロのでハヤテ達は話していた。

 

ハヤテ「一体何者なんでしょうか。あのスカイゼロってのは?」

 

ガールズダブラス「ホント変わってるの!しかも水色統一とか変わってるの」

 

シオニー「『空の騎士団』って名乗ってましたし、空色で統一したんでしょうか?」

 

クロウ「まぁ、水色統一はともかく、ゼロの事を気にしてるのは分かるな」

 

首を傾げるハヤテにそう言ったガールズダブラスへクロウはそう言う。

 

Zちゃん「なんでスカイゼロはゼロの事、気にしてるんだ?」

 

コマンド「俺が見た印象は奴はこっちのゼロがどういう感じかを見極めようとしてる感じに見えたな」

 

首を傾げるZちゃんにコマンドはそう述べる。

 

シオニー「見極める…?ゼロをですか?」

 

ハヤテ「どうしてでしょうか?」

 

コマンド「そこまでは分からんさ、だが、その結果によったら奴等は敵になるか、はたまた味方か第三勢力になりうる可能性があるのは頭に置いといた方が良いだろう」

 

腕を組んで言うコマンドのに誰もがううむと考える。

 

クロウ「ま、そこらへんはあっちで話してるゼロやAN達次第かもしれねえな」

 

シオニー「一体何話しているんでしょうか?」

 

ハヤテ「気になりますね…」

 

そう纏めるクロウにシオニーとハヤテは呟く。

 

 

 

 

ゼロ「私としては、奴等を敵とは視難いとも言えるな」

 

集まって早々にスメラギ、ジェフリー、隼人、ANを見渡してゼロはそう言う。

 

AN「確かにその可能性が高いですね。こちらに対して敵意が全く感じられませんでしたし」

 

ジェフリー「あれはZEXIS全体より黒の騎士団に何かを見極めようとしてる感じに私は見えたな」

 

隼人「ジェフリー艦長に同意見だが、意外だな。喧嘩を売られていたのにその本人がそう言うとはな」

 

同意したANのにジェフリーは自身の見解を言い、隼人も続いてからゼロにそう言う。

 

ゼロ「もしも奴等が破滅の軍団と同じならばテロリストだけではなく、街を攻撃していても良い筈だ。だが、奴等はそれをせず、むしろ守る為の動き方をしていた」

 

スメラギ「確かに、動き方がそうだったわね」

 

AN「ってことは悪い人たちじゃないんでしょうかね?」

 

直に見て分析するゼロにスメラギも同意した後にANはそう言う。

 

ゼロ「民間の味方と言う意味でならそうでしょうが、私個人と言う意味ではどっちかになりうるでしょうな……無論善と悪の関係と言うのを入れていない敵か味方と言う意味でね」

 

ジェフリー「もう少し相手側を知る為にも相手の出方を待つしかないか……」

 

AN「ですが大丈夫ですか?あと何日かしたらDr.ヘルとの決戦ですよ?」

 

心配そうに言うANに大丈夫でしょうとゼロは返す。

 

ゼロ「もし私ならばそんな大事な事が迫っているのならば早めに事を起こすとします」

 

隼人「成程な、こちらを消耗させるつもりがないのと、ゼロだけを相手にしているのならば行動を起こすのも早めだろうと言う事か」

 

AN「ってことは相手が来るとしたら早くて今日中か明日、遅くても明後日ぐらいですかね?」

 

そう呟いているとた、大変だ!と玉城が慌てた様子で来る。

 

玉城「ゼロ!スカイゼロから連絡があったぞ!」

 

ゼロ「当たりだな」

 

AN「ですね。でスカイゼロはなんて言ってきたんです?」

 

扇「指定する場所に来い。ただし出撃するのはゼロだけ、もしも破ったらそちらを攻撃すると書かれていた」

 

確認するANに後から来た扇が言う。

 

ゼロ「ふむ、ここはスカイゼロのに敢えて乗ろう」

 

隼人「相手の出方を伺うにはそれが良いだろうな」

 

AN「そうですね。んじゃゼロが行く前にできるだけ機体をメンテナンスしておきますね」

 

ゼロ「お願いしよう。蜃気楼で頼む」

 

分かりましたとANが返した後にゼロは気を引き締める。

 

そんなゼロへとC.C.が話しかける。

 

C.C.「なかなか奇妙な感じの事が起きたな。気を付けて行けよ」

 

ゼロ「無論気を付けるつもりだ」

 

そう言って歩いて行くゼロにC.C.はふむと思い返す。

 

C.C.「(それにしてもさっきのガヴェイン…なんか妙な気配を感じたのだが…一体あれは…)」

 

 

 

指定の場所に着き、出撃した蜃気楼は辺りを見渡す。

 

ゼロ『奴等はまだ来てないか……』

 

玉城《にしてもこんな場所で戦うつもりかよあいつら…》

 

扇《ああ、下手すれば民間人が危ない所じゃないか》

 

呟くゼロの後にそうぼやく玉城に扇も渋い顔をする。

 

AN「……もしかして……」

 

シオニー《あ、来ました!》

 

レーダーを見ていたシオニーの言葉に誰もがレーダーの反応する方向を見る。

 

そして、現れたのに誰もが呆気にとられる。

 

それは空を飛ぶ船なのだが、木製で出来た船で、プロペラがあるとはいえ、空を飛んでいるのだ。

 

シモン《な、なんだありゃあ!?》

 

シン《ふ、船?》

 

ガールズガラダ《なんで空飛んでるの!?》

 

ハヤテ「………(ん~?あの船って確か…)」

 

誰もが呆気にとられる中でハヤテだけがはて?と首を傾げる中で船からガウェインが飛んで来る。

 

スカイゼロ『待たせたなゼロ』

 

ゼロ『いや、こちらも先ほど来たばかりでね』

 

AN《それで始める前に一騎打ちのルールを教えてくれませんか?》

 

軽く言葉を交わした後にANの問いにスカイゼロは説明を始める。

 

スカイゼロ『ルールは至ってシンプル。どちらかの攻撃が機体に1回でも命中すれば勝利だ。バリアなどの防御は良いが、腕などで防いだらその時点で負けとなる』

 

ゼロ『成程把握した』

 

ハヤテ「シンプルですけどこれ、ゼロには少し有利なルールですね」

 

シオニー「確かに。ゼロの蜃気楼には絶対守護領域がありますしね」

 

ドモン「どうだろうな……そう言う勝利条件を出すと言う事は相手側もそう言う対処を取っている筈だ」

 

少し楽観的に言う2人にドモンが真剣な顔でスカイゼロの乗るガウェインを見る。

 

イカルガ内では玉城がシオニーとハヤテの様に楽観的にメンバーに言っていた。

 

玉城「いやぁ~これは楽勝だろ♪なんたってガウェインはゼロが蜃気楼に乗り変える前に乗っていたんだしよ。蜃気楼が最新だし知ってる分有利じゃねえか!」

 

扇「ホントにそうだろうか……」

 

藤堂「確かに、スカイゼロが自分に不利な勝利条件を付けるのはそれだけ自信があるか、または……」

 

カレン「ゼロ…」

 

ラクシャータ「油断はしない方がいいんじゃなーい?相手方、偶然とはいえ私とプリン伯爵とセシルの技術が集まってできている紅蓮・聖天八極式を作っちゃう技術あるんだし」

 

心配そうに見るカレンの隣でラクシャータがつまんなさげに言う。

 

スカイゼロ『では、開始の合図を出そう』

 

ゼロ『そちらが合図を出すのか?』

 

ああとスカイゼロが返した瞬間……

 

ドカァァァァァァン!!

 

スカイゼロの乗っていた船から爆発が起こる。

 

ーラカムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!?ー

 

ーはい、開始♪ー

 

響き渡る数人の絶叫とは逆に楽し気に告げられた合図にガウェインと蜃気楼はおもわず仰け反り、AN達もよろめく。

 

クロウ「どんな始まり方だよ!?」

 

AN「ってか大丈夫ですかアレ!?」

 

ハヤテ「な、なんだかどこかで聞いた様な……」

 

ツッコミを入れるクロウとANの隣でハヤテは心底首を傾げる。

 

スカイゼロ『……こちらの仲間がすまない』

 

ゼロ『い、いや…愉快な仲間だな』

 

謝罪するスカイゼロのにゼロはそう返す。

 

スカイゼロ『気を取り直して、行くぞ!』

 

ゼロ『よかろう!』

 

その言葉と共に蜃気楼とガウェインは距離を取ると共に飛び上がる。

 

先手必勝と蜃気楼が両手のハドロンショットで攻撃を仕掛けるがガウェインの前方に光の壁が出現して防がれる。

 

扇「あれは!?絶対守護領域か!?」

 

玉城「はあ!?ガウェインにはなかったろ!?」

 

カレン「やっぱり魔改造されてたか…」

 

ラクシャータ「まずいね…。そうなると二人乗りのガヴェインが有利になるよ」

 

それに誰もが驚いた後にラクシャータの言葉にあっ!?となる。

 

扇「そうだ!ガウェインは2人乗り!」

 

カレン「ってことはそれぞれ防御と攻撃に専念できる!」

 

誰もが不安げにガウェインの攻撃を避ける蜃気楼を見る。

 

ゼロ「(やはり魔改造されていたか。だが見た感じまだこちらよりは使いこなしているわけではないな)」

 

合間にハドロンショットを放ちながらゼロは考察する。

 

ゼロ「(だがなんだ?このスカイゼロの戦い方に感じる違和感は……まるで何処かで戦ったことがあるような……)」

 

その後に戦っていく中で感じた違和感に考えた後にシュミレーターで自分と戦った時のような感覚だと気づく。

 

 

ゼロ「(そうだ。この戦い方、まるで俺そっくりだ…。まさか、このスカイゼロは……)」

 

気づいた後にレーダーからの警告音に慌ててみて後ろを見る。

 

そこには数人の子供がいた。

 

ヤバい!?とその場に制止し、攻撃を守護防壁で防ぎながら叫ぶ。

 

ゼロ『待てスカイゼロ!子供が紛れてい…』

 

スカイゼロ『待てはなしだぞゼロ』

 

そう言って攻撃をし続けるスカイゼロにちい!とゼロは必死に状況を変える様に考える。

 

ゼロ「(どうする!?子供たちを護ったまま戦うのは危険過ぎる。だが疎かにすれば隙が出来てしまう。かと言って子供達の様子では逃げ出させるのは無理に近い。子供達を護りながら奴に勝つ方法は……)」

 

いくつも考えながらゼロは勝機を探す。

 

ゼロ「(くそっ、一人だと攻撃も防御もやらなければならないのが厳しいな……む?()()()()()()?)」

 

考えていてゼロはハッとなる。

 

スカイゼロ『どうした?この程度なのかゼロ』

 

ゼロ『いや、ここから逆転だ!』

 

そう言ってゼロは絶対守護領域を展開しながら……前進し始める。

 

スカイゼロ『なっ!?』

 

ゼロ『押してもダメなら引いてみろと言うが、この場合は退くのがダメなら押して見ろだ!』

 

それにより驚くスカイゼロのガウェインに突進と言う形でぶつかりあった後に蜃気楼は相手が態勢を立て直す前にハドロンショットを放つ。

 

放たれた光弾はガウェインの腕に命中する。

 

扇「当たった!!」

 

玉城「ゼロの勝ちだぜ!」

 

カレン「良かった……」

 

それに扇達は喜び、カレンは安堵する。

 

ハヤテ「無事終わって良かったですね」

 

シオニー「ホント良かったです」

 

ARISIAの方でも誰もが安堵していると警報が鳴り響く。

 

レイジ「なんだ!?」

 

AN「海から巨大な物体が接近中!」

 

誰もがモニターを見ると巨大な要塞が飛び出してくるのが見えた。

 

ドモン「要塞だと!?」

 

AN「…あれー?この要塞、なんか見覚えが…」

 

んん?とANは首を傾げるなかで甲児が乗るマジンガーZが飛び出す。

 

甲児『どういうことだあしゅら!約束の日はまだ来てないぞ!』

 

呼びかける甲児だが要塞から声が響かない。

 

スカイゼロ『あれはいったい?』

 

甲児【海底要塞サルード。かつて俺達が戦って撃破した要塞だ……なんでここに?】

 

ゼロ『我々が戦っている相手の1人であるが……どういう事だ?』

 

マジンガーへと近寄りながら問うスカイゼロに甲児とゼロはそう返しながら訝しむ。

 

???『ゼ……ロ……』

 

ゼロ『む?』

 

スカイゼロ『なっ!?』

 

すると要塞から響いた女性の声にスカイゼロは反応する。

 

???『ゼロォォォォォォォォォ!!』

 

直後に怨嗟の声が響き渡ると共にサルードからコルニクスが飛んで来る。

 

ゼロ『あれはこの前のロボットか!』

 

スカイゼロ『バカな。この声は……』

 

戸惑うスカイゼロにゼロ!!と水色のランスロットと紅蓮?が駆け付ける。

 

声を聞いてゼロは驚く。

 

ゼロ『枢木スザク!?それにカレンだと!?』

 

カレン(?)『ゼロ。今の声ってまさか……』

 

スカイゼロ『ああ。奴の声に間違えない。だが…』

 

スザク(?)『おかしいよね。確か彼女はあの時…』

 

戸惑う3人のにゼロは話しかける。

 

ゼロ『おい!今の声が誰なのか知ってるのか!』

 

スカイゼロ『……我々と敵対関係だった者の声だ。だが…』

 

カレン(?)『あいつはすでに死んでる筈なの。それが何でここに…』

 

呻くスカイゼロのに紅蓮?からのカレンの声を聞いてゼロはそう言う事かと先ほどの反応に納得する。

 

ゼロ『死んだはずの者か…。十中八九、エルクの仕業だな』

 

甲児『奴ならやりそうだな。それで、さっきの声の女とお前等はどういう理由で敵対していたんだ?』

 

スカイゼロ『奴の名はデルフィナ。我々の居た世界で偽物のゼロとなり、ある目的の為に人々を傷付け、最終的に私に倒され死んだ女だ』

 

確認する甲児にスカイゼロはそう返す。

 

デルフィナ『ゼロ!お前だけは殺す!殺してやるゥゥ!!』

 

甲児『恨みが強いな』

 

怨嗟の籠った声を響かせるデルフィナに甲児はうへぇとぼやく。

 

同意していたゼロに個人通信でスカイゼロが話しかけて来る。

 

スカイゼロ《奴はとことんなまでに俺に恨みを持っている。だからこそ気を付けろ。()()()()()()よ》

 

ゼロ《…やはり別世界の俺だったか》

 

うすうす予想してたかと言って仮面を外してスカイゼロはその顔、ルルーシュとしての顔を曝け出してから再び仮面を被る。

 

ゼロ《戦い方が俺そっくりであったから、もしやと思ったが……それにしてもカレンはともかく、スザクと一緒に行動しているとは驚いたぞ。そっちは一体どうなっているんだ?》

 

スカイゼロ《それは後程説明する。》

 

色々とありそうだなとスカイゼロの反応からそう思っているとZEXISの面々が続々と出撃して来る。

 

カレン【大丈夫!?ゼロ】

 

香鈴【普通に終わりそうだったのにエルクの奴、余計なことを】

 

スカイゼロ『む?青い紅蓮だと?(もしやあれが話にあった蒼天か?)』

 

近寄って来た紅蓮と共に来た蒼天を見て仮面を再び纏ったゼロは訝しむ。

 

Sカレン『ちょっとアンタ!なんで紅蓮を青くしてるの!』

 

カレン『それはこっちのセリフだ!そっちだって水色じゃない!』

 

香鈴『お、おい。二人とも落ち着け…』

 

言い争う2人に香鈴は宥めようとする。

 

カレン『香鈴は黙ってて!ねえ、私ならなんで紅蓮を水色になんかしちゃったの!?』

 

Sカレン『そっちと違いつけるために決まってる!ホントは嫌だったんだけどしょうがなかったの!』

 

Sスザク『こっちも同じ理由だ。あの科学者さんがその方が良いって言うからね』

 

クロウ『……ANさんよぉ、もう俺、なんとなくだけど、あっちのスザクが言った科学者が誰なのか分かっちまったんだけどよぉ……』

 

AN『あー私もです。おそらくあの人ですねぇ…』

 

何とも言えない顔で言うクロウにANも困った様に唸る。

 

Sカレン『それに後で元の色に戻してくれるらしいから。あ、それと聞いたんだけど紅蓮をブリタニアの技術者に趣味改造されたらしいじゃない!』

 

カレン『その技術者に関しては紅蓮を勝手に改造した事でいつか一発殴ろうと思ってるから!』

 

Sカレン『その時は手伝わせてくれないかしらそっちの私』

 

Sスザク「(ロイドさん。セシルさん…南無;)」

 

良いわねと意気投合しあう2人のカレンにSスザクは当事者たちに内心手を合わせた。

 

 

 

 

ゾクッ

 

ロイド「!?今、寒気がしたんだけど…風邪かな?」

 

セシル「あなたが風邪を引くなんて天変地異になりそうですね」

 

 

 

 

デルフィナ『こっちを無視するなぁ!!』

 

ゼロ『!散開!』

 

怒声と共に攻撃を仕掛けて来たコルニクス軍団のレーザー攻撃をそれぞれ避ける。

 

スカイゼロ『とにかくこいつをなんとかせねばな!』

 

ゼロ『見た感じデータにあるのと違いは出てくるロボットだけだが…。デルフィナは以前どんな戦い方をしていた?』

 

確認を取るゼロにスカイゼロは渋い口調で返す。

 

スカイゼロ『あの時、奴は星晶獣の力を使って戦っていた。今とは状況が違うから役に立つかは…』

 

カレン『星晶獣?なにそ…』

 

デルフィナ『ゼロ!いくら強いKMFでもこれには敵わないでしょ!』

 

出てきた単語にカレンが気になって聞こうとした瞬間、KMFに異常が発生する。

 

Sスザク『な、なんだ!?』

 

Sカレン『機体が上手く……っ!』

 

AN『これは、サルードの山の部分から磁気を操作する電波が発されています!』

 

スカイゼロ『磁気だと!?…まさか、星晶獣マグネシアの力を再現したのか!?』

 

デルフィナ『そうだ!サクラダイトを使うお前らの兵器にはとっておきの力だからなぁ!』

 

報告にスカイゼロはすぐさま察する中で斑鳩にも影響が出ていた。

 

斑鳩内

 

玉城「おいおい、こっちにも影響出てるぞ!?」

 

ラクシャータ「こりゃヤバいわ…。ゲフィオンディスターバーと似た効果だとしても対策がされているうちのKMFにまで異常を起こさせるなんてとんでもない力だね」

 

警告を発するモニターに慌てまくる玉城のを聞きながらラクシャータは苦い顔で対策を考える。

 

扇「ゼロ。斑鳩や他のKMFにも影響が出ている。このままだとマズイ!」

 

ゼロ『くッ!サクラダイトを主に使用している黒の騎士団の機体に最も有効な能力と言うわけか!』

 

報告にゼロが呻く中でゴッドマスターとDXが飛び出す。

 

ドモン『なら俺達で奴を止めるぞ!』

 

ガロード「おうよ!動ける奴がフォローしてやれば良いだけだ!』

 

ハヤテ『……ん?あれ?磁気って確か機械全体に影響出るんじゃ…』

 

シオニー『……あ』

 

ハヤテが気づいた瞬間、各々の機体の動きが鈍くなる。

 

ガロード『ぐえ!?』

 

シン『こっちもかよ!』

 

ダブラスM2(右)「くっ、身体がしびれる…」

 

ガラダK7「あばばばば」

 

デルフィナ『あははは!どうだ!これでお前たちは動けない!』

 

それにより動きが鈍くなる面々にデルフィナは高笑いする。

 

だが、スカイゼロは仮面の中で不敵に笑う。

 

スカイゼロ『ふっ、確かにな。これではあの時と同じ状況だ。…だが、忘れたのかデルフィナ。私達がそれをどうやって解決したかも!』

 

デルフィナ『!?』

 

その言葉の後にスカイゼロは叫ぶ。

 

スカイゼロ『ルリア!』

 

???「はい!お任せください!」

 

その言葉と共に……ゼロが守っていた内の1人の少女がその体を光らせる。

 

クロウ『!?計器が回復したぞ!』

 

ゼロ『あの少女は!?』

 

スカイゼロ『すまないな。そちらのゼロが我々の懸念してる状態になっているかを確認して貰う為に迷い込んだ一般人のフリをして貰った仲間でこの状況を変える子だ』

 

カレン『あの状況も作戦だったの!?』

 

香鈴『流石ルルーシュ。抜け目ないな』

 

満足に動けるようになったゼロ達にデルフィナの怨嗟の声が響き渡る。

 

デルフィナ『くそっ、ゼロ!ゼロォ!それなら、お前の大切な者を殺してやる!消してやる!滅してやる!全軍、グランサイファーを堕とせ!■■■ーを殺せェ!!』

 

その言葉と共にコルニクス軍団はスカイゼロ達の船の方へと向かう。

 

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